世界中に数多くのイヤホンをリリースしてきたEarFun(イヤーファン)は、Snapdragon Sound対応の高性能ワイヤレスイヤホン『EarFun Air Pro 4』を販売している。
ロスレス・ハイレゾ音源を楽しめる、LDAC搭載、aptX Adaptiveの技術に対応するだけでなく、無線通信が安定している環境で最大16bit/44.1kHz(約1.1〜1.2Mbps前後)のCD音質で原音を再現する「aptX Lossless」にも対応。
そして、高音質かつ低遅延を実現する最新オーディオソリューション「Snapdragon Sound」にも対応するなど、1万円未満の比較的リーズナブルな価格に対して優れたパフォーマンスを発揮するワイヤレスイヤホンとなっている。
今回、提携先より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。
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- 通常価格:9,990円(税込)
- 割引後価格:7,491円(税込)
ブランド | EarFun |
モデル名 | EarFun Air Pro 4 |
カラー | ブラック |
対応通信規格 | Bluetooth5.4 |
防水仕様 | IPX5 |
対応OS | iOS、Android |
対応コーデック | aptx Lossless、aptx Adaptive、LDAC、SBC、AAC |
イヤホンタイプ | インイヤー型 |
オーディオソリューション | Snapdragon Sound |
チップ | Qualcommの最先端チップ「QCC3091」 |
ドライバー | 10mm径の高品質なダイナミックドライバー |
ハイレゾ認証 | ハイレゾ認証済み |
再生周波数帯域 | 2.402GHz-2.480GHz |
マイク | 計6基のノイズキャンセリングマイク内蔵 |
電源入力 | DC 5V/1A |
バッテリー容量 | ・イヤホン単体:54mAh×2 ・充電ケース:600mAh |
充電時間 | ・イヤホン単体:約1時間 ・充電ケース(USB有線):約2時間 ・充電ケース(ワイヤレス):約3.5時間 |
急速充電 | 対応(10分の充電で2時間使用可能) |
再生時間 | ・ANCオフ----11時間(イヤホン単体)、52時間(充電ケース込み) ・ANCオン----7.5時間(イヤホン単体)、35時間(充電ケース込み) ・ANCオフ&LDACオフ----最大11時間、 ケース込み52時間 ・ANCオン&LDACオフ----最大7.5時間、ケース込み35時間 ・ANCオフ&LDACオン----最大8.5時間、ケース込み40時間 ・ANCオン&LDACオン----最大6時間、 ケース込み28時間 |
最大動作範囲 | 15m(障害物なし) |
重量 | ・イヤホン単体(方側):約5.2g ・充電ケース込み:約56g |
サイズ | 62.4mmx46.6mmx29.2mm |
今回紹介する『EarFun Air Pro 4』は、インイヤー型の完全ワイヤレスイヤホンだ。
IPX5等級の防水仕様で、汗や雨水が付着しても壊れづらい。
通信規格はBluetooth 5.4をサポート。Qualcommの最先端チップ「QCC3091」を採用する本製品は、最新のオーディオソリューション「Snapdragon Sound」に対応し、高音質と低遅延を実現している。
「aptX Lossless」に対応し、安定した無線通信環境で最大96kHz/24bit(約1.1~1.2Mbps)の高音質な音楽ワイヤレス再生が楽しめる。また、LDACに対応し、CD(44.1kHz/16bit)の約3倍の圧倒的な情報量を最大990kbpsのビットレートで伝送。原音に近い高解像度サウンドを堪能できる。
独自のノイズキャンセリング技術「QuietSmart 3.0」を搭載。周囲のノイズレベルに応じてノイズ低減レベルが変動する「アダプティブ(適応型)ノイズキャンセリングテクノロジーも新たに導入され、最大50dB ものノイズ低減を実現している。高精度な装着検知機能も備えており、イヤホンを外すと自動的に音楽が一時停止され、再び装着するとすぐに再生を再開する。
