中国の大手ミニPCブランドである "NiPoGi(ニポギ)" は、コンパクトサイズに対して優れた性能を発揮するミニPC『NiPoGi E3B』を販売している。
CPUに「AMD Ryzen 7 5700U」もしくは「AMD Ryzen 5 7430U」を内蔵しており、一般的なPC作業は難なくこなせる性能を備えている。特にAMD Ryzen 7 5700U搭載モデルは、16GB DDR4および512GB SSDを備えたうえで3~4万円台(割引適用)のリーズナブルな価格を実現しており、実にコストパフォーマンスに優れたモデルであると言える。
今回、メーカーより本製品(AMD Ryzen 7 5700U・16GB+512GBモデル)を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。
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- 有効期限:2025年4月26日(土) ~ 5月11日(日)
ブランド | NiPoGi |
型名 | NiPoGi E3B |
OS | Windows 11 Pro |
CPU | AMD Ryzen 7 5700U (基本クロック:2.0 GHz / コアの数:8 / スレッド数:16 / 最大ブースト・クロック 最大 4.3GHz/ グラフィックス周波数:2000 MHz / L3キャッシュ: 16MB) |
グラフィックス | AMD Radeon Graphics |
メモリ(RAM) | 16GB DDR4 ※最大64GBへの拡張可能 |
ストレージ(ROM) | 512GB M.2 2280 SATA SSD |
拡張用スロット | PCIe 3.0 M.2 2280 ※最大2TBの拡張可能 |
対応通信規格 | Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、RJ45 有線LAN |
インターフェース | 【正面】 ・電源ボタン ・3.5mmオーディオジャック ・USB Type-A 3.2 Gen 2 ×2 ・USB Type-C (4K@60Hz, PD出力) 【背面】 ・ケンジントンロック穴 ・USB Type-A 3.2 Gen 1 ×4 ・RJ45 LANポート ・DP(ディスプレイポート)1.4 ・DC電源ポート ・HDMI 2.0 |
本体サイズ | 12.8×12.8×4.13cm |
本体重量 | 約541g (実測値) |
今回紹介する『NiPoGi E3B』は、Windows 11 Proを搭載した高性能な小型デスクトップパソコン(ミニPC)だ。
CPUには「AMD Ryzen 7 5700U」を採用。RAMは16GB DDR4を搭載しており、一般的なPC作業であれば難なくこなせる性能を備えている。
ストレージには512GB M.2 2280 SATA SSDを採用。大量のデータを保存できるほか、本体起動からデータ転送まで高速で行うことが可能。
RAMは最大64GBまで、ストレージは最大2TBまでの拡張をサポート。
▼複数作業を並行して行える性能を備えている。
通信規格はWi-Fi 6、Bluetooth 5.2、RJ45 有線LANをサポート。
そして12.8×12.8×4.13cm、約541g(実測値)の非常にコンパクトかつ軽量な筐体には充実のインターフェースが用意。USBポートが複数搭載されており、幅広いデバイスとの接続が可能だ。
▼インターフェース構成
【正面】
- 電源ボタン
- 3.5mmオーディオジャック
- USB Type-A 3.2 Gen 2 ×2
- USB Type-C (4K@60Hz, PD出力)
【背面】
- USB Type-A 3.2 Gen 1 ×4
- RJ45 LANポート
- DP(ディスプレイポート)1.4
- DC電源ポート
- HDMI 2.0
USB Type-C、DP(ディスプレイポート)1.4 および HDMI 2.0ポート を併用することで、最大3画面の4K同時映像出力が可能となっている。
筐体背面にはVESA規格対応の穴が空いており、付属の壁掛けブラケットを使用して、モニター裏への取り付けが可能。さらなる省スペース化を実現できる。
▼YouTubeにショート動画を投稿しました。製品の使用感は動画でもチェックできます。
目次
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子。
