最近では、自宅でリモートワークやオンライン授業に遅しむ人々が増えており、自宅用PCなどが広く普及しつつある。
それに伴い、モニター(ディスプレイ)の需要も高まっている。
デスクトップPCやゲーム機などを利用するためにはモニターが不可欠であるが、モニター類の購入に慣れていない方にとって、どのモデル(製品)を選べば良いのか迷ってしまうのではないだろうか。
そこで今回オススメするのが、作業効率を圧倒的に上げることの出来る『Innocn 29インチ ウルトラワイドモニター(WF29-PRO)』だ。
一度に大量の情報を表示可能!Innocnウルトラワイドモニター
今回紹介する『Innocn 29インチ ウルトラワイドモニター(WF29-PRO)』は、29インチ、21:9のアスペクト比に対応したウルトラワイドモニターだ。
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ブランド | Innocn |
型名 | WF29-PRO |
ディスプレイサイズ | 29 インチ |
解像度 | 2560×1080 |
パネルタイプ | IPS |
コントラスト比 | 1000:1 |
リフレッシュレート | 75Hz |
調節・可動域 | 高さ調整:120 ± 5mm チルト方向調整:前傾 5°±2°; 後傾20°±2° 左右回転調整:±45° 垂直方向調整:±90° |
付属品一式 | ドライバー 電源コード HDMI ケーブル USB ケーブル Type-C ケーブル 手袋 VESAのコネクタ(M4x9mm) クリーニングクロス ユーザーガイド |
重力センサー | 搭載 |
本体サイズ | 68.8 x 53.4 x 21.8 cm; 5.68 Kg |
ディスプレイ解像度は 2560×1080(UHD)に対応しており、1000:1の高コントラストによって深みのある映像を堪能出来る。75Hzによる高リフレッシュレートによる滑らかな映像を楽しむことが可能だ。
本製品の特徴は何と言っても柔軟な向き調整が可能であるという点だ。高さ・左右角度・チルト角度・縦横角度など細かく調節することが可能であり、幅広い用途に活用することが出来るだろう。
▼本体背面には充実したポート類も搭載されているため、ゲーム機やPC、スマホ・タブレット端末類など非常に幅広いデバイスとの互換性を擁している。
そしてディスプレイや映像がただ綺麗なだけでなく、眼精疲労を軽減するためのブルーライト低減機能なども搭載されているため、目の疲れを最小限に抑えつつ作業に集中できるようになっている。
このように、ゲーミングから仕事作業に至るまで、実用性の高いウルトラワイドモニターとなっている。
製品本体および付属品
▼外箱の様子。
▼本体と付属品一式がキッチリと梱包されている。
▼内容物をすべて取り出した様子。
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- モニター本体
- スタンド
- ベース
- ドライバー(未使用)
- 電源コード
- HDMIケーブル(未使用)
- USBケーブル(未使用)
- Type-Cケーブル(未使用)
- 壁付け用コネクタ(未使用)
- クリーニングクロス(未使用)
- 日本語ユーザーガイド
- 保証カード
▼説明書は日本語にも対応しているため、組み立てなども困ることは無いだろう。
▼モニター本体。横長でスタイリッシュなデザイン。
▼モニター右下の下部には電源ボタンや各種操作ボタンが集約されている。
▼本体裏面の様子。
▼裏面の下部には多彩なポート類が集約されている。
▼また、下部にはスピーカーが搭載されており、スタンドアローンでサウンドも楽しめるようになっている。
以上の通り、モニターとしては充実したインターフェースとなっている。
デザイン自体もスタイリッシュであり、オシャレなデスクに配置しても違和感を感じることは無いだろう。
モニターの組み立て手順
本製品を組み立てる手順はいたって簡単だ。
まずはモニター本体とスタンド部をつなぐアームを取り付ける。
▼アーム部
▼アームをスタンドに挿入して、裏面のネジを回してシッカリと固定する。
▼取り付けた様子。
続いて、アーム先端の出っ張りを、モニター裏面の取り付けポートに挿入する。
▼アーム先端。
▼モニター裏面の取り付け用ポート。
たったこれだけの手順で、モニターの組み立てが完了する。
▼実際に組み立てた様子。
▼真上から見た様子。
▼モニター本体を組み立てると結構な重さ(約5.7kg)になるため、ギリギリ片手で持ち運べるかどうかの重さだ
柔軟な調節が可能
上述した通り、本モニターは向きや高さに関して柔軟な調整が可能だ。
▼ディスプレイ部は-5度~20度の範囲で調整することが出来る。高さも120 ± 5mmの可動域を擁している。
▼横には左右それぞれ45度の角度で回転させることが可能。
▼スタンド部にはメモリが付いており、角度を細かく調整できる。
▼また、アーム取り付け部は90度の角度で調整することが可能だ。
