世界市場、特にヨーロッパ、アフリカ、アジアで多くのモバイルデバイスをリリースしてきたBlackview(ブラックビュー)は、第12世代 Intel Twin Lake-N150を搭載した、同ブランドの2025年最新ミニPC『Blackview MP60』を発売した。
当サイトでも以前レビューした『Blackview MP60』(第11世代 Intel N5095搭載モデル) から、さらに性能がグレードアップした2025年モデルとなっている。
CPUに「第12世代 Intel Twin Lake-N150」を採用しており、一般的なPC作業を快適にこなせる性能を備えている。また、16GB DDR4および512GB / 1TB SSDを備えたうえで2万円台のリーズナブルな価格を実現しており、コストパフォーマンスに優れたモデルであると言える。
今回、メーカーより本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。
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ブランド | Blackview |
型名 | Blackview MP60 |
OS | Windows 11 Pro 64bit |
CPU | 第12世代 Intel Twin Lake-N150(最大周波数3.6GHz、4コア/4スレッド) |
グラフィックス | Intel UHD グラフィックス |
メモリ(RAM) | 16GB DDR4 |
ストレージ(ROM) | 512GB / 1TB M.2 SATA SSD ※最大2TBまで増設可能 |
対応通信規格 | 2.4G+5G Wi-Fi、Bluetooth 4.2、有線LAN |
インターフェース | 【右側面】 ・電源ボタン ・USB Type-A 3.0 ×2 ・USB Type-A 2.0 ×1 【背面】 ・DC電源ポート ・USB Type-A 2.0 ×1 ・HDMIポート ×2 ・有線LAN(RJ45)ポート×1 ・マイク入力ポート×1 ・ケンジントンロック穴×1 |
本体サイズ | 通常時:128×128×52mm 拡張スペース分離時:128×128×37mm |
本体重量 | 公称値:約390g 実測値:約398g |
今回紹介する『Blackview MP60 (2025年モデル)』は、Windows 11 Proを搭載した小型デスクトップパソコン(ミニPC)だ。
CPUには「第12世代 Intel Twin Lake-N150」を採用。RAMは16GB DDR4を搭載しており、一般的なPC作業であれば難なくこなせる性能を備えている。
ストレージには512GB / 1TB M.2 SATA SSDを採用。大量のデータを保存できるほか、本体起動からデータ転送まで高速で行うことが可能。
ストレージは最大2TBまでの拡張をサポートしている。
通信規格は2.4G+5G Wi-Fi、Bluetooth 4.2、有線LANをサポート。
そして128×128×52mm、約398g(実測値)のコンパクトかつ軽量な筐体には充実のインターフェースが用意。USBポートが複数搭載されており、幅広いデバイスとの接続が可能だ。
▼インターフェース構成
【右側面】
- 電源ボタン
- USB Type-A 3.0 ×2
- USB Type-A 2.0 ×1
【背面】
- DC電源ポート
- USB Type-A 2.0 ×1
- HDMIポート ×2
- 有線LAN(RJ45)ポート×1
- マイク入力ポート×1
- ケンジントンロック穴×1
HDMI 2.0ポート×2を使用することで、最大2画面の4K同時映像出力が可能となっている。
筐体背面にはVESA規格対応の穴が空いており、付属の壁掛けブラケットを使用して、モニター裏への取り付けが可能。さらなる省スペース化を実現できる。
目次
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼内容物を全て取り出した様子。
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- Blackview MP60本体
- ユーザーマニュアル
- 壁掛けブラケット&ネジ
- 電源アダプタ
- HDMIケーブル
▼付属の壁掛けブラケット&ネジ類を使用して、モニター裏への取り付けが可能。