最大2台のデバイスへ同時接続できる「マルチポイント接続」もサポート。
左右のイヤホンには各3基の高性能ノイズキャンセリングマイクが内蔵されており、集音した声に対してノイズ除去を行う「cVc 8.0」にも対応。騒がしい環境でも、クリアな音声を通話相手に届けることができる。
▼イヤホン越しの快適なハンズフリー通話が可能。
アプリでゲームモードをオンにすることで、サウンドの遅延を最大50ms(0.05秒)に 短縮でき、音と映像の同期ズレが気にならなくなる。本格的なゲーミングにも適した機能だ。
新世代の Bluetooth 標準「LE Audio」と「Auracastワイヤレス共有リスニング技術」をサポート。 Auracastブロードキャストを導入すると、Wi-Fiネットワークを探すのと同じような感覚でAuracast放送に参加し、視聴できる。
※現時点(2024年12月時点)において、iOSデバイスはLE Audioを未サポート。サムスンS24シリーズや、Google Pixelシリーズなどの対応機種のみ利用可能。
そしてバッテリー持続力も優れており、イヤホン単体で最長11時間、充電ケース込みで最長52時間もの連続使用が可能。ワイヤレス充電とUSB-C充電の2つの充電方法に対応。急速充電もサポートしており、わずか10分間の充電で2時間の使用が可能となる。
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- イヤホン本体
- 充電ケース
- ユーザーマニュアル
- USB Type-Cケーブル
- 予備イヤーピース×4セット
▼ユーザーマニュアルは日本語にも完全対応。扱い方は簡単に理解できるだろう。
▼大きさの異なる交換用イヤーピースが付属。
充電ケース
製品には収納とイヤホンの充電器を兼ねた、充電ケースが付属する。ワイヤレス充電に対応。
▼充電ケースの外見。マットな手触りでそこそこの高級感もある。
▼手のひらで包み込めるほどコンパクトなサイズ。
▼正面には充電残量を示すLEDインジケータが内蔵。
▼後部には充電用のType-Cポートが用意。
▼ズボンのポケットにもラクラク収まるサイズだ。
▼上部のフタをカパッと開けると、左右のイヤホンがスッポリ収まっている。
▼チャージケース中央にはペアリングボタンが用意。
イヤホン本体
イヤホン本体もコンパクトなサイズとなっている。
▼気を付けないと紛失し兼ねないほど小さい
▼イヤホン単体は約5.2gと非常に軽い。
▼側面にはタッチ式の操作パネルが内蔵。
左右イヤホンのタッチパネルを利用して、各機能へ瞬時にアクセスすることが可能だ。
AirPods Proとの比較
▼『EarFun Air Pro 4』(画像左)と『AirPods Pro』(画像右)を並べた様子。
チャージケースのサイズ感は『AirPods Pro』とほぼ同じだ。
▼『EarFun Air Pro 4』(画像左)と『AirPods Pro』(画像右)。
▼イヤホン本体の大きさや重さも、体感的にはAirPods Pro(画像右)と大差ない。
AirPods等のワイヤレスイヤホンを使い慣れている方であれば、違和感なく装着できるだろう。
デバイスとの接続(ペアリング)方法
『EarFun Air Pro 4』はBluetoothによるワイヤレス接続に対応しており、接続(ペアリング)方法はいたってシンプルだ。
初起動時は、イヤホンを収納した状態でチャージケースを開くことで、自動的にペアリング状態となる。
デバイス側で "EarFun Air Pro 4" が表示されるので、選択することで接続(ペアリング)が完了する
これだけの手順で接続を完了できる。
次回以降は、ケースのフタを開くだけで自動的に接続されるようになるため、この手のデバイスの扱いが苦手な方でも、全く問題なく使用することができるだろう。
専用アプリのインストールを推奨
ちなみに、本製品にはiOS・Android対応の公式アプリ(無料)が用意されており、デバイスにインストールしておくことでイヤホン機能の様々な調節を行うことが可能だ。
▼公式アプリ『EarFun Audio』
イヤホン起動中にアプリを開くと、"EarFun Air Pro 4" を追加できる。
▼アプリメイン画面。イヤホンの充電残量や接続状態、音質に関する各種パラメータの調節などを行うことが出来る。
