新型コロナウイルスの影響により、最近ではリモートワークやオンライン授業、ウェブ会議などが一般的に行われるようになってきた。
それに伴い、マイクスピーカーやウェブカメラ、ヘッドセットなどのガジェットの需要も高まりつつある。
今回は、効率的で高品質なオンライン通話を実現することの出来る、オススメのマイク付きヘッドセット『eMeet HS150』について紹介したいと思う。
強力なノイズキャンセリング搭載のワイヤレスヘッドセット
今回紹介する『eMeet HS150』は、Bluetooth接続対応のワイヤレスヘッドセットだ。
以前の記事で紹介した『eMeet HS100』の後継機にあたる。
ブランド | eMeet |
型名 | HS150ワイヤレスヘッドセット |
ヘッドホン型式 | オーバーイヤー |
マイク | ノイズキャンセリングマイク×6搭載 |
ノイズキャンセリング | ANCアクティブノイキャン ENC通話ノイキャン |
接続方法 | USB Type-C, Bluetooth5.0 |
バッテリー持続時間 | 最大48時間 |
急速充電機能 | 対応(15分間の充電で6時間通話可能) |
同時接続台数 | 2台まで |
ノイズキャンセリング対応の高性能マイクを含めた計6基のマイクが内蔵されており、邪魔な背景雑音を最小限に抑えたクリアな会話を実現することができる。
▼ANCアクティブノイキャンとENCノイキャンにより、周囲の雑音(環境音)を完全シャットアウト。
マイクは120度の可動域があり、マイクが必要ない場合は邪魔にならない位置にセットすることも可能。折り畳み式で外出や出張の持ち運びにも便利な設計となっている。
▼マイク位置を調節することでミュート状態となる機能も搭載。
柔らかなパッドと快適性こだわって設計されたフォームイヤーカップを備えており、長時間でも快適に着用可能、頭や耳に負担をかけずに話や音楽に集中することが可能だ。
そして接続方法には3種類用意されており、場面や用途に応じて有線・無線を切り替えることが出来る。
そして内部には最大48時間の通話が可能なバッテリーが内蔵されており、約15分の急速充電で6時間のバッテリーが回復するため、非常に利便性に優れた設計となっている。
また、eMeet独自の無料ソフトウェアを利用することで、ヘッドセットの機能を自由に調整することもできる。
Zoom、Skype、など主流ソフトウェアとの互換性も擁している他、Windows、IOS、Android、linuxなどのOSにも対応。
このように、機能性・携行性・実用性のいずれにも優れた、オンライン通話にはうってつけのヘッドセットとなっている。
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- ヘッドセット本体
- ユーザーマニュアル
- USB Type-Cケーブル
- 専用ポーチ
▼説明書は日本語にも対応している。
▼付属のUSBドングルを利用することで、Bluetoothドライバ非搭載PCでもワイヤレス接続が可能となる。
▼専用ポーチも付属しており、ヘッドセット本体および付属品一式を収納して、簡単に持ち運ぶことが出来る。
ヘッドホン本体は、オーソドックで落ち着いたデザインとなっている。
▼右耳側にはマイクが搭載されているほか、音量調節ボタン、多機能ボタン(中央)が搭載。
▼左耳側にはアンビエントサウンド/ANCボタンが搭載されており、外音取り込み機能のON/OFFを切り替えることが可能だ。
▼イヤーカップは防音素材で作られており、イヤークッションは耳に優しくフィットする。
▼ヘッドセット本体は非常に軽く、実際に装着してもズッシリ感はない。
▼使用しない場合は、下画像のようにイヤー部分とマイクを畳んでおくことで、コンパクトなサイズにしておくことが可能だ。
▼頭頂にあたる部分は優しいクッション素材で造られている。
▼使用可能状態(イヤーパッド展開)
▼アーム部分は0~5センチほどの可動域。どのような頭の大きさの方にも対応する。
▼右耳側のマイクは 0~120°の可動域がある。
続いて、搭載インターフェースについて紹介していく。
▼両耳の側面には外音取り込み用のマイクが用意。
主要な操作用ボタン等はすべて右耳側に集約されている。
▼押すとマイク音声を消音できるミュートボタン。
▼電源スイッチ 兼 Bluetooth接続用スイッチ、接続状況やバッテリー残量を示すためのLEDインジケーター、USB Type-Cポートが搭載されている。
ほとんどの操作をハンズフリーで行うことができ、コンパクトな筐体に必要な機能がすべて集約されたデザインとなっている。
外音取り込み機能やミュート機能など、各機能に対してスムーズにアクセスできるため、会話に集中したいウェブ会議やオンライン授業などの際にも適したデザインであると言える。
デバイスとの接続方法
PCやスマートフォンなど、デバイスとの接続方法はいたってシンプルだ。
まず電源を入れ、Bluetoothペアリングスタンバイ状態にする。
