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『Epomaker TH99』レビュー、有線/無線対応、RGBライト搭載、最大800時間の連続使用可能な高機能メカニカルキーボード

レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。理系大学院修了。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

数々のPCキーボード関連製品をリリースしてきたEpomaker(エポメーカー)は、2025年1月の最新モデル『Epomaker TH99』を販売している。

US配置の102キーを備えた、1800コンパクトレイアウトのメカニカルキーボードだ。有線(Type-C)、2.4GHzワイヤレス、Bluetooth 5.0の3種類の接続方法をサポートしており、幅広いシーン・用途で活用できる。

Mac、Windows、Androidなどのデバイスとの接続に対応。

今回、メーカーより本製品(ブラック色)を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。

Epomaker TH99のアイコン画像

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ブランド Epomaker(エポメーカー)
モデル名 Epomaker TH99
カラー ブラック、ホワイトブルー
接続方法 有線(Type-C)、2.4GHzワイヤレス、Bluetooth 5.0
対応デバイス Mac、Windows、Android(PS4/PS5/Switchには非対応)
レイアウト 96% QWERTY ANSI US
キー数 102
筐体素材 ABSプラスチック
プレート素材 ポリカーボネート
キーキャップ素材 PBTプラスチック
マウント構造 ガスケットマウント
キーキャッププロファイル Cherry Profile
ホットスワイプ 対応(3ピン/5ピンのメカニカルスイッチ)
RGBライト 搭載
ポーリングレート USB、2.4GHz接続時:1000Hz
Bluetooth接続時:125Hz
入力遅延 USB接続時:2ms
2.4GHz接続時:5ms
Bluetooth接続時:11ms
アンチゴースト機能 Nキー・ロールオーバー
マクロ機能 対応
バッテリー容量 4,000mAh
キーボード寸法 402×303×375mm
キーボード重量 約1,129g(実測値)
パッケージ重量 約2kg

Epomaker TH99のスペック説明画像

今回紹介する『Epomaker TH99』は、1800コンパクトレイアウトと高機能性を兼ね備えたメカニカルキーボードだ。

従来の96%キーボードを踏襲しつつ、機能性と内部構造、そしてデザインをアップグレードしており、ゲーミングからクリエイティブな作業、一般的なオフィスワークまで、幅広い用途に活用できるモデルとなっている。

▼背面にキックスタンドを備え、手首への負荷を最小限に抑えた角度で使用可能。

Epomaker TH99のイメージ画像

US配置の102キーを備えており、独立したファンクションキーやテンキーなども用意。

キーには3ピンおよび5ピンのメカニカルスイッチ対応ホットスワップソケットを採用し、パッケージに付属するキーキャッププーラーを利用することで簡単にスイッチの交換が可能。

メカニカルスイッチ対応ホットスワップソケットを採用

ガスケットマウント構造を採用することで、柔らかく心地よい打鍵感を実現。タイピング時には軽快でクセになる打鍵音を聴かせてくれる。

▼キーには耐久性と油分耐性に優れたダブルショットPBT素材を使用しており、長期間の使用でも色褪せない。

ガスケットマウント構造を採用

RBGバックライトを内蔵しており、計102個のLEDが華やかなライティングを演出。点灯パターンや明るさ、スピードなどは自由に調節できる。

RBGバックライトを内蔵

アンチゴースト機能を搭載、Nキー・ロールオーバーも備えているため、高速タイピングやゲームプレイで誤入力を防ぎ、スムーズな操作性を実現している。

有線(Type-C)、2.4GHzワイヤレス、Bluetooth 5.0の3種類の接続方法をサポート。

4,000mAh大容量バッテリーを内蔵しており、バックライトオフ時には最大800時間もの連続使用が可能だ。

▼USB接続時は2ms、2.4GHz接続時は5ms、Bluetooth接続時は11msの低遅延を実現。

接続方法の説明画像

Mac、Windows、Androidなどのデバイスと接続が可能。ただしPS4/PS5/Switchには非対応とのことなので注意したい。

そして公式が配布する無料ドライバーをインストールすることで、キーボード機能やRGBバックライト点灯を詳細にカスタマイズしたり、マクロ機能を設定することも可能となっている。

