新型コロナウイルスの影響により、最近ではリモートワークやオンライン授業、ウェブ会議などが一般的に行われるようになってきた。
それに伴い、マイクスピーカーやウェブカメラ、ヘッドセットなどのガジェットの需要も高まりつつある。
今回は、効率的で高品質なオンライン通話を実現することの出来るオススメのマイク付きヘッドセット『eMeet HS100』について紹介したいと思う。
快適なオンライン通話を実現!eMeet社の新製品
今回紹介する『eMeet HS100』は、Bluetooth接続対応のワイヤレスヘッドセットだ。
ブランド | eMeet |
型名 | HS100 |
対応OS | Windows, Mac, iOS, Android |
接続方式 | Bluetooth, USB |
接続有効距離 | 約10メートル |
同時接続台数 | 2台まで |
音楽再生時間 | 約24時間 |
充電時間 | 約2.5時間 |
本体重量 | 約250g |
イヤー部分にはノイズキャンセリング対応の高性能マイクを含めた計4基のマイクが内蔵されており、邪魔な背景雑音を最小限に抑えたクリアな会話を実現することができる。
▼高品質のオンラインコミュニケーションを実現
マイクは120°の可動域があり、マイクが必要ない場合は邪魔にならない位置にセットすることも可能。折り畳み式で外出や出張の持ち運びにも便利な設計となっている。柔らかなパッドと快適性こだわって設計されたフォームイヤーカップを備えており、長時間でも快適に着用可能、頭や耳に負担をかけずに話や音楽に集中することが可能だ。
▼着脱検出センサーも備えており、装着している間だけサウンドを流すようにも出来る。
USB接続はもちろん、bluetooth5.0とドングルで安定的で快適なワイヤレス接続ができる。接続有効距離は約10メートルにも及び、約2.5時間の充電後、最大24時間の連続使用が可能なバッテリーを内蔵しているため、完全スタンドアローンで利用することが可能だ。
▼最大2台までのBluetoothデバイスと同時に接続でき、簡単に切り替えることが可能。通話と音楽再生を同時にサポートする。
また、eMeet独自の無料ソフトウェアを利用することで、bluetoothデバイス名の名前変更、ソフトウェアのアップグレード、ライト/着信音の設定、工場出荷時の設定への復元などの設定を自由に調整することができる。
Zoom、Skype、など主流ソフトウェアとの互換性も擁している他、Windows、IOS、Android、linuxなどのOSにも対応。
このように、機能性・携行性・実用性のいずれにも優れた、オンライン通話にはうってつけのヘッドセットとなっている。
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼ヘッドセット本体および付属品一式がすっぽり収まっている。
▼内容物をすべて取り出した様子。
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- ヘッドセット本体
- USB Type-Cケーブル
- 説明書一式
- USBドングル
- 専用ポーチ
▼説明書は日本語にも対応しているため、扱い方で困ることは無いだろう。
▼付属のUSBドングルを用いることで、USBアダプタを搭載していないデバイスでもBluetoothによる無線接続を行うことが可能だ。
▼専用ポーチにヘッドホン本体とケーブル類をまとめて収納することが可能。外出先に持ち運ぶ際も便利。
機能的でシンプルなデザイン
ヘッドホン本体は、オーソドックで落ち着いたデザインとなっている。
▼本体は約250gと非常に軽く、筐体素材も手触りが良い。
▼使用しない場合は、イヤー部分とマイクを畳んでおくことで、コンパクトなサイズにしておくことが可能だ。
▼横から見た様子(畳んだ状態)
▼頭頂に当たる部分は柔らかく、汚れの付着しづらい素材で出来ている。
▼使用スタンバイ状態
▼右耳側のマイクは 0~120°の可動域がある。
▼アーム部分は0~5センチほどの可動域。どのような頭の大きさの方にも対応する。
両耳のeMeetロゴの部分はボタンが内蔵されており、タッチすることで様々な機能を利用することが可能となっている。
▼中央のロゴを押すと外音取り込み機能のオン/オフを切り替えられるほか、上の方を押すとボリュームアップ、下の方を押すとボリュームダウンできる機構が内蔵されている。
▼イヤーカップは防音素材で作られており、イヤークッションは耳に優しくフィットする。
上述した通り、イヤー部分には "着脱検出センサー" が内蔵されており、ヘッドセットを取り外した際にサウンドが自動的に停止する機能も用意されている。
▼ヘッドセットの電源をONにした状態ではLEDライトが点灯する。
▼両耳の側面には外音取り込み用のマイクが用意。
主要な操作用ボタン等はすべて左耳側に集約されている。
▼押すとマイク音声を消音できるミュートボタン。
▼電源スイッチやBluetooth接続用スイッチ。左右には接続状況やバッテリー残量を示すためのLEDインジケーターやUSB Type-Cポートも用意されている。
ほとんどの操作をハンズフリーで行うことができ、コンパクトな筐体に必要な機能がすべて集約されたデザインとなっている。