▼電源アダプタはコンパクトなサイズ。
PC本体
▼PC本体の外観。黒を基調としたシンプルかつスタイリッシュなデザイン。
▼筐体サイズは10×10×3.6 cmとコンパクト。
▼筐体外観(360度)
▼片手に収まるほどの、コンパクトなサイズ感。
▼底部の様子。四隅にゴム製の滑り止めが施されているほか、ブラケット取り付け用の穴が空いている。
▼本体重量は実測で約398g。
ストレージ拡張が可能
本製品は、ストレージを最大2TBまで拡張(増設)できる。
拡張方法はいたって簡単。
底部のレバーをアンロックすることで、底部の増設用スペースを取り外せる。
そして増設スペースのネジをドライバーで外すことで、SSD増設スロットが現れる。
▼最大2TBまでのSSDを増設可能。
なお、拡張スペース内部の寸法は約7cm×約10cmとなっている。
拡張用スペースを取り外した状態で使用することも可能
なお、底部の拡張用スペースはあくまでSSD増設時に使用するためのものであり、通常使用時にはスペースを取り外すことで、ミニPC本体のさらなる薄型化&軽量化を図ることができる。
▼拡張用スペースを外した状態。
▼拡張用スペースを外した状態の重量は、実測で約296g。
なお、拡張用スペースを外した状態でも、本体底部には壁掛けブラケット用の穴が用意されているため、モニター裏等への取り付けを行うには問題ない。
増設スロット自体をミニPC本体から分離できるという、ユニークな設計となっている。
SSD増設を行う予定が無いのであれば、拡張用スペースは常時外した状態で使用しても問題ない。
インターフェース構成
続いて本体インターフェースについて紹介していく。
▼本体正面。ミニPCとしては珍しく、正面には何もない。
▼本体右側面には、電源ボタン、USB Type-A 3.0 ×2、USB Type-A 2.0 ×1 が用意。
▼本体左側面の様子。
▼本体背面には、DC電源ポート、USB Type-A 2.0 ×1、HDMIポート ×2、有線LAN(RJ45)ポート×1、マイク入力ポート×1、ケンジントンロック穴×1 が用意。
以上の通り、限られたスペースに必要なポート類が集約されたインターフェース構成となっている。LANケーブルによる安定した有線接続が可能な点も嬉しい。
上部の隙間にはLEDライトが仕込まれており、電源オンの状態で点灯するようになっている。また、内部熱の排気口としての役割もある。
そして、筐体背面のHDMI 2.0ポート×2を併用することで、最大2画面の4K同時映像出力が可能だ。
置き場所に困らないコンパクトデザイン
本製品のサイズは10×10×3.6 cmであり、デスク上に設置してもスペースをほとんどとらない。
▼サイズが非常にコンパクトなため、どのような場所に設置しても邪魔にならない。
▼実際に接続した様子。マウスやキーボードなどはBluetooth対応機種を使うことで、PC周りがスッキリする。
電源ボタンやUSBポートが右側面と背面に集約されているため、正面から見た時にスタイリッシュな印象を与えられる点は好印象だ。
今回のレビュー時には3440×1440解像度のウルトラワイドモニターに接続して利用した。
▼映像出力情報。3440×1440・100fpsで快適に動作する。
▼512GBストレージ版では、デフォルトの状態で475GB分が使用可能領域となっていた。
▼PCのバージョン情報
各種ベンチマークテスト結果
各種ベンチマークテストを実施した結果について紹介する。
PCMARK10(有料版)のテスト結果
PCMARK10(有料版)のテスト結果は以下の通りとなった。
▼PCMARK10のスコア結果
項目 | スコア |
総合スコア | 3,019 |
Essentials | 6,280 |
Productivity | 4,867 |
Digital Content Creation | 2,444 |
日常的なウェブサイト閲覧や動画視聴、ビジネス用途(文書作成、メール、表計算)などであれば、十分快適にこなせる性能だと言える。一方で、本格的な動画編集・3Dグラフィック処理は厳しい。
項目 | スコア範囲 | 性能目安 |
総合スコア | 2,500~3,000 | エントリーレベル。基本操作は問題ないが、負荷の高い作業は難しい。 |
3,500~4,000 | 中級レベル。日常作業と軽いクリエイティブ作業には十分。 | |