製品本体および付属品

▼外箱の様子

外箱の様子

箱を開けた様子

▼内容物をすべて取り出した様子

内容物一覧

内容物一覧は以下の通り。

【内容物一覧】

  • キーボード本体
  • ユーザーマニュアル
  • キーキャッププーラー
  • USB Type-Cケーブル

▼ユーザーマニュアルは日本語にも対応。

ユーザーマニュアル

▼キーキャッププーラーが付属。

キーキャッププーラー

キーボード本体

▼キーボード本体の外観。今回のレビュー時にはブラック色を使用している。

キーボード本体の外観-上部

筐体素材にはABSプラスチックを採用。手触りは良好であり、そこそこの高級感もある。

▼102キーUS配列。

キーボード本体の外観-上部左側

キーボード本体の外観-上部右側

▼PBTプラスチック素材のキーキャップは手触りが良く、耐久性にも優れている。

PBTプラスチック素材のキーキャップ

PBTプラスチック素材のキーキャップ-スペースキー

▼キーキャッププーラーを使用して、キーキャップやスイッチを簡単に取り外せる。

プーラーでキーを取り外す様子

プーラーでキーを取り外した様子

スイッチの様子

▼両側面の様子。特にボタン類などはない。

キーボード本体の外観-右側面

キーボード本体の外観-左側面

▼後部の様子

キーボード本体の外観-後部

▼後部にはType-Cポート接続方法切替ボタン接続先切替ボタンUSBドングル(2.4GHz無線接続用)が用意。

後部インターフェース

▼後部の穴にUSBドングルを装着して収納でき、紛失の危険性を減らせるようになっている。

USBドングルを取り外す様子

▼接続先切替ボタンを利用することで、キーボードの接続先をWindows ⇔ Macデバイス間でスピーディに切り替えられる。

接続先切替ボタン

▼底部の様子

キーボード底部の様子

底部後方にはキックスタンドが2つ用意されており、展開することで、手首への負荷を最小限に抑えた角度でキーボードを利用できるようになる。

キックスタンド-折りたたみ時

キックスタンド-展開時

▼キックスタンド展開時

キックスタンド展開時-後部

キックスタンド展開時-側面

キーボード本体の重量は実測で約1,129gと、ややズッシリ感がある。

キーボード重量の測定結果

1800コンパクトレイアウトにより、102キーを備えたキーボードとしては、比較的コンパクトな全長(402×303×375mm)に収まっている。

キーボードを手に持つ様子-上部

キーボードを手に持つ様子-厚み確認

▼一般的なキーボード(上)とEpomaker TH99(下)を並べた様子。

一般的なキーボード(上)とEpomaker TH99(下)を並べた様子

3種類の接続方法をサポート

本製品は3種類の接続方法(Bluetooth, 2.4GHzワイヤレス, Type-C有線)に対応しており、プラグアンドプレイ対応のため、いずれの方法でもスムーズに接続可能だ。

