数多くの高性能イヤホンを手掛ける「Oladance」は、2023年にオープンイヤー型の完全ワイヤレスイヤホン『Oladance OWS2』をリリースした。
耳穴を塞がず音楽を楽しめる "オープンイヤー型" の完全ワイヤレスイヤホンであり、一般的なインナーイヤー型イヤホンと比べて、非常に快適な装着感を実現している。軽量な筐体には一般的なワイヤレスイヤホンの3倍の大きさの16.5mm複合バイオダイナミックドライバーが搭載されており、まるでコンサート会場で聴いているような迫力のある重低音が楽しめる。
今回、メーカーより本製品(シルバー色)を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。
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ブランド | Oladance |
モデル名 | OWS2 |
タイプ | 無線(Bluetoothワイヤレス) |
形式 | オープンイヤー型 |
ドライバー | 16.5mm ダイナミックドライバー×2 |
対応コーデック | SBC |
マイク | 内蔵 |
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.3 |
最大持続時間 | 最大19時間 |
本体サイズ | イヤホン:58×40×20mm ケース:130×48×26.5mm |
本体重量 | イヤホン単体:約12.7g(片側) ケース込み:約85.4g |
充電時間 | 約1.5~2時間 |
充電ポート | USB Type-C |
ENC通話ノイズキャンセリング機能 | 環境ノイズキャンセリング (ENC)対応 |
専用アプリ | Oladance |
防水性能 | IPX4 |
片耳約12.7gという非常に軽量な筐体サイズと、人間工学に基づいたデザインにより、非常に快適な着け心地を実現。長時間装着し続けた場合でも耳が痛くなったり、不快感を覚えることはない。
一般的なワイヤレスイヤホンの3倍の大きさの16.5mm複合バイオダイナミックドライバーを採用。まるでコンサート会場で聴いているような迫力のある重低音が楽しめる。また、「ダイナミックEQアルゴリズム」により、サウンドの周波数帯域を自動的に補い、原音を豊かに再現する。
逆位相の音波で音を打ち消す技術により音漏れを低減することに成功。耳の鼓膜に向かって音を直接届けることで、音漏れを最大限抑えることができる。静かな図書館でも騒がしいカフェでも、周囲の目を気にすることなく、好きな音楽を楽しみながら自分の世界に没頭できるだろう。
Bluetooth 5.3接続に対応。2台のデバイスに同時ペアリングできる「マルチポイン接続」も可能となっている。スマホ、タブレット、PC、ラップトップPCなどで、Bluetooth接続を都度切り替える必要がなく、同時に複数のサウンドを視聴できる。
160mAhの大容量バッテリーを内蔵しているほか、画期的な「Energy Lock」技術により消費電力を抑えることで、最大19時間の長時間連続再生を実現。たった5分の充電で最大2時間連続再生できるようになる急速充電にも対応している。
とことん利便性に優れたワイヤレスイヤホンとなっている。
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- イヤホン本体
- 専用ケース
- ユーザーマニュアル
- Type-C充電ケーブル
- サポーター
▼ユーザーマニュアルは日本語にも対応している。
専用ケース
製品にはイヤホンを収納できるケースが付属する。なお、付属のケースはバッテリーを内蔵しておらず、充電の際は、ケースにしまった状態でType-Cケーブルで電源に接続する必要がある。
▼手のひらに収まるほどのサイズ。
▼ポケットにも十分入る薄さ。
▼ケース上部側面には充電用Type-Cポートが搭載。
▼ケースのフタを開けた様子。
イヤホン本体
▼イヤホン本体はオーソドックスな耳掛けデザイン。
▼片耳約12.7gという軽さ。イヤホン側面にはタッチパネルが内蔵されている。
▼耳穴を塞がないデザイン。耳穴にあたる部分にスピーカー穴が用意されている。
