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『BIGBIG WON Gale』レビュー | 充電スタンドにカパッとはまる感覚がクセになる高性能ゲーミングコントローラー

2023-11-28

レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。理系大学院修了。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

ゲーム周辺機器の開発・製造・販売を行う「BIGBIG WON」(中国・深圳)は、2023年11月に同ブランドの最新ゲーミングコントローラーとして『BIGBIG WON Gale』をリリースした。

有線/ワイヤレス接続対応のゲーミングコントローラーであり、Bluetoothや2.4G無線接続に加えて、USB Type-Cケーブルによる有線接続にも対応。PCはもちろん、ニンテンドースイッチやiOS・Androidデバイスと接続して使用することも出来る。

そして有線接続時には1,000Hzのポーリングレートに対応しており、競技用コントローラー並みの仕様となっている。

また、専用の公式無料アプリを用いることで、コントローラーの機能を詳細にカスタマイズ可能。比較的リーズナブルな価格に対して実に優れたスペック構成のゲーミングコントローラーだ。

今回、メーカー様より本製品(充電スタンド付きモデル)を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。

充電スタンドにカパッとはまる感覚がクセになる高性能ゲーミングコントローラー

メーカー BIGBIG WON
モデル名 BIGBIG WON Gale
接続方式 有線接続(USB Type-C)、ワイヤレス接続(2.4G無線、Bluetooth)
対応デバイス(OS) ニンテンドースイッチ、Windows10/11、Android、iOS
専用ソフト BIGBIG WON アシスタント
マクロプログラミング 50ステップ
モーションコントロール 対応
6軸ジャイロスコープ 対応
ポーリングレート 有線接続時:1,000Hz
無線接続時:125Hz
モーター 大型デュアルモーター内蔵
トリガー調整 256段階(0.1mm精度)
バッテリー 1,000mAh リチウムイオン電池内蔵
動作時間 約10時間
筐体サイズ 15×11×4.5cm
筐体重量 233.2g

今回紹介する『BIGBIG WON Gale』は、Xboxワイヤレスコントローラーを模したデザインのゲーミングコントローラーだ。純正のXboxコントローラーよりも操作性と精度に優れており、公式が配布している無料ソフトウェアを使うことで、詳細なカスタマイズを行うことも出来る。

▼256段階(0.1mm精度)のトリガー調整が可能。その他、豊富なパラメータをイジることができる。

有線と無線の両方の接続が可能で、付属のドングルを使用することで2.4GHzの低遅延無線接続が可能となっている。Windows 10/11、Nintendo Switch、Android、iOSなど幅広いデバイスとの接続に対応している。

有線接続時には1,000Hzのウルトラハイポーリングレートに対応しており、瞬時の反応が求められるFPSゲームなどにおいて、正確なショットとスムーズな動きを実現できる。競技レベルの仕様だ。

筐体の前後左右には非常に充実したインターフェースが用意。高品質アナログスティックを備え、6軸ジャイロや大型デュアルモーターを内蔵。複数のコンソールに対応可能なモーションコントロールも実装されている。

コントローラー本体には1,000mAhの大容量バッテリーが内蔵されており、10時間程度の連続使用が可能だ。

そして「Charging Dockエディション」には、コントローラがすっぽりと収まり、そのまま充電を行うことができる充電スタンドが付属する。

このように、比較的リーズナブルな価格に対して優れたスペック構成のゲーミングコントローラーとなっている。

製品本体および付属品

▼外箱の様子

▼内容物をすべて取り出した様子

内容物一覧は以下の通り。

【内容物一覧】

  • コントローラー本体
  • USB Type-Cケーブル
  • 無線ドングル
  • 充電ドック
  • ユーザーマニュアル

▼ユーザーマニュアルは日本語にも対応。

▼付属のUSBドングルをデバイス側に接続することで、2.4GHzの低遅延無線接続が可能となる。

ゲーミングコントローラー本体

▼ゲーミングコントローラー本体の外観。ぱっと見ではXboxコントローラーと似ている。

▼「Charging Dock-Black」(画像左)と Charging Dock-White(画像右)。

▼本体サイズは15×11×4.5cm、重量は約235gであり、一般的なコントローラーと比べるとややズッシリ感がある。

▼PS5のデュアルセンスコントローラー(画像左・上)と並べた様子。

▼縦横のサイズ感は同程度だが、『BIGBIG WON Gale』の方がデップリしたデザインとなっている。

続いて、コントローラーのインターフェースについて見ていく。

▼コントローラーの正面には左右のアナログスティックに加えて、D-padABXYボタンビューボタンメニューボタンホームボタンスクリーンショットボタンFNボタンが搭載。

スティックは押し込み操作に対応している。

▼上部の様子。Lボタン/左トリガーRボタン/右トリガーType-Cポートが用意。

▼裏面の様子。

▼背面にはM1/M2/M3/M4背面ボタン、およびペアリングボタンが用意。充電ドックと接続するための端子も搭載されている。M1/M2/M3/M4背面ボタンは、後述すつ公式ソフトウェアで機能を自由にカスタマイズ可能だ。