ゲーミングや音楽視聴など、用途に応じてサウンドの質をカスタマイズすることが可能。ノイズキャンセリングや外音取り込み機能の切り替えもここで行うことができる。
▼アプリでゲームモードをオンにすることで、サウンドの遅延を最大50ms(0.05秒)に 短縮でき、音と映像の同期ズレが気にならなくなる。本格的なゲーミングにも適した機能だ。
▼音声ガイダンスの言語も変更可能。
▼新世代の Bluetooth 標準「LE Audio」と「Auracastワイヤレス共有リスニング技術」をサポート。 Auracastブロードキャストを導入すると、Wi-Fiネットワークを探すのと同じような感覚でAuracast放送に参加し、視聴できる。
ただし、記事執筆時点(2024年12月時点)において、iOSデバイスはLE Audioを未サポート。サムスンS24シリーズや、Google Pixelシリーズなどの対応機種のみ利用可能なので注意したい。
デュアルデバイス接続が可能
本製品はデュアルデバイス接続に対応しており、イヤホンを2台のデバイスと接続し、それぞれのサウンドを同時に楽しめる。
▼アプリ上で「デュアル接続」をオンにする。
一台目のデバイスに接続した状態で、チャージケースのフタを開け、中のペアリングボタンを押すことで、二台目のデバイスでもBluetooth接続を行うことができる。
▼スマホ接続中に、PCにも接続。
サウンドを聴くデバイスを変更したい場合に、いちいち接続解除⇒再接続の面倒な作業を繰り返す必要がないので便利な機能だ。
快適な装着感
ペアリング済みのイヤホンをケースから取り出し、両耳にはめる。カナル型のため、イヤホン先端が耳奥まで到達するよう、耳にシッカリと装着する。
イヤホン単体は約5.2gと非常に軽量なため、装着しても重さや不快感などは一切感じない。
装着した状態で動き回った場合でも落ちてしまうことはなかった。長時間装着し続けても耳が痛くなったり、疲れることもない。カナル型であるぶん、装着時の安定性は抜群だ。
もしイヤーピースの大きさが合わなくても、予備のイヤーピース4セットも付属しているので、自身に合う大きさのものと簡単に交換できる。
実に快適な装着性を実現できていると言える。
低音から高音まで、非常に優れた音質を実現
実際に本製品を使用して様々な楽曲を視聴してみた。
まず率直に言って、音質は実に良好だ。
中~高音域に関しては、AirPodsなどのハイエンドモデルと比べても遜色ないほど、実にクリアで解像度の高いサウンドを実現できている。
Qualcommの最先端チップ「QCC3091」を採用する本製品は、最新のオーディオソリューション「Snapdragon Sound」に対応し、高音質と低遅延を実現している。特にボーカル音の響きが良く、生歌に近い印象を受ける。ホワイトノイズ等も特になく、高音でも割れることはなかった。
▼ボリュームを上げても、音漏れはそこまで気になるレベルではない。外出先でも安心して利用できるだろう。
「aptX Lossless」に対応しており、安定した無線通信環境で最大96kHz/24bit(約1.1~1.2Mbps)の高音質な音楽ワイヤレス再生が可能。また、LDACに対応することで、オーケストラ楽曲なども、まるで目の前で演奏しているかのような再現後の高い度サウンドを堪能できた。
そして10mm径の高品質なダイナミックドライバーを内蔵することで、迫力と重厚感のある低音を実現。クリアな中~高音域にズンズンと響く低音がプラスされ、全体的にバランスの取れた音響体験を楽しめるようになっている。
幅広いジャンルの音楽を高品質で楽しむことができた。
1万円未満のワイヤレスイヤホンとしては、今まで試用してきたモデルの中でも、トップクラスの音質を実現できていると感じられた。
様々な音楽体験が可能なイコライザー機能を用意
本製品にはイコライザー機能が用意されており、公式アプリより調整が可能だ。
プリセットイコライザー
プリセットEQでは、低音抑制や低音強調、ポップ、クラシックなど、視聴する音楽種別に最適なサウンド環境をワンタッチで実現できる。
選択するプリセットによって全く異なる傾向のサウンドを楽しむことが出来る。しかも微々たる違いではなく、同じ楽曲でも体験がガラリと変わるほど、各プリセットが差別化されていた。
