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ウェブカメラ ガジェットレビュー

『EMEET SmartCam S800』レビュー、最高4K対応、ノイズキャンセリングマイク内蔵の高性能ウェブカメラ

レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBコンテンツクリエイター。大学院理工学研究科出身。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

ウェブカメラやマイクスピーカーなど人気PC関連デバイスを数多く手掛けるeMeet社は、最新のウェブカメラである『EMEET SmartCam S800』の販売を開始した。

最高4K(3840×2160)解像度、HDR対応の高性能ウェブカメラだ。デュアルノイズキャンセリングマイクを内蔵しており、これ一台でオンライン通話の準備を整えることができる。

今回、提携先より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。

EMEET SmartCam S800のアイコン画像

ブランド eMeet
型名 S800
対応OS Windows(Win7、10、11)、macOS(10.14以降)
対応ソフト EMEET LINK
解像度 最高4K(3840×2160)HDR対応
キャプチャ速度 FHD(1920×1080):60fps
4K(3840×2160):30fps
フォーカス機能 PDAF(位相差オートフォーカス)
TOF(飛行時間計測)デュアルオートフォーカス
視野角 40°〜73°
接続方式 USBケーブル(有線)
内蔵マイク デュアルノイズキャンセリングマイク内蔵

『EMEET SmartCam S800』は、FHD(1920×1080)/60fps4K(3840×2160)/30fps の高解像度&高リフレッシュレート撮影が可能なウェブカメラだ。

▼高精彩かつ滑らかな映像を相手側に届けることが可能。

EMEET SmartCam S800の解像度説明画像

▼40°〜73°の視野角に対応しており、一度に多くの対象物をとらえることができる。

視野角調節機能

0.3秒の超高速オートフォーカスに対応。メインの被写体をスピーディに認識して、自動的にピントを合わせてくれる。

▼カメラの前で顔を働かしても、自動でピントを合わせることができる。常に鮮やかで臨場感のある動画配信・録画が可能だ。

オートフォーカス機能の説明画像

内蔵式プライバシーカバーにより、物理席にレンズを遮断。プライバシーを確実に守ることができる。

そしてウェブカメラ本体にはデュアルノイズキャンセリングマイクが内蔵されており、360度からの集音に対応、しっかり声を拾い上げる。クリアな音声を相手に伝えることが可能だ。

デュアルノイズキャンセリングマイクの仕様

公式が配布する無料ソフトウェアを利用することで、機能や画質を柔軟にカスタマイズ可能。プラグアンドプレイ対応で、PCに接続後すぐに使用を開始できる点も便利だ。

製品本体および付属品

▼外箱の様子

外箱の様子

箱を開けた様子

▼内容物をすべて取り出した様子。

内容物一覧

【内容物一覧】

  • ウェブカメラ本体
  • USB Type-Cケーブル
  • ユーザーマニュアル

▼ユーザーマニュアルは日本語にも完全対応。

ユーザーマニュアル

▼ウェブカメラの外観。コンパクトかつ軽量であり、手のひらに載るほどのサイズだ。

ウェブカメラ本体の外観-正面

▼左側面の様子。

ウェブカメラ本体の外観-左側面

▼右側面の様子。

ウェブカメラ本体の外観-右側面

▼背面の様子。

ウェブカメラ本体の外観-背面の様子

▼背面にはType-Cポートが用意。

Type-Cポート

▼ウェブカメラ上部前方にはダイヤルが用意されており、左右にスライドさせることでプライバシーカバーを開閉できる。

カバーダイヤル

▼プライバシーカバーが開いている様子。

プライバシーカバーが開いている様子

▼プライバシーカバーが閉じている様子。

プライバシーカバーが閉じている様子

▼底部の様子。外付けスタンドを装着できるネジ穴が空いている。

底部の様子

▼スタンド部分は0~190度ほどの範囲で開閉可能。

スタンドを展開した様子

スタンドを180度以上に展開した様子

▼カメラ本体部分も45度までの範囲で角度調整が可能。

カメラ部分を傾けている様子

▼軽量で外出先への持ち運びにも適している。

ウェブカメラを手に持つ様子

設置~利用開始までの手順

本製品の設置~利用開始までの手順はいたって簡単だ。

まず、カメラ背面のType-CポートにUSBケーブルを接続し、PCと繋ぐ。

USBケーブルを接続した様子

続いて、カメラ下部のスタンドを開き、モニター上部へ設置する。

▼実際に設置した様子。

モニター上にウェブカメラを設置した様子

モニター上にウェブカメラを設置した様子-ズーム

▼スタンド部と本体下部のツメをモニター上部に引っ掛けるカタチで設置する。

スタンド部と本体下部のツメをモニター上部に引っ掛けるカタチで設置する

スタンド下部の様子-側面視点

ウェブカメラを設置した様子-側面視点

ウェブカメラを設置した様子-真上視点

安定性は良好であり、ちょっとの揺れやケーブルを引っ張ったくらいでズレ落ちることは無い。

本製品はプラグアンドプレイに対応しており、ドライバやソフトウェアをインストールする必要はなく、USB接続のみでセットアップが完了する。

▼大抵の会議・通話アプリとの互換性を備えている。

Skypeの設定画面

以上の手順だけで、カメラ&マイクの利用開始準備が整う。

マイク設定画面

設置⇒USB接続の2ステップのみで利用を開始できるため、PC初心者の方でも全く問題なく扱うことが出来るだろう。

また、ドライバやソフトウェアのインストールが必要ないため、社用PCや外出先でのパブリックPCでの利用にも最適だ。

高解像度かつ滑らかな映像

ウェブカメラの映像を出力している様子

実際に『EMEET SmartCam S800』を使用して、Skype会議通話やLINE通話、Google Meets会議などを行ってみた。

「1080p・60fps」および「4K・30fps」に対応した本製品では、高画質で滑らかな映像を映し出すことができていた。

▼発色も良好であり、肉眼で見た場合に近い色合いを実現している。人物の輪郭や表情はもちろん、背景の様子にいたるまで実にクリアに映し出されている。

ウェブカメラで自撮りしている映像

最大73度の視野角に対して映像が変に魚眼レンズ的になることもなく、ナチュラルで見やすい映像が撮影できていた。フルHD解像度では60fpsのキャプチャ速度で描画されるおかげで、カメラ前で激しく動いても気になる残像や遅延の発生は見られなかった。

