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ガジェットレビュー モバイルモニター

『InnoView 15.6インチ タッチ対応モバイルモニター』レビュー、10点タッチパネル搭載、スタンド内蔵のFHDモニター

レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBコンテンツクリエイター。大学院理工学研究科出身。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

数々のモバイルモニターをリリースしてきたInnoviewは、同ブランドの最新モデルとして『InnoView 15.6インチ モバイルモニター』(INVPM001-04B)をリリースした。

10点マルチタッチに対応した15.6インチIPSディスプレイを備えるほか、背面にはスタンドを内蔵。スピーカーも搭載しており、リーズナブルな価格に対して全体的に優れたスペック構成のモデルとなっている。

今回、メーカーより本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。

InnoView 15.6インチ モバイルモニターのアイコン画像

ブランド ‎InnoView
型番 INVPM001-04B
ディスプレイサイズ 15.6インチ, 16:9(非光沢IPS)
解像度 1920×1080(FHD)HDR対応
コントラスト比 1200:1
最大輝度 300nits
リフレッシュレート 60Hz
視野角 178度
タッチ機能 10点マルチタッチ対応
色域 80%sRGB
搭載ポート ・USB Type-C ×2
・HDMIポート
・3.5mmオーディオジャック
VESA 対応(75×75mm)
スピーカー デュアルスピーカー搭載
本体サイズ 11 x 355 x 220 mm
本体重量 約1.7kg

今回紹介する『InnoView 15.6インチ モバイルモニター』(INVPM001-04B)は、15.6インチIPSディスプレイを搭載したコンパクトなモバイルモニターだ。

1920×1080(FHD)解像度、60Hzのリフレッシュレートに対応。1200:1のコントラスト比で、明暗がクッキリと表現される鮮やかな映像を楽しめる。

15.6インチタッチパネルの仕様画像

10点タッチ操作に対応。マウスやキーボードよりも直感的でスムーズな操作を行うことができる。

10点タッチ操作に対応

わずか11 x 355 x 220 mm、約1.7kgというコンパクトかつ軽量なデザインとなっており、自宅におけるサブモニターとしての利用だけでなく、外出先での利用にも適している。

▼0~90度の範囲で角度調節可能なスタンドが内蔵。好みの角度でモニターを使用できる。

内蔵スタンド

筐体本体には USB Type-CポートおよびHDMIポートが搭載されており、PCやスマホ、タブレット端末はもちろん、ニンテンドースイッチやPS5、XSX|Sなど最新の家庭用ゲーム機への接続にも対応可能だ。

▼コンパクトな筐体に必要なインターフェースが揃っている。

インターフェース構成

▼2種類の接続方法に対応。DP ALT MODE(映像出力)に対応する端末の場合、ケーブル一本だけで接続可能。

2つの接続方法に対応

VESAマウント(75×75mm)の取り付けにも対応。モニターアームに取り付けてサブモニターとして利用したり、壁掛けディスプレイとしても利用できる。

幅広い用途・デバイスに用いることの出来る、汎用性の高いモバイルモニターとなっている。

製品本体および付属品

▼外箱の様子

外箱の様子

箱を開けた様子

箱の中身

▼内容物をすべて取り出した様子。

梱包されたモニター

内容物一覧

内容物一覧は以下の通り。

【内容物一覧】

  • モニター本体
  • 専用ケース
  • ユーザーガイド
  • HDMIケーブル
  • Type-C - Type-Cケーブル
  • Type-C - Type-Aケーブル

▼説明書は日本語に完全対応している。

ユーザーマニュアル

「HDMIケーブル」「Type-C - Type-Cケーブル(映像入力兼給電用)」「Type-C - TypeAケーブル(給電用)」の3本のケーブルが付属。購入後すぐに多彩なデバイスと接続して利用を開始できる。

