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PC・モニター ガジェットレビュー

『InnoView ‎INVPM406 モバイルモニター』レビュー | 非光沢IPSパネル採用の高汎用性モデル

2023-02-15

レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。理系大学院修了。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

最近では、外出先でも大きなモニターでニンテンドースイッチやプレイステーション5(PS5)、Xbox Series X(XSX|S)などの人気ゲーム機を楽しめるデバイスとして、モバイルモニター(モバイルディスプレイ)の需要が高まりつつある。

仕事用のサブモニターとしてモバイルモニターを探している方も多いだろう。

しかしモバイルモニターは非常に多くの種類が販売されており、どの製品を選べば良いのか迷ってしまうのではないだろうか。

そこで今回は、非光沢IPSディスプレイを搭載した15.8型モバイルモニターInnoView ‎INVPM406について紹介したいと思う。

非光沢IPSパネル採用の高汎用性モデル

『InnoView ‎INVPM406』は、美しいフルHD映像を楽しむことが出来る15.8インチ型のモバイルモニターだ。

ブランド ‎InnoView
モデル名 INVPM406
ディスプレイサイズ 15.8インチ, 16:9(非光沢IPS)
解像度 1920×1080(FHD)
リフレッシュレート 60Hz
視野角 178度
輝度 300cd/m2
搭載ポート USB Type-C×2
mini HDMI
3.5mmオーディオ
スピーカー スピーカー搭載
本体サイズ 304×205×20mm
本体重量 約865g

今回紹介する『InnoView ‎INVPM406 モバイルモニター』は、15.8インチ、フルHD(1920×1080)解像度、HDR対応の非光沢IPSディスプレイを搭載したモバイルモニターだ。

厚さ5m、本体重量わずか約865gという非常にコンパクトなデザインとなっており、自宅におけるサブモニターとしての利用だけでなく、外出先での利用にも適している。

▼画面保護カバーとしてもスタンドとしても機能する「カバースタンド」が付属。タブレットのように持ち運べる手軽さ。

筐体本体には USB Type-Cポート および mini HDMIポート が搭載されており、PCやスマホ、タブレット端末はもちろん、ニンテンドースイッチやPS5、XSX|Sなど最新の家庭用ゲーム機への接続にも対応可能だ。

▼充実したポートが用意。

▼ゲーム機やモバイル端末、PCなど幅広いデバイスに接続して利用できる。

スピーカーが内蔵されており、スタンドアローンでサウンドを楽しむことも出来る。

HDR(ハイダイナミックレンジ)・60fps(FreeSync)対応 のIPSスクリーンによる美しく滑らかな映像を楽しめる。

ゲーム機のUSBポートからモニターへ給電することも可能。ただしSwitch等のゲーム機からモニターへ給電する場合、電圧が安定せず、画面がチカチカ点滅する可能性が高い。安定して使用するためには、付属の電源アダプターでモニターへ別途給電を行う必要がある。

▼DP ALT MODE(映像出力)に対応する端末ならケーブル一本だけで接続可能。

このように、幅広い用途・デバイスに用いることの出来る、汎用性の高いモバイルモニターとなっている。

今回、提携先より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を元にレビューしていきたいと思う。

製品本体および付属品

▼外箱の様子

▼内容物をすべて取り出した様子。

内容物一覧は以下の通り。

【内容物一覧】

  • モニター本体
  • 電源アダプタ
  • ユーザーガイド
  • スマートカバー
  • HDMI - mini HDMIケーブル
  • USB Type-C - Type-Cケーブル
  • USB Type-C - USB-Aケーブル
  • クリーニングクロス
  • クイックガイド
  • 保証書

▼説明書は日本語に完全対応している。

▼付属のクイックガイドでは、デバイスごとの接続方法が丁寧に解説されている。

▼「HDMI - mini HDMIケーブル」「USB Type-C - Type-Cケーブル」「USB Type-C - USB-Aケーブル」の3本のケーブルが付属。購入後すぐに多彩なデバイスと接続して利用を開始できる。

