Edifier NeoBuds Planarレビューのメイン画像
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イヤホン・スピーカー ガジェットレビュー

『EDIFIER NeoBuds Planar』レビュー、平面磁界型ドライバー採用、従来のワイヤレスイヤホンとは一線を画すハイエンドモデル

レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。理系大学院修了。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

世界的な音響技術のリーダーであるEDIFIER(エディファイア)は、同ブランドの最新ワイヤレスイヤホンとして『NeoBuds Planar』をリリースする。

2025年4月2日(水)に、クラウドファンディングサイト「Greenfunding」にて正式に製品が公開。限定早割20%OFFが適用された、税込23,984円(税込)の最安値で注文(支援)できる。

発送は2025年6月末予定とのこと。

Bluetooth接続対応の完全ワイヤレスイヤホンであり、圧倒的な解像度と立体的な音場を実現する12mmモジュール型「平面磁界型ドライバー」を搭載。Qualcomm® Snapdragon Sound™ 対応なうえ、特許技術「第2世代 EqualMass™ 振動板技術」による均一な駆動で、歪みのないピュアなサウンドを楽しめるハイエンドモデルとなっている。

今回、メーカーより本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。

Edifier NeoBuds Planarのアイコン画像

ブランド EDIFIER
製品名 NeoBuds Planar
カラー ブラック
タイプ 完全ワイヤレス
形状 カナル型
本体操作 タッチ式
ドライバー 平面磁界型ドライバー (12mmモジュール構造)
振動版仕様  2μm基材厚、総厚10μm未満の超薄型ダイアフラム
再生周波数帯域 20Hz-40kHz
対応コーデック aptX™、aptX™ adaptive、aptX™ Lossless、Snapdragon Sound™、LHDC 5.0、LDAC、AAC、SBC
対応プロファイル A2DP、AVRCP、HFP、HSP
Bluetoothバージョン v5.4
ノイズキャンセリング Qualcomm® 第3世代アダプティブANC
最大持続時間 【ANCオフ】
・イヤホン単体:約7.5時間
・充電ケース込み:約30時間
【ANCオン】
・イヤホン単体:約5時間
・充電ケース込み:約15時間
重量 イヤホン片側:約6.18g(実測値)
充電ケース+イヤホン:約61.52g(実測値)
充電コネクタ USB Type-C(充電ケース)
内蔵マイク 通話用AIアルゴリズム搭載3+3マイク構成
ワイヤレス充電 対応(充電ケース)
Hi-Res Wireless認証 対応 (最大96kHz/24bit、LHDC/LDACサポート)
イヤホンを探す機能 対応
マルチポイント接続 対応
ゲームモード(低遅延) 対応(0.08s低遅延)
専用アプリ EDIFIER ConneX
防水性能 IP54

EDIFIER NeoBuds Planarのスペック説明画像

今回紹介する『EDIFIER NeoBuds Planar』は、カナル型の完全ワイヤレスイヤホンだ。

圧倒的な解像度と立体的な音場を実現する12mmモジュール型「平面磁界型ドライバー」を搭載。さらに特許技術「第2世代 EqualMass™ 振動板技術」による均一な駆動で、圧倒的な音質で満足度の高いサウンド体験を提供するハイエンドモデルとなっている。

▼市場ではまだ珍しい「平面磁界型ドライバー」を採用。一般的なドライバーを搭載したイヤホンと比べて、圧倒的にクリアで深みのある音を楽しめる。

平面磁界型ドライバーのイメージ画像

▼特許取得済みのEqualMass™振動板技術を採用し、振動板全体の重量を均等に分散。歪みのないピュアなサウンドを楽しめる

イヤホン内部機構のイメージ画像

▼わずか2μmの基材厚と総厚10μm未満の超薄型振動板を採用し、驚異的な高速レスポンスを実現。これまで大型スピーカーやヘッドホンに採用されてきた技術を、ワイヤレスイヤホンに落とし込むことで、快適な装着感と卓越した音質の両立に成功

第2世代 EqualMass™ 振動板のイメージ画像

そして最新のオーディオコーデック「Qualcomm® Snapdragon Sound™」テクノロジーを採用しており、音楽・通話・ゲームのすべてにおいて、臨場感あふれるクリアなリスニング体験を楽しむことが可能だ。

