- 地震などの災害による停電対策として、蓄電池を用意しておきたい!
- キャンプなどのアウトドアな場面でも電気が使えるようにしたい!
- 大きくて価格も高い製品は避けたい...
上記のような考えを持っている方々向けに、当サイトでは以前、デザイン性・持ち運び性・収納性にも優れており、実用性も高い『BALDR ポータブル電源330W』を紹介した。
▼旧モデルの紹介記事
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『BALDR ポータブル電源330W』レビュー | 持ち運び可能な家庭用蓄電池
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この製品について、ユーザーの意見を取り入れて改良を加えたマイナーチェンジモデルが新たにリリースされた。
そこで今回は、『BALDR ポータブル電源330W』の改良版(マイナーチェンジモデル)について紹介したいと思う。
改良され、より扱いやすくなったポータブル電源のエントリーモデル
今回紹介する『BALDR ポータブル電源330W』は、軽くて持ち運びに便利なサイズであり、なおかつ実用的な電気容量とインターフェースも兼ね備えた、ポータブル電源のエントリーモデルとも言える製品だ。
ブランド | BALDR |
品番 | PIONEER 330 |
容量 | 288Wh |
DC入力 | 12-28V, 最大60W |
LEDランプ | 0.5W |
懐中電灯 | 1W |
安全保護 | 過充電保護 電圧制御 過電流保護 異常温度検知保護 オーバーロード保護 |
本体サイズ | L230×W168×H178mm |
本体重量 | 3.9kg |
本製品は2万円前後のリーズナブルな価格に対して、82500mAh/288Whもの電気を溜めておくことのできる家庭用蓄電池だ。定格出力は330Wであり、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末だけでなく、小型冷蔵庫などの家電も動作させることが出来る。
▼スマホを約25回、GoProなどのカメラであれば約40回は満充電できる電気容量を擁している。
急速充電対応のポートも備えており、早く使用したい電気機器に対して高速の給電を行うことも出来る。
ポータブル電源本体には多くの出力ポートが搭載されており、幅広い機器に対して互換性がある。
▼モバイル端末はもちろん、ノートPC、小型冷蔵庫、扇風機など一般的な家電も動かすことが可能だ。
ポータブル電源自体に対する充電方法としては、『コンセント』『ソーラーパネル』『車載シガーソケット』の3つの方法に対応している。特にソーラーパネルに対応している点は、非常用電源としては実に魅力的だろう。
そしてFCC、RoHS、PSEといった主要安全認証を取得済みであり、安心して使用することができる。
以上の通り、充実した入出力ポート・実用性の高い電気容量・安全認証取得済みといった点を満たした、オススメ度の高いポータブル電源となっている。
本体および付属品
▼本体外箱の様子。
▼中にはポータブル電源がスッポリ収まっている。
▼内容物をすべて取り出した様子。
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- ポータブル電源本体
- 説明書(日本語対応)
- 保証カード
- ACアダプタ&電源ケーブル
- MC4充電ケーブル
- 車載用充電シガーソケットケーブル
▼説明書や保証カードは日本語に完全対応している。
▼充実したケーブル類が付属する点も嬉しい。
▼車載用充電シガーソケットケーブル
MC4充電ケーブル
ポータブル電源購入直後から、すぐにでもデバイスと接続して充電を開始することが可能となっている。
▼ポータブル電源本体外観。
▼上部にはワイヤレス給電ポートが備えられている。
▼上部の取っ手を起こすことで、持ち運びが容易になる。
▼本体重量は約3.9kgと非常に軽く、女性や子供が片手で持ち運べるほどだ。
▼右側面にはLEDライトが搭載されている。
▼左側面には排熱口が空いているのみ。
▼本体背面には製品仕様が記載されている。
▼底部には四隅にゴム製の滑り止めが施されている。
▼本体前面にはポート類が集約されている。なお、不使用時は画像のようにカバーでポートを保護しておくことが可能だ。
▼AC入力ポート。ポータブル電源本体への充電時に使用する。
▼AC出力ポート。一般的なコンセントを備える家電にはコチラを使用する。
▼USB3.0ポートおよびUSB-PDポートが用意。スマホ・タブレット端末等の高速充電に対応している。
▼DC入力ポート。上述した付属のシガーソケット対応ケーブルを用いることで、電気を取り出すことが可能だ。
▼電源ボタンを押すと電源が入り、ディスプレイにバッテリー残量等の情報が表示される。
このように、本体デザインは非常に洗練された機能的なものになっている。