するとデバイス上で『eMeet HS150』が検出される。
▼PC画面
▼スマホ画面
あとはペアリング(接続)を完了することで、ヘッドセットの利用が可能になる。
わずか2ステップのシンプルな手順で利用を開始できるため、デバイスの扱いに慣れていない方でも問題なく利用できるだろう。
なお、PCにBluetooth通信用のドライバが内蔵されていない場合、本製品に付属するUSBドングルを使用することで、ワイヤレス通信が可能となる。
また、付属のUSB Type-Cケーブルを接続することで、ヘッドセットの有線利用も可能だ。
▼プラグアンドプレイ対応であり、USB接続すると自動的にセットアップが完了する。
▼有線利用の場合、常に給電し続けながら利用できるため、バッテリー切れの心配がない。
用途や場面に応じて、接続方法を切り替えると良いだろう。
高品質で安定した会話を実現
本製品を実際に使用して会話品質を確認した。
▼今回のレビュー時はSkypeを利用して友人と通話してみた。
Skypeによる会議通話に本製品を使用したところ、音質自体はいたってクリアで、相手側の声を明瞭に聞き取ることが可能であった。
また高性能ノイズキャンセリングマイクのおかげで、こちら側の声もノイズを除去した状態で相手側に届けられるため、"まるで面と向かって会話しているような感覚だった" と友人も述べている。
ちなみに今回のレビュー時には有線接続・無線(ワイヤレス)接続の両方を試してみたが、いずれの場合でも、安定して高音質の通話を行うことができていた。
リモートワークやオンライン授業などにおいて、快適でストレスのない通話を行うにはうってつけのヘッドセットであると言える。
▼マイクを上げることで瞬時にミュート状態にすることが出来るため、コールセンター業務などでの利用にも適している。
外音取り込み機能が便利
左耳側のイヤー部分のロゴをタッチすると、"外音取り込み機能" のオン/オフを切り替えることが可能だ。
外音取り込み機能をオンにすると、外部の音を取り込んでヘッドセット内から出力することが出来る。
これにより、デバイス側からのサウンドを視聴しつつ外音にも気を配ることができるため、『ヘッドセットを装着していたせいで大切なアナウンスを聞き逃した』というような事態を防ぐことができる。
イヤー部分が蒸れやすい
本機の重量はマイク搭載モデルの中でも比較的軽い部類だ。そのため長時間装着し続けても首が疲れづらくなっている。
しかし一方でイヤー部分は完全に耳を塞いでいるせいか蒸れやすく、特に室温の高くなる夏場などにおいては、蒸れ具合がやや不快に感じる方も多いと思う。
定期的にヘッドセットを取り外すなどして、蒸れを逃がす必要があるだろう。
バッテリーの持ちが良い
本製品には最大48時間持続するバッテリーが内蔵されている。
実際に使用し続けてみたところ、13日間、約42時間ほど充電無しでヘッドセットを使用することが可能であった。
1日に2~3時間ほどしかヘッドセットを利用しない方であれば、1週間以上充電無しで使用することができるだろう。
いちいち充電残量を気にする必要が無いため、ストレスなく利用できた。
専用の無料ソフト『eMeet Link』で機能をカスタマイズ
開発元であるeMeet社が提供する無料ソフト『eMeet Link』を利用することで、本製品の各機能をカスタマイズすることが可能となっている。
『eMeet HS150』を接続した状態で、eMeet Linkを起動する。
自身の使いやすいように機能を調節できる無料ソフトとなっている。
インストール自体は必須ではないため、機能を細かく調節したい方は利用すると良いだろう。
『eMeet HS150』のまとめ
今回紹介した『eMeet HS150』について、特徴をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- 機能的なインターフェース構成
- 快適な着け心地
- 携行しやすい折り畳みデザイン
- 便利な外音取り込み機能
- シンプルなペアリング(接続)方法
- クリアな音声を届けるノイズキャンセリング対応マイク
- プラグアンドプレイ対応で扱い方が簡単
悪かった点
- イヤーパッドが蒸れやすい
以上の通り、ウェブ会議やオンライン授業などで快適なオンライン通話を実現することのできる高性能ヘッドセットとなっている。
着け心地は快適。イヤーパッド部分は多少蒸れやすいものの、室温の高くなる夏場でもなけでば、数時間連続して装着し続けても快適なままだ。
デバイスとの接続方法もシンプルで、PC初心者でも簡単に扱うことができるだろう。
ノイズキャンセリング対応マイクは周囲の雑音をシャットアウトして、利用者の声のみを相手側にクリアに届けることが可能であった。
バッテリー持続時間も、旧モデル(HS100)と比べて圧倒的に延長されている。
快適なオンライン通話を実現したい場合には、まさにうってつけのヘッドセットだろう。
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