Qualcomm® Snapdragon Sound™

Hi-Res Wireless Audio認証も取得。LHDC 5.0デコーディングに対応し、最大96kHz/24bitのサンプリングを実現している。LDACおよびAACにも対応しており、あらゆるシーンにおいて、満足度の高いサウンド体験が可能となっている。

Hi-Res Wireless Audio認証

Qualcomm®の第3世代アダプティブ・アクティブノイズキャンセリング技術を採用しており、イヤホンの装着状態やユーザーの耳の形状に合わせて、周りの騒音を自動的かつ継続的に微調整することで、常に快適なリスニング環境を保つことができる。また、イヤホンを着けたまま会話やアナウンスが聴ける「外音取り込み機能」も搭載している。

ノイズキャンセリング対応

▼騒がしい屋外環境でも、ノイズ(環境音)を高度にシャットアウトして、音楽に没頭できる。

第3世代アダプティブ・アクティブノイズキャンセリング技術

左右のイヤホンにはそれぞれ3基のマイクを内蔵。通話用AIアルゴリズム搭載により、ユーザーの声を正確に認識・分離することで、周囲の雑音を除去し、通話相手へ声を正確に伝えることができる。

左右のイヤホンにはそれぞれ3基のマイクを内蔵

イヤホン本体単体では最大7.5時間(ANCオフ)の連続再生が可能であり、充電ケースとの併用で最大30時間の連続使用が可能。また、ケースはワイヤレス充電にも対応しており、いちいちケーブルを接続する手間から解放される。

ケースはワイヤレス充電にも対応

そして、公式アプリ「EDIFIER ConneX」を活用することで、イヤホンのステータス表示や設定変更が可能。EQ(イコライザー)機能も搭載しており、低音や高音を強調/抑制したり、イヤホンの紛失追跡、高度なコントロール機能へのアクセスなど、様々な便利機能を利用できる。

公式アプリ「EDIFIER ConneX」

製品本体および付属品

▼外箱の様子

外箱の様子

箱を開けた様子

▼内容物をすべて取り出した様子

内容物一覧

内容物一覧は以下の通り。

【内容物一覧】

  • イヤホン本体(左右)
  • 充電ケース
  • USB Type-Cケーブル
  • 交換用イヤーピース×4 (XS/S/L/XL)
  • 収納ポーチ
  • ユーザーマニュアル

