- プレイステーション5(PS5)や Xbox Series X(XSX|S)などの最新ゲーム機を高画質映像で遊びたい!
- スマホやタブレット端末などの映像を大きな画面に映したい!
- 外出先にも持ち運べるディスプレイが欲しい!
このような考えを持っている方々向けのガジェットとして、最近では『モバイルモニター』が大きな人気を博しています。モバイルモニターとは、持ち運びに適した薄さ・軽さを併せ持ったポータブル型のディスプレイのことだ。
大抵のモバイルモニターの欠点として、使用する際にコンセント等からの電源接続(電源供給)が必要である点が挙げられます。これでは、モバイルモニターの利点であるポータブル性(携行性)が損なわれかねない。
しかし今回紹介する『Innocn 15.6インチ モバイルモニター(PF15-PRO)』は、バッテリーを内蔵しており、スタンドアローンで最大4時間ほどの使用が可能なモデルだ。
▼上位機種である4K対応モバイルモニターはコチラ
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『Innocn 15.6インチ モバイルモニター』レビュー | 4K映像・タッチ操作対応・バッテリー内蔵モデル
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バッテリー内蔵で場所を選ばず利用できるモバイルモニター
今回紹介する『Innocn PF15-PRO モバイルモニター』は、バッテリーを内蔵しており、スタンドアローンで最大4時間ほどの使用が可能となっている。
【期間限定割引クーポンキャンペーン】
2021年8月7日(土)09:00 ~ 8月31日(火)23:59までの期間中、Amazonより本製品を注文する際に下記クーポンコードを適用することで、通常価格より計10,000円OFFで購入することが可能。
クーポンコード:LCPROHR0727
ブランド | Innocn |
品番 | PF15-PRO |
ディスプレイサイズ | 15.6インチ |
パネル種別 | IPS |
解像度 | 1920×1080(フルHD) |
スピーカー | 2基 |
リフレッシュレート | 60Hz |
ポート | Mini HDMI(映像出力機能)、Type-C1(充電機能)/Type-C2(充電&映像出力機能) |
本体サイズ | 362.4X236.6X8.4mm (幅x高さx厚さ) |
本体重量 | 1080g |
バッテリー持続時間 | 最大4時間 |
『Innocn 15.6インチ モバイルモニター』では、IPSパネルにより表現される、美しいフルHD映像を楽しむことが出来る。
▼4Kには劣るものの、十分に綺麗で色鮮やかな映像を堪能できる。
モニター側面にはmini HDMIポートおよびType-Cポートを搭載しており、PS5やXSX|Sなどの次世代ゲーム機はもちろん、パソコンやスマホ、タブレットなどの映像をディスプレイ上に映し出すことも可能だ。
そして本製品のディスプレイは10点タッチパネル機能を採用しており、タッチ操作で各オプション機能を操作できるようになっている。
▼スマホやタブレット端末と接続した場合は、モバイル端末の映像をディスプレイ上でタッチして操作することも可能。
縦置き・横置きの両方に対応できるため、設置方法に関する選択肢は多くなるだろう。
そして何より、本製品には5,000mAhの大容量バッテリーが内蔵されており、電源供給無しで最大4時間ほどの連続使用が可能となっている。
▼外出先でも内蔵バッテリーで稼働可能。
これによりコンセントなど給電方法のない環境においてもモニターを使用できるため、非常に持ち運び性(携行性)に優れたモデルであると言える。
数あるフルHDモバイルモニターの中でもハイエンドに位置付けられるモデルであり、幅広い場面で活躍することが出来る便利なガジェットだ。
ゲームや映画視聴などエンターテインメント目的のみならず、仕事のプレゼンの場などで、資料を映し出すためのサブモニターとしても活用できるだろう。
本体および付属品
▼外箱の様子
▼2つの箱に分かれており、片方にはスタンドカバーが入っている。
