数多くのゲーム周辺機器を販売するGameSirは、同ブランドの最新ゲームパッドとして『GameSir G7 SE』を発売した。
▼XBOXのライセンス取得済み。
Xbox&PC対応の有線式ゲーミング用コントローラー(ゲームパッド)であり、ホール効果センサー採用ジョイスティックを搭載。最大で500万回の操作が可能であり、快適な操作感、長寿命、ゲームの精度向上を実現している。
今回、開発元より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。
メーカー | GameSir |
型名 | G7 SE |
接続方式 | 有線(USB Type-C) |
対応機種/OS | Xbox Series X|S, Xbox One, Windows 10/11 |
専用ソフトウェア | GameSir Nexus |
3.5mmイヤホンジャック | 搭載 |
ミュートボタン | 搭載 |
バイブレーション機能 | 対応(モーター4基内蔵) |
ABXYボタン方式 | メンブレン式 |
背面ボタン | 2個 |
バッテリー | 非搭載 |
6軸ジャイロ | 搭載 |
筐体サイズ | 152×103×63mm |
筐体重量 | 約221g |
『GameSir G7 SE』は、USB Type-Cポートを搭載した有線接続式のゲームパッドだ。バッテリーは内蔵しておらず、使用時にはかならずケーブル接続が必要となる。Bluetooth等には対応していない。
▼Xbox Series X|S, Xbox One, Windows 10/11に対応。
ホール効果センサーを採用したアナログトリガーと、アンチドリフトホール効果センサーを採用したアナログスティックを搭載。最大で500万回の操作が可能であり、快適な操作感、長寿命、ゲームの精度向上を実現している。
背面には2つカスタムボタンを搭載。誤作動防止のためのロックスイッチも用意されている。
公式が配布する無料ソフトウェアを利用することで、コントローラーの機能を詳細にカスタマイズ可能。
▼ボタンマッピング、アナログスティック等の感度、振動強弱など、あらゆる項目に関して調整を行うことが出来る。
▼複数プロファイルを作成可能。対応のボタンを組み合わせて押すことで、遊ぶタイトルに応じてプロファイルを切り替えることが出来る。
また、コントローラーには3.5mmオーディオインターフェースが搭載されており、ゲーミングヘッドセットとのシームレスな接続が可能。
人間工学に基づいた極細レーザー彫刻テクスチャのグリップは、快適で滑りにくいゲーミングセッションを実現する。
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- コントローラー本体
- USB Type-C to A ケーブル(3m)
- GameSirロゴシール
- GameSir公式案内書
- ユーザーマニュアル
- XBOX GAME PASS(ULTIMATE)1ヶ月コード
- 合格証
▼ユーザーマニュアルは日本語にも対応している。
▼XBOX GAME PASS(ULTIMATE)1ヶ月コードが付属する太っ腹なパッケージ内容。
▼コントローラー本体。デザイン自体は一般的なXboxコントローラーと大差ない。
▼本体サイズは152×103×63mm、重量は約221g。持ちやすく好かれづらい、人間工学に基づいた設計。
▼グリップも持ちやすく、滑りづらい。
▼アナログスティックは押し込み操作にも対応している。
▼Xboxボタンを取り囲む形で、左側にビューボタン、下側に共有ボタン、右側にメニューボタンが搭載。
▼Mボタンを押しつつ十字ボタンを押すことで、マスターボリュームやゲーム音声ボリュームの調節が可能。
▼内側には3.5mmオーディオジャックとミュートボタンが搭載。PS5コントローラのように、イヤホンを手元に接続できる設計となっている。
▼上部にはLRトリガーとType-Cポートが用意。
▼トリガーは指をかけやすく、押しやすい設計。
▼背面の様子。
▼背面の左右にはマッピング可能なバックボタンが2つ搭載されており、事前に登録しておいたマクロ操作を実行することが可能だ。