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- NiPoGi E3B本体
- ユーザーマニュアル
- 電源アダプタ
- 電源ケーブル
- HDMIケーブル
- 壁掛けブラケット
- ネジ&金具
▼付属の壁掛けブラケット&ネジ類を使用して、モニター裏への取り付けが可能。
▼電源アダプタはやや大きめ。
PC本体
▼PC本体の外観。黒を基調としたシンプルかつスタイリッシュなデザイン。
▼筐体サイズは12.8×12.8×4.13cmとコンパクト。
▼筐体外観(360度)
▼片手に収まるほどの、コンパクトなサイズ感。
▼底部の様子。四隅にゴム製の滑り止めが施されているほか、ブラケット取り付け用の穴が空いている。
▼本体重量は実測で約541g。
メモリ(RAM)&ストレージ拡張が可能
本製品はRAMを最大64GBまで、ストレージを最大2TBまで拡張(換装)できる。
まず、底部のゴム足を剥がす。
続いて、フタを固定するネジをドライバーで外す。
そして、内部のプレートを固定するネジをドライバーで外す。
▼PC内部の様子
拡張性に優れている点も、本製品の大きな魅力の一つだ。
ただ、拡張スロットにたどり着くまでがややメンドクサイのが難点。
インターフェース構成
続いて本体インターフェースについて紹介していく。
▼本体正面。画像左側から電源ボタン、USB 3.2 Gen 2 Type-A ×2、3.5mmイヤホンジャック、USB Type-C (4K@60Hz, PD出力)が搭載。
▼左右の様子。通気用の穴が空いている。
▼背面の様子。ケンジントンロック穴、USB Type-A 3.2 Gen 1 ×4、RJ45 LANポート、DP(ディスプレイポート)1.4、DC電源ポート、HDMI 2.0が用意。
以上の通り、限られたスペースに必要なポート類が集約されたインターフェース構成となっている。LANケーブルによる安定した有線接続が可能な点も嬉しい。
そして、USB Type-C、DP(ディスプレイポート)1.4 および HDMI 2.0ポート を併用することで、最大3画面の4K同時映像出力が可能となっている。
置き場所に困らないコンパクトデザイン
本製品のサイズは12.8×12.8×4.13cmであり、デスク上に設置してもスペースをほとんどとらない。
▼サイズがコンパクトなため、どのような場所に設置しても邪魔にならない。
▼実際に接続した様子。マウスやキーボードなどはBluetooth対応機種を使うことで、PC周りがスッキリする。
▼ただし、筐体上部の溝にホコリが入り込み、汚れがやや目立ちやすい点が気になる。
今回のレビュー時には3440×1440解像度のウルトラワイドモニターに接続して利用した。
▼映像出力情報。3440×1440・100fpsで快適に動作する。
▼512GBストレージ版では、デフォルトの状態で475GB分が使用可能領域となっていた。
▼PCのバージョン情報
なお、初起動時点でAMD Radeon Graphicsはインストールされていないため、必要に応じて公式サイトよりインストーラをダウンロードしておこう。
モニター裏設置でさらなる省スペース化を実現
前述した通り、パッケージに付属する壁掛けブラケットを使用することで、VESA規格に対応したモニター裏への取り付けが可能。さらなる省スペース化を実現できる。
まずPC底部に付属金具を接続。
続いて、モニター背面に壁掛けブラケットをネジで固定。
最後に、ブラケットの穴にPC底部の金具を通すことで、設置が完了する。
これにより、PC本体を目立たせることなく、デスク上をスッキリ保つことができる。
▼『NiPoGi E3B』は4.13cmの薄さのため、モニター裏に取り付けても出っ張りが少ない。
各種ベンチマークテスト結果
各種ベンチマークテストを実施した結果について紹介する。
PCMARK10(有料版)のテスト結果
PCMARK10(有料版)のテスト結果は以下の通りとなった。
▼PCMARK10(有料版)のスコア結果
項目 | スコア |
総合スコア | 4,668 |
Essentials | 7,999 |
Productivity | 7,664 |
Digital Content Creation | 4,504 |
総合的に見て、日常用途や軽作業には十分対応できる性能だと言える。
一般的なノートPCやエントリークラスのデスクトップPCよりも高めのスコアであり、ゲーミングPCやクリエイター向けPCには及ばないものの、オフィス利用や日常使用には快適な水準に達している。
項目 | スコア範囲 | 性能目安 |