デバイスとの接続(ペアリング)方法
『Oladance OWS2』はBluetooth5.3によるワイヤレス接続に対応しており、接続(ペアリング)方法はいたってシンプルだ。
初回起動時は、イヤホンをケースに収納した状態でフタを開くだけで、ペアリングスタンバイ状態となる。
デバイス側で "1MORE Fit" が表示されるので、選択することで接続(ペアリング)が完了する。
これだけの手順で接続を完了できる。
次回以降は、ケースのフタを開くだけで自動的に接続されるようになるため、この手のデバイスの扱いが苦手な方でも、全く問題なく使用することができるだろう。
専用アプリのインストールを推奨
ちなみに、本製品にはiOS・Android対応の公式アプリ(無料)が用意されており、デバイスにインストールしておくことで様々な調節を行うことが可能だ。
▼公式アプリ『Oladance』
▼アプリ画面。イヤホンの充電残量や接続状態、音質に関する各種パラメータの調節などを行うことが可能。
▼イヤホンタップ時に利用できる機能を自由にカスタマイズすることが出来る。
▼誤作動が嫌な場合は、タッチ操作をOFFにすることもできる。
▼プリセットサウンドが用意されており、好みに応じてサウンドの質を切り替えることが可能。
▼イコライザーで、より詳細にサウンドをカスタマイズすることもできる。
▼シングルイヤホンペアリング機能では、独立した左右2つのイヤホンを同時ペアリングして、一対のイヤホン(同一音源出力)にすることができる。
▼聴力保護機能も用意。音量をリアルタイムで監視し、耳(聴力)への悪影響を抑えてくれる便利機能。
アプリを利用して、柔軟な使い方が出来る点も本製品の魅力の1つだ。本製品を利用する際はアプリのインストールをオススメしたい。
非常に快適な装着感
実際にイヤホンを装着してみた。
ペアリング済みのイヤホンをケースから取り出し、両耳にかけるカタチで装着する。
▼耳の外側に沿ってスライドさせ、下画像のように着ける。
イヤホンは片耳12.7グラムほどしかなく、装着しても重さや不快感などは一切感じない。長時間装着し続けても耳が痛くなったり、疲れることは無かった。
イヤホンは耳穴を塞がず、軽く当たる程度の感触。インナーイヤー型イヤホンのような、耳穴を塞がれる不快感や圧迫感を感じることはなかった。
▼耳穴の上にイヤホンが軽く "当たる" 装着感のため、耳穴を完全に塞がず、装着した状態でも外部の声や音をシャットアウトしてしまうことはない。
IPX4等級の防水規格に対応していることもあり、多少の水滴が付着しても壊れることは無い。激しい動きや発汗を伴う運動にもうってつけのイヤホンであると言える。
この快適さを一度味わうと、もはやオープンイヤー型のイヤホンを手放すことができなくなるだろう。
奥行きのある優れた音質を実現
実際に本製品を使用して様々な楽曲を視聴してみたが、音質は非常に良好で、オープンイヤー型のワイヤレスイヤホンとは思えないほどのクオリティを実現出来ていると感じた。
低音こそ一般的なレベルだが、中~高音域に関しては、AirPodsなどの高価格帯モデルと比べても遜色ないほど、実にクリアなサウンドを実現できている。特にボーカル音の響きが良く、生歌に近い印象を受ける。ホワイトノイズ等も特になく、高音でも割れることはなかった。
音漏れに関しては、音量を上げると多少の音漏れを感じることはある。ただ、控えめな音量で視聴する分には全く漏れることはないため、不特定多数の集まる場所でも安心して利用できるだろう。
また、本製品には小型マイクが内蔵されており、これ一台でハンズフリー通話を行うことが可能だ。環境ノイズキャンセリング (ENC)機能を備えており、通話中の環境音(ノイズ)を高度に除去し、クリアで聞き取りやすい通話を楽しめるようになっている。
実際にSkype通話時に利用してみたが、周囲のノイズをシャットアウトして使用者の声のみを明瞭に届けることが出来ていた。
ハンズフリーで様々な操作が可能
本製品では、両耳イヤホンの側面をタップすることで、様々な機能にアクセスできる。
前述した通り、タップ時の機能はアプリで自由にカスタマイズ可能だ。
これらの機能をうまく活用することで、より快適に本製品を活用できるだろう。
取り回しが楽