4,500以上 | 上級レベル。高度なマルチタスクやクリエイティブ用途に適している。 | |
Essentials | 4,100以上 | ウェブブラウジング、アプリケーションの起動、ビデオ会議など、日常的な操作に必要なスコア。 |
Productivity | 4,500以上 | ワープロ、表計算、データ処理などのオフィス作業に適した性能。 |
Digital Content Creation | 3,450以上 | 真編集、動画編集、3Dレンダリングなど、クリエイティブ作業に求められる性能。 |
CrystalDiskMarkのテスト結果
CrystalDiskMarkでのテスト結果は以下の通り。
▼CrystalDiskMarkのテスト結果
項目 | Read(MB/s) | Write(MB/s) |
SEQ1M Q8T1 | 539.86 | 506.28 |
SEQ1M Q1T1 | 503.88 | 455.58 |
RND4K Q32T1 | 270.45 | 259.95 |
RND4K Q1T1 | 31.22 | 73.53 |
M.2 SATA規格のSSDとしては、十分な性能を実現している。
NVMe SSDほどではないものの、PC起動から各種ファイル読み書きまで、支障なくスピーディにこなせるだろう。
価格的にも、ストレージ性能としてはコスパは良いと言える。
項目 | Read目安値 | Write目安値 |
SEQ1M Q8T1 | 500~550 MB/s | 450~500 MB/s |
SEQ1M Q1T1 | 450~520 MB/s | 400~480 MB/s |
RND4K Q32T1 | 250~350 MB/s | 200~300 MB/s |
RND4K Q1T1 | 30~50 MB/s | 20~40 MB/s |
Windowsエクスペリエンスインデックスの測定結果
Windowsエクスペリエンスインデックスの測定結果は以下の通り。
▼Windowsエクスペリエンスインデックスの測定結果
項目 | スコア |
プロセッサ | 8.8 |
メモリ(RAM) | 8.8 |
グラフィックス | 6.9 |
ゲーム用グラフィックス | - |
プライマリディスク | 8.2 |
CPU・メモリ・ストレージに関してはいずれも申し分のないスコアであり、普段使いやビジネス用途には、ほとんど不満は感じないだろう。
グラフィックス性能こそ控えめなものの、軽い画像編集などのクリエイティブ作業であればこなせる、バランスの良い構成だ。
項目 | 推奨スコア値 | 説明 |
プロセッサ(CPU)性能 | 6.0以上 | 日常作業(オフィス、ウェブ会議)や軽いマルチタスクが快適に動作。8.0以上なら動画編集もスムーズ。 |
メモリ(RAM)性能 | 5.5以上 | 6.5以上なら仮想環境や高負荷作業にも対応可能。 |
グラフィックス | 5.5以上 | デスクトップ操作や基本的なビジュアルタスクがスムーズ。高解像度環境では6.5以上を推奨。 |
ゲーム用グラフィックス | 6.0以上 | 軽い3Dゲームや3Dモデリング作業に十分対応可能。7.0以上なら負荷の高い作業も快適に動作。 |
プライマリディスク | 6.5以上 | SSD搭載で達成可能。OS起動やアプリ立ち上げが高速化。NVMe SSDなら7.5以上が期待できる。 |
CINEBENCH(R23)のテスト結果
CINEBENCH(R23)でのテスト結果は以下の通り。
シングルコア:897pts、マルチコア:2,068pts のスコア結果となった。
第12世代 Intel Processor N150の性能としては、妥当なスコアだと言える。
旧世代のCore i5-Uやi3デスクトップ級に近いスコア結果であり、ミニPCとしては十分に使える性能だ。ウェブサイト閲覧や動画視聴、文章作成、在宅ワークなど、一般的なPC用途は問題なく行えるだろう。
近いスコアのCPUとしては、「Intel Core i5-7200U」、「AMD Ryzen 3200U」あたりが挙げられる。
シングルコアスコア範囲 | マルチコアスコア範囲 | 性能クラス | 用途の目安 |
1,500以上 | 15,000以上 | 最上級(ワークステーションクラス) | 4K/8K動画編集、大規模3Dレンダリング、AI/機械学習 |
