- 地震や台風などの災害時に電気が使えなくなることが心配...
- キャンプなどアウトドアの際に、スマホやタブレットを充電できるガジェットが欲しい!
日本は災害大国であり、地震や台風、津波、大雪など、毎年多くの被害を被っている。
そこで最も大きな問題の1つが "停電" である。
送電網が遮断されてしまうことで電気が使えず、スマートフォンやタブレットなどのバッテリーが切れて連絡が途絶えてしまう、といった経験をした方も多いのではないだろうか。
このような時に役立つのが、無尽蔵の自然エネルギーを活用した発電機だ。
今回は太陽光エネルギーを用いて発電を行う、オススメのポータブル太陽光発電機『BALDR ソーラーパネル』について紹介していこうと思う。
120Wの強力発電『BALDR ソーラーパネル』
『BALDR ソーラーパネル』は、手で簡単に持ち運ぶことが出来る家庭用ポータブルソーラーパネルだ。
定格出力120Wという強力な発電能力を擁しており、スマホやタブレットといった電子機器だけでなく、ポータブル電源(蓄電池)に電気を蓄えることも可能。
Amazonにおけるソーラーパネル部門でトップクラスの人気を誇る製品だ。
ブランド | §B∞BaLDR |
製品型番 | TSP-120F |
梱包サイズ | 56.4 x 39 x 6.8 cm; 5.26 Kg |
定格出力 | 120W |
フィルム種別 | ETFE |
太陽光転化率 | 21.5%-23.5% |
DC出力電圧 | 18V/6.6A Max |
USB A出力(QC3.0) | 5-12V/3.4A Max |
USB C出力 | 5-12V/4.5A Max |
展開サイズ | 1660×520×25mm |
収納サイズ | 520×370×55mm |
本体重量 | 4.65KG |
防水性能 | IP65等級 |
本製品は、120Wの高出力が可能なソーラーパネルであり、急速充電にも対応しているため、晴天下に設置しておくだけで、あっという間に電子機器を充電することが出来る。
パネル面はIP65等級の防水性能を擁しており、小雨程度の水滴が付着しても壊れる心配はない。
▼災害などによる停電時はもちろん、キャンプなどのアウトドア用途にもうってつけだ。
ソーラーパネル本体にはUSB3.0およびType-C端子を備えているため、スマホやタブレットなどを直接接続して充電することが可能だ。
また、アンダーソンコネクタ付きアダプタが3種類付属するため、市販の一般的なポータブル電源に対しても充電を行うことが出来る。
▼当サイトで以前紹介した『Anypro ポータブル電源』も充電できる。
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もしも災害を想定して購入するのであれば、ポータブル電源と一緒に購入しておくと安心だろう。
そして何より、本製品は計4枚のパネルをコンパクトに折りたたみ、バッグのように持ち運ぶことが出来る。
▼本体重量も約4.6キログラムほどであるため、子供や女性でも問題なく持ち運び可能。
このように、発電性能・収納・持ち運び性のいずれにおいても優れた、ポータブルソーラーパネルとなっている。
製品本体および付属品について
▼製品外箱
▼フタを開けた様子。
▼内容物をすべて取り出した様子。
【内容物一覧】
- ソーラーパネル本体
- 取扱説明書(日本語対応)
- 保証カード
- アンダーソンコネクタ付きケーブル(1.5m)
- アンダーソンコネクタ付き8mmDCアダプタ(3m)
- アンダーソンコネクタ付きMC4アダプタ(3m)
本体に内蔵されているものを含めて計3種類のアダプタ・ケーブルが付属するため、幅広い機種のポータブル電源(蓄電池)への互換性がある。
▼アンダーソンコネクタ付き8mmDCアダプタ(3m)
▼アンダーソンコネクタ付きMC4アダプタ(3m)
▼ソーラーパネル本体外観。折りたたんだ状態だとバッグのような見た目。
▼パネル裏面。
▼本体重量は約4.6キログラム。少しズッシリ感があるが、片手で十分に持つことが出来る重さだ。
裏面のチャックを開けると、各ポートおよび『アンダーソンコネクタ付きケーブル(1.5m)』が格納されている。
▼『USB3.0』『USB Type-C』のポートが1つずつ用意。
▼パネルをすべて展開した様子。
なお、パネル裏面には開閉可能なスタンドが用意されており、地面に対して45度ほどの角度で立て掛けておくことが可能となっている。
このように、デザイン自体はいたってシンプルな造りだ。
