2022年4月24日(日)、キーボードで有名なブランドであるJamesDonkeyは、同社の最新モデルとして『JamesDonkey RS4』を発表した。
87鍵(テンキーレス)のゲーミングキーボードであり、ボリュームノブを備えているなどユニークな特徴も持ち合わせている。
記事執筆時点ですでに販売が開始されており、通常価格は99USD。今回は開発元より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。
ボリュームノブ搭載の有線・無線対応ゲーミングキーボード
今回紹介する『JamesDonkey RS4』は、RGBバックライトを備えたゲーミングキーボードだ。
Bluetooth, 2.4GHzワイヤレスによる無線通信のほか、Type-Cケーブルを用いた有線接続にも対応。幅広いデバイスや用途に対応できる汎用性の高いモデルとなっている。
ブランド | JamesDonkey |
モデル名 | RS4 |
キーレイアウト | 87キー(テンキーレス) |
材質 | Gateron Pro 2.0 Yellow キースイッチ アルミニウム合金フレーム |
対応通信規格 | Bluetooth, 2.4GHzワイヤレス, Type-C(有線) |
スイッチの押下圧 | 50g |
キーストローク | 4.0mm |
アクチュエーションポイント | 2.0mm |
ケーブル長 | 1.8m(Type-C) |
バッテリー容量 | 4000mAh |
本体重量 | 780g |
筐体側面にマルチメディアボリュームノブを備えた87キーのTKLレイアウトとなっており、各キーは競合しないように配置されているため、ユーザーは正確なキーストロークとスムーズな入力を行うことができる。
▼RGBバックライトの点灯パターンは自由にカスタマイズ可能。
高品質のPBTキーキャップとデュアルトーンカラーの組み合わせを採用。アルミニウム合金フレームを備えた高級感のある工業用グレードのデザインと、非常に快適なタイピングを実現する、人間工学に基づいたデザインがなされている。
▼高性能なGateronPro2.0イエロースイッチを採用しており、ソフトで心地の良いタッチ感覚を提供する。
RGBバックライトにより、暗い場所でも各キーをはっきりと把握することが可能。RS4は美しいデザインの一方で卓越したパフォーマンスを提供する。筐体自体もコンパクトなサイズに収まっているため、デスク上のスペースを節約できるだろう。
筐体内部には4000mAhの大容量バッテリーを搭載しており、数日間の連続使用が可能だ。
デザイン面・機能面のいずれにおいても洗練された、最新ゲーミングキーボードとなっている。
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- キーボード本体
- ユーザーマニュアル
- USB Type-Cケーブル
- ワイヤレスUSB2.4GHzアダプタ
- キーキャッププーラー
- USB Type-C ⇒ USB Type-Aアダプタ
▼ユーザーマニュアルは英語・中国語のみに対応している。
▼ケーブルやアダプタ類に加えて、キーキャッププーラーも付属している。
▼キーボード本体の外観。アルミニウム合金フレームを備え、そこそこ高級感のあるデザインに仕上がっている。
▼87キー(テンキーレス)のTKLレイアウト。
スイッチは4mmのキーストロークがありシッカリとした打鍵感がある。
▼スペースキーは大きくて打ちやすい。
▼左側面には音量を直感的に調節できるボリュームノブが搭載。
▼右側面には特に何もない。
▼後背面の様子。
▼背面には有線接続・給電用のType-Cポートが用意されている。
▼底面の様子
▼底面中央には4つのスイッチが用意。
各スイッチの機能は、画像左から以下の通り。
- KeyBord RGB LIGHT:キーボードのRGBライトのオン/オフ切替
- Side RGB Light Strip:キーボードの横のRGBライトのオン/オフ切替
- 2.4Ghz / Bluetooth:ワイヤレス接続時の接続切替
- KeyBord Power:キーボード電源
▼ゴム製の滑り止めも施されている。
▼また、底面上部側の足を展開することで、作業に丁度良い角度で設置することが可能。
各キーが隙間なく詰め込まれているため、キー数に対して比較的コンパクトな筐体サイズとなっている。
▼私が普段使用しているキーボード(上)と本製品(下)を並べた様子。
▼本体重量も約780gと軽く、持ち運びにも適している。
独自のGateronPro2.0 Yellow軸を採用
キーの軸には独自の "GateronPro2.0 Yellow" を採用しており、心地よい打鍵感を実現。