▼ユーザーマニュアルは日本語にも対応。

ユーザーマニュアル

▼計4種類のサイズの交換用イヤーピースが付属。耳の大きさに合わせて柔軟に調整できる。

交換用イヤーピース

▼専用の収納ポーチが付属。充電ケースや付属品一式をまとめて収納し、コンパクトに持ち運ぶことができる。

専用ポーチ

専用ポーチにケースを入れた様子

充電ケース

製品には収納とイヤホンの充電器を兼ねた、充電ケースが付属する。

▼充電ケースの外見。ブラック一色のマットな仕上がりで、高級感を感じるデザインだ。

充電ケースの外見

充電ケースを手のひらに載せる様子

▼ズボンのポケットにもスッポリ収まるサイズ。

充電ケースをズボンのポケットに入れる様子

▼イヤホンを格納した状態のケース重量は、実測で約61.52g

イヤホンを格納した状態のケース重量の計量の様子

▼正面にはLEDインジケータが内蔵されている。

充電ケースの外見-正面

充電ケースの外見-側面

▼後部には充電用のType-Cポートが用意。

充電ケースの外見-後部

ケーブ上部のフタを開けると、左右のイヤホンがスッポリ収まっている。

左右のイヤホンがスッポリ収まっている様子

▼ケース内部中央には、ペアリングボタンが用意。

ケース内部のペアリングボタン

イヤホン本体

▼イヤホン本体を取り出した様子

イヤホン本体を取り出した様子

▼イヤホン本体の外観。こちらもマットな仕上がりで鈍い黒光りが見られ、高級感がある。

イヤホン本体の外観-内側

イヤホン本体の外観-外側

▼イヤホン単体は実測で約6.18gと十分に軽量な部類。

イヤホン単体の計量の様子

▼イヤホン単体の外観。形状は一般的なカナル型ワイヤレスイヤホンと大差ない。

イヤホン単体の外観-内側

▼外側にタッチ操作パネルを内蔵している。左右イヤホンのタッチパネルを利用して、各機能へ瞬時にアクセスすることが可能だ。

イヤホン単体の外観-タッチパネル

イヤホン単体の外観-側面

▼側面はやや面積が広く、目立つ造り。マイク穴が用意されており、片側3基ずつの内蔵マイクがユーザーの声を明瞭に拾い上げる。

イヤホン単体の外観-外側

▼イヤーチップを外した様子。イヤホン開口部(ノズル)の形状は一般的な円形のため、幅広いイヤーチップとの互換性を備えているだろう。

イヤーチップを外した様子

AirPods Proとの比較

▼『NeoBuds Planar』(画像左)と『AirPods Pro』(画像右)を並べた様子。

『NeoBuds Planar』(画像左)と『AirPods Pro』(画像右)を並べた様子

チャージケースのサイズ感は『AirPods Pro』よりもやや大きめ。

▼イヤホン本体の大きさも、AirPods Pro(画像右)と比べるとやや大きめで存在感がある。

『NeoBuds Planar』(画像左)と『AirPods Pro』(画像右)を並べた様子-イヤホン単体

ただ、装着感はAirPodsを含めた一般的なカナル型イヤホンと大差ない。ワイヤレスイヤホンを使い慣れている方であれば、違和感なく装着できるだろう。

デバイスとの接続(ペアリング)方法

『NeoBuds Planar』はBluetoothによるワイヤレス接続に対応しており、接続(ペアリング)方法はいたってシンプルだ。

イヤホンのフタを開け、ケース内部のペアリングボタンを3秒以上長押しすることでインジケーターが点滅し、ペアリングスタンバイ状態となる。

するとデバイス側で "EDIFIER NeoBuds Planar" が表示されるので、選択することで接続(ペアリング)が完了する。

NeoBuds Planarペアリングの様子

これだけの手順で接続を完了できる。

次回以降は、ケースのフタを開くだけで自動的に接続されるようになるため、この手のデバイスの扱いが苦手な方でも、全く問題なく使用することができるだろう。

NeoBuds Planarのケースを開いた様子

接続中のNeoBuds Planar

専用アプリのインストールを推奨

本製品にはiOS・Android対応の公式アプリ(無料)「EDIFIER ConneX」が用意されており、デバイスにインストールしておくことで様々な調節を行うことが可能だ。

▼公式アプリ『EDIFIER ConneX』

Edifier ConneX

Edifier ConneX
開発元:BEIJING EDIFIER TECHNOLOGY CO.,LTD.
無料
posted withアプリーチ

スマホにイヤホンを接続(ペアリング)した後、アプリを起動すると接続中のデバイスが自動で認識される。

▼アプリのメイン画面。イヤホンの充電残量や接続状態、音質に関する各種パラメータの調節などを行うことが可能。

アプリのメイン画面

EQ(イコライザー)の調整やノイズキャンセリングコントロール、マルチポイント接続設定など、イヤホンの使用目的に応じて細かくカスタマイズできる。

▼デバイスの調整項目が充実。

マイデバイス項目一覧

▼EDIFIERアカウントを作成&ログインすることで、製品位置の確認などを利用できる。心拍数測定などの健康機能に関しては、本製品は対応していない。

EDIFIER機能

マルチポイント接続に対応

マルチポイント接続中の様子

本製品はマルチポイント接続に対応しており、イヤホンを最大2台のデバイスと接続できる。

マルチポイント接続の設定画面

▼一台目のデバイスに接続した状態でイヤホンをケース内に収納し、ケース前面のペアリングボタンを長押しすることで、二台目のデバイスでもBluetooth接続を行うことが可能。

ペアリングボタンを押す様子

PC側のデバイス接続画面

サウンドを聴くデバイスを変更したい場合に、いちいち接続解除⇒再接続の面倒な作業を繰り返す必要がないので便利な機能だ。

ただし、2デバイス同時再生(2つのデバイスのサウンドを同時に聴くこと)はできず、最初に再生したデバイス側の音声が優先される点に注意したい。

快適な装着感

実際にイヤホンを装着してみた。

ペアリング済みのイヤホンをケースから取り出し、両穴にはめる。

実際にイヤホンを装着してみた様子

イヤホンは片耳で約6gほどしかなく、装着しても重さや不快感などはまったく感じない。

カナル型であるぶん、装着時の安定性は抜群。激しく動き回っても落ちてしまうことは無かった。その一方で、気になるレベルの圧迫感はなく、長時間装着し続けても耳が痛くなったり、疲れることもなかった。