細く折りたたんでおくことで、車中や自宅クローゼットの中などに収納しておいても邪魔にはならないだろう。
実際に充電してみた
それでは、実際に本製品を用いて充電を行った時の様子について紹介する。
今回は、私が所有している『Anypro ポータブル電源』と接続してみた。
まずはソーラーパネルを日当たりの良い場所に展開する。
レビュー当日はちょうど快晴であったため、自宅マンションのベランダに設置した。
▼太陽光がちょうど直角にあたる45度ほどの角度で設置するのがオススメ。
発電が開始されると、パネル裏面のランプが赤く点灯する。
なお、今回の設置条件は以下の通り。
- 日時:3月10日 AM10:00~
- 天候:快晴
- 温度:18度前後
- 設置角:地面に対して35~40度ほど
あとはこの状態で、アンダーソンコネクタ付きケーブルをポータブル電源に接続する。
すると、ポータブル電源の画面に給電マークが表示され、充電が開始されたことが確認できた。
この状態で4時間ほど放置しておいた(AM10:00~PM14:00)。その間、天候に大きな変化はなかった。
4時間後、バッテリー残量を確認してみると、20%⇒100%にまで充電できていた。
今回使用したAnyproポータブル電源は、満充電の状態でスマホ40回分ほどの充電が可能なバッテリー容量を擁している。
そのため、約4時間ほどで、実質的にスマホを30回満充電できるほどの電力が発電できたことになる。
さすが定格出力120Wだけあって、かなり高効率の発電能力であることが確認できた。
今回は雲1つない快晴下という好条件でテストを行ったため好ましい結果が得られたが、多少雲が陰っている場合でもある程度の発電能力は得られるだろう。
USBポートからの直接充電
また今回、USBケーブルを用いたタブレットの直接充電も行ってみた。
結果としては、アンダーソンコネクタ付きケーブルでの充電ほど給電が安定せず、度々充電が停止してしまった。
▼充電が途切れ途切れになってしまう。
上述した同条件下で2時間ほど充電を続けてみたところ、一応30%ほどの充電を行うことは出来ていた。
ただし、やはり自宅コンセントの場合と比べて、圧倒的に効率が悪いと言える。
そのため、もしもスマートフォンやタブレットなどの電子機器を充電したい場合は、まずソーラーパネルからポータブル電源に電気を蓄え、その後ポータブル電源経由で端末の充電を行うことを推奨する。
パネル表面温度に注意
本製品を使用して数時間が経過すると、ソーラーパネル表面の温度がかなり上がっていた。
本製品に限らず、ソーラーパネルというものは熱を持ちやすい。
表面温度が高温になると、発電効率が著しく低下してしまう。日射強度の強い夏場よりも、ソーラーパネルの表面が冷えやすい冬場の方が発電量が多くのあることもザラだ。
そのため、もしも本製品を使っていて表面温度が手で触れられないほど熱くなった場合は、一度日陰に避難させて冷ますことをオススメする。
開閉可能なスタンドが便利
余談ではあるが、本体背面に用意されているスタンドは非常に便利だ。
スタンドを展開して地面に設置するだけで、発電に好ましい角度でソーラーパネルを設置することが出来る。
アウトドアな場面において、周囲に立て掛けておくためのものが無い場合でも、スタンドアロンで設置が可能な点は非常に利便性が良い。
私のように頻繁にキャンプに行く機会のある人間にとっては、必要不可欠な機能だ。
『BALDR 120Wソーラーパネル』のまとめ
今回紹介した『BALDR 120Wソーラーパネル』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- リーズナブルな価格
- 定格120Wの高出力
- 持ち運び・収納が容易なコンパクト設計
- 市販のポータブル電源に対する互換性がある
- USBポートを搭載
- スタンドアロンで地面に設置可能なスタンド
悪かった点
- USB給電は安定しない
上記の通り、リーズナブルな価格に対して、定格120Wの高出力、収納・運搬性能に優れたデザインを実現した高コストパフォーマンなポータブルソーラーパネルとなっている。
USB給電の安定性には心配が残るものの、アンダーソンコネクタ経由でのポータブル電源に対する急速充電は、十分実用的なレベルに達している。
非常時の電源確保や、アウトドアな場面での充電方法を探している方には、ぜひオススメしたい一品だ。
なお、本製品を購入する場合は、一緒にポータブル電源の購入も検討すると良いだろう。
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