このように、ゲーミングコントローラーとして非常に充実した操作インターフェースを備えたモデルとなっている。

スタンドに置くだけでスムーズ充電

▼充電スタンド。

▼背面には給電用のType-Cポート、および無線ドングルを格納できるポートが用意。

▼底面にはゴム製の滑り止めが施されている。

充電スタンドにUSBケーブルを接続した状態で、ゲーミングコントローラーを置くだけで、スムーズに充電を開始できる。

充電中はスタンド下部と、コントローラーのホームボタンが点灯する。

いちいちコントローラー側にケーブルを接続せずとも、スタンドに置くだけで充電を行うことが出来る点は実に便利だ。

また、コントローラーがスタンドにカパッとハマる感覚も、妙にクセになる。所有感を満たしてくれるゲーミングデバイスだ。

スムーズな接続

本製品は有線接続(USB Type-C)、ワイヤレス接続(2.4G無線、Bluetooth)に対応しており、いずれの場合もスムーズに接続を完了できる。

有線接続を行う場合は、Type-CケーブルでPCやゲーム機などと接続するだけで、利用準備が完了する。

Bluetooth接続を行う場合は、コントローラー電源をONにした状態で、背面のペアリングボタンを長押しするとペアリングスタンバイ状態に移行する。

この状態で、デバイス側で「Xbox Wireless Controller」を選択するだけで接続が完了する。

2.4G無線接続を行う場合は、付属の無線ドングルをデバイス側へ接続する。

なおワイヤレス接続時において、ニンテンドースイッチに接続する場合と、Windows / Android / iOSデバイスに接続する場合とで、モードを切り替える必要がある。

▼切り替えるボタンの組み合わせは背面に記載されているので分かりやすい。

非常に快適な操作性

実際に『BIGBIG WON Gale』を用いてゲームをプレイしてみた。

ワイヤレス接続の場合でも、基本的に遅延やラグは感じられず、終始スムーズかつストレスのない操作が可能であった。

アナログスティックやLRトリガーの感度も後述するソフトウェアで柔軟に調節できるため、自身に最も適した操作環境を実現できる。

各ボタンの押し心地も心地よく、気持ちの良いゲーミングを楽しむことが出来た。

▼実際に操作している様子。

▼ニンテンドースイッチにも接続してみた。

ニンテンドースイッチと接続した場合、純正コントローラーと同等以上のスムーズな操作を楽しめた。

▼実際に操作している様子。

バッテリーに関しても、約10時間は持続する。仮にバッテリー残量が低下した場合でも、上述した充電ドックを利用すればスムーズに充電を開始できるため、終始ストレスを感じることなくコントローラーを利用出来た。

公式ソフトウェアで高度な機能カスタマイズが可能

本製品は、公式が配布する無料ソフトウェア「BIGBIG WON アシスタント」を利用することで、高度な機能カスタマイズが可能となっている。

ソフトウェアをインストール後、ゲーミングコントローラーを有線接続した状態でソフトを起動することで、カスタマイズ画面に移行する。

▼ワイヤレス接続時にはコントローラーがソフト側に認識されないので注意したい。

ソフト上では非常に豊富な項目に関して、調整を行うことが出来る。

ジャイロセンサー

ジャイロセンサーの感度、反応曲線などを調節できる。

アナログスティック

アナログスティックのデッドゾーンや、スティック曲線の調節が可能。

トリガー

トリガーのデッドゾーンを調節可能。

ボタン

各ボタンのマッピングが可能。

振動強度

振動(バイブレーション)の強さを変更可能。

マクロのカスタマイズ

コントローラー背面のM1/M2/M3/M4ボタンに割り当てるマクロを作成・変更することが出来る。

キャリブレーション

スティックやトリガーのキャリブレーションを行うことが出来る。

ほかにも、コントローラーのファームウェアアップデートを行うことが可能。

自身に最適な操作環境を実現できる。

『BIGBIG WON Gale』のまとめ

今回紹介した『BIGBIG WON Gale』について、特長をまとめると以下の通りだ。

良かった点

  • 充実したインターフェース構成
  • 有線接続(USB Type-C)、ワイヤレス接続(2.4G無線、Bluetooth)の3種類に対応
  • 幅広いデバイスとの接続が可能
  • 専用アプリで高度な機能カスタマイズが可能
  • 快適な操作感
  • 遅延やラグのない入力
  • 長持ちするバッテリー
  • 充電スタンドでスムーズに充電

悪かった点

  • 一般的なコントローラーと比べて、ややズッシリ感がある
  • ソフトウェアによるカスタマイズは有線接続時のみ可能
  • トリガーの押し込み具合を物理的に調節することが出来ない

以上の通り、性能・カスタマイズ性の両面で非常に優れたゲーミングコントローラーとなっている。

操作インターフェースが非常に充実しており、どのようなジャンルのゲームに関しても対応可能。専用アプリでジョイスティックやトリガーのデッドゾーン設定、モーションコントロールのパラメータ調整、マクロ設定などの本格的な調整が可能。

充電ドックをはじめ付属品も充実しており、全体的に満足度の高いゲーミングコントローラーだ。

ニンテンドースイッチ、PCゲーム、iOS・Android用のゲーミングコントローラを探している方には、是非オススメしたい1品である。

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