- リモートワークやオンライン授業用に使えるパソコンが欲しい!
- でも出来るだけリーズナブルな価格のものが良い...
- それに小さくて場所をとらないものが望ましい!
最近では新型コロナウイルスの影響により、自宅においてリモートワークやオンライン授業などでパソコンを使う人々が増えてきた。
既にPCを所有している人は良いが、これからPCの購入を検討しているヒトの中には、どの製品を選べば良いか迷っている方も多いのではないだろうか。
そこで今回オススメするのが、手のひらサイズのミニデスクトップPCである『GMK NucBox2』だ。
『GMK NucBox2』は手のひらに乗るほどのサイズであるにもかかわらず、通常のデスクトップPCと遜色のない性能を擁するミニPCだ。
また価格も比較的リーズナブルであるため、初めてデスクトップPCの購入を検討している方にもオススメの製品となっている。
今回は『GMK NucBox2』について、実際に使用した感想を紹介していく。
実用的なスペックを誇るミニデスクトップPC『GMK NucBox2』
『GMK NucBox2』はコンパクトな筐体に対して実用的な性能(スペック)を誇っており、リモートワークやオンライン授業、そして趣味の用途まで幅広く活用できるモデルだ。
ブランド | GMK |
OS | Windows 10 64bit Home |
CPU | Intel Core i5 8250U |
RAM(メモリ) | 8 GB |
ストレージ | M.2 2280 256GB Nvme SSD |
グラフィック | Intel Iris Plus Graphics 655 |
対応通信規格 | Wi-Fi, Bluetooth |
本体サイズ | 124 × 111 × 50mm |
OSにはWindows 10(bit)を搭載しており、普段から慣れ親しんだインターフェースで作業を行うことが出来る。
CPUにはIntel Core i5 8250Uを、RAM(メモリ)は8GBを搭載しており、大量のデータを扱うヘビーな作業にも対応可能な性能となっている。
▼ストレージには256GBのSSDを用意しており、大量のデータを高速で伝送することが出来る。
PC本体にはUSBポートやHDMIポートを含む充実したインターフェースを搭載しており、多彩な外部デバイスとの接続に対応。
▼MicroSDカードの挿入でストレージ容量を増やすことも可能。
そして本体はモニター裏に設置できるほどコンパクトなサイズであるため、デスク上のスペースを節約することが出来る。
▼省スペース化にも貢献。
この通り『PCを初めて購入する方』『作業用のサブPCが欲しい方』などには、まさにうってつけのミニデスクトップPCとなっている。
価格もクーポン適用で4万円前後とリーズナブルであり、コストパフォーマンス的にも優れている。
本体および付属品について
▼外箱の様子。
▼フタを開けるとPC本体がいきなり収まっています。
▼内容物をすべて取り出した様子。
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- ミニPC本体
- 取扱説明書
- 電源アダプタ
- 電源コード
▼PC本体。大きさは12センチ角で厚み5センチほど。手のひらに乗るほどのコンパクトさ。
▼表面には光沢が見られ、高級感がある。
▼本体正面。電源ボタン、2.5mmオーディオジャック、USB Type-Cポート、USB3.0ポート×2が用意。
▼本体側面。MicroSDカードスロットが用意。最大128GBのストレージ拡張が可能。
▼本体背面。DC(電源)ポート、HDMIポート×2、USB3.0ポート×2、LANポートが用意。
HDMIポートはいずれも4K映像出力に対応しており、2つのポートを同時使用してデュアルスクリーン出力も可能となっている。
▼本体裏面。中央には排気口が空いているほか、四隅にはゴム製の滑り止めが施されている。
なお、裏面のビス穴を使用することで対応モニター裏への取り付けが可能だ(対応する取付金具が必要)。
この通り、ミニPC自体はコンパクトかつ高級感のあるデザインとなっている。
筐体には充実したインターフェースが用意されており、特にUSB3.0ポートが計4つ搭載されている点は、多くの外部機器への接続が可能となるため実に便利だ。
そして2つのHDMIポートを利用したデュアルモニター出力にも対応しており、仕事やオンライン授業時に複数ディスプレイを利用したい場合には助かるだろう。
充電ケーブルの形状に注意
付属している充電ケーブルは3P形状となっており、自宅のコンセントによっては接続できない場合もある。
▼3P形状対応のコンセントが必要。
そのため、本製品を購入する際は、下画像のような『3P-2P変換コンセントアダプタ』を一緒に購入することをオススメする。
ウェブブラウジングから動画視聴までスムーズに動作
実際にディスプレイに接続して、『GMK NucBox2』のパフォーマンスを確認してみた。
▼電源ケーブル、HDMIケーブル、マウス、キーボードなど一式を接続した状態。すべて裏面のポートで済ませられるため、正面から見てもスッキリとした印象を維持できる。
▼マウスと並べると、小ささがより実感できる。
