車をいじるのが趣味ならば持っておきたい工具といえばインパクトレンチです、車のタイヤ交換やメンテナンスなどで無くてはならない工具のひとつと言えます。とくに電動工具なら作業効率も高くなるのでおすすめです。
今回はKIMO製・電動工具20Vシリーズから、コードレスインパクトレンチ『QM-3605』をレビューいたします。
KIMO『QM-3605』について
『KIMO』は、Amazonで急速に存在感を増している電動工具ブランドで緑色のボディーが特徴の電動工具を数多く出品しています。低価格でありながらバッテリーを共通化した電動工具製品を展開しており、20Vシリーズと12Vシリーズの電動工具シリーズで大手ブランドに引けを取らないラインナップを揃えています。
今回レビューする「KIMO インパクトレンチ QM-3605」は、電動のコードレスインパクトレンチ、KIMO 20Vシリーズ電動工具とバッテリー共有が可能で、なによりも安価に入手することが可能です。
スペック
「KIMO ドリルドライバーQM-T20」のスペックは以下の通りです。
ブランド | K I M O |
電源 | 2000mAhリチウムイオンバッテリー(充電式) |
電圧 | 20V(40W) |
トルク | 220 Newton Millimeters |
回転速度 | 2300 毎分回転数 |
商品サイズ | 16 x 18 x 34 cm; 2.5 Kg |
商品の重量 | 2.5 kg |
充電時間 | 90分 |
最大稼働時間 | 2時間 |
特長
細かく特徴についてチェックしていきます。
パワフルな出力
最大トルク220N·m・最大無負荷回転数2300rpm(min-1)、タイヤ交換、家のメンテナンス、トラス固定など、多様な場面で使用できます。
無段変速機能
トリガーの引き加減で回転数の無断変速調節が可能、繊細で複雑な作業にも対応します。
正逆転転換・高輝度LED搭載
ワンタッチ正逆転切り替え機能:必要に応じて、回転方向を調整できます。またスイッチを真ん中に位置するとロックされ、ダブルロックを実現できます。
高輝度LED搭載:暗い作業場所でも快適に作業できるようになります。
豊富な付属品
本体以外に、収納バック、7種類のソケット、20V 2.0Ahバッテリー、充電器、説明書が付属しているので、すぐに利用可能です。
パッケージ内容
ネットで購入して送られてきた荷姿はダンボールで、いかにも工具といった感じ、早速中身を確認していきたい。
収納バック
ダンボールを開梱すると、布製の収納バックが収められており、本体を含む付属品はすべてバックの内部に収納されていた。
このバックは内部にメッシュの小物入れが2箇所あり、ビットや予備バッテリーなどを簡易的に収納できる構造となっている。実用的ではあるが、薄い布材質なので耐久性は心配な点だ。
内容物
バッグから全て取り出した写真は以下の通り、本体、充電器、バッテリー、ソケットが7個、取扱説明書の構成、必要なものは一通り入っている。
付属品一覧:
- インパクトレンチ本体
- 収納バック
- 取扱説明書
- ソケット7個(21mm、19mm、17mm、15mm、13mm、11mm、9mm)
- バッテリー
- 充電器
取扱説明書
取扱説明書は日本語表記のみで、中国製だが日本の消費者向け仕様となっている。
細かく使い方や仕様などが大きな字で印刷されているので分かりやすい。
ソケットの詳細
付属するソケットは7個、サイズは、21mm、19mm、17mm、15mm、13mm、11mm、9mm となっている、また本体にロックするための金属製のピンとゴムリングが付属する。
7個のサイズがあれば大概の作業では適合するだろう、ソケットの見た目も悪くはないが耐久性は不明だ。
充電器
充電器は軽くてコンパクトな物が付属している、使用する際にはバッテリーをスライドしてセットするだけで簡単。充電時はLEDインジケーターが赤く点灯し、充電が完了すると緑点灯する。
バッテリー
付属するバッテリーは 2000mAh のリチウムイオンバッテリー、本体や充電器にスライドしてセットし、外すときはロックボタンを押しながら引き抜く。専用充電器を使いフル充電に掛かる時間は90分ぐらいだ。
バッテリー正面にはLEDインジケーターがあり、LEDの右側のボタンを押すと残量を目視で確認できるので作業中でもバッテリー切れを事前に知ることが出来る。予備バッテリーはAmazonなどで購入が可能、より容量の大きなサイズもあるようだ。
トルクレンチ本体
トルクレンチ本体はKIMOの工具全般に採用されている緑・黒のツートンカラー、見た目はいかにも工具といった感じだ。
小型で軽いので片手でも楽に持てるし、グリップ部がラバー素材で滑り止め効果がある。
操作スイッチは回転を作動させるトリガーと、グリップの左右上部にある押し込みスイッチのみでシンプル。
トリガーは押し込み調整で無段階にトルク調整が可能だ、また、左右の押し込みスイッチは回転を右・ロック・左と切り替えるもので、親指と人差し指の腹が自然に添えられる位置なので操作はしやすい。
グリップ部の正面にはLEDライトがあり、トリガーを引きレンチを作動させると自動点灯する。明るさも十分で暗所での作業に便利だ。
感想とまとめ
車のタイヤナットの締め付けで実際に試してみたが、本機は本体がコンパクトで持ちやすく安定して作業が可能、またトルクも最大 220N-m あり、問題なくしっかりとタイヤを固定することができた。
気になった点は、マキタのトルクレンチに比べると、トリガーの押し込み調整時の低速回転がゆっくり回らないことだ。
総合的に特徴的な機能はないが、質実剛健といった感じでインパクトレンチとしての性能は十分であり、加えて安価な価格なので不満に感じることはない。車や自転車などの趣味で日頃からメンテナンスする機会があるのであれば、1台持っておいても損はない電動工具と言える。
また、KIMOの20V製品の電動工具をすでに所有しているのであれば、バッテリー共用ができるので特にお薦めだ。工具としては珍しい1年保証も付いているので、気になる方は試してみては如何だろうか?
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