コロナ禍による新しい生活様式では、SkypeやZOOMを活用してオンライン会議や在宅ワーク時の通話利用など、スピーカーフォンは必需品と言えるガジェットになっています。
今回ご紹介する「eMeet OfficeCore M1」は、オフィスや自宅はもちろん、出張先などの外出先でも必要な時にすぐにセットアップが出来る、Bluetooth接続に対応したワイヤレススピーカーフォンです。
どちらかというと、オフィスやビジネス向けに振った商品ではありますが、家庭内の利用でもかなり便利で生活が豊かになる商品ですのでご一読いただければと思います。
eMeet社について
eMeetは、スマホメーカーのHUAWEI、スピーカーのHarman、中国電気機器メーカーのTCL、音楽関連企業のKugou等のIT業界出身の人たちによって組織された企業で、高品質な音で自由にコミュニケーション出来る様になることを目指し、人工知能技術を使ったスピーカーフォンやWEBカメラなどを開発・販売している中国のメーカーです。
eMeetの製品は日本でも、amazonや楽天などのネットショップ、大手量販店でも数多くの製品が販売されております。
マイクスピーカーとは?
スピーカーフォンは本体にスピーカーと集音マイクを内蔵しており、複数人で受話器などを持たずに通話ができる製品の事です。普通のマイクとは異なり、本体内には複数のマイクがあり、人の話し声や方向を捉えてノイズや環境音などをフィルターする事で円滑なコミュニケーションができるようにチューニングされています。
ノートPCのマイクとスピーカーでももちろん通話はできますが、自分の声をどれだけクリアーに相手に伝えるか、しっかりと相手の声が聞き取れるかはビジネスのシーンでとても大事なんです。
スピーカーフォン必須機能
スピーカーフォンを選ぶ際には、スピーカーの音をマイクが拾わないように防いでくれる「エコーキャンセリング機能」と、雑音を除去する「ノイズキャンセリング機能」は最低限必要な機能です。
ノートPC内蔵のマイクとスピーカーを使った際にこんな経験はありませんか?複数人が参加するWeb会議で音声がハウリングしてしまったり、発言が聞き取れないなど・・・ ハウリングする度に会議を中断するなんて、せっかくの重要なプロジェクト決定が台無しになりますね。
接続タイプは2種類
スピーカーフォンの接続方法は「ワイヤレス接続」と「有線接続」の2種類があり、ワイヤレス接続タイプの場合は、パソコンやスマートフォンなど接続したいデバイスを選んでBluetoothに接続して利用ができるので、出先で利用したいとか、複数のデバイスで利用したいという場合に便利です。
自宅や会議室などで決まったPCに接続して常設するのであればUSB接続する有線接続がおすすめ、無線の遅延や不安定さもありませんし、USBから給電されるので配線もシンプルに済みます。
今回ご紹介する「eMeet OfficeCore M1」は、持ち運べて汎用性が高いBluetooth接続のワイヤレス接続タイプです。
OfficeCore M1 特徴
「eMeet OfficeCore M1」は、上述したスピーカーフォンが抑えておきたい機能をしっかり搭載し、有線接続によるシンプルさと安定性、ポケットサイズでありながら高い性能と低価格を実現したモデルです。
6+1MEMS全指向性マイク
高性能マイクを本体に7つ内蔵!半径5mの範囲を360度どこからでも収音が可能です。また話し手の方向を自動的に検知する「位置検出機能」により、検知している方向のLEDが光って方向を知らせます。
高音質であること
同社のVoiceIA技術(特許取得済み)をさらに強化し、奥深く豊かな音声の再生を実現しています。エコーキャンセリング機能とノイズキャンセリング機能により、快適な双方向の同時会話が可能です。
プラグアンドプレイ
PCやMAC、スマートフォンなど、Bluetoothに対応した機器とペアリングすればすぐに利用可能です、もちろんUSBケーブルの接続にも対応しているので安定を求めるなら有線接続でもOK
様々な通話アプリに対応
Skype、Google Hangout、Microsoft Lync、Cisco、Avaya、FaceTime、LINE、Goto meeting、Zoom、Bluejeans、webex、braodsoft、lifesize、Vidyoなど、多様なオンライン音声通話サービスに対応しているので安心して利用できます。
シンプルな操作性とリングLEDインジケータ
本体上面の「Bluetooth」「マイクミュート」「スピーカーミュート」「音量調整ボタン」「電話接続/切断ボタン」のみで簡単操作・設定が可能、またリングLEDインジケータによりペアリングやバッテリーレベル、音量などが視覚的・直感的に判断ができます。
基本仕様
eMeet OfficeCore M1の基本仕様は以下のとおりです。
項目
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数値
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出力
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3W RMS
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マイク周波数応答
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20Hz~200Hz
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SN比
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≧80dB
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Bluetooth | Ver4.1 伝送距離約10m |
マイク感度