▼モニター側の箱。
▼内容物をすべて取り出した様子。
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- ポータブルモニター本体
- Mini HDMIケーブル
- USB Type-C出力ケーブル
- USB Type-C電源ケーブル
- ACアダプター
- スタンドカバー
- 説明書
- サービスカード
- クリーニングクロス
▼説明書は日本語にも対応しているため、扱い方で困った場合でも安心だ。
▼Type-Cケーブル(映像&音声伝送用、電源供給用)およびmini HDMIケーブルが付属しており、本製品を購入後すぐにでも機器と接続して利用を開始することが可能だ。
▼モニター本体。ベゼルが非常に狭いため、コンパクトなサイズだ。
▼モニター裏面。金属特有の光沢が見られ、高級感がある。
▼本体重量は約1100グラムほど。片手でも十分に持ち上げられる軽さだ。
▼厚みは約8.4ミリ。カバンなどに入れて持ち運んでも支障にならない薄さ。
▼本体右側面には、主要ポートが集約されている。
▼右側面の下部には、『HDMIポート』『USB Type-Cポート』×2が用意。
▼右側面の上部には、スピーカー穴および音量調節ボタンが用意。
▼反対側(左側面)にもスピーカー穴が用意されている。
両側の2つのスピーカー(デュアルスピーカー)によって、高品質なサウンドを楽しむことが出来る。
▼本体上部には電源ボタンおよび本体の状態を表すLEDランプが内蔵
このように、非常にコンパクトな筐体に必要最低限のインターフェースが搭載された、高級感のあるデザインとなっている。
軽くて薄いため、持ち運びに用のディスプレイとしてもうってつけだ。
スタンドケース
本製品には、専用のスタンドケースが付属している。
▼専用スタンドケース
▼ケースを開いた様子。
▼モニターを装着した様子。タブレットケースのように、カパっと嵌めることで取り付けられる。
装着感はシッカリとしており、持ち運び中に外れてしまうことはないだろう。
▼ケースをモニターに装着した様子。ケース自体が非常に軽いため、全体的な重量はほとんど変わらない。
▼ケースを装着しても、厚みはほとんど変わらない。
モニターのディスプレイ部を保護するためにもケースは大切な役割を果たすため、製品にケースが同梱されている点は実に嬉しい。
なお、モニターを装着した状態で、ケース裏面を折りたたむことでスタンドとしても機能する。
▼角度の調整はできないが、ちょうど見やすい角度で設置することが可能だ。
スタンドとディスプレイカバーの両方の機能を擁する、有用性の高いカバースタンドとなっている。
色鮮やかで美しいフルHD映像を楽しめる
実際に本モニターを使用して、4K映像を視聴してみた。
なお、今回のレビュー時には『プレイステーション5』を接続してテストを行った。
▼実際に接続した様子。モニターに付属しているケーブルを使用。
▼モニター自体がゲーム機よりもコンパクトなサイズであるため、下画像のような置き方も可能。省スペース化には最適だ。
▼なお、電源に接続しなくても、内蔵バッテリーのおかげでスタンドアローンでの稼働も可能。
▼PS5と接続した場合の、映像出力情報。フルHD(19200×1080)・60Hz出力 が出来ていることを確認。HDRには非対応。
そして実際にいくつかのゲームをプレイしてみた。(以下で紹介する画像は全て、ディスプレイを直撮りしたものを掲載している)
フルHD解像度対応のIPSパネルによって表現される映像は非常に美しく、色温度も最適であり、自然でカラフルな色合いを表現できていた。
▼色の濃淡表現のクオリティも高く、ゲーム内の雰囲気がよく伝わってくる。
▼ゲーム中の近くのオブジェクトから、遠景の建物に至るまで、実に明瞭に描画される。
▼激しい動きのアクションゲームにおいても滑らかに表現され、映像の遅延や残像といった気になる点は無かった。
▼爆発など、細かなエフェクトやパーティクルなども1つ1つが鮮明に描画される。
▼リフレッシュレートは60Hzに対応しているため、迅速な反応を求められるシューティングゲームも問題なくプレイ可能。