総合スコア | 2,500~3,000 | エントリーレベル。基本操作は問題ないが、負荷の高い作業は難しい。 |
3,500~4,000 | 中級レベル。日常作業と軽いクリエイティブ作業には十分。 | |
4,500以上 | 上級レベル。高度なマルチタスクやクリエイティブ用途に適している。 | |
Essentials | 4,100以上 | ウェブブラウジング、アプリケーションの起動、ビデオ会議など、日常的な操作に必要なスコア。 |
Productivity | 4,500以上 | ワープロ、表計算、データ処理などのオフィス作業に適した性能。 |
Digital Content Creation | 3,450以上 | 真編集、動画編集、3Dレンダリングなど、クリエイティブ作業に求められる性能。 |
CrystalDiskMarkのテスト結果
CrystalDiskMarkでのテスト結果は以下の通り。
▼CrystalDiskMarkのテスト結果
項目 | Read(MB/s) | Write(MB/s) |
SEQ1M Q8T1 | 549.114 | 466.98 |
SEQ1M Q1T1 | 504.48 | 447.49 |
RND4K Q32T1 | 135.96 | 209.65 |
RND4K Q1T1 | 21.51 | 99.79 |
M.2 2280 SATA規格のSSDとしては、十分な性能を実現している。
NVMe SSDほどではないものの、読み込みはSATA SSDとしては標準的。書き込みはかなり良好で、起動や軽作業は十分高速に感じられるだろう。
項目 | Read目安値 | Write目安値 |
SEQ1M Q8T1 | 500~550 MB/s | 450~500 MB/s |
SEQ1M Q1T1 | 450~520 MB/s | 400~480 MB/s |
RND4K Q32T1 | 250~350 MB/s | 200~300 MB/s |
RND4K Q1T1 | 30~50 MB/s | 20~40 MB/s |
Windowsエクスペリエンスインデックスの測定結果
Windowsエクスペリエンスインデックスの測定結果は以下の通り。
▼Windowsエクスペリエンスインデックスの測定結果
項目 | スコア |
プロセッサ | 9.3 |
メモリ(RAM) | 9.3 |
グラフィックス | 6.6 |
ゲーム用グラフィックス | - |
プライマリディスク | 8.1 |
CPU・メモリ・ストレージに関してはいずれも申し分のないスコアであり、普段使いやビジネス用途には、ほとんど不満は感じないだろう。
グラフィックス性能こそ控えめなものの、軽い画像編集などのクリエイティブ作業であればこなせる、バランスの良い構成だ。
項目 | 推奨スコア値 | 説明 |
プロセッサ(CPU)性能 | 6.0以上 | 日常作業(オフィス、ウェブ会議)や軽いマルチタスクが快適に動作。8.0以上なら動画編集もスムーズ。 |
メモリ(RAM)性能 | 5.5以上 | 6.5以上なら仮想環境や高負荷作業にも対応可能。 |
グラフィックス | 5.5以上 | デスクトップ操作や基本的なビジュアルタスクがスムーズ。高解像度環境では6.5以上を推奨。 |
ゲーム用グラフィックス | 6.0以上 | 軽い3Dゲームや3Dモデリング作業に十分対応可能。7.0以上なら負荷の高い作業も快適に動作。 |
プライマリディスク | 6.5以上 | SSD搭載で達成可能。OS起動やアプリ立ち上げが高速化。NVMe SSDなら7.5以上が期待できる。 |
CINEBENCH(R23)のテスト結果
CINEBENCH(R23)でのテスト結果は以下の通り。
シングルコア:1,244pts、マルチコア:8,333pts のスコア結果となった。
日常的なウェブサイト閲覧やオフィスソフトの操作といった軽作業はもちろん、画像編集や簡単な動画編集といった、やや負荷の高い作業にも十分対応できる性能だ。
近いスコアのCPUとしては、「Intel Core i7-7700K」、「AMD Ryzen 5 5600U」あたりが挙げられる。
シングルコアスコア範囲 | マルチコアスコア範囲 | 性能クラス | 用途の目安 |
1,500以上 | 15,000以上 | 最上級(ワークステーションクラス) | 4K/8K動画編集、大規模3Dレンダリング、AI/機械学習 |
1,200~1,500 | 10,000~15,000 | ハイエンド | AAAゲーム、4K動画編集、重いマルチタスク作業 |