また、付属のキーキャッププーラーを用いることで、簡単に各キーを取り外すことができる。
▼GateronPro2.0 Yellow
▼キーキャップは白と黒の2色形成。
スムーズな接続
本製品は3種類の接続方法(Bluetooth, 2.4GHzワイヤレス, Type-C有線)に対応しており、プラグアンドプレイ対応のためいずれの方法でもスムーズに接続可能だ。
▼付属のType-Cケーブルで有線接続した様子
有線接続時は内蔵バッテリーに対して給電も行われる。
▼給電中は左側面のインジケータが赤く点灯する。
なお、ワイヤレス接続を行う場合は、付属のアダプタをデバイス側に接続する。
筐体には4000mAhの大容量バッテリーが内蔵されており、最大80時間の連続使用が可能となっている。
▼使用可能状態になった様子(RGBバックライト点灯)
RGBライト点灯パターンの変更が可能
本製品はキー裏にRGBバックライトが仕込まれており、底面のスイッチがONの状態で点灯する。
▼まさにゲーミングキーボードらしい点灯。
また、キー裏だけでなく筐体側面にもライトが仕込まれている。
そしてRGBライトの点灯パターンや速度、輝度などは、下記の操作で簡単に調整することが可能となっている。
- Fn + Pause:RGBの点灯パターン変更
- Fn + →(←):キーボードの点灯色変更
- Fn + ↑(↓):LEDの輝度変更
- Fn +-(+):点滅速度変更
- Fn +Scr:キーボード側面の配色・演出変更
▼様々な点灯パターンを楽しむことができる。
側面のライトに関しても、キー裏のバックライトと別パターンで点灯させることが可能だ。
このように、ゲーミングガジェットらしく様々な点灯パターンを楽しむことができる。
単色発光パターンからランダムなパターンまで、自分好みに簡単にカスタマイズできる点が魅力的だ。
タイピングが楽しくなる軽快な打鍵感
上述した通り本製品のキーストロークは4.00mmで統一されており、キーを押した際に満足感の高い打ち心地がある。
スイッチの押下圧は50gで、軽すぎず、重すぎない軽快な打鍵感を実現している。
本製品に採用されているGateronPro2.0 Yellowは、アクチュエーションポイント(2.0mm)に到達してもカチッという音やクリック感がない。
そのため、一般的なゲーミングキーボードと比較すると、タイピング時のカチカチ音が若干静かめであると感じた。
▼実際にタイピングした際の様子
ただし、各キーにしっかりとした押し込み感があるため、1つ1つのキーを意識してタイプすることができ、ミスタッチを起こしづらいと感じた。
見た目も手触りも良く、打鍵感も心地よいため、タイピングを楽しくしてくれるキーボードだ。ゲーマーにはもちろんのこと、私のようなライターやブロガーの方にもオススメできるキーボードであると言える。
ボリュームノブが地味に便利
左側面に用意されたボリュームノブを回すことで、デバイスの音量を調節することができる。
また、ノブを押し込むことでミュート状態にすることも可能だ。
このノブのおかげで、ゲーム中や作業中でもスムーズに音量をスムーズに調節できるため、サウンド面でのストレスが軽減された。
特に、私のように在宅ワーク中に電話やオンライン通話を行う機会の多い方にとって、ミュート機能は重宝すると思う。
『JamesDonkey RS4』のまとめ
今回紹介した『JamesDonkey RS4』について、特徴をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- 比較的コンパクトな筐体サイズ
- やや高級感もあるデザイン
- パターン変更可能な美しいRGBライト点灯
- 心地よい打鍵感
- 有線・無線両方の接続方法に対応
- 長持ちするバッテリー容量
- 便利なボリュームノブ
悪かった点
- 日本語配列ではない(英語配列)
以上のように、タイピングを楽しくしてくれる心地よい打鍵感を実現したゲーミングキーボードとなっている。
キーストロークが深く、1つ1つに確実な押し込み感があるため、文字入力作業などに用いても心地よいタイピングを楽しむことができた。
RGBライトによる点灯も美しく、点灯パターンや輝度などをワンタッチで調節できる点も魅力的だ。
そして独自のGateronPro2.0 Yellow軸を採用したことにより、心地よい打鍵感の一方でタイピング音が比較的小さく抑えられている(静音性)ため、ゲーミングだけでなく作業用キーボードとしても十分に活用できるだろう。
無心の作業になりがちなタイピングを、少しでも楽しくしてくれるキーボードとしてオススメの一品だ。
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