数々のゲーム関連デバイスをリリースしてきたHANHIBRは、最新の携帯ゲーム機『HANHIBR Trimui Smart Pro』をリリースした。
4.96インチ IPSスクリーンを搭載しており、CPUにはCortex−A53 クアッドコアを採用。エミュレータに対応しており、PSP世代までのタイトルを快適に遊べるだけの性能を備えている。
今回、提携先より本製品を提供していただいたので、実際に使基にレビューしていきたいと思う。
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ブランド・メーカー | HANHIBR |
製品名 | Retroid Pocket 4 Pro |
OS | Linux |
ディスプレイサイズ | 4.96インチ IPSスクリーン, 16:9 |
解像度 | 1280×720(HD), 296PPI |
CPU(SoC) | Allwinner A133 Plus, Cortex−A53 クアッドコア |
メモリ(RAM) | 1GB LPDDR4 |
ストレージ | 8GB eMMC + TF Card Slot |
バッテリー容量 | 5,000mAh(5時間程度持続) |
対応通信規格 | Wi-Fi 5 |
スピーカー | スピーカー内蔵 |
本体サイズ | 188 × 80 × 17mm |
本体重量 | 約231g |
今回紹介する『HANHIBR Trimui Smart Pro』は、エミュレータ対応の携帯ゲーム機だ。OSにはLinuxを採用。 26種類を超えるプラットフォームのエミュレータに対応している。
4.96インチ IPSスクリーンを搭載。解像度は1280×720(HD)に対応しており、滑らかで鮮明な映像を楽しめる。
CPUにはCortex−A53 クアッドコアプロセッサーを採用しており、PSP世代までのタイトルが快適に動作するだけの性能を備えている。
比較的コンパクトかつ軽量な筐体には充実のインターフェースを備えており、幅広いタイトルの操作に対応できる。
TFカードスロットを備えており、より容量の大きいTFカードを挿入することでストレージ拡張が可能。
5,000mAhの大容量バッテリーを内蔵。連続5時間以上の使用が可能であり、外出先に持参して遊ぶにはうってつけの携帯ゲーム機となっている。
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子。
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- Trimui Smart Pro本体
- ユーザーマニュアル
- USB Type-Cケーブル
▼ユーザーマニュアルは英語表記のみ。
▼ゲーム機本体。見た目的にはPS Vitaに近い印象を受けるデザインだ。なお今回のレビュー時にはホワイト色を提供してもらった。
▼ニンテンドースイッチLite(上)と並べた様子。大きさは同程度(スイッチLiteがやや大きい)。
▼軽量な筐体デザインは、長時間のゲーミングや持ち運びにも適している。
軽量な一方で造りはシッカリしており、安っぽさは感じられない。
正面には1280×720(HD)解像度対応の、4.96インチ IPSスクリーンが搭載されているほか、十字キー、左右アナログスティック、MENUボタン、ABXYボタン、STARTボタン、SELECTボタンが用意。
▼左右のアナログスティックには、LEDエフェクトライトが内蔵されており、選択されたエミュレータごとに点灯色が変化する。
▼上部の様子。
上部にはL/L2ボタン、Type-Cポート、音量調節ボタン、電源ボタン、R/R2ボタンが用意。
▼左右側面の様子。
▼下部の様子。
下部にはFNスイッチ、Type-Cポート(OTG)、マイク、カードスロット、3.5mmジャックが用意。
FNボタンをスライドさせることで、パワーセーブ機能をオフにしてパフォーマンスを向上させることができる。
▼カードスロットにTFカードを挿入することで、ストレージを拡張できる。
▼背面の様子。マットな質感で手触りが良く、指紋や手脂などの汚れも目立ちづらい。
このように、比較的コンパクトな筐体に必要なインターフェースがすべて詰め込まれた、洗練されたデザインとなっている。
本体の起動
電源ボタンを長押しすると、OSが起動する。
▼本体の電源を入れると、両側ジョイスティックのLEDが点灯する。ライトの明るさやオン/オフは切り替えることが可能だ。
OSが起動するとメインメニューが表示される。アイコンが横並びになったシンプルなデザインであり、見やすくて操作しやすい。
▼幅広いプラットフォームのエミュレータに対応。
インターフェース言語は、設定画面より日本語に変更可能。
▼豊富な設定項目が用意。
▼Wi-Fi 5接続に対応。
▼キーマップは270度の回転が可能。
▼ジョイスティックの調整機能も用意されている。
▼FNスイッチの機能も調整できる。
ユーザーの用途に合わせて柔軟なカスタマイズが可能だ。本格的に利用を開始する前に色々とイジっておくと良いだろう。
実際にゲームをプレイ
実際にいくつかのゲームをプレイしてみた。
▼実際にプレイしている様子①
▼実際にプレイしている様子②
▼実際にプレイしている様子③
1280×720(HD)解像度のIPSディスプレイで描画される映像の発色は良好で、満足度の高い映像品質でゲームを楽しむことが可能であった。
16;9のアス比に対応したディスプレイのおかげで、画面情報量の多いPSPあたりのタイトルでもプレイ中に支障に感じることはなかった。
2Dゲームから3Dゲームまで、全体的にスムーズなパフォーマンスを実現しており、ニンテンドー64やPSPなどの3Dタイトルでも、スペック不足を感じることはほとんどなかった。
内蔵スピーカーの音質もそこそこ優れており、音圧も強く、十分に迫力のあるサウンドでゲームを楽しめた。
個人的に各プラットフォームのタイトルをプレイした感覚では...