実際に『Oladance OWS2』を使用すると、取り回しが実に楽なことに気が付くだろう。
まずケースからイヤホンを取り出すと瞬時にペアリングされ、耳に装着する頃にはサウンドを出力する準備が完了している。ワイヤレスイヤホンによってはペアリングに時間のかかるタイプもあるが、本製品はその点でストレスに感じることは無い。
そして使い終わった際は、ケースに収納することでBluetooth接続が解除される。
この流れが非常にシンプルでラクなため、日常の中でストレスなく自然に使用し続けることが可能だ。ユーザービリティに優れた設計が成されていると感じられた。
汗をかいたときの不快感がない
私は日課のランニングの時に、よく耳汗をかく。
その汗が耳穴とイヤホンのスピーカー部との間に入り込み、音が聞こえづらくなるという不快な経験をよくした。
しかし『Oladance OWS2』の場合は、そもそも耳の穴を塞がずに音楽を聴くことができるため、汗に関わるストレスはほぼゼロになった。
耳穴が解放されているのに音楽を楽しめるという感覚は、一度体験すると病みつきになること間違いなしだ。
長持ちするバッテリー
このサイズにしては、本製品の充電は比較的長持ちする部類だ。
イヤホン本体で約19時間の連続使用が可能であり、外出先に2,3日持って行っても平気で充電が持続する。
実際に1週間ほど試用してみたが、1日に3~4時間程度使用する分には、1週間で1, 2回ほど充電を行うだけで事足りた。いちいち充電する手間を省くことが出来る点も嬉しい。
また、Type-Cケーブルによる急速充電に対応しており、った5分の充電で最大2時間連続再生できるようになる点も実に便利だ。
一方で、本製品に付属するケースがバッテリー非搭載型である点が残念だ。できればケースにもバッテリーを搭載し、イヤホン収納時にケーブルレスでチャージを行うことが出来るとより便利だっただろう。
『Oladance OWS2』のまとめ
今回紹介した『Oladance OWS2』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- スタイリッシュなデザイン
- 軽くて非常に快適な装着感
- 耳穴を塞がないオープンイヤー型デザイン
- IPX4等級の防水性能
- 高品質サウンド
- 長持ちするバッテリー
- 有線急速充電に対応
- ペアリングが簡単(スムーズ)
- アプリでタッチ操作を自由にカスタマイズ可能
悪かった点
- やや音漏れする
- 付属ケースがバッテリー非搭載型
以上の通り、非常に完成度の高いオープンイヤー型ワイヤレスイヤホンとなっている。
オープンイヤー型の中でも音質が実に優れており、低音こそ響きは弱めだが、中~高音域に関しては満足度の高いサウンド体験が可能だ。今まで数多くの有線・無線タイプのイヤホンを試用してきたが、この価格帯でこれほどの音質を実現できているワイヤレスイヤホンは他に類を見ないレベルだと感じた。
バッテリー持続力も優れており、長時間の連続利用が可能。有線の急速充電にも対応しており、普段使いの利便性に優れている。
そして何より、耳穴を塞ぐことなく音楽を楽しめるこの便利さと快適さは、一度体験すると手放せなくなるだろう。IPX4等級の防水規格に対応しているため、発汗を伴う激しいスポーツの際に装着するにはうってつけだ。
一方で、本製品に付属するケースがバッテリー非搭載型である点が残念だ。できればケースにもバッテリーを搭載し、イヤホン収納時にケーブルレスでチャージを行うことが出来るとより便利だっただろう。
同価格帯で品質の優れた完全ワイヤレス型のイヤホンを探している方には、是非オススメしたい一品だ。
【Amazonブラックフライデーセール2023】
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- 通常価格:20,980円(税込)
- 最終価格:14,686円(税込)
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- セール期間:11月22日(水)0:00 ~ 12月1日(金)23:59
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