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『InnoView 18.5インチ モバイルモニター』レビュー | FHD・100Hz対応、スピーカー内蔵の高性能ディスプレイ

2023-11-23

レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。理系大学院修了。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

最近では、外出先でも大きなモニターでニンテンドースイッチやプレイステーション5(PS5)、Xbox Series X(XSX|S)などの人気ゲーム機を楽しめるデバイスとして、モバイルモニター(モバイルディスプレイ)の需要が高まりつつある。

仕事用のサブモニターとしてモバイルモニターを探している方も多いだろう。

しかしモバイルモニターは非常に多くの種類が販売されており、どの製品を選べば良いのか迷ってしまうのではないだろうか。

そこで今回は、非光沢IPSディスプレイを搭載、スピーカーも内蔵した18.5インチ型のモバイルモニターInnoView PM501について、メーカーより提供していただいたので紹介したいと思う。

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  • クーポンコード:FZXYH72I
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ブランド ‎InnoView
型番 PM501
ディスプレイサイズ 18.5インチ, 16:9(非光沢IPS)
解像度 1920×1080(FHD)HDR対応
コントラスト比 1000:1
リフレッシュレート 100Hz
視野角 178度
応答速度 5ms
色域 120% sRGB
搭載ポート ・USB Type-C ×2
・mini HDMI
・3.5mmオーディオジャック
VESA 対応(75×75mm)
スピーカー デュアルスピーカー搭載
本体サイズ 42.5 × 25.8 × 15mm
本体重量 約1.2kg

今回紹介する『InnoView 18.5インチ モバイルモニター』は、美しいフルHD映像を楽しむことが出来る15.8インチ型のモバイルモニターだ。

18.5インチ、HDR対応の非光沢IPSディスプレイを搭載しており、大きな画面で迫力のある映像を楽しめる。

▼最高100Hzのリフレッシュレートに対応しているため、ゲーミング用モニターとしても十分に活用できる。

厚さ15mm、本体重量わずか約1.2kgという持ち運びに適したデザインとなっており、自宅におけるサブモニターとしての利用だけでなく、外出先での利用にも適している。

▼背面に180度の角度で調節できるスタンドが搭載されている。

筐体本体には USB Type-Cポート および mini HDMIポート が搭載されており、PCやスマホ、タブレット端末はもちろん、ニンテンドースイッチやPS5、XSX|Sなど最新の家庭用ゲーム機への接続にも対応可能だ。

▼スピーカーも内蔵されており、スタンドアローンでサウンドを楽しむことも出来る。

VESAマウントの取り付けにも対応。モニターアームに取り付けてサブモニターとして利用したり、壁掛けディスプレイとしても利用できる。

DP ALT MODE(映像出力)に対応する端末ならケーブル一本だけで接続可能。

幅広い用途・デバイスに用いることの出来る、汎用性の高いモバイルモニターとなっている。

製品本体および付属品

▼外箱の様子

▼内容物をすべて取り出した様子

内容物一覧は以下の通り。

【内容物一覧】

  • モニター本体
  • 電源アダプタ
  • ユーザーガイド
  • mini HDMI-HDMIケーブル(映像入力用)
  • Type-C - Type-Cケーブル(映像入力兼給電用)
  • Type-C - USB-Cケーブル(給電用)
  • クリーニングクロス

▼説明書は日本語に完全対応している。

「HDMI - mini HDMIケーブル」「Type-C - Type-Cケーブル(映像入力兼給電用)」「Type-C - Type-Cケーブル(給電用)」の3本のケーブルが付属。購入後すぐに多彩なデバイスと接続して利用を開始できる。

モバイルモニター本体

▼モニター本体。ベゼルが非常に狭いため、18.5インチの大きめなディスプレイを搭載。

▼非光沢(ノングレア)のIPSパネルを採用しており、映り込みはない。

▼背面の様子。

▼背面下部には、VESAマウント(75×75mm)を取り付けることの出来る穴が用意されている。

本体重量は約1.2kgと軽く、カバンなどに入れて持ち運んでも支障にならないだろう。

▼厚みは薄い部分で約15mmほど。ポート類が集約されている下部が、やや出っ張った形状となっている。

そして背面下部には、180度の可動域を擁したスタンドが備わっている。

▼即席のスタンドとして機能する。

また、スタンドを180度近くまで展開することで、そのまま壁掛け設置することも可能だ。

続いて、インターフェース構成について紹介していく。

▼右側面の様子。スタンドを上げると、mini HDMIポートType-Cポート×2(電源・信号伝送対応)が現れる。

▼左側面の様子。3.5mmオーディオジャックに加えて、操作ボタン電源ボタンが用意されている。

▼また、筐体下部にはスピーカーが内蔵されており、スタンドアローンでサウンドを楽しめる。

このように、限られた筐体サイズに対して、必要なポート類・操作インターフェースがすべて詰め込まれたデザインとなっている。

色鮮やかで美しいフルHD映像を楽しめる

実際に本モニターを使用して、映像を視聴してみた。

なお、今回のレビュー時にはDP Altモード対応のAndroidタブレット『Lenovo Legion Y700 2023』および『ニンテンドースイッチ』を接続して使用した。

