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『BIGBIG WON HALO PRO』レビュー | ゲーミングから仕事まで幅広く役立つ高機能ヘッドセット

2024-05-09

レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。理系大学院修了。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

ゲーム周辺機器の開発・製造・販売を行う「BIGBIG WON」(中国・深圳)は、53mm超大型ダイナミックドライバーを内蔵した高性能ヘッドセット『BIGBIG WON HALO PRO』をリリースした。

有線接続(USB Type-C, 3.5mm)、ワイヤレス接続(2.4G無線, Bluetooth5.3)の多彩な接続方法に対応しており、幅広いデバイスとの互換性を備えている。2.4G無線接続には20msの超低遅延サウンド出力を実現しており、コンマ数秒の反応が求められるゲーミングなどにうってつけのヘッドセットだ。

今回、メーカーより本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。

ゲーミングから仕事まで幅広く役立つ高機能ヘッドセット

今回紹介する『BIGBIG WON HALO PRO』は、ゲーミングから仕事まで幅広く役立つ高機能ヘッドセットだ。

ブランド BIGBIG WON
モデル名 BIGBIG WON HALO Pro(A200)
接続方式 有線接続(USB Type-C, 3.5mm)、ワイヤレス接続(2.4G無線, Bluetooth5.3)
型式 オーバーヘッド型
遅延 2.4G接続:20ms
Bluetooth接続:50ms
ドライバー 53mm超大型ダイナミックドライバー
バッテリー容量 1.000mAh
バッテリー持続時間 最大35時間
充電時間 約3.5時間
マイク 指向性マイク付属
周波数特性 20 Hz – 20 kHz

2.4G、Bluetooth、3.5mm有線、Type-Cなど多様な接続方法に対応しており、PC、Nintendo Switch、iOS・Android端末、PS4/PS5といった幅広いデバイスとの互換性を備えている。

▼2.4G無線接続とBluetooth接続を瞬時に切り替えられる機能も用意。

長時間の装着でも疲れや痛みを感じづらいアクリルヘッドバンドを採用。耳を包み込むデザインとヘッドバンドの組み合わせにより、ユーザーは長時間ゲームをプレイしても疲れにくく、ゲームに没頭しやすい状態をキープできます。

ノイズキャンセリング機能を備えており、外部の騒音を効果的に低減。ユーザーがゲームや映画に集中できる環境を創り出すことが出来る。独自の53mm超大型ダイナミックドライバーを搭載しており、臨場感と迫力のあるサウンド体験が可能だ。

そして優れた低遅延出力を実現しており、2.4G無線接続ではたったの20ms、Bluetooth接続でもわずか50msの遅延に抑えられている。コンマ数秒の反応が求められるゲーミングなどにうってつけのヘッドセットだ。

▼ゲーム内の足音を強調して出力する補正EQプリセットも用意されているなど、ゲーミング向けの設計がなされている。

1.000mAhの大容量バッテリーを内蔵しており、最大35時間の連続使用が可能。いちいち充電する手間を省くことができ、外出先に持参して利用する用途にも向いている。

製品本体および付属品

▼外箱の様子

▼内容物をすべて取り出した様子。

内容物一覧は以下の通り。

【内容物一覧】

  • ヘッドセット本体
  • マイク
  • ユーザーマニュアル
  • 合格証
  • 3.5mmオーディオケーブル
  • Type-C to A変換ケーブル
  • Type-Cレシーバー

▼ユーザーマニュアルは日本語にも対応。

▼2.4G無線接続時に使用する「Type-Cレシーバー」。

▼指向性マイクは脱着式。

機能が集約されたスタイリッシュなデザイン

ヘッドホン本体は、機能が集約されたスタイリッシュなデザインとなっている。

▼左右のイヤーパッドにはLEDライトが仕込まれており、電源をONにすると点灯して様々な色に変化する。

▼耳全体を優しく包み込むイヤーパッド。柔軟性と通気性に優れており、長時間装着し続けてもストレスを感じないよう設計されている。R・Lと大きく表示されており、左右が分かりやすい。

