- 地震や台風で停電した時に向けて備えて起きたい!
- 停電時でも電気機器を使いたい!
- アウトドアな場面でスマホやタブレットなどの端末を充電したい!
上記のような考えで、家庭用の蓄電池を探している方も多いのではないだろうか。
日本は災害大国であり、生涯で大規模な地震や台風に遭遇する可能性はかなり高い。
そのような場合への備えとして、非常用電源を用意しておくことは非常に大切だ。
また、最近では新型コロナウイルスの影響により、キャンプなどのアウトドアアクティビティを楽しむ人々が増えてきた。
電源の存在しない自然の中でも、スマートフォンやタブレット端末などを充電したいと思う方も多いと思う。
そこで今回は、おすすめの家庭用蓄電である『Joyzis ポータブル電源』について紹介する。
初心者でも簡単に扱える家庭用のポータブル電源
今回紹介する『Joyzis ポータブル電源』は、全くの初心者でも簡単に扱うことができ、なおかつ十分に実用的な性能を擁した、家庭用のポータブル蓄電池だ。
▼大容量バッテリーを内蔵した蓄電池
メーカー | Joyzis |
モデル名 | BR500 |
容量 | 144000mAh(533Wh) |
バッテリー | リチウムイオン二次電池 |
LEDライト出力 | 1000LM 10W 6000K / 300LM 3W 6000K |
本体サイズ | 344 × 192 × 201mm |
本体重量 | 6.3kg |
充電時間 | 約8時間 |
周波数 | 50/60Hz |
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144000mAh(533Wh)という大容量バッテリーを内蔵しており、ノートパソコン(30w)が約13回、スマホ(18W)が約50回、カメラ(5W)が約60回、ドローンを約17回分は満充電できる電気容量を誇る。
▼安全性も高く、PSE認証を取得している。
本体にはUSBポート、AC/DCポート、シガーソケットなど非常に幅広いポート類を備えたインターフェースが用意されており、スマートフォンやタブレット端末のみならず、幅広い電気機器に対して給電を行うことが可能だ。
▼急速充電に対応したUSBポート(QC3.0)も備えているため、スマホやタブレットをスピーディに充電できる。
そしてポータブル電源自体に対しては、シガーソケット、ACアダプター、PCポート、そしてソーラーパネルを経由しての充電が可能であり、停電など有事の際でも電気を溜めることが出来る。
▼同時に複数ポートを使用することで、4.5時間ほどで急速フル充電を行うことも可能。
そして何より、筐体自体がコンパクトなサイズに収められたデザインのため、外出先やアウトドアアクティビティの場にも手軽に持っていくことが出来る。
▼手軽に持参できるデザイン。
扱い方も簡単であり、災害対策として一家に一台は用意しておくと安心できるオススメのガジェットである。
本体および付属品
▼外箱の様子
▼説明書に加えて、保証カードやサポートカードなども同梱されている。
▼中にはポータブル電源本体と付属品の入った箱が収められている。
▼内容物をすべて取り出した様子。
内容物一覧は以下の通りだ。
【内容物一覧】
- ポータブル電源本体
- 充電用ACアダプター
- 説明書
- サポートカード
- 品質保証カード
▼説明書やサポートカードは日本語完全対応のため安心だ。
▼本体重量は約6.3キログラムであり、片手でも十分に持ち運ぶことが可能。
▼本体上部の取っ手は、持ち運び時以外は折りたたんで収納しておくことが出来る。
▼本体上部にはワイヤレス充電ポートが用意。
▼本体右側面にはLEDライト(300LM 3W 6000K)が用意。
▼反対側(左側面)には、より強力な出力のLEDライト(1000LM 10W 6000K)が用意されている。
▼本体裏面にはポータブル電源の仕様詳細が印字されている。
▼本体底部には、四隅にゴム製の滑り止めが施されている。多少の傾斜であれば滑り落ちることはない。
搭載インターフェース
続いて、ポータブル電源のインターフェースについて紹介していく。
▼正面左側には、『AC入力ポート』『DC出力ポート』『シガーソケット』が用意。また、中央下部には『AC(コンセント)出力ポート』が用意されている。
▼中央部のディスプレイには、バッテリー残量や入出力状況などがリアルタイムで表示される。
▼正面右側には『PDポート』『USBポート』などが用意されている。
なお、QC3.0ポート(オレンジ色の端子)からは通常の約4倍ほどの急速充電が可能となっている。急ぎで充電したい機器にはコチラを利用すると良いだろう。
以上のように、非常に充実したポート類が搭載されたインターフェースとなっている。
大抵の電気機器に対して互換性があるため、有事の際やアウトドアな場面においても優れた汎用性を発揮するだろう。
非常灯としても機能するLEDライト
本製品の両側面には、それぞれ機能の異なるLEDライトが搭載されている。
左側面のLEDライトは強力な出力を擁しており、停電時の懐中電灯代わりになるほか、夜間の非常灯としても機能する。
▼ボタン長押しで起動。
▼停電時の家の中を一気に明るく照らし出せる強力な出力。