外音取り込み機能やミュート機能など、各機能に対してスムーズにアクセスできるため、会話に集中したいウェブ会議やオンライン授業などの際にも適したデザインであると言える。
デバイスとの接続方法
PCやスマートフォンなど、デバイスとの接続方法はいたってシンプルだ。
まず電源を入れ、Bluetoothペアリングスタンバイ状態にする。
するとデバイス上で『eMeet HS100』(USBドングルを利用している場合は『eMeet Adapter A300』)が検出される。
▼PC画面
▼スマホ画面
あとはペアリング(接続)を完了することで、ヘッドセットの利用が可能になる。
わずか2ステップのシンプルな手順で利用を開始できるため、デバイスの扱いに慣れていない方でも問題なく利用できるだろう。
高品質で安定した会話を実現
本製品を実際に使用して会話品質を確認した。
▼今回のレビュー時はSkypeを利用して友人と通話してみた。
Skypeによる会議通話に本製品を使用したところ、音質自体はいたってクリアで、相手側の声を明瞭に聞き取ることが可能であった。
また高性能ノイズキャンセリングマイクのおかげで、こちら側の声もノイズを除去した状態で相手側に届けられるため、"まるで面と向かって会話しているような感覚だった" と友人も述べている。
ちなみに今回のレビュー時には有線接続・無線(ワイヤレス)接続の両方を試してみたが、いずれの場合でも、安定して高音質の通話を行うことができていた。
リモートワークやオンライン授業などにおいて、快適でストレスのない通話を行うにはうってつけのヘッドセットであると言える。
音楽再生にはあまり適していない
一方で、本製品は中~高音域に関してはクリアに響くものの、低音はほとんど響かず音圧も弱い。
そのため、音楽再生においては、そこまで満足度の高い体験は期待できないだろう。
あくまでウェブ会議やオンライン授業などにおける通話用のヘッドセットとして利用すると良いだろう。
外音取り込み機能が便利
イヤー部分のロゴをタッチすると、"外音取り込み機能" のオン/オフを切り替えることが可能だ。
外音取り込み機能をオンにすると、外部の音を取り込んでヘッドセット内から出力することが出来る。
これにより、デバイス側からのサウンドを視聴しつつ外音にも気を配ることができるため、『ヘッドセットを装着していたせいで大切なアナウンスを聞き逃した』というような事態を防ぐことができる。
イヤー部分が蒸れやすい
本機の重量は約250グラムと、マイク搭載モデル都市は比較的軽い部類です。そのため長時間装着し続けても首が疲れづらくなっている。
しかし一方でイヤー部分は完全に耳を塞いでいるせいか蒸れやすく、特に室温の高くなる夏場などにおいては、蒸れ具合がやや不快に感じる方も多いと思う。
定期的にヘッドセットを取り外すなどして、蒸れを逃がす必要があるだろう。
バッテリーの持ちが良い
本製品には最大24時間持続するバッテリーが内蔵されている。
実際に使用し続けてみたところ、6日間、約20時間ほど充電無しでヘッドセットを使用することが可能であった。
1日に2~3時間ほどしかヘッドセットを利用しない方であれば、1週間以上充電無しで使用することができるだろう。
いちいち充電残量を気にする必要が無いため、ストレスなく利用できた。
専用の無料ソフト『eMeet Link』で機能をカスタマイズ
開発元であるeMeet社が提供する無料ソフト『eMeet Link』を利用することで、本製品の各機能をカスタマイズすることが可能となっている。
『eMeet HS100』を接続した状態で、eMeet Linkを起動する。
すると以下のように、ヘッドセットの各ステータスや設定を変更することができる。
▼バージョン更新も可能。
▼電源オフ時間や言語設定なども変更可能だ。
自身の使いやすいように機能を調節できる無料ソフトとなっています。インストール自体は必要ではないため、機能を細かく調節したい方は利用すると良いだろう。
快適なオンライン通話を実現できる高性能ヘッドセット
今回紹介した『eMeet HS100』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- 機能的なインターフェース構成
- 快適な着け心地
- 携行しやすい折り畳みデザイン
- 便利な外音取り込み機能
- シンプルなペアリング(接続)方法
- クリアな音声を届けるノイズキャンセリング対応マイク
悪かった点
- 音楽視聴用途には適さない
以上の通り、ウェブ会議やオンライン授業などで快適なオンライン通話を実現することのできる高性能ヘッドセットとなっている。
着け心地は快適。イヤーパッド部分は多少蒸れやすいものの、室温の高くなる夏場でもなけでば、数時間連続して装着し続けても快適なままだ。
デバイスとの接続方法もシンプルで、PC初心者でも簡単に扱うことができるだろう。
ノイズキャンセリング対応マイクは周囲の雑音をシャットアウトして、利用者の声のみを相手側にクリアに届けることが可能であった。
快適なオンライン通話を実現したい場合には、まさにうってつけのヘッドセットだろう。
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