有線接続の場合

有線接続の場合は、付属するType-Cケーブルでキーボードとデバイスを接続するだけで、使用可能状態となる。

キーボード有線接続の場合

キーボード有線接続部分

最も簡単で安定した接続方法だ。

Bluetooth接続の場合

Bluetooth接続を行う場合、まず後部の接続方法切替スイッチを「BT」に合わせる。

接続方法切替スイッチをBTに切り替えた様子

そして「Fnキー」+「Q/W/Eキー」のいずれかを同時押しすることで、ペアリングスタンバイ状態に入る。

Bluetooth接続準備の様子

後はデバイス側で「TH99 BT-2」を選択することで、Bluetooth接続が完了する。

Bluetooth接続画面

2.4GHzワイヤレス接続の場合

2.4GHzワイヤレス接続を行う場合、まずキーボード後部に付属するUSBドングルを、接続先デバイスのUSB-Aポートに接続する。

USBドングルを接続先デバイスのUSB-Aポートに接続した様子

そして後部の接続方法切替スイッチを「2.4G」に合わせる。

接続方法切替スイッチを2.4Gに切り替えた様子

これだけで、ワイヤレス接続が完了する。

上述したようにプラグアンドプレイ対応のため、いずれの接続方法でも専用ドライバーやソフトウェアのインストール無しで即座にキーボード使用を開始できる点は実に便利だ。

▼ワイヤレス使用時にはケーブルが邪魔にならず、デスク周りもスッキリと収められる点がGOOD。2.4GHz接続時にはポーリングレートや入力遅延も犠牲にならない。

ワイヤレス接続中のキーボードを設置したデスクの様子

最大800時間もの連続使用が可能

4,000mAh大容量バッテリーを内蔵しており、ワイヤレス利用時でもバックライトオフ状態であれば、最大800時間もの連続使用が可能となっている。

いちいち充電する手間を省ける点も、実用性に優れていると言える。

滑らかで軽快さがクセになる打鍵感

キーボードを使用している様子

実際にデスクトップPCにキーボードを接続して利用してみた。

本製品はガスケットマウント構造を採用しており、各キー(スイッチ)を押下した際に、手や指に優しい打鍵感を実現している。

▼プレートマウントスタビライザーが搭載され、スペースバーなど特に大きなキーで安定した打鍵感を味わえる。

スペースバーを押す様子

ダブルショットPBT素材のCherryプロファイルキーキャップは、表面が滑りにくく、安定したタイピングが可能となっている。キーには耐久性と油分耐性にも優れており、長期間利用し続けても色あせることがないとのこと。

キーに触れる様子

▼実際のタイピングの様子(真上視点)

▼実際のタイピングの様子(手前視点)

上動画を観ても分かる通り、静音性とタイピング感のバランスがとれた、カタカタと軽快で耳障りの良い打鍵音を響かせてくれる。

なお、公式の製品説明文には「5層の防音素材を使用しており打鍵音を抑えている」との記載があるが、タイピング時にカタカタ音はしっかりと生じるので、静音性に期待はしない方が良い。ただし不快な音では決してない。

▼各キーにしっかりとした押し込み感があるため、1つ1つのキーを意識してタイプすることができ、ミスタッチを起こしづらいと感じた。

キーの押下圧の確認の様子

▼プレート素材にポリカーボネートを採用しており、底打ち感は実にソフト。

キーの押下圧の確認の様子-手前視点

全体的に滑らかでソフトな打鍵感を実現しており、手や指への負担が効果的に軽減されるため、ゲーミングはもちろん、長時間の文章作成やプログラミングにも適しているだろう。

▼ゲーミングに利用している様子①

▼ゲーミングに利用している様子②

ゲーミングの場合も反応が良く、思い通りの操作を遅延なく実行できた。

なお、前述したようにスイッチはホットスワップ交換できるため、好みに合わせてカスタマイズすることも可能だ。

入力遅延はまったく感じられない

タイピングする様子

本製品では、USB接続時は2ms、2.4GHz接続時は5ms、Bluetooth接続時は11msの低遅延を実現している。

USB接続および2.4GHz接続は、ゲーミングや高速タイピングを求められる場面での使用に適しており、遅延を感じることはほとんどないだろう。

一方でBluetooth接続の場合、上記2種類の接続方法と比べると多少の遅延が感じられる場合もあるが、一般的なキーボード用途では十分な性能を実現している。

▼特にUSB、2.4GHz接続時には1000Hzのポーリングレートに対応。

ワイヤレス接続中のキーボード

見た目も手触りも良く、打鍵感も心地よいため、タイピングを楽しくしてくれるキーボードだ。ゲーマーにはもちろんのこと、私のようなライターやブロガーの方にもオススメできるキーボードであると言える。

RGBライト内蔵で多彩な点灯パターンを楽しめる

RGBライトが点灯する様子

本製品はキー裏にRGBバックライトが仕込まれており、多彩な点灯パターンを楽しめる。

▼点灯の様子

RGBライト点灯の様子

点灯パターンや速度、輝度などは、ファンクションキー(Fn)と任意のキーを同時押しすることで簡単に調整することが可能だ。

点灯するFnキー

▼RGBライトの調整・変更方法

キーの組み合わせ 機能
FNキー + Backspaceキー RGBライトのオン/オフ切替
Fnキー + Insertキー RGBライトの点灯エフェクト切替(前後)
FNキー + Del RGBライトの点灯色変更
FNキー + ←/→キー RGBライトの点灯速度変更
FNキー + ↑/↓キー RGBライトの明るさ変更