▼専用ケースが付属。モニターを収納したり、安全に持ち運ぶことができる。

専用ケース

▼モニターをケースに入れた様子

モニターをケースに入れた様子

モニターをケースに入れた様子-横視点

モバイルモニター本体

▼モニター本体。薄ベゼルの15.6インチディスプレイを搭載。

モニター表面

▼背面の様子。

モニター裏面

▼背面下部には、VESAマウント(75×75mm)を取り付けることの出来る穴が用意されている。

VESAマウント(75×75mm)を取り付けることの出来る穴

本体重量は約1.7kgと軽く、カバンなどに入れて持ち運んでも支障にならないだろう。

モニターを手で持つ様子-表面

モニターを手で持つ様子-裏面

▼厚みは厚い部分で約11mmほど。ポート類が集約されている下部が、やや出っ張った形状となっている。

側面から見た様子

上部から見た様子

▼下部にはスピーカーが内蔵。

下部の内蔵スピーカー

そして背面下部には、180度の可動域を擁したスタンドが備わっている。

180度の可動域を擁したスタンド

▼即席のスタンドとして機能する。

スタンドを展開した様子-表面

スタンドを展開した様子-裏面

続いて、インターフェース構成について紹介していく。

▼左側面の様子。HDMIポートType-Cポート×2(電源・信号伝送対応)が現れる。

右側面のポート一式

▼右側面の様子。3.5mmオーディオジャックに加えて、メニューボタン操作ボタン電源ボタンが用意されている。

左側面のポート一式

この手のモバイルモニターはminiHDMIを採用しているが、本製品はHDMIポートを採用しており、一般的なHDMIケーブルで接続できる点が嬉しい。

このように、限られた筐体サイズに対して、必要なポート類・操作インターフェースがすべて詰め込まれたデザインとなっている。

優れた接続性で、美しいフルHD映像を楽しめる

DP Altモード対応のAndroidタブレットと接続した様子

実際に本モニターを様々なデバイスに接続して、映像を視聴してみた。

Androidタブレット接続時

まず Androidタブレットに接続した場合について。

今回のレビュー時には「DP Altモード」対応のAndroidタブレット『Lenovo Legion Y700 2023』を使用。DP Altモードに対応したポートを備えるデバイスの場合、Type-Cケーブル1本でポータブルモニターに対し給電&映像伝送を行うことが出来る。

▼ケーブル1本で拡張モニターとして利用できるため、外出先へ持参して利用する用途にも適している。

ケーブル1本で接続している様子-モニター側

ケーブル1本で接続している様子-タブレット側

画面の複製・拡張などを行うことができ、モバイルモニターを便利なセカンドディスプレイとして活用できる。

▼表示域が増える分、作業効率が圧倒的に向上するだろう。

DP Altモードに対応したポートを備えるデバイスと接続した様子

▼ウェブサイト閲覧時。1920×1080(フルHD)解像度対応のディスプレイでは細かな文字まで明瞭に描画され、目が疲れることはなかった。

ウェブサイト閲覧時

鮮明なウェブサイト描画

ディスプレイの視野角も広く、どの角度からでも鮮明さを保ったまま映像を視聴することが出来ていた。

▼色域は80% sRGBで、デフォルトの発色はやや薄めな印象。ただHDRモードを起動することで、そこそこ満足度の高い映像視聴体験が可能だ。

ディスプレイの発色の比較

▼HDR適用時。

ディスプレイの発色の確認

映像の遅延も支障のないレベルであり、画面複製表示時にもスムーズなミラーリングを行うことが出来ていた。

▼ほぼ気にならないレベルの遅延

ニンテンドースイッチ接続時

ニンテンドースイッチ接続時

続いて、ニンテンドースイッチを接続して使用してみた。

▼スイッチのようにDP Altモード非対応デバイスと接続する場合、HDMIケーブルに加え、Type-Cケーブルでコンセントから別途給電を行う必要がある。

ニンテンドースイッチ接続時の端子の様子

ゲーム機とHDMI接続した場合でも、映像は美しく、自然でカラフルな色合いを表現できていた。

Switchのメインメニュー

1200:1のコントラスト比のおかげで、色の濃淡表現のクオリティが高く、ゲーム内の雰囲気がよく伝わってくる。

色の濃淡表現のクオリティが高い

Switchのゲームをプレイしている様子

▼実際にゲームをプレイしている様子

本製品のリフレッシュレートは60Hz対応であり、格闘ゲームやシューティングゲームの本格的なゲームプレイには向かないが、普通にゲームを楽しむ分には十分に滑らかな映像を楽しめるだろう。