また、反対側のLEDライトは、出力が弱い代わりに、ボタンを押すごとに様々な機能を切り替えることが可能だ。
切り替えられるモードは以下の通り。
- 1回押し:強い光(通常点灯)
- 2回押し:SOS点滅(モールス信号)
- 3回押し:フラッシュ(高速点滅)
▼実際の点灯の様子(強い光の点滅に注意)
特にSOSモールス信号は、夜間の森林や海上などで遭難した場合には、実に役立つ機能であると言えるだろう。
ポータブル電源への充電方法
ポータブル電源への充電方法として、主に以下の4つの手段が用意されている。
- AC(コンセント)充電
- シガーソケット充電
- ソーラーパネル充電
- PCポート充電
AC電源(コンセント)から充電を行うのが、最も効率が良くオススメだ。
▼付属のコンセントアダプターを用いることで、家庭用コンセントから充電可能。
▼充電時にはバッテリー残量をリアルタイムで確認できる。
家庭用コンセントを用いた場合、ゼロの状態から満充電まで、約8時間ほどで完了する。
一度満充電しておけば、使い方にもよるが、しばらくの間(数日間)はバッテリーが持続するだろう。
また、PDポートやシガーソケットを併用することで、より早く充電を行うことが可能だ。
しかし、地震や台風などの災害時に停電した場合、家庭用コンセントから充電を行うことはできないだろう。
そのような場合は、別売りのソーラーパネルを用いた充電をオススメする。
▼実際に自宅ベランダにソーラーパネルを設置して、充電を行ってみた。
▼ソーラーパネル等に付属しているDCケーブルで接続できる。
▼なお、今回のレビュー時に使用した家庭用ソーラーパネルはコチラ
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ソーラーパネルを使用した場合、家庭用コンセントほどの速度で充電はできない。
しかし、太陽の出ている限り、無尽蔵の自然エネルギーによる発電&充電を行うことが出来る。
▼ソーラーパネルに太陽光が当たってさえいれば、安定した充電が可能。
災害用の非常用電源としては、ぜひとも家庭用ソーラーパネルとワンセットで準備しておきたいものだ。
多数台接続時でも安定した給電が可能
続いて、ポータブル電源から電気機器へ充電(給電)した場合について紹介する。
まずは試しに、ACポートを用いてタブレット端末へ給電を行ってみた。
▼ケーブル接続後、ポート上部のボタンを長押しすることで給電が開始される。
ACポートを用いた充電は非常に安定しており、家庭用コンセントを用いて充電を行った場合と大差ない効率で充電を行うことが出来た。
▼50%の充電を約1時間弱ほどで行うことが可能だった。
途中で給電が途切れることも無く、安定した充電が可能だ。
続いて、USBポートを使用して充電を試してみた。
▼急速充電を行いたい場合には、QC3.0ポート(オレンジ色端子)を使用すると良い。
コチラの場合も、AC電源と比べて充電速度は劣るものの、いたって安定した給電が可能であった。
ちなみに、2つ以上のポートを用いて複数台の機器を同時充電した場合でも、1つ1つの充電効率が落ちることはなかった。
▼複数台の電気機器を並行して充電することも可能。
▼各出力ポート使用時には、ディスプレイに出力ワット数などの情報が表示される。
全てのポートを使用すれば、最大で7~8機器を同時に充電することが出来るだろう。
便利なワイヤレス充電
なお、本製品の上部はワイヤレス充電に対応しており、上部のボタンを押すことで起動することが出来る。
ワイヤレス充電に対応するスマートフォンやタブレット端末などの機器であれば、置くだけで給電されるため非常にラクだ。
またワイヤレス充電が可能である分、各ポートに空きができるため、同時充電可能な台数をさらに増やすことが出来る。
わざわざUSBケーブルを持参せずとも充電できる点も、非常に利便性が良いだろう。
『Joyzis ポータブル電源』のまとめ
今回紹介した『Joyzis ポータブル電源』(500W)の特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- 収納・持ち運び性に優れたデザイン
- 誰でも簡単に扱えるシンプルさ
- 充実した入出力ポート
- ワイヤレス充電に対応
- 安定した充電・給電性能
- 多機能LEDライトを搭載
悪かった点
- 収納用・持ち運び用のケース類が付属しない
- 子供が持ち運ぶには重い
このように、誰でも簡単い扱えるシンプルさと、幅広い電気機器への互換性を備えた高機能さとを併せ持った、オススメ度の高いポータブル電源となっている。
持ち運びに適したデザインとなっており、災害時や外出時にもラクに持ち運ぶことが可能だ。
多種多様な出力ポートを備えている一方で、ポータブル電源自体に対してもソーラーパネルやシガーソケット経由で充電することが出来るため、災害時には最適な設計がなされていると言えるだろう。
本製品と家庭用ソーラーパネルのワンセットを自宅に用意しておけば、災害時への備えとしてはかなり心強いものになるだろう。
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