▼真上にはHALOの文字が見られる。

▼本体は非常に軽く、筐体素材も手触りが良い。

▼頭の大きさに応じて、アームは0~5cmほどの範囲で長さを調節可能。

続いて、搭載インターフェースについて紹介していく。

▼左耳側には、電源インジケーター電源ボタンモードスイッチ音量調整ローラー3.5mmオーディオジャックType-Cポートマイク接続ポートミュートボタンが用意。

▼付属マイクを接続した様子。

▼右耳側には、セッティングボタンが用意。

このように、コンパクトかつ軽量な筐体に、充実した機能が詰め込まれたデザインとなっている。

なお、各ボタンを押す時間や回数に応じて、様々な機能を利用できる。

▼操作と機能一覧

機能 操作方法
再生/一時停止 電源ボタンを1回クリック
次の曲を再生 電源ボタンを2回クリック
前の曲を再生 電源ボタンを3回クリック
通話開始/終了 電源ボタンを1回クリックして通話開始、再びクリックして終了
着信拒否 電源ボタンを2秒間長押しして着信拒否
音量調整 音量調整ローラーをプッシュして音量調整

操作と対応する機能を憶えるのは大変かもしれないが、慣れれば複数の機能へ瞬時にアクセスできるようになる。

有線・無線接続に対応

本製品は有線・無線(ワイヤレス)接続のいずれにも対応している。

有線接続の場合、付属の3.5mmオーディオケーブルやType-Cケーブルで、ヘッドホンとデバイスとを接続するだけで、瞬時に利用可能状態となる。

Bluetooth接続の場合、電源ボタンを長押しして電源をONにすると、自動的にペアリングモードに入る。

▼ペアリングモード中、インジケータが青色・赤色に点滅する。

するとデバイス上で『Halo_A200』が検出される。

あとはペアリング(接続)を完了することで、ヘッドセットの利用が可能になる。以降は、ヘッドセットの電源をONにすると自動的に接続が完了する。

そして2.4G無線接続の場合は、付属のType-Cレシーバーをデバイスに接続したうえで、Bluetooth接続の場合と同様の手順を踏むことで接続を完了できる。

なお、本体左耳側に用意されているモードスイッチを切り替えることで、Bluetooth接続と2.4G無線接続とを瞬時に切り替えることが可能となっている。

▼青色:Bluetooth接続。

▼緑色:2.4G無線接続。

快適な装着感

実際にヘッドホンを装着してみた。

着け心地の柔らかい素材を採用したイヤーカップは、柔軟性と通気性に優れており、長時間装着し続けても蒸れたり、耳が痛くなるなどの不快感は生じなかった。

▼頭頂に当たる部分も柔らかく、柔軟にフィットする。

ズレ落ちないよう強めに装着しても、痛みや圧迫感を感じることはほとんどなかった。

実に快適な装着感を実現出来ていると感じた。

クリアなサウンドを楽しめる

実際に様々な楽曲を再生して、音質を確認してみた。

音質自体は良好であり、価格以上のサウンド品質を実現出来ていると感じた。

中~高音域はクリアに響き渡り、解像度の高い音を楽しめる。爽快に響き渡る一方で、耳がキンキンと痛くなるような不快感は無く、長時間聴き続けていても疲れやストレスを感じることはなかった。ホワイトノイズ等も特になく、高音でも割れることはなかった。

独自の53mm超大型ダイナミックドライバーを搭載していることもあり、低音もそこそこ素晴らしい響きを聴かせてくれて、EDMなどのズンズン響き渡る楽曲から映画まで、深みと迫力のあるサウンド体験が可能であった。ただ、あくまで価格相応のレベルであり、そこまで深い響きの低音を期待しない方が良いだろう。