このように、幅広い設置場所や用途に対応できるデザインとなっている。
圧倒的な表示域で作業を効率化
実際にモニターをPCに接続して映像を表示してみた。
ウルトラワイドモニターは通常タイプのモニターと比べて圧倒的に広い表示域を擁しており、一度に表示できる情報量が非常に多い。
▼ベゼル幅も薄目であり、映像に集中することが出来る。
▼ウィンドウを3つ横に並べて表示することも出来る。複数の作業を同時並行して進める用途にも適している。
▼エクセルを表示した様子。通常のモニターの約1.5倍もの情報が一気に表示できるため、作業がはかどる。
美しくてカラフルな映像
本製品は2560×1080のUHD解像度に対応しており、1000:1の高コントラスト比にも対応しているため、キチンとした明暗が分かれた深みのある映像を楽しむことが出来る。
▼小さな文字でもクッキリと明瞭に映し出される。
▼YouTubeなどでもカラフルで臨場感のある映像が楽しめる。ただし21:9のアスペクト比に対応していない映像の場合、下画像のように非表示部分が黒くなる。
▼ゲームをプレイしている様子。表示域が広いため、より臨場感のある映像が楽しめる。
▼特にFPSゲームでは迫力がかなり増す。
シューティングゲームの場合は他プレイヤーよりも広範な視野角を確保できるため、より有利に立ち回ることが出来るだろう。
充実したオプション機能が用意
本製品下部のファンクションボタンを押すと、オプション画面を表示することが出来る。
明るさやコントラスト、色温度、言語など一般的な調整項目に加えて、用途に応じて各パラメータを自動調節するプリセットも用意されている。
自分好みの映像品質を実現するために必要な機能はすべて揃っている。
表示向きを自動調整!重力センサーを搭載
上述したオプション画面では、『重力センサー』のオン/オフの切り替えが可能となっている。
センサーをオンにした場合、ディスプレイ向きを縦横に変更した際に、表示向きが自動的に変更されるようになる。
▼もしも表示向きが正常に変更されない場合、PCの設定画面から『画面の向き』を "縦" に変更する必要がある。
PCだけでなく、スマホやタブレット端末の映像を出力した場合においても、ディスプレイ向きを変更することで映像の向きが自動的に変更される。
デスク上のスペースの都合や用途に柔軟に対応できる設計だ。
クリアで高品質なサウンド
本モニターには2基のスピーカーが内蔵されており、下部のスピーカー穴よりサウンドが出力される。
音質自体は良好であり、低音こそ響かないものの、中~高音域に関してはクリアで品質の高いサウンドを楽しむことが出来た。
一方で、やはりサウンド出力が一方向のみであるためか、音の立体感に欠ける。
そのため、FPSゲームプレイ時などにおいて、音で相手の方向や距離を測ることが困難になってしまう。
もしもサウンドに関して不満を感じるのであれば、3.5mmオーディオポートに外付けスピーカーを接続して、サウンド体験を高めることをオススメする。
21:9表示非対応デバイスでは、映像が引き延ばされる
今回のレビュー時には、最新ゲーム機であるPS5も接続してみた。
PS5などのゲーム機は21:9のアスペクト比に対応していないものが大半のため、解像度は1920×1080までしか出力されない。
しかし映像自体はディスプレイ一杯に引き延ばされて表示されるため、映像に違和感が生じる。
▼映像自体はクリアでカラフルだが...
▼映像自体はアスペクト比が若干おかしく、横に引き延ばされた印象を受ける。
PCゲームなどを遊ぶ分には問題ないが、家庭用のコンシューマゲーム機を接続した場合には、アスペクト比がおかしくなってしまうことを念頭に置いておいた方が良いだろう。
『Innocn 29インチ ウルトラワイドモニター』のまとめ
今回紹介した『Innocn 29インチ ウルトラワイドモニター』について、特長をまとめると以下の通りです。
良かった点
- 圧倒的な表示域を誇るウルトラワイドディスプレイ
- 角度・向き・高さなどの柔軟な調節が可能
- UHD対応のカラフルで美しい映像
- 重量センサー付きで表示向きが自動的に調節
- 充実したオプション項目
- スピーカー品質は良好
悪かった点
- 21:9のアスペクト比に対応していないデバイスの映像は引き延ばされる
以上の通り、一度に大量の情報量を表示することの出来る、実用性の高いウルトラワイドモニターとなっている。
PCのウィンドウを横に3つ並べて表示させることも可能であり、PC作業をさらに効率的にこなすことが出来るようになるだろう。
2560×1080(UHD)解像度対応の映像もカラフルで美しく、映画を観た際なども臨場感は抜群だ。
そして向きや高さ、角度などを柔軟に調節できる機構を擁しており、重力センサーも備えているため、画面の縦横向きを変更することで映像の表示方向を変更することも可能だ。
大量のデータを扱った作業を高効率化したい場合には、非常にオススメ度の高いモニターであると言える。
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