プレイステーション5接続時

プレイステーション5接続時

続いてPS5を接続して使用してみた。

▼PS5の場合も、HDMIケーブルに加え、Type-Cケーブルでコンセントから別途給電を行う必要がある。

PS5を接続したときのポートの様子

▼PS5接続時の映像出力情報。

PS5接続時の映像出力情報

フルHD解像度対応のIPSパネルによって表現される映像は美しく、PS5と接続した場合でも、自然でカラフルな色合いを表現できていた。

PS5ゲームプレイ時

▼実際にゲームをプレイしている様子

フルHD解像度のため流石に4Kモニターには敵わないが、それでも個人的には満足度の高い映像体験が可能であった。

このように、いずれのデバイスに接続した場合でも、満足度の高い映像体験が可能なモバイルモニターとなっている。

Macbook Air接続時

Macbook Air接続時

最後に、Macbook Air(M2)を接続してみた。

WindowsやMac OSのデバイスと接続した場合、本製品の10点タッチ機能を利用できる。

▼マウスやキーボードよりも直感的でスムーズな操作が可能。

10点タッチ機能を利用している様子

▼タッチ操作の様子

スピーカーの音質はそこそこ

上述した通り、本製品の下部にはスピーカーが内蔵されている。

スピーカーの音質はそこそこレベルであり、悪くもなく、そこまで良くもなく、モバイルモニター内蔵スピーカーであればこの程度か、といった感じだ。

▼実際に使用している様子

中~高音域に関してはよく響く一方で、低音に関してはほとんど潰れてしまっており、音圧も弱いため、サウンドの迫力には期待できないだろう。

音を聞き取る分には問題のない音質だが、あくまで及第点レベルといったところだ。

本製品は側面に3.5mmオーディオポートを搭載しており、外付けスピーカーやイヤホン等でもサウンドを楽しめる。迫力のあるサウンドを楽しみたい場合は別途スピーカーやヘッドセットの用意をオススメしたい。

▼オススメの外付けスピーカー

充実の設定項目

本製品には充実した設定項目が用意されている。

▼右側面のメニューボタンを押し込んでメニューを呼び出す。

右側面のメニューボタンを押し込む様子

明るさやコントラストなどの一般的な項目が用意されているほか、HDR や 低ブルーライトモード などの切り替えも可能だ。

設定画面1

▼複数の画質モードが用意。使用シーンに応じて最適な描画スタイルを適用できる。

画質モード一覧

▼低ブルーライト機能も用意。長時間モニターを注視する作業にも適している。

設定画面2

設定画面3

▼ FreeSync機能も用意されており、安定したフレームレートでゲーミングを楽しめる。

設定画面4

設定画面5

好みに応じて、映像品質を細かく調節できるのは嬉しい。

『InnoView 15.6インチ モバイルモニター』のまとめ

InnoView 15.6インチ モバイルモニターのアイコン画像

今回紹介した『InnoView 15.6インチ モバイルモニター』について、特徴をまとめると以下の通りだ。

良かった点

  • コンパクトかつ軽量な筐体
  • 薄ベゼルのスタイリッシュなデザイン
  • 背面にスタンドを内蔵
  • VESAマウント対応
  • 10点タッチ機能対応
  • 専用ケースが付属
  • 充実したオプション項目
  • 比較的リーズナブルな価格

悪かった点

  • 内蔵スピーカーの音質はそこそこレベル
  • 発色が若干弱い(薄め)

以上の通り、携行性・性能・価格のいずれの面においても優れた、高コスパなモバイルモニターとなっている。

フルHD・60Hz対応のディスプレイは滑らかで美しく、映像に遅延や残像なども見受けられず、激しい動きのアクションゲームも問題なく楽しめた。色域は80% sRGBで、デフォルトの発色はやや薄めな印象。ただHDRモードを起動することで、そこそこ満足度の高い映像視聴体験が可能だ。

豊富なケーブル類が付属しており、購入後すぐに幅広い用途で活用できる点も嬉しい。モバイルモニターとしては珍しく、miniHDMIではなくHDMIポートを採用しているため、既存の一般的なHDMIケーブルを使用できる点も嬉しい。

DP Altモードに対応したポートを備えるデバイスの場合、Type-Cケーブル1本でポータブルモニターに対し給電&映像伝送を行うことが可能だ。

そして何より10点タッチ機能に対応しており、マウスやキーボードよりも直感的でスムーズな操作が可能な点もGOOD。

価格も比較的リーズナブルであり、全体的に完成度の高いモデルだと言える。

モバイルモニターの購入を検討している方には、是非オススメしたい一品だ。

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