十分に快適な装着性を実現できていると言える。

純粋に「音楽を楽しむ道具」としての完成度が非常に高い

楽曲視聴中の様子

実際に本製品を使用して様々な楽曲を視聴してみた。

まず率直に言って、音質は非常に良好。驚くほどクリアで立体的な音を楽しむことができた。

平面磁界型ドライバーとEqualMass™技術の組み合わせにより、まるでスピーカーの前にいるような自然な広がりと空気感がある。ひとつひとつの音が精密に再現されていた。

高音域は非常に繊細で伸びが良く、特にオーケストラ楽曲等ではシンバルやバイオリンの響きがリアルに再現されていた。その一方で、耳に刺さる感じや不快感も無かった。

サウンド確認中の様子

中音域は透明感があり、ボーカルやアコースティック楽器が息づかいまで聞こえてくる印象だ。

そして低音域に関しては、パワフルでありながら輪郭が明瞭という印象を受けた。電子音や重低音の再生時でも歪みが極めて少なく、自然な厚みとアタック感がある。また、深さと沈み込みに優れており、ベースラインやバスドラムの下支え感がしっかりしていると感じられる。

これらは、平面磁界型ドライバー特有の速いレスポンスと、EqualMass™振動板の精密な駆動制御による恩恵だろう。低域が “音圧” として押し出されるのではなく、空気感とともに自然に鳴ってくるのが特徴的だ。

なお、Snapdragon Sound™の恩恵により、アプリ上から「ゲームモード」をオンにすることで、0.08s低遅延サウンドを楽しめるようになる。

ゲームモードの設定画面

これにより、ゲーム中の映像と音のズレが極小になるほか、映画や動画視聴でもセリフとリップのズレが体感できないレベルになる。

以上の通り、繊細なクラシック音楽から、迫力のあるEDMまで、幅広い楽曲の視聴に対応できるモデルとなっている。

「ガジェットとしての性能」だけでなく、「純粋に“音楽を楽しむ道具”としての完成度が非常に高いイヤホン」と言える。特に音質にこだわる方には強くオススメしたい。

音漏れはほとんど気にならない

ボリュームを最大近くまで上げると流石に若干の音漏れはあるものの、常識的なボリューム設定(50〜70%程度)であれば、音漏れはほとんど気にならないレベルであった。

▼耳を近づけると、かすかに一部の高音が漏れ聴こえる程度。

音漏れ確認の様子

最大ボリュームあたりにまで上げなければ、音漏れはほとんど感じられず、周囲の人に迷惑をかけることはないと感じられた。よほど周囲が静かな環境でなければ、公共交通機関で使用しても特に問題にはならないと思われる。

音漏れに敏感な環境での使用を検討している場合は、付属のイヤーチップに交換して可能な限り装着感(耳穴へのフィット感)を高めるか、後述するノイズキャンセリング機能を併用することで、必要以上に音量を上げることなく音楽を楽しめるようにすると良いだろう。

イコライザー(EQ)による詳細な調節が可能

アプリトップ画面から「イコライザー」をタップすることで、イコライザー(EQ)のカスタマイズ画面が表示される。

▼ゲイン、Qファクター、周波数に関する詳細な調整が可能。

イコライザーカスタマイズ画面

▼周波数は1刻みで調整できる。

周波数の調整画面

筆者がこれまで試してきたイヤホン専用アプリの中でも、これだけ詳細な調整が可能なアプリは珍しい。ユーザーごとに最適なサウンド環境を実現できるだろう。

▼カスタマイズ内容を名前を付けて保存したり、エクスポート(出力)してシェアすることも可能。

イコライザー設定のカスタマイズ画面

なお、イコライザーを細かく調節するのが面倒な方向けにEQモードも用意されている。

▼「原音」「ダイナミック」「静電気」から好みのモードをタップするだけで、それぞれ全く異なる傾向のサウンドを楽しむことができる。

EQプリセットの選択画面

微々たる違いではなく、同じ楽曲でも体験がガラリと変わるほど、各モードが差別化されていた。

音響にあまり詳しくない方にとって、イコライザーをイジるのは敷居が高い。しかしアプリ上でプリセットが用意されていることにより、音の変化を気軽に楽しめるのは優れた機能であると感じた。