Androidタブレット接続時

まず Androidタブレットに接続した場合について。

今回レビューに使用した『Lenovo Legion Y700 2023』のように「DP Altモード」に対応しているデバイスの場合、Type-Cケーブル1本でポータブルモニターに対し給電&映像伝送を行うことが出来る。

▼ケーブル1本で拡張モニターとして利用できるため、外出先へ持参して利用する用途にも適している。

画面の複製・拡張などを行うことができ、モバイルモニターを便利なセカンドディスプレイとして活用できる。

▼表示域が増える分、作業効率が圧倒的に向上するだろう。

▼ウェブサイト閲覧時。1920×1080(フルHD)解像度対応のディスプレイでは細かな文字まで明瞭に描画され、目が疲れることはなかった。

ディスプレイの視野角も広く、どの角度からでも鮮明さを保ったまま映像を視聴することが出来ていた。

▼非光沢パネルのおかげで、画面への映り込みは気にならない。

▼120% sRGBの色域、およびHDRモードにも対応しており、発色は良好。満足度の高い映像視聴体験が可能だ。

映像の遅延も支障のないレベルであり、画面複製表示時にもスムーズなミラーリングを行うことが出来ていた。

▼ほぼ気にならないレベルの遅延

ちなみに、DP Altモードで利用している場合、明るさを27以上に上げると自動的に接続が解除され、モバイルモニターの電源がリセットされてしまった。

DP Altモードで接続するデバイスの仕様によっては、消費電力が一定以上まで上がると、このように自動的に給電がシャットアウトされる場合があるので注意したい。

ニンテンドースイッチ接続時

続いて、ニンテンドースイッチを接続して使用してみた。

▼スイッチのようにDP Altモード非対応デバイスと接続する場合、HDMIケーブルに加え、Type-Cケーブルでコンセントから別途給電を行う必要がある。

ゲーム機とHDMI接続した場合でも、映像は美しく、自然でカラフルな色合いを表現できていた。

▼色の濃淡表現のクオリティも高く、ゲーム内の雰囲気がよく伝わってくる。

そして本製品は100Hzのリフレッシュレートに対応しているため、ニンテンドースイッチの最高60Hzの滑らかな描画を最大限に活かしたゲーミングを楽しむことが出来る。

▼実際にゲームをプレイしている様子

スピーカーの音質はそこそこ

上述した通り、本製品の下部にはスピーカーが内蔵されている。

スピーカーの音質はそこそこレベルであり、悪くもなく、そこまで良くもなく、モバイルモニター内蔵スピーカーとしては及第点といった感じだ。

▼実際に使用している様子

中~高音域に関してはよく響く一方で、低音に関してはほとんど潰れてしまっており、音圧も弱いため、サウンドの迫力には期待できないだろう。

音を聞き取る分には問題のない音質だが、あくまで及第点レベルといったところだ。

本製品は側面に3.5mmオーディオポートを搭載しており、外付けスピーカーやイヤホン等でもサウンドを楽しめる。迫力のあるサウンドを楽しみたい場合は別途スピーカーやヘッドセットの用意をオススメしたい。

▼オススメの外付けスピーカー

充実したオプション項目

本製品には充実した設定項目が用意されている。

▼側面の電源ボタンを短押ししてメニューを呼び出す。

明るさやコントラストなどの一般的な項目が用意されているほか、HDR や 低ブルーライトモード などの切り替えも可能だ。

▼用途別の描画プリセットも用意。

好みに応じて、映像品質を細かく調節できるのは嬉しい。

『InnoView 18.5インチ モバイルモニター』のまとめ

今回紹介した『InnoView 18.5インチ モバイルモニター』(PM501)について、特長をまとめると以下の通りだ。

良かった点

  • コンパクトかつ軽量な筐体
  • 充実した付属品
  • 背面にスタンドを装備
  • 最高100Hzリフレッシュレートに対応
  • 画面への映り込みは気にならない(ノングレアパネル)
  • 充実したオプション項目
  • 比較的リーズナブルな価格

悪かった点

  • 内蔵スピーカーの音質はそこそこレベル
  • ディスプレイを保護するカバー等が付属していてほしかった

以上の通り、携行性・性能・価格のいずれの面においても優れた、高コスパなモバイルモニターとなっている。

フルHD・最高100Hz対応のディスプレイは滑らかで美しく、映像に遅延や残像なども見受けられず、激しい動きのアクションゲームも問題なく楽しめた。非光沢IPSパネルのおかげで、画面への映り込み等も気にならなかった。

豊富なケーブル類が付属しており、購入後すぐに幅広い用途で活用できる点も嬉しい。DP Altモード対応のデバイスに対しては、ケーブル1本でモニターを利用できるため、外出先で利用する場合にはうってつけだ。

品質は及第点レベルだが、スピーカーが内蔵されており、スタンドアローン状態でサウンドを楽しむことも出来る。

価格も比較的リーズナブルであり、全体的に完成度の高いモデルだと言える。

モバイルモニターの購入を検討している方には、是非オススメしたい一品だ。

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