カメラの前で手を振る様子

▼実際にキャプチャした映像

▼オートフォーカス機能も優秀で、メインの被写体に自動でピントを合わせてくれるため、常にクリアな映像を撮影できていた。

オートフォーカス機能の確認

ウェブ会議やオンライン授業用カメラとして利用するには、十分な品質を実現できていると言える。

動画サイトにおける生配信やライブストリーミング配信用カメラとしても活躍できるだろう。

柔軟な可動域

本製品は柔軟な可動域を備えており、撮影方向を思い通りに変更できる。

▼左右水平45度の範囲で調節可能。

左方向に45度傾けた様子

右方向に45度傾けた様子

▼垂直方向にも45度の範囲で角度を調節可能。

垂直方法に45度傾けた様子

撮影方向を変える際に、いちいちカメラ位置を変更しなくてもいい点は便利だ。

優れたデュアルノイズキャンセリングマイク

本製品に搭載されているデュアルノイズキャンセリングマイクも、優れた品質となっている。

小さな声や離れた場所の声でもクリアに届けることのできる高い集音性能を実現しており、相手とのオンライン会話でストレスを感じることはなかった。

ノイズキャンセリング機能のおかげで、空調音や外の環境音などが入ってくる環境で通話していても、相手側との会話に支障をきたすことはなかった。

流石に多人数の声を同時に拾う用途には対応していないが、1~2人の少人数で利用するには十分な性能となっている。

個人情報を守る便利な内蔵カバー

本製品にはプレイバシーを守るためのカバーが内蔵されており、レンズに映る映像を物理的にシャットアウトすることが可能だ。

▼前面のダイヤルを回すことで、カバーを開閉できる。

レンズを開けた様子

レンズを閉めた様子

レンズを物理的に覆うため、システムを遠隔で操作されるような事態に遭っても、アナログ開閉式のレンズを操作されることはないため、プライバシーを完全に守ることが出来る。

マイクやカメラを切り忘れたせいでプライベートな情報が外部に漏れてしまうような事態を防止することが出来るだろう。

特に自宅でテレワークやオンライン授業、ライブストリーミング配信などを行っている場合は、途中で家族が入ってくる可能性もあるため、瞬時に対応できる同機能は実に便利であると言えるだろう。

ただし、カバーを覆った場合でもマイク機能は自動でOFFにはならないので注意したい。

専用の無料ソフトウェアで各種調整が可能

eMeet社は、自社製品向けのフリーソフトウェアである『EMEET LINK』を提供している。

本ソフトウェアを使用することで、『EMEET SmartCam S800』の明るさやコントラスト、輝度など、映像に関する各種パラメータを簡単に調節することができる。

※ウェブカメラの利用にあたり必須のソフトではない

▼ソフトのメイン画面。

ソフトのメイン画面

カメラの映像をリアルタイムで確認しつつ、各種パラメータの調節を行うことができる。現在のカメラ映像も表示され、映像の変化をリアルタイムで確認することが可能

▼各種パラメータを詳細に調節できる

カメラ品質設定

▼フレーミンググリッドを4種類から選択可能。

フレーミンググリッドの選択画面

▼動画画面設定の項目も充実。

動画画面の設定項目

このように、詳細な設定項目の用意された無料ソフトとなっている。

特に解像度などは重要な設定なので、本ウェブカメラを最大限に活用したい場合は、是非インストールしておくことをオススメしたい。

『EMEET SmartCam S800』のまとめ

EMEET SmartCam S800のアイコン画像

今回紹介した『EMEET SmartCam S800』について、特徴をまとめると以下の通りだ。

良かった点

  • コンパクトかつ軽量なデザイン
  • 「1080p・60fps」「4K・30fps」対応
  • 高画質かつ滑らかにキャプチャ可能
  • 高性能ノイズキャンセリングマイクを内蔵
  • プラグアンドプレイ対応
  • 公式の無料ソフトで各種パラメータの調整が可能
  • 柔軟な可動域
  • 個人情報保護に便利なプライバシーカバーを内蔵

悪かった点

  • たまにオートフォーカスが上手く機能しないことがある

以上の通り、「1080p・60fps」「4K・30fps」対応の高性能カメラ、および高性能ノイズキャンセリングマイクをを内蔵した、高品質ウェブカメラとなっている。

カメラ&マイクの両機能をこれ1台で利用でき、なおかつ持ち運びにも適したサイズのため、外出先で臨時のオンライン通話を行う場合には便利だろう。

映像品質が高いうえ、公式の無料ソフトを利用することで、フィルターの適用を含め各種パラメータを細かく構成することが可能だ。

そして内蔵プライバシーカバーのおかげで、外部に漏らしたくないプライベート情報を、ダイヤルを回してカバーを閉じるだけで確実にシャットアウトできる点も嬉しい。

実用的な性能のウェブカメラを探している場合には、選択肢の一つに入れても良い製品だ。

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最新ガジェット大好きなWEBコンテンツクリエイター。大学院理工学研究科出身。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

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