最近ではウェブ会議やオンライン通話、オンライン会議などが一般的に行われるようになってきた。
またYouTuberやVtuberなど、カメラ越しに視聴者との交流を図る配信者も増えている。
これらに共通して必要となるガジェットとして、『ウェブカメラ』と『マイク』の2つが挙げられる。
市場では既に多くの製品が販売されており、どのモデルを選べば良いのか迷っている方も多いのではないだろうか。
そこで今回は、ウェブカメラとマイクの両方の機能を併せ持ちつつ、フルHD解像度の広視野角レンズを搭載したオススメのウェブカメラ『eMeet C965』について紹介したいと思う。
▼同メーカーの『eMeet C950』もオススメ
-
『eMeet C950』レビュー | 低価格で優れた性能を発揮する高コスパなウェブカメラ
ウェブ会議やオンライン授業用のウェブカメラが欲しい! マイク搭載型が良い! 高性能モデルがほしいが、価格はできるだけ抑えたい... 新型コロナウイルスの影響により、最近ではウェブ会議やオンライン通話、 ...
続きを見る
リーズナブルで高性能な広角ウェブカメラ『eMeet C965』
今回紹介する『eMeet C950』は、96度の広角レンズ、および左右360度の柔軟な可動域を備えたカメラを搭載した、高性能かつリーズナブルな価格(4,000円台)のウェブカメラだ。
▼USBケーブル接続方式
ブランド | eMeet |
型名 | C965 |
最大解像度 | 1920 X 1080(フルHD)・30fps |
視野角 | 96度 |
有効画素数 | 200万画素 |
内蔵マイク | ノイズリダクションマイク×2基 |
収音方向 | 360度全方位 |
対応OS | Windows 7以降 Android 5.0以降 Mac OS 10.10以降 等 |
接続方式 | USBケーブル |
最大1080p(1920×1080)のフルHD解像度、および30fpsのフレームレートに対応したレンズを搭載。滑らかで美しい映像を映し出すことが出来る。
▼自動光補正に対応しており、薄暗い場所でもクリアな映像を映し出すことが可能だ。
また、オートフォーカス機能を備えており、カメラの前で移動する被写体に対して自動的にピントを合わせることが出来る。
▼ピントボケなどは気にならない。
視野角は96度に対応。そしてカメラ部分は左右360度、上下40度の柔軟な可動域を擁しており、多人数の参加するウェブ会議でも対応できるだろう。
内部にはノイズキャンセリングに対応した高音質マイクを2基搭載しており、周囲の環境音(ノイズ)を軽減しつつ、ヒトの声のみを明瞭に拾い上げて相手に伝えることが可能だ。
そして何より、筐体自体が非常にコンパクトなサイズとなっており、カバンなどに入れて外出先へ持ち運ぶ用途にも適している。
高い互換性を擁しており、Windows、Android、Macなど幅広いOSの端末に使用が可能。プラグアンドプレイに対応しているため、使用にあたりソフトウェアやドライバのインストールが不要である点も嬉しい。
この通り、これ1台でウェブ会議をすぐにでも開始できる高機能ウェブカメラとなっている。
ちなみに、カメラ部分を覆う目隠しカバー(プライバシーカバー)も付属しており、盗撮や誤作動などを防止することも出来る。
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- ウェブカメラ本体
- 説明書
- プライバシーカバー
▼説明書は一部日本語にも対応しています。
▼テープ接着式のプライバシーカバーが付属しており、カメラ上部に取り付けることでレンズを覆うことが出来る。
▼ウェブカメラの外観。非常にコンパクトかつ軽量であり、手のひらに載るほどのサイズだ。
▼上から見た様子。背面からUSBケーブルが伸びている。
▼ケーブル長は約1メートルほど。
▼カメラ部分は左右360度・上下40度の可動域を擁しており、手軽に方向を変えることが可能だ。
▼横から見た様子。
▼下部のスタンドは0~180度の範囲で開くことが出来る。
▼スタンドの下部には、三脚スタンド等を取り付けるためのネジ穴が空いている。
このように、筐体自体はスタイリッシュかつコンパクトなデザインとなっている。
モニター上への設置はもちろん、カバンなどに入れて持ち運んでも支障にならないだろう。
設置~利用開始までの手順
本製品の設置~利用開始までの手順はいたって簡単だ。
まずカメラ下部のスタンドを開き、モニター上部へ設置する。
▼実際に設置した様子。
▼スタンド部と本体下部のツメをモニター上部に引っ掛けるカタチで設置する。
▼安定性は良好であり、ちょっとの揺れやケーブルを引っ張ったくらいでズレ落ちることは無い。
そしてカメラ背面から伸びるUSBケーブルを、PC等のデバイスへ接続する。
本製品はプラグアンドプレイに対応しており、ドライバやソフトウェアをインストールする必要はなく、USB接続のみでセットアップが完了する。
▼接続後、自動的にセットアップが完了。
以上の手順だけで、カメラ&マイクの利用開始準備が整う。
▼各種会議用アプリでの使用が可能に。
設置⇒USB接続の2ステップのみで利用を開始できるため、PC初心者の方でも全く問題なく扱うことが出来るだろう。
またドライバやソフトウェアのインストールが必要ないため、社用PCや外出先でのパブリックPCでの利用にも最適だ。
必要に応じて専用ソフトウェア『eMeetLink』を利用
eMeet社は、自社製品向けのフリーソフトウェアである『eMeetLink』を提供している。
本ソフトウェアを使用することで、『eMeet C965』の解像度やフィルターなど、映像に関する各種パラメータを簡単に調節することができる。