非常に優れたノイズキャンセリング機能

アプリトップ画面から「ノイズキャンセリングコントロール」をタップすることで、各種ノイズキャンセリングを起動できる。

ノイズキャンセリングコントロール画面

ノイズキャンセリングモードには「適応型ノイズキャンセリング」「風切り音の低減」とおよび通常の「ノイズキャンセリング」から選択可能。

このうち「適応型ノイズキャンセリング」では、周囲の騒音レベルを自動で検知し、それに応じて最適なノイズキャンセリング強度をリアルタイムで調整してくれる。本製品はQualcomm®の第3世代アダプティブ・アクティブノイズキャンセリング技術を採用しており、数あるワイヤレスイヤホンの中でも圧倒的な静音環境を提供してくれる。

公共交通機関やイベント会場などの騒がしい環境下において、特に高いパフォーマンスを発揮するだろう。耳栓代わりにイヤホンを使用する場合にも有効だ。

▼外部からのノイズを高度にシャットアウトして、音楽のみに集中できる。

アダプティブ・アクティブノイズキャンセリング使用中の様子

逆に、イヤホンを装着しつつ外部の音にも気を配りたい時のために、外音取り込み機能も用意されている。

▼外音取り込み機能に関しても、使用シーンに応じて4種類のモードから選択できる。

外部音取り込み機能の選択画面

外部音取り込み機能も効果が高く、イヤホンからのサウンドを楽しみつつ、外部音を効果的に聴き取ることが可能であった。

この機能を利用すれば、駅のアナウンスや街中での会話など、必要な情報を逃さずにキャッチできる。また、外でジョギングやランニングを行う際にも、車や他の歩行者の接近音に気を付けつつ、音楽を楽しめるだろう。