ボリュームを上げても、装着中の音漏れはそこまで気になるレベルではない。外出先でも安心して利用できるだろう。

そして無線・有線いずれの接続方法の場合でも、低遅延のサウンドを体感できた。コンマ数秒の反応を求められる本格的なゲーミングにも適している。

1万円未満の比較的リーズナブルなヘッドホンの中でも、優れたパフォーマンスを発揮するモデルだと言える。

ヘッドセット本体から様々な操作が可能

前述した通り、本製品は左右のイヤーカップに用意されている物理ボタンを押すことで、様々な機能へ瞬時にアクセスできる。

▼ダイヤルで音量をスムーズに調整できるのは実に便利であった。

▼右耳側のセッティングボタンを押すことで、「ミュージックスタイル」と「ゲームスタイル」を切り替えられる。また、ダブルクリックした場合には、イヤーパッドのLED点灯(イルミネーション)のON/OFFを切り替えられる。

なお、より詳細なEQ調整を行いたい方向けに、プロ向けのEQ調整ツール「FX sound」が用意されている。

その他にも、電源ボタンのクリック回数に応じて、以下のような機能を利用することが可能だ。

▼操作と機能一覧

機能 操作方法
再生/一時停止 電源ボタンを1回クリック
次の曲を再生 電源ボタンを2回クリック
前の曲を再生 電源ボタンを3回クリック
通話開始/終了 電源ボタンを1回クリックして通話開始、再びクリックして終了
着信拒否 電源ボタンを2秒間長押しして着信拒否
音量調整 音量調整ローラーをプッシュして音量調整

操作と対応する機能を憶えるのは大変かもしれないが、慣れれば複数の機能へ瞬時にアクセスできるようになる。

接続中のデバイス側をいちいち操作する必要が無い点は非常に便利だ。

長時間持続するバッテリー

本製品はフル充電状態から最大35時間の連続使用が可能と謳っている。

実際に使用してみたところ、1日に3時間ほどの頻度で使用するケースでは、約1週間~10日間は充電せずに利用し続けることが可能であった。いちいち充電残量を気にせずに使用し続けられる点は非常に嬉しい。外出先に持参しても、安心して利用できるだろう。

また、バッテリー残量が低下した場合はType-Cポート経由で、わずか2~3時間ほどで満充電を完了できる。充電器に繋いでおく時間が短く済む点も素晴らしい。

▼Type-Cポートがケース下部に位置しており、充電時にデスク上へ置きやすい点もGOOD。

『BIGBIG WON HALO PRO』のまとめ

今回紹介した『BIGBIG WON HALO PRO』について、特長をまとめると以下の通りだ。

良かった点

  • スタイリッシュでカッコよさも感じられる外観
  • 53mm超大型ダイナミックドライバー搭載
  • 簡単な接続手順
  • 複数の接続方法に対応
  • 快適な通話品質
  • 音楽視聴にも適したサウンド品質
  • 長寿命バッテリー内蔵
  • 充実の操作インターフェースで様々な機能へ瞬時にアクセス可能

悪かった点

  • 低音の響きはそこまで期待してはいけない(価格相応)

以上の通り、価格以上のパフォーマンスを発揮するヘッドセットとなっている。

1万円未満のリーズナブルな価格に対して音質が優れており、特に中~高音域に関しては満足度の高いサウンド体験が可能だ。中~高音域が爽快に響き渡る一方で、耳がキンキンと痛くなるような不快感は無く、長時間聴き続けていても疲れやストレスを感じることはなかった。ホワイトノイズ等も特になく、高音でも割れることはなかった。

そしていずれの接続方法でも遅延がほとんど感じられず、本格的なゲーミングにも適した仕様となっている。

装着感も快適で、長時間使用し続けても耳が痛くなったり、蒸れたりすることはなかった。

バッテリー持続力も非常に優れており、一般的な利用頻度であれば1週間以上は充電しなくても済む。

1万円未満のモデルの中でも優れたコスパを発揮するモデルといっても過言ではないだろう。安価で性能の良い完全ワイヤレスヘッドセットを探している方には、是非オススメしたい製品だ。

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