- スーファミやゲームボーイアドバンスなど:非常に快適
- PS1やゲームボーイアドバンスなど:非常に快適
- PSPやニンテンドー64など:普通に快適(場面によっては多少の処理落ちを感じることもある)
といった印象だ。PSPのタイトルまでスムーズに動かせる点は素晴らしい。
▼なお、ゲーム中にメニューボタンを押すことで、ゲームの中断や再起動、中途セーブ、BIOSの起動などを行うことが出来る。
優れた操作感
また、各ボタン・スティックの操作感も良好で、終始快適なゲーミングが可能であった。
▼各ボタンを押した時の感覚が心地良い。
▼L/L2、R/R2ボタンの合間に隙間が設けられており、各ボタンに誤って触れるなどの誤操作を起こしづらくなっている。
押し込み操作には対応していないものの、スティックの感度も良好。PS Vitaで遊んでいる時と同様の感覚で、スムーズな操作を楽しむことが出来た。
長時間持続するバッテリー
本製品は5,000mAhのバッテリーを内蔵しており、連続5時間程度の稼働が可能であると謳っている。
実際に長時間使用してみたところ、満充電状態から5時間半ほど連続で遊ぶことができた。
外出先に持参しても、丸一日には十分にバッテリーが持続するだろう。そして充電速度も素早い。
『HANHIBR Trimui Smart Pro』のまとめ
今回紹介した『HANHIBR Trimui Smart Pro』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- スタイリッシュかつ軽量なデザイン
- 充実した操作インターフェース
- 発色の綺麗なHD解像度のIPSスクリーン
- PSP世代のタイトルがスムーズに動作
- 心地よく反応性の良いボタン操作
- 性能に対してリーズナブルな価格
悪かった点
- 外部映像出力に非対応
- スティックの押し込み操作に非対応
以上の通り、PSP世代のタイトルでも快適に遊べるほど、優れたパフォーマンスを発揮する携帯ゲーム機となっている。
筐体はニンテンドースイッチLiteよりもやや小さくて軽量であり、カバンなどに入れて外出先に持ち運んで遊ぶ用途にも十分適している。手に馴染むサイズ感とデザインのおかげで、長時間手に持ち続けて遊んでも疲れることは無かった。
そして基礎性能が優れており、ニンテンドー64やPSP等の3Dタイトルでもスムーズに遊ぶことができていた。R2/L2ボタンの設計も工夫されており、複雑な操作が要求されるタイトルにおいても、R/R2・L/L2ボタンのミスタッチを起こしづらい。
HD解像度に対応したディスプレイは十分に綺麗で、内蔵スピーカーの品質もそこそこ良好。操作インタフェースも充実しており、幅広いタイトルを実機さながらの快適な操作感で遊ぶことが出来た。ただ、アナログスティックの押し込み操作に非対応な点はやや残念だ。
何はともあれ、1万円台前半の価格帯でこれだけの性能と筐体デザインを実現できている点は、実にコストパフォーマンスが優れていると言える。
PSP世代までのレトロゲームを携帯ゲーム機で遊び尽くしたい方にとって、まさにうってつけのゲーミングデバイスだろう。
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- 通常価格:99.99USD
- 割引後価格:68.99USD
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