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PC・モニター ガジェットレビュー

『MAGICRAVEN 14インチ モバイルモニター』レビュー | 2K解像度・HDR対応の高コスパモデル

2024-03-07

レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。理系大学院修了。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

最近では、外出先でも大きなモニターでニンテンドースイッチやプレイステーション5(PS5)、Xbox Series X(XSX|S)などの人気ゲーム機を楽しめるデバイスとして、モバイルモニター(モバイルディスプレイ)の需要が高まりつつある。

仕事用のサブモニターとしてモバイルモニターを探している方も多いだろう。

しかしモバイルモニターは非常に多くの種類が販売されており、どの製品を選べば良いのか迷ってしまうのではないだろうか。

そこで今回は、14インチIPSディスプレイを搭載、スピーカーも内蔵したモバイルモニターMAGICRAVEN 14インチ モバイルモニターについて、メーカーより提供していただいたので紹介したいと思う。

2K解像度・HDR対応の高コスパモデル

今回紹介する『MAGICRAVEN 14インチ モバイルモニター』は、優れたスペック構成に対して1万円台前半のリーズナブルな価格を実現した、コストパフォーマンスに優れたポータブルディスプレイだ。

ブランド ‎MAGICRAVEN
型番 ‎P142Q17D
ディスプレイサイズ 14インチ, 3:2, IPSパネル
解像度 2160×1440(2K)HDR対応
コントラスト比 1500:1
リフレッシュレート 60Hz
視野角 178度
ピーク輝度 330cd/m2
色域 100%sRGB
搭載ポート ・USB Type-C ×2
・mini HDMI
・Micro USB
・3.5mmオーディオジャック
スピーカー 搭載
厚み 約5mm
本体重量 約475g

14インチ、HDR対応のIPSディスプレイを搭載しており、大きな画面で迫力のある映像を楽しめる。

▼3:2の大きな画面でメディアを堪能。

2160×1440(2K)解像度に対応。IPSパネルを採用しており、1500:1のコントラスト比で明暗のクッキリ分かれた明瞭な映像を楽しむことが可能。視野角は178度、ピーク輝度は330cd/m2となっている。

筐体本体にはUSB Type-Cポート、Micro USDポートおよびmini HDMIポートが搭載されており、PCやスマホ、タブレット端末はもちろん、ニンテンドースイッチやPS5、XSX|Sなど最新の家庭用ゲーム機への接続にも対応可能だ。

▼スピーカーも内蔵されており、スタンドアローンでサウンドを楽しむことも出来る。

▼DP ALT MODE(映像出力)に対応する端末ならケーブル一本だけで接続可能。

そして何より軽量かつ薄型で携行性に優れており、カバースタンドも付属するため、外出先で大きめの画面でメディアを楽しみたい場合にはうってつけのモバイルモニターとなっている。

製品本体および付属品

▼外箱の様子

▼内容物をすべて取り出した様子

内容物一覧は以下の通り。

【内容物一覧】

  • モニター本体
  • カバースタンド
  • 電源アダプタ
  • ユーザーガイド
  • mini HDMI-HDMIケーブル(映像入力用)
  • Type-C - Type-Cケーブル(映像入力兼給電用)
  • Type-C - USB-Cケーブル(給電用)
  • クリーニングクロス

▼ユーザーマニュアルは日本語に完全対応。

「HDMI - mini HDMIケーブル」「Type-C - Type-Cケーブル(映像入力兼給電用)」「Type-C - Type-Cケーブル(給電用)」の3本のケーブルが付属。購入後すぐに多彩なデバイスと接続して利用を開始できる。

▼掃除用のクリーニングシートも同梱。

モバイルモニター本体

▼モニター本体。14インチディスプレイを搭載。ベゼルが非常に狭く、スタイリッシュな見た目。光沢パネルを採用。

▼背面の様子。

▼背面中央にはスピーカー穴が用意。

本体重量は約475gと軽く、カバンなどに入れて持ち運んでも支障にならないだろう。

▼最薄部の厚みはわずか5mmほどしかない。

続いて、インターフェース構成について紹介していく。

▼右側面の様子。電源ボタンメニューボタン操作ボタン/音量調節ボタンリターンボタンOTGポート3.5mmオーディオジャックが用意。

▼左側面の様子。mini HDMIポートType-Cポート1Type-Cポート2が用意。

このように、限られた筐体サイズに対して、必要なポート類・操作インターフェースがすべて詰め込まれたデザインとなっている。

スタンドカバーが付属

なお、本製品にはスタンドカバーが付属する。

▼マグネット装着式。

装着することでディスプレイ部分を保護したまま持ち運んだり、収納することが可能になる。

また、このカバーはスタンドとしても機能する。

▼溝に沿って2段階の角度で立て掛けることができる。

別途スタンドを用意する必要が無い点は実に嬉しい。

色鮮やかで美しい2K映像を楽しめる

実際に本モニターを使用して、映像を視聴してみた。

なお、今回のレビュー時にはDP Altモード対応のAndroidタブレット『Lenovo Legion Y700 2023』および『ニンテンドースイッチ』『プレイステーション5』を接続して使用した。

