力を入れなくても "ネジ(ビス)"や "ナット" を簡単に締めることのできる便利な道具として、『電動ドライバー』というガジェットがある。
▼引き金を引くことで先端が自動回転し、ネジ等を一瞬で締めることのできる便利なツール。
最近では、自身で自宅の簡単な増改築を行うDIYが流行っており、このような電動ドライバーの需要は高まりつつある。
一家に一台は置いておけば、組み立て式の家具を購入した際にも役に立つ。
しかし、市場に出回っている電動ドライバーの種類は非常に多く、初めて購入を考えている方にとっては、どの製品を購入すればよいのか迷う場合が多いと思う。
そこで今回は、初めての電動ドライバーとしてはうってつけのエントリーモデルとして、
『KIMO 電動インパクトドライバー QM-3001』
について、実際に使用した感想を元に紹介していこうと思う。
KIMO 電動インパクトドライバー QM-3001
今回紹介する『KIMO 電動インパクトドライバー QM-3001』は、数ある電動ドライバーのなかでも、特にシンプルなデザインで初心者でも扱いやすく、価格もリーズナブルなエントリーモデルである。
KIMOという中国メーカーの製品であり、数々の安全認証を取得しています。
12ヶ月間の安心保証も付帯するため、使用中に不具合をきたしても連絡することで交換が可能だ。
ブランド | KIMO |
電源 | バッテリー式 |
色 | グリーン |
電圧 | 12 V |
商品の寸法(奥行き×幅×高さ) | 21 x 15 x 6 cm |
最大トルク | 100N・m |
本体重量 | 1.67 Kg |
本製品は、ドライバーとインパクトの両方の機能を併せ持っている。
上表の通り、サイズはコンパクトで軽く、子供や女性が長時間持ち続けても疲れることはない。
電源はバッテリー充電式となっており、最長で2時間の連続稼働が可能だ。
▼コードレス使用に対応しているため、様々な場所や状況へ柔軟に対応できる。
一方で強力なトルクを実現できており、強固な素材に対しても安定して打ち込むことが出来る。
▼硬い素材に対しても素早く、キレイに打ち込むことが可能。
また、スイッチ1つを切り替えることで、ドリルの正/逆回転を簡単に切り替えることが出来る。そのため、打ち込むだけでなく、打ち込まれているビスやナットをあっという間に取り外すことも可能だ。
▼スイッチを中間に入れることで、誤作動を防止するためのセーフティロックがかかる。
トリガーへの指の力加減を変えることで、回転数を柔軟に変速することも可能だ。そのため、打ち込む対象の素材の強度に合わせて、直感的に回転数を調節できる。
そして製品には多くの種類のビット・ソケットセットが付属する。
▼ビットセット6本・六角ソケット4本が同梱する。
そのため、様々なネジ・ビス・ナットに対して本製品を使うことが可能となっている。自分でビットセットや六角ソケットを買い求める必要は無い。
製品が届いた時点で、すぐにそのまま利用を開始できるのも嬉しい点だ。
製品および同梱物について
それでは、製品外観および同梱物について紹介していく。
製品が届いた際は、持ち運び用の専用バッグに入っている。
▼製品・付属品をすべて入れてそのまま持ち運ぶことが可能だ。
▼内容物をすべて取り出した様子。
【内容物一覧】
- 電動ドライバー本体
- ビット6本
- ソケット4本
- バッテリー
- 充電器
- 収納バッグ
- 日本語取扱説明書
説明書は日本語に完全対応しているため、使い方などが分からない、不具合に遭った場合でも安心だ。
電動インパクトドライバー外観
製品の外観は非常にシンプルで、最低限のボタンとランプが搭載されているのみ。
初めて手に取った方でも、使い方に迷うことは無いだろう。
▼滑り止めが施された、握りやすいゴム製グリップ
正面にはビット・ソケットを装着するための穴が開いている。
ビット&ソケットセット
本製品には、以下の通りビット&ソケットセットが付属する。
【締付能力(mm)小ねじ】
- M4~M8:締付能力(mm)ボルト:M5~
- M12:締付能力(mm)コーススレッド:22~
- 90:締付能力(mm)高力ボルト:M5~M10
本体への取り付け
ビット&ソケットを本体に取り付ける方法はとても簡単だ。
ドライバー先端をつまんで手前に引いた状態で、ビット・ソケットを挿入する。
あとは手を放すだけでビット・ソケットが固定され、使用が可能になる。
特段の力を入れなくても装着でき、固定もシッカリしているため使用中に外れることは無いだろう。
▼使用準備が開始した様子。
バッテリー&充電器
電動インパクトドライバーは、底部にバッテリーを装着することで駆動する。
▼軽くて小さいバッテリー。
▼カチッと音がするまで挿し込むことで、バッテリーを装着できる。
なお、引き金を引いた際に本体側面のランプが点灯し、バッテリー残量を視覚的に確認することが出来る。
バッテリー残量が低下した場合は、付属の充電器をバッテリーに接続し、コンセントに取り付けることで充電が開始される。
▼充電器のランプが赤⇒緑に変化すれば、満充電が完了した合図だ。
回転向きの切り替え
本体側面のボタンを押し込むことで、正/逆回転の切り替えが可能だ。
また、ボタン位置を中間に設定することで、トリガーを引いても動作しないセーフティーモードにすることが出来る。
▼実際の動作の様子。
回転向きが切り替わっていることと、トリガーの押し込み具合によって回転数が変化していることが分かると思う。
また、セーフティーモードにしておくことでトリガーをいくら引いても駆動しなくなる。
小さな子供が扱う場合や、誤作動を防止したい場合にも非常に役に立つ機能だ。
暗所の作業でも安心のLEDライト
本体正面には、作業場所を明るく照らすためのLEDライトが搭載されている。
▼トリガー引くと自動的に点灯する。
これにより、夜間の作業や、暗所への打ち込みに関しても問題なく使用することが出来る。
別途ライト等を用意する必要が無い点がGOODだ。
安定した打ち込みが可能
本製品を使用して、実際に硬い木材へいくつかビスを打ち込んでみた。
結果的に、強力なトルクのおかげで軸がブレることはなく、力を入れなくても垂直でキレイに打ち込むことが出来た。
逆に強く締められたビスに対しても、逆回転を行うことで、スムーズかつあっという間に取り外すことが出来た。
まったくの初心者の私でもこれだけ簡単に扱うことが可能であったため、老若男女だれでも扱える電動インパクトドライバーであると言える。
製品の特長まとめ
今回紹介した『KIMOインパクトドライバー QM-3001』について、特長をまとめると以下の通りである。
製品の特長
- コンパクトで軽量な筐体
- 誰でも扱いやすい機能
- リーズナブルな価格
- 多くのビット・ソケットセットが付属
- 安定した打ち込みが可能な強力トルク
- ドライバー・インパクトの両機能を搭載
このように、初心者・ベテラン関係なく、誰でも簡単に扱うことが出来る電動インパクトドライバーとなっている。
価格も同類他機種と比べてリーズナブルであり、初めて電動ドライバーの購入を検討している方にとっては、まさにうってつけの製品だろう。
ただしドリル機能には対応していないため、もしも穴あけ用途で電動ドライバーを探している場合は、同社のドリル対応モデルの購入をオススメする。
▼こちらのサイトでも分かりやすく紹介されています。
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