1,200~1,500 | 10,000~15,000 | ハイエンド | AAAゲーム、4K動画編集、重いマルチタスク作業 |
900~1,200 | 7,000~10,000 | アッパーミドル | ゲーミング、動画編集、配信、開発用途 |
700~900 | 4,000~7,000 | ミドルクラス | Office作業、軽めの動画編集、普段使い |
500~700 | 2,000~4,000 | エントリークラス | ブラウジング、文書作成、動画視聴 |
500未満 | 2,000未満 | ローエンド/旧世代 | 非常に軽い作業限定(ネット・メール等) |
3DMark(有料版)のテスト結果
3DMark(有料版)を使用して、各種ベンチマークテストを実行した結果は以下の通り。
※本製品は高負荷ゲーミングには適していないため、今回のレビュー時には「CPUプロファイル」「Night Raid」「Storage Benchmark」のみ実施した。
CPUプロファイル
▼CPUプロファイルのスコア結果
項目 | スコア |
最大スレッド数 | 903 |
16スレッド | 894 |
8スレッド | 894 |
4スレッド | 897 |
2スレッド | 593 |
1スレッド | 363 |
このCPUでの3DMarkスコアとしては正常かつ妥当な結果だ。バランス良く4コア分の性能を引き出せていると言える。
軽作業ならOK、ただしゲームや複雑なタスクは非推奨といったところだ。
Night Raid
▼Night Raidのスコア結果
項目 | スコア |
Night Raidスコア | 4,523 |
グラフィックスのスコア | 5,300 |
CPUスコア | 2,471 |
内蔵GPUながらも、Night Raidスコアで4,500点台をマーク。
ゲーミング向きではないものの、動画視聴用途には十分に活用できるレベルだ。
Storage Benchmark
▼Storage Benchmarkの結果
Storage Benchmark 結果 | ||
総合スコア | 798 | |
平均帯域幅 | 142.28 MB/s | |
平均アクセス時間 | 234 μs | |
各テスト項目の詳細 | ||
テスト内容 | 帯域幅(MB/s) | アクセス時間(μs) |
Battlefield Vを読み込む | 217.68 | 361 |
Call of Duty: Black Opsを読み込む | 245.00 | 339 |
Overwatchを読み込む | 117.50 | 229 |
ゲームをインストール | 73.18 | 122 |
ゲームを起動 | 89.55 | 162 |
ゲームを保存 | 78.53 | 98 |
ゲームを移動 | 365.94 | 723 |
こちらも、SATA SSD搭載のミニPCとしては正常かつ実用的なスコア結果と言える。NVMeほどの高速性はないものの、一般的な用途(ウェブサイト閲覧、動画視聴、Office作業など)では、十分スムーズに動作するだろう。
一般的なPC作業はスムーズにこなせる
まずは実際にいくつかのウェブサイトを閲覧し、動作を確認した。
画像の多いサイトから、Javascriptを多用した処理の重いサイトまで閲覧してみたが、いずれの場合においても、快適に閲覧することが可能であった。
ウルトラワイドモニターでスムーズなウェブブラウジングが可能。ページ読み込みからスクロールまでいたって快適だ。
▼高解像度・高リフレッシュレート出力下でのスムーズな動作が可能。
また、YouTubeやネットフリックスといったサイトにおいて動画を視聴してみた。
動画サイトにおいても、カクつくことなくスムーズに再生された。
▼高画質設定(4K)でもスムーズに動作を再生できる。
▼高解像度・高リフレッシュレートの美しく滑らかな映像視聴を楽しむことが可能だ。
また、エクセルやワードなど、Officeソフトを用いた作業を行ってみた。
作業用ソフトの動作も問題なく快適に行うことができており、スムーズな表計算・文字入力等が可能であった。
▼同時に複数ウィンドウを開いた状態でのマルチタスクも問題なし。
以上の通り、デスクトップPCとしての一般的な用途(ウェブサイト閲覧・動画視聴・作業用ソフト使用)を快適にこなせる性能だと確認できた。
リモートワークやオンライン授業用にPC購入を検討している方にも、満足度の高いパフォーマンスを提供するだろう。