音響にあまり詳しくない方にとって、イコライザーをイジるのは敷居が高いが、このようにプリセットがいくつも用意されているおかげで、音の変化を気軽に楽しめるのは嬉しい。
カスタムイコライザー
カスタムイコライザーでは、パラーメーターを手動で細かく調節できる。
音響に知識のある方は、こちらの機能を利用すると良いだろう。
適応イコライザー
適応イコライザーでは、周囲の環境に応じて最適な視聴環境を実現できる。静かな場所でイヤホンを装着し、約1分間のテストを実行することで、自動的に調節が完了する。
優れたノイズキャンセリング能力
アプリより「ノイキャンモード」をタップするか、イヤホン側面を長押しする(初期設定)ことで、ノイズキャンセリングモードを起動できる。
▼バリエーション豊かなノイキャンモードが用意。
周囲の環境に応じて、複数のモードから好みのノイキャンモードを選択できる。AIが周囲の環境に応じて自動的にノイキャン強度を調節するモードも用意されている。
本製品は最大50dBものノイズ低減を実現しており、ノイキャン強度を最大にまで上げた場合、周囲の環境音が全く聴こえなくなるほど、ノイキャン効果が強くなる。
▼目の前の机を手で鳴らしても聴こえないほど、ノイズが強力に低減される。
周囲のノイズ(環境音)を素晴らしく効果的に低減してくれるため、イヤホンサウンドに集中できる。公共交通機関やイベント会場などの騒がしい環境下において、特に高いパフォーマンスを発揮するだろう。
また、耳栓代わりにイヤホンを使用する場合にも有効だ。
逆に、イヤホンを装着しつつ外部の音にも気を配りたい時のために、外部音取り込み機能も用意されている。
外音取込モードをオンにした場合、「デフォルト」と「バランス」のモードを選択できる。
外音取り込み機能も効果が高く、イヤホンサウンドを楽しみつつ、外部音を効果的に聴き取ることが可能であった。
この機能を利用すれば、駅のアナウンスや街中での会話など、必要な情報を逃さずにキャッチできる。また、外でジョギングやランニングを行う際にも、車や他の歩行者の接近音に気を付けつつ、音楽を楽しめるだろう。
cVc 8.0ノイキャン機能搭載の高性能マイク内蔵
左右のイヤホンには各3基の高性能ノイズキャンセリングマイクが内蔵されており、集音した声に対してノイズ除去を行う「cVc 8.0」にも対応。騒がしい環境でも、クリアな音声を通話相手に届けることができる。
こちらのノイキャンも質が高く、周囲のノイズを取り除き、装着者の声のみをクリアに拾い上げることができていた。
▼EarFun Air Pro 4で録音した音声
上動画は、スマホで撮影した映像の音声を、EarFun Air Pro 4の内蔵マイクで拾った音声に置き換えたものだ。
内蔵マイクは実に優れた性能となっている。聴いても分かる通り、そこそこの品質の独立型マイクで収音した場合と同程度のクオリティで、音声を拾い上げることができている。
▼EarFun Air Pro 4の内蔵マイクで拾った音声単体
声を大きくするとやや音が割れる感じもあるが、オンライン会議やゲーミング時のボイスチャット用マイクの代わりとしても十分に機能するだろう。
▼なお、マイクは左右で切り替えられる。
取り扱いが非常に簡単
実際に『EarFun Air Pro 4』を使用すると、取り回しが実に楽なことに気が付くだろう。
まずケースからイヤホンを取り出すと瞬時にペアリングされ、耳に装着する頃にはサウンドを出力する準備が完了している。
ワイヤレスイヤホンによってはペアリングに時間のかかるタイプもあるが、本製品はその点でストレスに感じることは無い。
そして使い終わった際は、チャージケースに収納することでBluetooth接続が解除され、充電が行われる。
この流れが非常にシンプルでラクなため、日常の中でストレスなく自然に使用し続けることが可能だ。ユーザービリティに優れた設計が成されていると感じられた。
タッチ機能のカスタマイズが可能
本製品は、両耳イヤホンの側面をタッチすることで、様々な機能へ瞬時にアクセスできる。
そして、タッチ操作を行った際の機能は、アプリ上より自由にカスタマイズすることができる。
▼タッチ回数により、電源ON/OFF、音量調節、曲送/戻しなどの操作を瞬時に行うことが出来る。
▼様々な機能を自由に設定し、瞬時にアクセス可能。