通話用AIアルゴリズム搭載マイクを内蔵

本製品には片耳3基ずつの通話用AIアルゴリズム搭載マイクが内蔵されており、イヤホン越しに高品質なハンズフリー通話を行うことが可能だ。

AIアルゴリズムがユーザーの声を正確に認識・分離することで、周囲の雑音を除去し、通話相手へ声を正確に伝えることができる。

▼NeoBuds Planarで収録した音声

上動画は、スマホで撮影した映像の音声を、NeoBuds Planarの内蔵マイクで収録した音声に置き換えたものだ。

マイク感度はかなり優れており、装着者の声を明瞭に拾い上げることができていた。ミドルクラスのPCマイクに匹敵する性能であると感じられた。

▼NeoBuds Planarの内蔵マイクで拾った音声単体

音声プレーヤー

音声データを聴いても分かるように、周囲の環境ノイズ(空調音や屋外の音)を効果的に除去し、発言内容のみを明確に録音できている。

イヤホン越しの日常通話はもちろん、オンライン会議などでマイク代わりに利用できるだけの品質の高さだ。

タッチで様々な操作が可能

本製品では、両耳イヤホンの側面に搭載されたタッチパネルに触れることで、様々な機能へ瞬時にアクセスできる。

▼イヤホンの出っ張りを、人差し指と親指でつまむカタチでタッチ操作を行う。

イヤホンをタッチ操作する様子

そしてアプリ上では、タッチ操作を行った際の機能を自由にカスタマイズすることができる。

▼タッチ操作時に利用できる機能を自由にカスタマイズ可能。ワンタップ、ダブルタップ、トリプルタップ、長押しなど、各操作方法ごとに異なる機能を割り当てられる。

タッチコントロールの設定画面

タッチ操作のカスタマイズ画面1

タッチ操作のカスタマイズ画面2

これらの機能をうまく活用することで、より快適に本製品を活用できるだろう。

なお、本製品ではタッチ操作時の押下感度を調整できる

▼タッチ感度を調整できるイヤホンは、筆者は初めてだ。かなり珍しい機能ではないか。

タッチ操作時の押下感度調整画面

▼タッチ機能発動タイミングを、指先の力の入れ具合に応じて調整できる。

タッチカスタマイズ中の様子

タッチ操作を多用する場合には感度を高めに、意図しないタッチによる誤動作を避けたい場合には感度を低めに設定するなど、ユーザーの使い方に応じて調整できる点は嬉しい。

イヤホンを探す機能を用意

本製品では、イヤホン紛失を防ぐための機能「製品を探す」を利用できる。

「イヤホンを探す」画面

アプリ上の「捜索」ボタンをタップすると、左右イヤホンから大音量の電子音が流れ、近くに隠れているイヤホンを見つけ出すことができる。

▼電子音を鳴らしている様子

小さなイヤホンの紛失を防ぐことのできる、有用性の高い機能だ。

扱い方が簡単

実際に『EDIFIER NeoBuds Planar』を使用すると、取り回しが実に楽なことに気が付くだろう。

まずケースからイヤホンを取り出すと瞬時にペアリングされ、耳に装着する頃にはサウンドを出力する準備が完了している。ワイヤレスイヤホンによってはペアリングに時間のかかるタイプもあるが、本製品はその点でストレスに感じることは無い。

イヤホン使用中の様子

装着検知機能にも対応しており、イヤホンを外すと自動で再生が一時停止し、再装着で再生が再開される。

装着検知機能の設定画面

そして使い終わった際は、イヤホンをケースに収納することでBluetooth接続が解除され、充電が行われる。

この流れが非常にシンプルでラクなため、日常の中でストレスなく自然に使用し続けることが可能だ。ユーザービリティに優れた設計であると感じられた。

長期間の連続使用が可能

ケース有線充電の様子

本製品は、イヤホン本体単体では最大7.5時間(ANCオフ)の連続再生が可能であり、充電ケースとの併用で、最大30時間もの連続使用が可能となる。

よほどヘビーに利用しなければ、1週間ほどは連続して使用できる。実際に1週間ほど試用してみたが、1日に2~3時間程度使用する分には、1週間のあいだに1回もケースを充電せず利用し続けられた。いちいち充電する手間を省くことができる点は実に嬉しい。

そして充電ケースはワイヤレス充電に対応しており、いちいちケーブルを接続せずとも、充電ポートに置くだけで充電することが可能だ。

ケースワイヤレス充電の様子

ケースLED発光色の変更が可能

充電ケース正面に内蔵されたLEDライトの点灯色は、アプリから変更することが可能だ。

LEDライトの点灯色変更画面

▼気分に応じて、好みの色を割り当てられる。

ケースLED発光色の変更-緑色

ケースLED発光色の変更-紫色

『Edifier NeoBuds Planar』のまとめ

Edifier NeoBuds Planarのアイコン画像

今回紹介した『Edifier NeoBuds Planar』について、特長をまとめると以下の通りだ。

良かった点

  • 高級感のあるデザイン
  • マルチポイント接続に対応
  • 快適な装着感
  • あらゆる楽曲の視聴に適した、完成度の高いサウンド体験
  • アプリ機能が充実
  • 詳細なイコライザー調整が可能
  • 非常に優れたノイズキャンセリング機能
  • 実用的な高性能マイク内蔵
  • 長時間の連続使用が可能
  • ワイヤレス充電サポート(ケース)

悪かった点

  • 可動域は前傾・後傾のみ

以上の通り、平面磁界型ドライバーと第2世代EqualMass™技術により、従来のワイヤレスイヤホンとは一線を画す完成度を実現したハイエンドモデルとなっている。

高音の伸び、中音の透明感、そして低音の迫力が見事に調和することで、全体域にわたって隙のない音作りがなされている。0.08s低遅延もサポートしており、音楽リスニングはもちろん、通話、動画、ゲームに至るまで、すべての用途で満足度の高いサウンド体験を提供してくれるだろう。

そして通話用AIアルゴリズム搭載マイクの性能も優れており、周囲の環境ノイズ(空調音や屋外の音)を効果的に除去し、発言内容のみを明確に拾い上げることができていた。ミドルクラスのPCマイクに匹敵する性能と言える。

アプリの項目も非常に充実。タッチ機能やイコライザーの詳細な調整が可能なほか、タッチ操作時の押下感度まで調節できるなど、ユーザーごとに最適な使用環境を創り上げることができる。

そしてバッテリー持続力も優れており、ANCオフ時にはケース込みで最大30時間もの連続使用が可能。ケースはワイヤレス充電にも対応しており、いちいちケーブルを接続するストレスから解放される。

ワイヤレスで、ここまで本格的な音が楽しめる時代が来た」と感じさせてくれる、本物志向のオーディオファンにも応えるイヤホンとなっている。

やや値が張っても良いので、ワイヤレスイヤホンに音質とカスタマイズ性を求めている方には、ぜひオススメしたい一品だ。

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