※ウェブカメラの利用にあたり必須のソフトではない
▼ソフトを起動すると、接続中のeMeetデバイスが表示される。
デバイスを選択すると、各種パラメータの調節を行うことが出来る。
▼現在のカメラ映像も表示され、パラメータの調整による映像の変化をリアルタイムで確認できるのは便利だ。解像度の調節はココで行うことができる。
▼解像度は最高1080p(フルHD)まで変更可能。
▼輝度やコントラスト、シャープネスといった映像品質に関するパラメータをいじることが可能だ。
▼ソフトウェア更新も出来る。
このように、詳細な設定項目の用意された無料ソフトとなっている。
特に解像度などは重要な設定なので、本ウェブカメラを最大限に活用したい場合は、是非インストールしておくことをオススメしたい。
高解像度かつ広視野角の映像
実際に『eMeet C965』を使用して、Skype会議通話やLINE通話、Google Meets会議などを行ってみた。その時の感想について紹介していく。
1080p・30fpsに対応した本製品のカメラで映し出される映像は、高品質でキレイな映像を映し出すことができていた。
▼発色も良好であり、肉眼で見た場合に近い色合いを実現している。人物の輪郭や表情はもちろん、背景の様子にいたるまで実にクリアに映し出されている。
安価なウェブカメラでは魚眼のような違和感のある視野になりがちだが、本製品では広視野角レンズで自然な映像を撮影できていた。
なお、明るさや色調に不満のある場合は、上述した公式ソフトウェアで簡単に調節できる。
▼カメラの前で激しく動いた場合でも、気になるレベルの残像は発生しなかった。
そして固定フォーカス機能により、被写体とカメラとの距離が変化した場合でも、常にくっきりと映し出すことが可能であった。
ウェブ会議やオンライン授業用カメラとして利用するには、十分な品質を実現できていると言えるだろう。
2基の優れたノイズキャンセリングマイク
本製品に搭載されているノイズキャンセリングマイクについても、品質は良好だ。
小さな声や離れた場所の声でもクリアに届けることのできる高い集音性能を実現しており、相手とのオンライン会話でストレスを感じることはなかった。
ノイズキャンセリング機能のおかげで、空調音や外の環境音などが入ってくる環境で通話していても、相手側との会話に支障をきたすことはなかった。
柔軟な可動域
上述した通り、本製品は左右360度、上下40度の柔軟な可動域を擁しており、手でカメラの方向を好きな角度へ調節することが可能だ。
これにより、オンライン会議中でも任意の参加者の方向へとカメラを向けることが出来る。
96度の広視野角レンズとも併せて、多人数会議でも対応できるウェブカメラとなっている。
便利なプライバシーカバー
本製品に付属しているプライバシーカバーを装着することで、カメラ非使用時にレンズ部分を覆うことが出来る。
▼両面テープでカメラ上部へ装着する。
▼カメラ非使用時にはレンズ部分をカパっと覆うことが可能だ。
これにより、マイクやカメラを切り忘れたせいでプライベートな情報が外部に漏れてしまうような事態を防止することが可能となる。
切り忘れを防止するためにイチイチUSBケーブルを抜くよりも、シンプルかつ確実な方法であると言えるだろう。
特に自宅でテレワークやオンライン授業、配信活動を行っている場合は、途中で家族が入ってくる可能性もあるため、見られたくない場面を瞬時に隠すことのできる本機能が用意されている点は安心だ。
『eMeet C965』のまとめ
今回紹介した『eMeet C965』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- フルHD解像度・30fps対応の高性能カメラ
- 柔軟な可動域
- プライバシーカバーが付属
- 実用的なノイズキャンセリングマイクを2基搭載
- コンパクトで持ち運びにも適した筐体サイズ
- プラグアンドプレイ対応
- リーズナブルな価格
悪かった点
- ワイヤレス接続非対応
以上の通り、4,000円台というリーズナブルな価格に対して、高性能レンズと実用的なノイズキャンセリングマイクを搭載した、高コストパフォーマンスなウェブカメラとなっている。
筐体サイズもコンパクトかつ軽量なため、カバンなどに入れて外出先へ持ち運んでも支障にならないだろう。これ1台だけでオンライン通話の準備を整えることが出来る点も魅力だ。
プラグアンドプレイ対応のため、ソフトウェアやドライバのインストールなしで、接続後すぐにカメラ利用を開始できる点も嬉しい。
そして96度の広視野角対応と、左右360度の柔軟な可動域を擁しているため、ある程度の多人数会議にも利用できる設計となっている。
1~2人用の高コスパウェブカメラを探している場合は、以前紹介した『eMeet C950』を。3人以上の多人数会議で利用するウェブカメラを探している場合は、今回紹介した『eMeet C965』を是非オススメしたい。
▼こちらの記事もオススメ
-
『eMeet C950』レビュー | 低価格で優れた性能を発揮する高コスパなウェブカメラ
ウェブ会議やオンライン授業用のウェブカメラが欲しい! マイク搭載型が良い! 高性能モデルがほしいが、価格はできるだけ抑えたい... 新型コロナウイルスの影響により、最近ではウェブ会議やオンライン通話、 ...
続きを見る
-
最新ウェブカメラ『AI Webcam Jupiter』レビュー | AIオートフォーカス機能を備えたハイエンド機種
Web会議用に、解像度が高くて見やすいウェブカメラが欲しい! 他人数を同時に捉えることのできる高性能なモデルが良い! 最近では新型コロナウイルスの影響により、遠隔地のオフィス同士をオンラインで繋ぎ、映 ...
続きを見る