▼ストレージはデフォルト状態で約200GBを使用可能。
▼デバイスの仕様。
▼対応モニターとの接続で、4K映像出力も可能。
本製品を4Kモニターに接続後、各用途でPCを利用した際のパフォーマンスを確認した。
まずウェブブラウジングについて。様々なウェブサイトを閲覧してみたが、いずれのサイトにおいてもスムーズに閲覧することが可能であった。
▼画像多めのサイトでもカクつくことなく閲覧できる。
スクリプトが用意されたウェブサイトでも、スクロール時にカクついたり遅延が発生することもなく、快適に閲覧することが出来た。
ウェブ閲覧時にストレスを感じることはないだろう。
続いて、ネットフリックスやYouTube等の動画サイトを視聴してみた。
オンライン上の動画を再生した場合も、高画質な映像をスムーズに視聴することが可能であった。
▼4K画質に設定した場合でも滑らかに再生される。
※回線状況によって、再生品質に差が生じる可能性あり。
様々な解像度・長さの動画を再生したが、いずれの場合もストレスを感じることなく視聴することが可能であった。
以上の通り、ウェブブラウジングや動画視聴といった、一般的なPC用途に関しては快適に動作することが確認できた。
リモートワークやオンライン授業などにも、問題なく活用することが出来るだろう。
ゲームもある程度快適にプレイ可能
続いて、PCゲームをプレイした際にパフォーマンスを確認してみた。
まず大規模MMORPGである『ファイナルファンタジー14』のベンチマークテストを実行した。
【テスト条件】
- プリセット:標準品質(デスクトップ)
- 画面モード:1920×1080(ウィンドウモード)
上記の条件においてベンチマークテストを実行した結果、スコアは3,600点で "快適" という評価となった。
解像度をフルHDに抑え、グラフィック設定を標準品質にすることで、FF14クラスのPCゲームでもある程度快適にプレイできることが確認できた。
続いて、『Minecraft(Java版)』をプレイしてみた。
【テスト条件】
- 導入MOD:なし
- ウィンドウ大きさ:1920×1080
- グラフィック設定全般:普通
- 描画距離:普通
- フレームレート上限:未制限
上記環境においてマイクラをプレイした場合、常時30fps以上の快適なゲームプレイが可能であった。
チャンク読み込み時に多少のカクつきを感じることはあるものの、それ以外の場面では安定したパフォーマンスで遊ぶことが出来た。
▼処理の重くなる森林バイオームでも、30fps安定でプレイ可能。
前提MODなしでこれだけのパフォーマンスを出せていたので、Optifine等の軽量化MODを導入すれば、60fps以上でのプレイが可能だろう。
このように、FF14やマイクラといった人気ゲームを、ある程度快適に遊べることが確認できた。
グラボ非搭載(オンボード)のミニPCでこれだけのパフォーマンスは中々スゴいのではないだろうか。
仕事や勉強のちょっとした合間にゲームを楽しみたい場合にもオススメだ。
動作音が静か
本製品は冷却ファンを内蔵しており、高負荷時には高速化淫することで内部の熱を外に逃がす。
試しに本製品を6時間ほど連続使用してみたが、PC本体はそこまで熱を持っておらず、パフォーマンスへの影響もほとんど感じられなかった。
▼長時間使用しても、表面にほんのり温かみを感じる程度。
そしてファンの回転音は実に静かであり、低負荷時にはPCが起動しているかどうか分からないほどである。
高負荷時にはファンが高速回転するが、回転音はそこまで気になる大きさにはならず、意識して耳を澄ませると聞こえてくるほどのレベルだ。
外出先で使用しても、音で周囲に迷惑をかけることはないだろう。
『GMK NucBox2』のまとめ
今回紹介した『GMK NucBox2』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- 高級感のある筐体デザイン
- コンパクトかつ軽量で持ち運び・設置がラク
- 充実したインターフェース(ポート類)を搭載
- 仕事からゲームまでこなせる実用的なスペック
- 優れた静音性
- 長時間の稼働でも熱を持ちづらい
悪かった点
- 4K解像度出力時に、操作が多少カクつくことがある
- コンセントプラグが3P形状のため、別途アダプタが必要になる場合アリ
このように、リーズナブルな価格・実用的なスペック・持ち運びやすいサイズ の3点を満たした、オススメのミニデスクトップPCとなっている。
ウェブサイトの閲覧はもちろん、動画視聴から各種ソフトウェアの使用まで、大抵の作業を快適にこなせるだけの実用的な性能を擁している。
そしてPCゲームに関しても、設定を落とすことである程度快適にプレイすることが可能だ。
コンパクトな筐体は場所をとらず、ノートPCのように外出先へ持ち運んで作業を行うことも出来る。
自宅用PCを購入したい方、サブPCを用意しておきたい方にはぜひオススメしたい一品だ。
▼なお、もう1万円余分に出すことで、より上位のモデルを購入できる。予算のある方はコチラも検討してみてはいかがだろうか。
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