▼また、バックボタンの誤作動を防止するためのロックスイッチも用意されており、ロック側にスイッチを入れることで、バックボタンが押せなくなる。
このように、一般的なコントローラの筐体サイズに、充実のインターフェースが詰め込まれたデザインとなっている。
他コントローラーとの比較
▼PS5のデュアルセンスコントローラー(画像左・上)と並べた様子。
▼縦横のサイズ感は同程度だが、『GameSir G7 SE』の方がデップリしたデザインとなっている。
▼前機種である『GameSir G7』(画像左・上)と並べた様子。
▼正面のデザインはほぼ同じ。
▼『GameSir G7』は背面にバックボタンのロックスイッチが搭載されていない。
専用ソフトウェア『GameSir Nexus』でカスタマイズ可能
本製品は専用の無料ソフトウェア『GameSir Nexus』を用いて、各種パラメータや機能を自由にカスタマイズすることが出来る。
▼ソフトウェアのメニュー画面。
▼設定プロファイルを3つまで保存可能。保存したプロファイルは、コントローラーのMボタン + A/B/Xボタンで呼び出せる。
▼コントローラのマッピング。
▼アナログスティックの感度調整。
▼RLトリガーの感度調整。
▼振動強度の調節や全体的なキャリブレーション。
ユーザーの好みに応じて、コントローラの機能を自由自在にカスタマイズすることが出来る。
本格利用を開始する前に、事前に調節しておくと良いだろう。
快適な操作性を実現
実際に本製品を用いてPCゲームをプレイしてみた。
有線接続式のため、基本的に遅延やラグは感じられず、終始スムーズかつストレスのない操作が可能であった。
アナログスティックやLRトリガーの感度も前述したソフトウェアで柔軟に調節できるため、自身に最も適した操作環境を実現できる。
各ボタンの押し心地も心地よく、気持ちの良いゲーミングを楽しむことが出来た。
▼実際に操作している様子
数万円クラスのハイエンドモデルにはさすがに敵わないが、この価格帯では実に優れた使い勝手を実現したゲーミングコントローラであると言えるだろう。
『GameSir G7 SE』のまとめ
今回紹介した『GameSir G7 SE』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- 軽量で持ちやすいデザイン
- 快適な操作が可能なボタン&アナログスティック
- 誤動作防止のためのロックスイッチが用意
- 専用ソフトウェア『GameSir Nexus』で柔軟なカスタマイズが可能
- 遅延やラグのない入力
悪かった点
- ワイヤレス接続には非対応
以上の通り、価格に対してスペック構成やカスタマイズ性が優れたゲーミングコントローラとなっている。
ホール効果センサーを採用したアナログトリガーと、アンチドリフトホール効果センサーを採用したアナログスティックを搭載。最大で500万回の操作が可能であり、快適な操作感、長寿命、ゲームの精度向上を実現している。
背面には2つカスタムボタンを搭載。誤作動防止のためのロックスイッチも用意されている。
そして公式が配布する無料ソフトウェアを利用することで、コントローラーの機能を詳細にカスタマイズ可能。ボタンマッピング、アナログスティック等の感度、振動強弱など、あらゆる項目に関して調整を行うことが出来る。
XboxやPCゲーム用のゲーミングコントローラを探している方には、是非オススメしたい1品だ。
▼こちらの記事もオススメ
-
『GameSir G7』レビュー | Xbox&PC対応の多機能コントローラー
数多くのゲーム周辺機器を販売するGameSirは、同ブランドの最新ゲームパッドとして『GameSir G7』を発売した。 Xbox&PC対応の有線式ゲーミング用コントローラー(ゲームパッド)であり、交 ...
続きを見る
-
『BIGBIG WON Gale』レビュー | 充電スタンドにカパッとはまる感覚がクセになる高性能ゲーミングコントローラー
ゲーム周辺機器の開発・製造・販売を行う「BIGBIG WON」(中国・深圳)は、2023年11月に同ブランドの最新ゲーミングコントローラーとして『BIGBIG WON Gale』をリリースした。 有線 ...
続きを見る