ただ、ユーザーによってはイヤホンに搭載されたタッチパネルを誤って触れてしまい、誤操作を起こしてしまい、ストレスを感じることがあるかもしれない。そのような場合を考慮して、タッチ機能を無効にすることも可能だ。
長時間持続するバッテリー
本製品は、イヤホン本体のスタンドアローン状態で最大11時間、チャージケースを併用することで最大52時間もの使用が可能になり、一般的な利用頻度であれば、外出先に持参しても1週間ほどは平気でバッテリーが持続する。
【再生可能時間】
- ANCオフ----11時間(イヤホン単体)、52時間(充電ケース込み)
- ANCオン----7.5時間(イヤホン単体)、35時間(充電ケース込み)
- ANCオフ&LDACオフ----最大11時間、 ケース込み52時間
- ANCオン&LDACオフ----最大7.5時間、ケース込み35時間
- ANCオフ&LDACオン----最大8.5時間、ケース込み40時間
- ANCオン&LDACオン----最大6時間、 ケース込み28時間
ケース本体のバッテリーが低下した場合は、Type-Cケーブルを接続して充電できる。急速充電にも対応しており、わずか10分間の充電で2時間使用可能となる。あっという間にバッテリーを回復できる点は嬉しい。
▼Type-Cポートがケース側面に位置しており、充電時にデスク上へ置きやすい点もGOOD。
また、充電ケースはワイヤレス充電にも対応している。
▼ワイヤレス充電器に置くだけでスムーズな充電が可能。
日常使いにおける利便性に優れたモデルとなっている。
『EarFun Air Pro 4』のまとめ
今回紹介した『EarFun Air Pro 4』について、特徴などをまとめると以下の通りだ。
良かった点
- 軽量で快適な装着感
- シンプルなデザイン
- ペアリング手順が簡単
- デュアルデバイス接続をサポート
- 高品質サウンド
- アプリ機能が充実
- 優れたノイズキャンセリング能力
- cVc 8.0ノイキャン機能搭載の高性能マイク内蔵
- タッチ機能の詳細なカスタマイズが可能
- 長時間持続するバッテリー
- 有線急速充電、ワイヤレス充電サポート
悪かった点
- 現時点(2024年12月時点)において、iOSデバイスはLE Audioを未サポート
以上の通り、1万円未満のワイヤレスイヤホンとしては、非常に優れたサウンド品質と機能充実度を実現した高コスパモデルとなっている。
Qualcommの最先端チップ「QCC3091」を採用する本製品は、最新のオーディオソリューション「Snapdragon Sound」に対応し、高音質と低遅延を実現している。特にボーカル音の響きが良く、生歌に近い印象を受ける。中~高音域に関しては、AirPodsなどのハイエンドモデルと比べても遜色ないほど、実にクリアで解像度の高いサウンドを実現できている。ホワイトノイズ等も特になく、高音でも割れることはなかった。
そして10mm径の高品質なダイナミックドライバーを内蔵することで、迫力と重厚感のある低音を実現。クリアな中~高音域にズンズンと響く低音がプラスされ、全体的にバランスの取れた音響体験を楽しめるようになっている。
デュアルデバイス接続をサポートする点も嬉しい。
ノイズキャンセリング能力も優れており、ノイキャン強度を最大にまで上げた場合、周囲の環境音が全く聴こえなくなる。耳栓代わりにイヤホンを使用する場合にも有効となっている。
AIノイキャンマイクの性能も優れており、ノイズを高度に低減しつつ高品質なハンズフリー通話が可能。オンライン会議やゲーミング時のボイスチャット用マイクの代わりとしても十分に機能するだろう。
非常に長時間の連続利用が可能なほか、有線急速充電、ワイヤレス充電サポートのおかげで、日常使いにおける利便性が非常に優れたモデルとなっている。
1万円未満でできるだけ質の高いワイヤレスイヤホンを探している場合、本製品は間違いなく選択肢の一つに入れても良いだろう。
なお、以前レビューした『REDMI Buds 6 Pro』も本製品と同価格帯で、最もオススメ度の高い一品だ。
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- 通常価格:9,990円(税込)
- 割引後価格:7,491円(税込)
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