特に冬場などにおいて、室内の乾燥に悩んでいる方も多いのではないだろうか。
空気が乾燥する(湿度が低下する)と、主に以下のようなトラブルに見舞われることがある。
- 口や鼻の呼吸器系の粘膜が乾燥し、風邪などの感染に対する防御機能が低下する
- インフルエンザウイルス等の細菌が生き延びてしまう
- 肌の乾燥や目の充血などが生じる
このようなデメリットを避けるためには、室内の湿度を適切に保っておく必要がある。湿度を高めるツールとして "加湿器" が挙げられるが、非常に多くのモデルが販売されており、どの製品を選べばよいのか迷っている方も多いだろう。
また、女性や見た目にこだわる方の中には、加湿器自体のデザインもオシャレなものを選びたいという方もいると思う。
そこで今回は、コンパクトな筐体サイズに対して強力な加湿能力を発揮する、オシャレな見た目の加湿器『Levoit Pure300』について紹介する。
オシャレでパワフルな加湿器『Levoit Pure300』
今回紹介する『Levoit Pure300』は、オシャレかつコンパクトな見た目に対して、最大200ml/hの強力な加湿能力を擁する加湿器だ。
ブランド | Levoit(レボイト) |
モデル名 | Pure300 |
定格電力 | 36W |
給水タンク容量 | 3L |
最大運転時間 | 約30時間(弱モード稼働時) |
作動音 | ≦27dB |
適用範囲 | 10 - 27㎡(6~16畳) |
本体サイズ | 23.8×12.7×34.2cm |
本体重量 | 約1.4kg |
電源アダプタ | 入力:100 - 240V, 50/60Hz 出力24V - 1.5A |
『Levoit Pure300』は100ml/h~200ml/hの加湿力を擁しており、10 - 27㎡(6~16畳目安)の広さの部屋での利用に適している。
上部からタンクへ直接給水するタイプであり、扱い方やお手入れ(メンテナンス)なども簡単なため、誰でもストレスなく扱うことが可能だ。
内蔵する2.4MHzトランデューサーにより超微細ミストを発生させ、上部から勢いよく空気中へと噴出させることで、加湿器周囲が水気でベチャベチャになってしまう事態を防ぐことが出来る。
▼優れたミスト放散能力を発揮。
動作音も27dB以下と実に静かで、家族の睡眠中に加湿器を動作させても安眠の妨げになることは一切ない。
▼小さな子供のいる家庭でも安心して利用可能。
そして何より、本製品最大の特徴の1つとしては、見た目のオシャレさが挙げられる。楕円柱形のスタイリッシュなデザインは室内に違和感なく溶け込むだけでなく、角がないため小さな子供が接触しても安心な設計である。
出力に対して筐体サイズも比較的コンパクトに収まっており、卓上加湿器としての利用も十分に可能となっている。
加湿能力と見た目の両方を重視して加湿器を探している方には、ぜひオススメしたい一品だ。
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- 加湿器本体
- 電源アダプタ
- 説明書一式
- 保証書
- アロマパッド(本体内蔵)
▼説明書は日本語に完全対応している。
▼電源アダプタは小さくて邪魔にならないサイズ。加湿器本体から独立しているため、取り外すことで水洗いの際も安心だ。
▼加湿器本体の見た目。乳白色と木目調テクスチャで二分された、シンプルかつオシャレなデザイン。
▼本体重量は水を入れていない状態で約1.4kg。片手でラクラク持ち上げられるほど軽い。
▼正面下部には、タッチ式の操作ボタンが搭載されている。説明が記載されたシールは綺麗に剥がすことが可能だ。
▼上部にはミスト放出用の穴が空いている。
▼上部のフタを取り外すとタンクが現れる。加湿器を利用する際はココへ水を直接給水する。
▼ミストの放出口。
▼また、タンク内には異物除去フィルターが同梱されている。
▼フィルターは目に見える大きさの異物を取り除くはたらきをする。
▼真横から見た様子。筐体サイズは23.8×12.7×34.2cmであり、奥行きが約13センチ弱と比較的薄型のため、卓上に設置しても邪魔になりにくい。
▼背面の様子。
▼背面下部にはアロマカートリッジが搭載されている。
カートリッジにアロマオイルを含めることで、加湿器から放出されるミストに対してほのかな香りを足すことが可能だ。
▼底部の様子。4か所にゴム製の滑り止めが施されており、ズレたり滑り落ちるのを防いでくれる。
▼電源接続部には溝が用意されており、コードを這わせることが出来る。
そして本製品は上部タンクと下部とを分離することが出来る。
▼加湿器下部の様子。ミストを発生させるための電解プレートなどが見受けられる。
このように、各パーツを簡単に分離することができ、筐体自体も非常に軽いため、お手入れや掃除もラクラク行うことが可能となっている。
使用開始までの手順
本製品の使用を開始するまでの手順は、いたって簡単だ。
まず加湿器底部へ電源アダプタを接続する。
▼コードは底部の溝に這わせることで、スッキリとした見た目になる。
続いて、付属の異物除去フィルターを、タンク底部の給水口へ取り付ける。
そして上部タンク内へ、直接給水しよう。
▼水道の蛇口から直接給水しても良いが、ポッドなどでゆっくり給水することが推奨されている。