家庭用蓄電池としても実に軽くてコンパクトなサイズであるため、収納場所にも困ることは無いだろう。
懐中電灯としても役立つLEDライト
本製品の取っ手部分には、LEDライトを点灯させるためのスイッチが備えられている。
スイッチを1回押すと、取っ手部分のLEDライトが点灯する。
▼夜間や暗所での常時灯として重宝するだろう。
また、スイッチを2回押すと、左側面のLEDライトが点灯する。
▼より強力な光を放つLEDライト。停電時などにおいて懐中電灯代わりになるだろう。
また、このLEDライトは単なる照明以外にも、SOSモールス信号を発信する機能キャンプなどで遭難した場合でも、安心な機能となっている。も搭載されている。
▼照明ボタンを3回連続で押すことで、モールス信号機能が起動する。
キャンプなどで遭難した場合でも、安心な機能となっている。
外部への出力機能
本製品に溜めた電気を、外部機器へ出力(給電)する方法について紹介していく。
USB出力
外部出力の方法はいたって簡単だ。
まずUSB出力の場合、ポータブル電源前面のUSBボタンを押したうえで、デバイスとケーブルで接続する。
これだけで機器への給電が開始される。
なお、iPad Air2で試した場合、30分ほどで50%分の充電が可能だった。
通常の家庭用コンセントに引けをとらないくらいの充電速度であり、十分に実用的であると言える。
▼なお、ポート使用中はディスプレイ上に給電情報が表示される。
AC(コンセント)出力の場合
AC(コンセント)出力の場合もUSB出力の場合と同様に、AC出力ボタンを押すだけだ。
ACポートの方が、USBポートよりも30~40%ほど速い速度で充電を行うことが可能であった。
充電速度を重視するのであれば、意識してACポートを利用すると良いだろう。
複数ポートからの同時充電
なお、複数ポートを同時に使用した場合でも、問題なく充電を行うことが可能であった。
この時も、1つ1つの充電速度が落ちるといったことはなかった。
全体的に、給電に関しては安定していると言える。
QI(ワイヤレス)出力
また、本製品はQI(ワイヤレス)給電に対応している。
ポータブル電源の上部に対応デバイスを置くだけで充電を行うことが可能だ。
いちいちケーブルを繋ぐ必要が無いため、実に便利な機能だ。
また、ワイヤレス給電を行うことで、ポートを1つ分節約できる(空けておける)というメリットもある。
ワイヤレス充電に対応しているポータブル電源は珍しいため、本製品のアドバンテージの1つであると言える。
ポータブル電源への充電
続いてポータブル電源自体への充電方法について紹介していく。
AC(コンセント)入力
最も一般的な充電方法は、ACケーブルを使用して自宅コンセントから充電する方法だろう。
▼自宅の100Vコンセントであれば、5~6時間ほどで満充電を完了することが出来る。
キャンプなどアウトドアな場面にポータブル電源を持参する場合は、自宅コンセントから充電すると良いだろう。
ソーラーパネル入力
そして本製品はソーラーパネルを用いた充電も可能だ。
今回は私が所有している同社の120Wソーラーパネルを使って、実際に太陽光充電を行ってみた。
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▼自宅ベランダにソーラーパネルを設置。
パネルに太陽光が当たっていれば、ケーブルを接続した途端に充電が開始される。
- 夏間(8月中旬)
- 晴れ時々曇り
- 気温29℃
- 午後2時~
上記の条件下で太陽光充電を行ってみたところ、3時間ほどで30%分の電気を溜めることが出来ていた。
災害による停電時でも、『ポータブル電源』と『ソーラーパネル』の2つのアイテムを所有していれば、電子機器の充電を心配する必要が無くなるだろう。
日々を安心して過ごすためには、まさに必要不可欠なアイテムであると言える。
『BALDR ポータブル電源330W』のまとめ
今回紹介した『BALDR ポータブル電源330W』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- コンパクトで持ち運びに適したサイズ
- リーズナブルな価格
- 実用的な電気容量
- 充実したインターフェース
- 改善されたデザイン(ポート保護カバー等)
- 安定した給電能力
悪かった点
- 取っ手部分のLEDライトは弱い
以上のように、リーズナブルな価格に対して実用的なスペックを誇るポータブル電源となっている。
充実したポートを備えており、幅広い機器に対して充電を行うことが可能だ。3種類のケーブルが付属している点も嬉しい。
そして筐体デザインが改良され、各ポートの不使用時にはカバーで保護できるようになっており、持ち運び・収納時における安全性が増している。
同価格帯でポータブル電源(家庭用蓄電池)を探しているのであれば、是非オススメしたい一品だ。
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