▼遠方のオブジェクトやプレイヤーの姿までクッキリと描かれる。
フルHD解像度は言えども、個人的にはかなり満足度の高い映像体験が可能であった。
特に色合いの表現は実に見事であり、同じフルHDモバイルモニターの中でもかなり上位のクオリティに達していると感じた。
ちなみに、ディスプレイへの映り込みは、そこまで気になるレベルではなかった。
充実したオプション項目
本製品のディスプレイ右下を2本指で下にスワイプすることで、オプション画面を呼び出すことが出来る。
▼実際にタッチ操作している様子
上動画を見ても分かる通り、タッチ操作に対する反応性はいたって良好だ。
メニュー画面では明るさやコントラストなど、映像に関する一般的なパラメータの調節を行うことが出来る。
ゲームプレイや映画視聴など、用途に合わせた画質プリセット(シーンモード)も用意されている。
▼ゲームプレイや映画視聴など、目的に合わせた最適なパラメータ値に変更できるプリセットが用意。
用意されている主な設定項目は以下の通り。
【設定項目一覧】
- ホームページ:明るさ、コントラスト、音量
- シーンモード:7タイプのモード
- 色温度:RGBの調節
- 彩度:色温度、飽和度、シャープネス
- Type-C:Type-C入力信号切替
- HDMI:HDMI入力信号を選択
- OCR:OCRモードの切り替え
- バッテリー:モニター接続機器を充電
- リセット:設定をリセット
以上のように、自分好みの映像を楽しめるように細かな設定項目が用意されている。
調節もタッチでラクラク行えるため、操作に関してストレスに感じることはないだろう。
立体感はないが良質なサウンド
上述した通り、本製品には左右の側面に2機のスピーカー(デュアルスピーカー)が内蔵されている。
これらから出力されるサウンドの品質は高く、クリアで透き通るような音を楽しむことが出来た。
さすがに低音には弱いが、中~高音域に関しては十分に満足できる品質だろう。
ただし、デュアルスピーカーでは音に立体感がない。
そのため、例えばFPSゲームなどにおいて音で敵の方向を探る必要のある場合には、立ち回りが若干不利になってしまうだろう。
『Innocn PF15-PRO モバイルモニター』のまとめ
『Innocn 15.6インチ モバイルモニター(PF15-PRO)』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- 綺麗で色鮮やかなFHD映像
- コンパクトかつ軽量な筐体
- スタンドカバーが付属
- 最大4時間の稼働が可能なバッテリーを内蔵
- 反応性の良いタッチ操作
- クリアなサウンド品質
- 充実したオプション項目
悪かった点
- サウンドに立体感は無い
- ディスプレイに指紋が付きやすい(タッチ操作時)
- モニターの起動がやや遅め
以上のように、携行性・性能の両面で非常に優れた、ハイエンドモデルとして位置付けられるモバイルモニターとなっている。
フルHD対応のグラフィックは実に美しく、特に色合いの表現は見事であるため、個人的には4K映像に負けず劣らずの映像品質を実現できていると感じた。
映像に遅延や残像なども見受けられず、激しい動きのアクションゲームも問題なく楽しめるだろう。
タッチ操作対応のおかげで、細かなパラメータの調節も指でラクラク操作できる点も嬉しい。
何よりバッテリー内蔵のおかげで、コンセントがなくともスタンドアローン稼働が可能である点は、外出先への持参を前提に購入を検討している方にとって、まさにベストバイとなる決定打となるだろう。カバースタンドが製品に付属する点も素晴らしい。
ただし、モニターの電源を入れてから実際に映像が映るまで(ディスプレイが起動するまで)、他モニターと比べてやや遅い印象を受けた。そこまで気になるレベルではないが、初めて使用する際は、起動するまでのボタン長押し時間が長めである点に注意した方が良いだろう。
外出先でも大きな画面で高品質映像を楽しみたい方は、ぜひ購入を検討されてはいかがだろうか。
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