Androidタブレット接続時

まず Androidタブレットに接続した場合について。

今回レビューに使用した『Lenovo Legion Y700 2023』のように「DP Altモード」に対応しているデバイスの場合、Type-Cケーブル1本でポータブルモニターに対し給電&映像伝送を行うことが出来る。

▼ケーブル1本で拡張モニターとして利用できるため、外出先へ持参して利用する用途にも適している。

画面の複製・拡張などを行うことができ、モバイルモニターを便利なセカンドディスプレイとして活用できる。

▼表示域が増える分、作業効率が圧倒的に向上するだろう。

▼ウェブサイト閲覧時。2160×1440(2K)解像度対応のディスプレイでは細かな文字まで明瞭に描画され、目が疲れることはなかった。

ディスプレイの視野角も広く、どの角度からでも鮮明さを保ったまま映像を視聴することが出来ていた。

▼100% sRGBの色域、およびHDRモードにも対応しており、発色は良好。満足度の高い映像視聴体験が可能だ。

ただ、画面が光沢IPSパネルのため、映り込みがやや気になった。

映像の遅延も支障のないレベルであり、画面複製表示時にもスムーズなミラーリングを行うことが出来ていた。

▼ほぼ気にならないレベルの遅延

ニンテンドースイッチ接続時

続いて、ニンテンドースイッチを接続して使用してみた。

▼スイッチのようにDP Altモード非対応デバイスと接続する場合、HDMIケーブルに加え、Type-Cケーブルでコンセントから別途給電を行う必要がある。

ゲーム機とHDMI接続した場合でも、映像は美しく、自然でカラフルな色合いを表現できていた。

▼実際にゲームをプレイしている様子

プレイステーション5接続時

最後にPS5を接続してみた。

▼PS5の場合もSwitchと同様に、HDMIケーブルに加え、Type-Cケーブルでコンセントから別途給電を行う必要がある。

▼映像出力情報。PS5との接続時には1920×1080(FHD)解像度となる。

PS5の場合も、満足度の高い映像体験が可能であった。

▼色の濃淡表現のクオリティも高く、ゲーム内の雰囲気がよく伝わってくる。

スピーカーの音質はそこそこ

上述した通り、本製品の背面にスピーカーが内蔵されている。

スピーカーの音質はそこそこレベルであり、悪くもなく、そこまで良くもなく、モバイルモニター内蔵スピーカーとしては及第点といった感じだ。

中~高音域に関してはよく響く一方で、低音に関してはほとんど潰れてしまっており、音圧も弱いため、サウンドの迫力には期待できないだろう。

音を聞き取る分には問題のない音質だが、あくまで及第点レベルといったところだ。

本製品は側面に3.5mmオーディオポートを搭載しており、外付けスピーカーやイヤホン等でもサウンドを楽しめる。迫力のあるサウンドを楽しみたい場合は別途スピーカーやヘッドセットの用意をオススメしたい。

▼オススメの外付けスピーカー

充実したオプション項目

本製品には充実した設定項目が用意されている。

▼側面のメニューボタンを短押ししてメニューを呼び出す。

明るさやコントラストなどの一般的な項目が用意されているほか、HDR や 低ブルーライトモード などの切り替えも可能だ。

好みに応じて、映像品質を細かく調節できるのは嬉しい。

『MAGICRAVEN 14インチ モバイルモニター』のまとめ

今回紹介した『MAGICRAVEN 14インチ モバイルモニター』について、特長をまとめると以下の通りだ。

良かった点

  • コンパクトかつ軽量な筐体
  • 充実した付属品
  • スタンドカバーが付属
  • 明瞭で鮮やかな2K解像度ディスプレイ
  • 充実したオプション項目
  • DP Altモード対応デバイスならケーブル1本で使用可能
  • リーズナブルな価格

悪かった点

  • 光沢パネルへの映り込みがやや気になる
  • フレームレートは上限60Hz

以上の通り、携行性・性能・価格のいずれの面においても優れた、高コスパなモバイルモニターとなっている。

2K解像度対応のディスプレイで描画される映像は美しく、遅延や残像なども見受けられず、激しい動きのアクションゲームも問題なく楽しめた。ただ、光沢IPSパネルへの映り込みがやや気になった。

豊富なケーブル類が付属しており、購入後すぐに幅広い用途で活用できる点も嬉しい。DP Altモード対応のデバイスに対しては、ケーブル1本でモニターを利用できるため、外出先で利用する場合にはうってつけだ。

スピーカーが内蔵されており、スタンドアローン状態でサウンドを楽しむことも出来る。音質に満足できない場合は、3.5mmオーディオジャックに別売りのスピーカーを接続することも可能だ。

価格も1万円台前半と非常にリーズナブルであり、全体的に完成度の高いモデルだと言える。

モバイルモニターの購入を検討している方には、是非オススメしたい一品だ。

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