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-26dBFS
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マイクの数
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6+1MEMS
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マイクの指向性
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360°全指向性
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バッテリー | 3.6V/2600mAh(12時間通話・20時間音楽再生可能) |
サイズ
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11 x 11 x 2.9 cm
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本体重量
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270 g
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パッケージ内容
OfficeCore M1
OfficeCore M1は金属に覆われたボディーなので見た目の質感はなかなか良い感じである、本体サイズは110mmx 110mm x 29mmで手のひらに乗せると少しはみ出るぐらい、金属とは言っても本体重量は270gとスマホ程度なので持ち歩くのに苦にはならないだろう。
上部に操作スイッチ5箇所あり印字を見れば直感的になんの機能ボタンかは理解ができる、側面裏側には電源ボタンと充電&入力用のUSB-C端子、そしてUSB-A端子がある。このUSB-Aは何に使うのか疑問だったが、ゴム蓋に「OUT」と記載があり、どうやらモバイルバッテリーとしてOfficeCore M1を利用できるらしい。
また、本体がぴったりと収まる収納ケースも付属している、これは持ち歩く際に便利かもしれない、サイズ感も質感も良いですね。
付属ケーブル類
- ユーザーマニュアル
- クイックスタートガイド
- 安全の手引き
- 延長保証カード
ユーザーマニュアルは多国籍言語版で日本語の説明も記載されています、延長保証カードには「ユーザー登録をおこなう事で保証が1年延長」との記載があり合計で2年間の保証になりますので登録した方が良いですね。
使用感
Office Core M1はBluetoothに対応したWindowsやMACなどのPCはもちろん、スマートフォン/タブレットなどの接続ができます。またUSB接続でもドライバーなどはインストールしなくてもプラグアンドプレイで利用可能です。
接続してみる
初回起動では電源ボタンを長押しすると起動音と同時にリングLEDが点灯してペアリング可能な状態になる、接続したいPCなどのデバイスでOffice Core M1を選択すれば接続が完了する。Bluetooth機器と接続した事がある人なら悩まないだろう。
有線接続は付属のUSBケーブルでPCなどに接続すれば準備が完了する、もしBluetoothで接続されていても自動的に有線接続が有効になる。とにかく繋げばOK簡単だ。
操作性は?
本体外周のリングLEDはバッテリーレベルや音量などが目視で判断できるようにレベル表示をおこなってくれるので分かりやすい、さらにどの位置のマイクが声を拾っているかも表示してくれて見た目にも綺麗で楽しいし実用的な機能だ。
上面のボタンは、Bluetoothボタン、音量調整、マイク・スピーカーのオン・オフ、発信・切断、アイコンで機能のイメージができるし、通常は音量操作ぐらしかしないし至ってシンプルに利用可能だ。
マイク感度
マイク感度はとても良い、OfficeCore M1 には7個もマイクが内蔵されているらしく360度の集音が可能とのこと、実際にマイクの周りで声を出してみたが発声した方向のリングLEDが点灯するので正確に方向を捉えているようだ。
ノイズキャンセリングとエコーキャンセリング機能により、複数人が同じ場所で発声した場合でもハウリングを抑え、発言者の音声を拾ってくれて音質はかなり良い。集音距離は8mもあるので広い会議室でも十分な性能でマイクに近い人の声はとてもクリアーだった。
人の声をちゃんと判断して、会話に最適化した集音をおこなっているようだ。
スピーカーの音質
PCで音楽を再生してみたがモノラルとは言えかなりの良音質で、低域はもちろん効くわけではないがポータブルスピーカーとしても活躍しそうな感じ。当然音声の再現性はまったく問題なくボリュームも十分だから音声通話や会議利用を前提であれば不満はまったくない。
総合評価(まとめ)
Office Core M1はBluetooth接続によるワイヤレス接続に対応しており、自宅やオフィス、出張先など、好きな場所、好きなデバイスに簡単にペアリングして利用ができる。
また、多人数の会議利用時には、正確に発言者の方向と声を集音して通話先の相手に届ける事が可能なマイク能力、音声の聞き取りやすいスピーカーを内蔵し、性能の良いノイズキャンセリングやエコーキャンセリングなどにより通話品質が非常に高いため満足できるワイヤレスフォンである。
パーソナルユースにおいても、モバイルバッテリーやコンパクトスピーカーとしても活用が可能、自宅内の自室やリビング、持ち出して庭で使ってみたり、ユーザーのアイデアで活用の幅が広がるガジェットと言える。
価格は多少高価な部類に入るが、性能の良い商品が欲しいのであれば購入の選択肢に検討してみてはいかかだろうか?
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購入可能ショップ
eMeet OfficeCore M1 はamazon公式ショップでご購入可能です。
▼こちらの記事でも分かりやすく紹介されています。