▼モニター本体。ベゼルが非常に狭いため、15.8インチの大きめなディスプレイに対してコンパクトなサイズだ。

▼背面の様子。

▼背面中央には、モニタースタンド等に取り付けられるポートが用意されている。

本体重量は約865gと軽く、カバンなどに入れて持ち運んでも支障にならないだろう。

▼厚みは薄い部分で約5ミリほど。ポート類が集約されている下部が、やや出っ張った形状となっている。

続いて、インターフェース構成について紹介していく。

▼右側面の様子。mini HDMIポートType-Cポート×2(電源・信号伝送対応)が用意。

▼左側面の様子。3.5mmオーディオジャックダイヤルボタン電源ボタンが用意。

▼また、筐体下部にはスピーカーが内蔵されており、スタンドアローンでサウンドを楽しめる。

このように、限られた筐体サイズに対して、必要なポート類・操作インターフェースがすべて詰め込まれたデザインとなっている。

スマートカバーが付属

本製品にはディスプレイ保護&スタンドとしても機能するスマートカバーが付属する。

▼スマートカバー

▼スマートカバーには磁石が内蔵されており、モニター背面に吸着する。

▼スマートカバーを装着することで、モニターのディスプレイ部を保護しながら持ち運ぶことが可能だ。

▼スマートカバーを装着しても、厚みはほとんど増さない。

そしてスマートカバーはスタンドとしても機能し、ディスプレイ部を好みの角度に調節して設置することが可能だ。

色鮮やかで美しいフルHD映像を楽しめる

実際に本モニターを使用して、映像を視聴してみた。

なお、今回のレビュー時には『MacBook Air』および『プレイステーション5』を接続して使用した。

PC(MacBook Air)接続時

まず PC(MacBook Air)に接続した場合について。

▼Type-C to Type-Cケーブルを用いて接続。

▼接続の安定性を保つため、モバイルモニター自体には別途給電を行う必要がある。

PCと接続した場合、画面の複製・拡張などを行うことができ、モバイルモニターを便利なセカンドディスプレイとして活用できる。

▼表示域が増える分、作業効率が圧倒的に向上するだろう。

▼ウェブサイト閲覧時。細かな文字まで明瞭に描画されており、目が疲れることはなかった。

▼実際に拡張ディスプレイとして使用している様子。操作に対する遅延などは見受けられない。

ディスプレイの視野角も広く、どの角度からでも鮮明さを保ったまま映像を視聴することが出来ていた。

▼非光沢パネルのおかげで、画面への映り込みは気にならない。

ゲーム機(PS5)接続時

続いてPS5を接続して使用してみた。

▼モバイルモニター自体がコンパクトなため、このような置き方も可能だ。

▼PS5接続時の映像出力情報。

フルHD解像度対応のIPSパネルによって表現される映像は美しく、自然でカラフルな色合いを表現できていた。

▼色の濃淡表現のクオリティも高く、ゲーム内の雰囲気がよく伝わってくる。

60Hzリフレッシュレートは決して高いとは言えないが、それでも激しい動きのアクションゲームにおいて滑らかに表現され、映像の遅延や残像といった気になる点は無かった。

▼実際にゲームをプレイしている際の映像

フルHD解像度のため流石に4Kモニターには敵わないが、それでも個人的には、かなり満足度の高い映像体験が可能であった。

このように、いずれのデバイスに接続した場合でも、満足度の高い映像体験が可能なモバイルモニターとなっている。

スピーカーの音質はそこそこ

上述した通り、本製品の下部にはスピーカーが内蔵されている。

スピーカーの音質はそこそこレベルであり、悪くもなく、そこまで良くもなく、モバイルモニター内蔵スピーカーであればこの程度か、といった感じだ。

▼実際に使用している様子

中~高音域に関してはよく響く一方で、低音に関してはほとんど潰れてしまっており、音圧も弱いため、サウンドの迫力には期待できないだろう。

音を聞き取る分には問題のない音質だが、あくまで及第点レベルといったところだ。

本製品は側面に3.5mmオーディオポートを搭載しており、外付けスピーカーやイヤホン等でもサウンドを楽しめる。迫力のあるサウンドを楽しみたい場合は別途スピーカーやヘッドセットの用意をオススメしたい。

▼オススメの外付けスピーカー

充実したオプション項目

本製品には充実した設定項目が用意されている。

▼左側面のダイヤルボタンを押し込んでメニューを呼び出す。

明るさやコントラストなどの一般的な項目が用意されているほか、HDR や 低ブルーライトモード などの切り替えも可能だ。

▼ FreeSync機能 も用意されており、安定したフレームレートでゲーミングを楽しめる。

好みに応じて、映像品質を細かく調節できるのは嬉しい。

『InnoView ‎INVPM406 モバイルモニター』のまとめ

今回紹介した『InnoView ‎INVPM406 モバイルモニター』について、特徴をまとめると以下の通りだ。

良かった点

  • コンパクトかつ軽量な筐体
  • 充実した付属品
  • カバースタンドが付属
  • 画面への映り込みは気にならない
  • 充実したオプション項目
  • 比較的リーズナブルな価格

悪かった点

  • 内蔵スピーカーの音質はそこそこレベル
  • 筐体背面の汚れが目立ちやすい

以上の通り、携行性・性能・価格のいずれの面においても優れた、高コスパなモバイルモニターとなっている。

フルHD・60Hz対応のディスプレイは滑らかで美しく、映像に遅延や残像なども見受けられず、激しい動きのアクションゲームも問題なく楽しめた。非光沢IPSパネルのおかげで、画面への映り込み等も気にならなかった。

豊富なケーブル類が付属しており、購入後すぐに幅広い用途で活用できる点も嬉しい。

価格も比較的リーズナブルであり、全体的に完成度の高いモデルだと言える。

モバイルモニターの購入を検討している方には、是非オススメしたい一品だ。

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