ゲーミング性能について確認
ゲーミング性能についても確認してみた。
ドラゴンクエスト10のベンチマークテスト
実際にゲーミング性能を確認すべく、まずは「ドラゴンクエスト10(DQ10)」のベンチマークテストを実施した。
テスト条件
- 1920×1080解像度
- 標準品質
- ウィンドウモード
フルHD解像度における標準品質設定で実行したが、スコアは1,696点で "重い" という結果が得られた。
ドラクエ10レベルのMMORPGでも、遊ぶのは厳しいという結果に。
ファイナルファンタジー14のベンチマークテスト
続いて、『ファイナルファンタジー14(FF14)』のベンチマークテストを実施した。
テスト条件
- 1920×1080解像度
- 標準品質(デスクトップPC)
- ウィンドウモード
上記の条件でベンチマークテストを行った結果、スコア1,316点、評価は "設定変更が必要" であった。
さすがにFF14クラスのゲームでも、動作が厳しいという結果に。
以上から、本製品はゲーミング用途としての厳しいことが分かった。
優れた静音性
レビュー時には本製品を5時間ほど連続使用したが、PC本体からの発熱はかなり抑えてられており、高負荷で連続利用した場合も背面からやや暖かい廃熱を感じる程度であった。
▼筐体自体はほどんど熱を持たない。
▼上部の排気口からわずかに温かさを感じる程度。
▼5時間ほど高負荷状態でPCを稼働させ続けた際の内部温度(CPUID HWMonitorによる測定値)。
各種ベンチマークテストをフルに実行させた後のCPU温度は最大81℃とやや高くなっているが、ミニPCとしては標準的な温度推移と言える。SSD温度も安定しており、冷却面でも安心して日常使用が可能となっている。
そして静音性にも優れており、動作音は終始静かな状態を維持していた。
▼5時間連続使用時のPC稼働音の確認
上動画を確認しても、PC本体からはファンの回転音や稼働音がほとんど聞こえてこないことが確認できる。
※環境音(空調音)を拾ってしまっている点にご容赦願いたい。
優れた静音性と冷却能力を備えたミニPCとなっている。安心して長時間利用できるだろう。
『Blackview MP60 (2025年モデル)』のまとめ
今回紹介した『Blackview MP60 (2025年モデル)』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- コンパクトかつ軽量なサイズ
- SSD拡張スペースを分離して使用可能
- 最大2画面同時出力をサポート
- 一般的なPC作業は問題なくスムーズにこなせる
- 非常に優れた静音性
- リーズナブルな価格
悪かった点
- ゲーミングや3D編集作業には不向き
以上の通り、2万円台のリーズナブルな価格に対して、実用的な性能とコンパクトなサイズを実現した、高コスパなミニデスクトップPCとなっている。
小型な筐体サイズにもかかわらず、ウェブサイト閲覧や動画視聴、仕事上の軽作業など、一般的なPC用途に用いるには十分な性能を備えている。高解像・高リフレッシュレートの美しく滑らかな描画でスムーズな動作が可能であった。
壁掛けブラケット&ネジが付属しており、モニター裏に設置することで、さらなる省スペース化を実現できる。
そして底部のSSD増設用スペースは取り外し可能となっており、筐体をより薄型化&軽量化できるようになっている。
放熱性能&静音性も優れており、高負荷状態で長時間使用しても、パフォーマンスへの影響は体感できなかった。安心して長時間利用できるだろう。
一方で、グラフィックス処理性能等は低いため、ゲーミングや3D編集作業には適さないので注意したい。
何はともあれ、この価格帯のミニPCの中では、実用的な部類であると言える。
2万円前後の価格帯で、実用的なミニPCを探している方にとって、選択肢の一つに入れても良いモデルだろう。
【TikGadget限定割引クーポンコード】
- Amazon商品ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B0DNFLJC1C
- 5%OFFクーポンコード:NSDMBX9H
- 有効期限:2025年4月17日(木) ~ 4月30日(水)
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