900~1,200 | 7,000~10,000 | アッパーミドル | ゲーミング、動画編集、配信、開発用途 |
700~900 | 4,000~7,000 | ミドルクラス | Office作業、軽めの動画編集、普段使い |
500~700 | 2,000~4,000 | エントリークラス | ブラウジング、文書作成、動画視聴 |
500未満 | 2,000未満 | ローエンド/旧世代 | 非常に軽い作業限定(ネット・メール等) |
3DMark(有料版)のテスト結果
3DMark(有料版)を使用して、各種ベンチマークテストを実行した結果は以下の通り。
CPUプロファイル
▼CPUプロファイルのスコア結果
項目 | スコア |
最大スレッド数 | 4,691 |
16スレッド | 4,717 |
8スレッド | 4,268 |
4スレッド | 2,666 |
2スレッド | 1,448 |
1スレッド | 734 |
ウェブサイト閲覧、Office作業、動画視聴などの軽作業には十分対応できるスコア結果と言える。画像編集や軽い動画書き出しにも対応可能。シングル性能もまずまずで、軽めのゲームや一般用途でストレスを感じることは少ないだろう。
Night Raid
▼Night Raidのスコア結果
項目 | スコア |
Night Raidスコア | 9,046 |
グラフィックスのスコア | 8,830 |
CPUスコア | 10,507 |
内蔵GPUとしてはかなり高水準で、軽量ゲームや2Dゲームであれば快適なプレイが可能。内蔵GPUの枠を超えたグラフィック性能で、日常用途やちょっとした息抜きゲームには十分な実力を備えていると言える。
Fire Strike
▼Fire Strikeのスコア結果
項目 | スコア |
総合スコア | 2,249 |
Graphics Score | 2,529 |
Physics Score | 17,460 |
Combined Score | 717 |
エントリー向けのグラフィック性能ながら、LoLやVALORANTといった軽量タイトルであればプレイが可能な水準だ。一方、AAA級タイトルや3D描画負荷の高いゲームでは、顕著なフレームレート低下が生じることが予想される。
Storage Benchmark
▼Storage Benchmarkの結果
Storage Benchmark 結果 | ||
総合スコア | 876 | |
各テスト項目の詳細 | ||
テスト内容 | 帯域幅(MB/s) | アクセス時間(μs) |
Battlefield Vを読み込む | 262.68 | 299 |
Call of Duty: Black Opsを読み込む | 232.80 | 342 |
Overwatchを読み込む | 149.81 | 171 |
ゲームをインストール | 100.17 | 140 |
ゲームを録画 | 77.37 | 114 |
ゲームを保存 | 84.20 | 90 |
ゲームを移動 | 353.02 | 742 |
Storage Benchmarkでは、スコア876を記録。これはSATA SSDとしては標準〜やや高水準のパフォーマンスであり、Windowsやアプリの起動はもちろん、ゲームのロードやインストールも快適にこなせる。
大抵のPC作業をスムーズにこなせる
まずは実際にいくつかのウェブサイトを閲覧し、動作を確認した。
画像の多いサイトから、Javascriptを多用した処理の重いサイトまで閲覧してみたが、いずれの場合においても、快適に閲覧することが可能であった。
ウルトラワイドモニターでスムーズなウェブブラウジングが可能。ページ読み込みからスクロールまでいたって快適だ。
▼高解像度・高リフレッシュレート出力下でのスムーズな動作が可能。
また、YouTubeやネットフリックスといったサイトにおいて動画を視聴してみた。
動画サイトにおいても、カクつくことなくスムーズに再生された。
▼高画質設定(4K)でもスムーズに動作を再生できる。
▼高解像度・高リフレッシュレートの美しく滑らかな映像視聴を楽しむことが可能だ。
また、エクセルやワードなど、Officeソフトを用いた作業を行ってみた。
作業用ソフトの動作も問題なく快適に行うことができており、スムーズな表計算・文字入力等が可能であった。
▼同時に複数ウィンドウを開いた状態でのマルチタスクも問題なし。
以上の通り、デスクトップPCとしての一般的な用途(ウェブサイト閲覧・動画視聴・作業用ソフト使用)を快適にこなせる性能だと確認できた。
リモートワークやオンライン授業用にPC購入を検討している方にも、満足度の高いパフォーマンスを提供するだろう。