▼タンク内のMAXと記載された位置が給水リミットだ。
給水が完了したらフタを閉じる。
あとは前面の電源ボタンをタップすることで、加湿が開始される。
▼電源がONになると、LEDランプが青く点灯し始める。
これだけの手順で簡単に加湿を開始できるため、初めて加湿器を扱う方でも安心して利用できるだろう。
▼オシャレなデザインで、周囲へ違和感なく溶け込む。
▼テーブルなどへ卓上設置しても邪魔にならないサイズ感。
本製品はタンク内の水残量が少なくなると、加湿器から警告音が1回鳴って、LEDインジケータライトがオレンジ色に点灯する。
また、目視でもタンク内の残量を把握することが可能だ。
▼正面上部に、タンク内を確認できる窓が用意されている。
▼画像では分かりづらいが、内部の水位を目視で確認することが可能だ。
いちいちフタを開けてタンク内を確認せずに済む、便利な設計となっている。
あっという間に室内を潤す強力な加湿能力
本製品は出力を2段階で切り替えることが出来る。
▼正面の出力切替ボタンをタップすることで出力の強弱を切り替える。出力の強さはLEDインジケータの点灯で把握可能。
弱モードで100ml/h、強モードで200ml/hの加湿能力があり、いずれのモードでも8~16畳程度の部屋であればあっという間に空気を潤すことが出来る。
▼弱モード運転時のミスト。
▼強モード運転時のミスト。
▼実際に出力を切り替えている映像
映像を観てもわかる通り、弱モード運転時でもかなりのミスト量を放出している。
噴出口に1,2秒手をかざしただけで、水滴が手のひらに付着するほどの出力だ。
広めの部屋であれば十分に満足できる加湿能力を擁しているが、個人的にはもう一段階出力を落としたモードが欲しかったところだ。ワンルームマンションや狭い部屋などで本製品を使用した場合、加湿しすぎによる結露やカビの発生には注意を払った方が良いだろう。
計画的な運転を行うタイマー機能
前述した "加湿しすぎ" を防ぐため、タイマー機能が用意されている。
▼タイマー切替ボタンをタップするたびに、2時間おきのタイマーを設定することが可能だ。
▼2時間・4時間・6時間の3段階でタイマーを設定可能。設定時間は点灯するLEDインジケータの数で示される。
加湿しすぎの防止と同時に、切り忘れを阻止することも出来る便利な機能だ。
睡眠を妨げない『消灯(おやすみ)モード』
出力切替ボタンを1.5秒以上長押しし続けると、『消灯(おやすみ)モード』に移行することが出来る。
消灯(おやすみ)モードでは、加湿器を稼働させた状態で正面のLED点灯がすべて消灯されるほか、操作時のピッというサウンドも消音される。
これにより、真っ暗な部屋で睡眠をとる場合でもLED点灯によって気が散ることもなくなり、操作音が耳障りに感じることもない。
加湿しつつ安眠を図るには、まさにうってつけの機能となっている。
除菌モードも用意
そして操作パネル下部の除菌ボタンをタップすると、LEDが白く点灯して除菌モードへと移行する。
除菌モードとは、電解プレートで電解水を生成し、底部内の水と空気を除菌する機能のことだ。強ミスト量で1時間、弱ミスト量で1時間の計2時間で動作した後、除菌が停止して通常モードにへど戻る。
除菌の効果がどの程度あるのかは正直不明だが、加湿器内の菌が気になる場合は利用してみても良いだろう。
お手入れ(掃除)も簡単
本製品を掃除する際の手順も簡単だ。
まず電源を落とし、ケーブルを取り外す。そしてタンク内に残った水を排水しよう
▼排水後は、タンク内やフィルターを水で軽くすすいでおくと良いだろう。
また、加湿器下部にも水が残っている場合があるため、同じく排水しよう。
あとは使用しないあいだ、空気乾燥させておくことでカビの発生を防止することが出来る。
とは言え、1か月に1回ほどの頻度で、タンク内および加湿器下部の汚れやカビを、ブラシ等で掃除することをオススメしたい。
『Levoit Pure300』のまとめ
今回紹介した『Levoit Pure300』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- コンパクトかつ軽量な筐体サイズ
- オシャレなデザイン
- 本体から独立した電源アダプタ&ケーブル
- 高出力な加湿性能
- 充実した機能を搭載
- 優れた静音性
悪かった点
- より弱めの出力設定が欲しかった
以上の通り、オシャレな見た目とコンパクトさ、そして強力な出力を併せ持つオススメの加湿器となっている。
比較的コンパクトな筐体サイズに対して高出力な加湿能力を擁しており、10畳以上の広めのリビングでもスピーディに潤すことが可能だ。
出力切替に加えて、おやすみモードや除菌モード、タイマーなど便利な機能も充実。ユーザーの幅広い用途に対応することが出来る。
動作音も実に静かで、おやすみモードを起動することで安眠を妨げずに加湿し続けることが可能となっている。
一方で、弱モードでも出力が比較的強めであるため、個人的にはもう一段階出力を落としたモードが欲しかったところ。
何はともあれ、加湿能力とコンパクトさ、そしてデザイン性のいずれも重視して加湿器を探している方には、ぜひオススメしたい一品だ。
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