▼RGBライトを調整・変更する様子

好みの点灯パターンを設定することで、手元を賑やかにできるほか、キーボードへの愛着を増すことができるだろう。

▼なお、「Capsキー」や「Numキー」を有効化した際には、バックライトが点灯して分かりやすくなっている。

Capsキーがオンになっている様子

Numキーがオンになっている様子

公式ドライバーで詳細なカスタマイズが可能

公式が配布している無料ドライバーをインストールすることで、キーボードの機能をより詳細にカスタマイズできる。

上記リンクにアクセスし、ドライバーのインストーラーをダウンロード。

ドライバーのインストーラーをダウンロードするボタン

インストール後、キーボードを有線接続した状態でドライバーを起動すると、接続中のキーボードが画面上に表示される。

ドライバーのトップ画面

公式ドライバー上では、おもに以下の機能を利用できる。

  • キーの再割り当て(リマッピング)
  • マクロ設定
  • RGBバックライトのカスタマイズ
  • 複数の設定プロファイルを作成・保存
  • スリープ時間の調整
  • ファクトリーリセットなどその他の機能

▼詳細なマクロ設定が可能。遅延時間(ディレイ)の設定やループも調整できる。

マクロ設定画面

▼RGBバックライトのカスタマイズ画面では、プリセットのエフェクトを選択したり、102個のキーごとに個別の色を設定することができる。

RGBバックライトのカスタマイズ画面

RGBバックライトのカスタマイズ2

▼その他、スリープモードに移行するまでの時間や、キーレスポンス時間なども調節できる。

その他の機能設定画面

カスタマイズ性に優れており、自身の利用方法に最適な作業環境を実現できる点は嬉しい。

『Epomaker TH99』のまとめ

Epomaker TH99のアイコン画像

今回紹介した『Epomaker TH99』について、特徴をまとめると以下の通りだ。

良かった点

  • 重厚感のあるスタイリッシュな筐体デザイン
  • キックスタンド搭載
  • 有線(Type-C)、2.4GHzワイヤレス、Bluetooth 5.0の接続方法をサポート
  • 最大800時間の連続使用可能
  • タイピングが楽しくなる軽快な打鍵音
  • 入力遅延はまったく感じられない
  • RGBライトの多彩な点灯パターンを楽しめる
  • 公式ドライバーで詳細なカスタマイズが可能

悪かった点

  • 英語配列モデルのみ(日本語配列モデルは未発売)

以上の通り、機能性・デザイン性・接続性・カスタマイズ性・バッテリー持続力のあらゆる点が優れた、高機能メカニカルキーボードとなっている。

1800レイアウトを採用しており、102キーを備えつつ、全長が比較的コンパクトなサイズに収まっている。有線(Type-C)、2.4GHzワイヤレス、Bluetooth 5.0の3種類の接続方法をサポートしており、特に2.4GHzワイヤレス接続時には、入力遅延を犠牲にすることなくケーブルレス使用できるため、デスク上をスッキリとさせることができて嬉しい。

USB接続時には2ms、2.4GHz接続時には5msという低遅延により、実際の入力遅延は一切感じれらず、触れたキーの情報がほぼリアルタイムにPC上へ反映される。さすがにプロゲーミング仕様とまではいかないが、普通に快適なゲーミングを楽しむ分には十分なパフォーマンスだと言える。

RGBライトの点灯パターンも多数用意されており、様々な点灯パターンを楽しめる。

そして公式ドライバーを利用することで、キーの再割り当て(リマッピング)やマクロ設定、RGBバックライトのカスタマイズなど、非常に幅広い調整を行うことが可能。カスタマイズ性に優れており、自身の利用方法に最適な作業環境を実現できる点は嬉しい。

販売されているモデルが英語配列のみな点がやや残念だが、上述したように公式ドライバーでキーの理マッピングを行うことで、日本語配列モデルのような扱い方を実現することも可能だろう。

ゲーミングからクリエイティブ作業、オフィスワークまで、幅広い用途を快適にこなせるメカニカルキーボードを探している方には、ぜひオススメしたい一品だ。

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▼YouTubeに簡単な紹介動画を投稿しています。

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