ゲーミング性能について確認
ゲーミング性能についても確認してみた。
ドラゴンクエスト10のベンチマークテスト
実際にゲーミング性能を確認すべく、まずは「ドラゴンクエスト10(DQ10)」のベンチマークテストを実施した。
テスト条件
- 1920×1080解像度
- 標準品質
- フルスクリーン
フルHD解像度における標準品質設定で実行したが、スコアは5,797点で "快適" という結果が得られた。
ドラクエ10レベルのMMORPGであれば、設定次第ではそこそこ快適なパフォーマンスで遊べるだろう。
ファイナルファンタジー14のベンチマークテスト
続いて、『ファイナルファンタジー14(FF14)』のベンチマークテストを実施した。
テスト条件
- 1920×1080解像度
- 標準品質(デスクトップPC)
- ウィンドウモード
上記の条件でベンチマークテストを行った結果、スコア2,110点、評価は "設定変更を推奨" であった。
さすがにFF14クラスのゲームは、動作が厳しいという結果に。
以上から、軽めのゲームであれば設定次第で遊ぶこと自体は可能だが、ミドル~ハイクラスの負荷のゲームは動作が厳しいことが分かった。
優れた静音性&放熱性能
レビュー時には本製品を5時間ほど連続使用したが、PC本体からの発熱はかなり抑えてられており、高負荷で連続利用した場合も背面からやや暖かい廃熱を感じる程度であった。
▼筐体自体はほどんど熱を持たない。
▼左右の通気穴からわずかに温かさを感じる程度。
▼5時間ほど高負荷状態でPCを稼働させ続けた際の内部温度(CPUID HWMonitorによる測定値)。
長時間の高負荷使用後の温度はCPU・SSDともに温度は正常範囲内に収まっていた。最高温度が60℃未満に収まっており、非常に優れた冷却(排熱)機構を実現できていると言える。
そして静音性にも優れており、動作音は終始静かな状態を維持していた。
▼5時間連続使用時のPC稼働音の確認
上動画を確認しても、PC本体からはファンの回転音や稼働音がほとんど聞こえてこないことが確認できる。
※環境音(空調音)を拾ってしまっている点にご容赦願いたい。
優れた静音性と冷却能力を備えたミニPCとなっている。安心して長時間利用できるだろう。
『NiPoGi E3B』のまとめ
今回紹介した『NiPoGi E3B』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- コンパクトかつ軽量なサイズ
- 携行性にも優れている
- 拡張性に優れた設計
- 充実のインターフェース構成
- 最大3画面同時出力をサポート
- 一般的なPC作業は問題なくスムーズにこなせる
- 軽めのゲーミングにも対応可能
- 非常に優れた静音性&排熱性能
- リーズナブルな価格
悪かった点
- 筐体上部の溝にホコリが入り込み、汚れがやや目立ちやすい
- 底部カバーが外しづらい
以上の通り、3~4万円台(割引適用)のリーズナブルな価格に対して、実用的な性能とコンパクトなサイズを実現した、高コスパなミニデスクトップPCとなっている。
手のひらサイズの小型PCにもかかわらず、ウェブサイト閲覧や動画視聴、仕事上の軽作業など、一般的なPC用途に用いるには十分な性能を備えている。高解像・高リフレッシュレートの美しく滑らかな描画でスムーズな動作が可能であった。軽めのゲーミングにも対応可能。
インターフェース構成も充実。特にType-Aポートが複数用意されており、幅広い外部デバイスを同時接続できる点は嬉しい。
壁掛けブラケット&ネジが付属しており、モニター裏に設置することで、さらなる省スペース化を実現できる。
そして放熱性能&静音性も優れており、高負荷状態で長時間使用しても、パフォーマンスへの影響は体感できなかった。安心して長時間利用できるだろう。
このサイズ感と価格でこれだけ安定したパフォーマンスを実現している点は素晴らしいの一言だ。
3~4万円前後の価格帯で、実用的なミニPCを探している方にとって、間違いなく選択肢の一つに入れても良いモデルだろう。
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- 割引率:50%OFF
- 通常価格:68,998円(税込)
- 割引後価格:34,304円(税込)
- 有効期限:2025年4月26日(土) ~ 5月11日(日)
▼YouTubeにショート動画を投稿しました。製品の使用感は動画でもチェックできます。
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