2024年10月31日(木)、OnePlus(ワンプラス)は同ブランドの最新スマートフォン『OnePlus 13』を正式発表した。2024年11月1日(金)より中国国内で販売が開始。現時点でグローバル版の発売日は明らかにされていない。
▼OnePlus 13の中国市場向け価格
モデル | RAM/ストレージ | 価格 |
OnePlus 13 | 12GB / 256GB | 4,499元(約96,000円) |
12GB / 512GB | 4,899元(約104,800円) | |
16GB / 512GB | 5,299元(約113,000円) | |
24GB / 1TB | 5,999元(約128,000円) |
※2024.10.31時点のレートで計算
最新CPU(SoC)の「Qualcomm Snapdragon 8 Elite」を搭載。最上位モデルは24GBのLPDDR5X RAMと、1TBのUFS 4.0ストレージを搭載しており、非常に優れたパフォーマンスを発揮するハイエンドスマホとなっている。
今回、提携先より本製品(ブルー系、16GB / 512GB)を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。
項目 | OnePlus 13 |
カラー | ブルー系、ブラック系、ホワイト系 |
OS | ColorOS 15 (Android 15ベース) |
ディスプレイ | 6.82インチ AMOLED |
解像度 | 1440×3168, 510ppi |
リフレッシュレート | 最高120Hz |
ピーク輝度 | 4,500nits |
CPU(SoC) | Snapdragon 8 Elite オクタコアプロセッサー |
RAM | 12GB / 16GB / 24GB LPDDR5X |
ストレージ | 256GB / 512GB / 1TB UFS 4.0 |
SIMカード | デュアルSIM対応 |
マイクロSDカード | 非対応 |
認証機能 | 顔認証、指紋認証(画面内) |
カメラ | フロント:32MP(f/2.4) リア:50MP(f/1.6)メイン+50MP(f/2.6)望遠+50MP(f/2.0)超広角 |
スピーカー | ステレオスピーカー搭載 |
バッテリー | 6,000mAh (100W有線急速、50Wワイヤレス急速充電サポート) ※10Wワイヤレスリバース、5W有線リバースチャージ対応 |
通信規格 | Wi-Fi 7, Bluetooth5.4, NFC |
位置測位 | GPS (L1+L5), GLONASS (G1), BDS (B1I+B1c+B2a), GALILEO (E1+E5a), QZSS (L1+L5), NavIC |
搭載ポート | USB Type-C 3.2, OTG |
防水防塵規格 | IP68/IP69 |
本体サイズ | 162.9 x 76.5 x 8.5 mm(ガラス素材) / 8.9 mm(レザー素材) |
本体重量 | 約210 g(レザー素材) / 213 g(ガラス素材) |
OSは最新のColorOS 15 (Android 15ベース)を搭載。
筐体サイズは162.9 x 76.5 x 8.5 mm(ガラス素材) / 8.9 mm(レザー素材)、重量は約210 g(レザー素材) / 213 g(ガラス素材)と薄型かつ軽量であり、携行性に優れている。防水防塵規格はIP68/IP69に対応。アウトドアな場面でも安心して使用できる。
▼高級感のあるスタイリッシュなデザイン。左側面にはアラートスライダーを搭載。
6.82インチ AMOLEDディスプレイを搭載。1440×3168解像度と最高120Hzのリフレッシュレートに対応しており、美しく滑らかな映像を楽しめる。ピーク輝度は驚異的な4,500nitsにも達し、明るい日中の屋外でも画面の見やすさを保つことができる。
▼ディスプレイは世界初のDisplayMate A++ 規格を取得
ステレオスピーカーを内蔵。
CPU(SoC)には最新の「Snapdragon® 8 Elite」を採用。AnTuTuベンチマークテストにおいて300万点超えのスコアを記録すると言われている最新CPU(SoC)であり、かなり優れたパフォーマンスを期待できる。RAMは12GB / 16GB / 24GB LPDDR5Xを搭載。
ストレージは256GB / 512GB / 1TB UFS 4.0を用意。マイクロSDカードの挿入には対応していない。
顔認証に加えて画面内指紋認証にも対応。利便性は抜群だ。
Wi-Fi 7, Bluetooth5.4, NFCなどの高速通信規格に対応。
前面に32MP(f/2.4)フロントカメラを搭載。背面には50MP(f/1.6)メイン+50MP(f/2.6)望遠+50MP(f/2.0)超広角の3眼構成リアカメラを搭載しており、近景から遠景まで、非常に鮮明な写真撮影が可能。
薄型の筐体に対して、6,000mAhの大容量バッテリーを内蔵。100W有線急速充電・50Wワイヤレス急速充電をサポートしており、わずかな時間であっという間にバッテリー残量を回復できる。なお、10Wワイヤレスリバースチャージ、および5W有線リバースチャージにも対応しており、緊急時のモバイルバッテリー代わりとしても役立つ。
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- スマホ本体
- USB Type-Cケーブル
- ユーザーマニュアル
- SIMカードピン
- スマホケース
- 電源アダプタ
▼スマホケースが付属。特にこだわらないのであれば、そのままメインケースとしても十分使い続けられる品質だ。
▼スマホ本体の外観。6.82インチの大きめなディスプレイを搭載したスタイリッシュな外観。
▼正面には32MP(f/2.4)フロントカメラが内蔵。
▼背面の様子
▼背面には50MP(f/1.6)メイン+50MP(f/2.6)望遠+50MP(f/2.0)超広角の3眼構成カメラが搭載。
▼やや大きめだが、持ち運びには十分に適したサイズ感と重量。
▼今回のレビュー時にはブルー色を使用している。
▼レザー素材の筐体背面はサラサラとした手触りで、見た目的にも質感的にも高級感がある。指紋や手脂などの汚れが目立ちづらい点もGOOD。
厚みは8.9mm。ポケット等に入れて持ち運んでも支障にならないだろう。
▼光沢のある筐体側面。
続いて、インターフェースについて見ていく。
▼本体右側面。電源ボタンと音量調節ボタンが搭載。
▼左側面にはアラートスライダーが用意。
▼上部の様子。
▼下部にはカードスロット、Type-Cポート、スピーカー穴が用意。
▼付属のピンでカードスロットを開き、デュアルnanoSIMカードの挿入が可能。マイクロSDカードの挿入には対応していない。
以上の通り、必要最低限のポート類のみが用意された、シンプルなデザインとなっている。
指紋認証・顔認証に対応
本製品は画面内指紋認証および顔認証に対応している。
▼スムーズな指紋認証が可能。
いずれの認証精度も優れており、複数の認証方法を選択できる点は嬉しい。
AnTuTuベンチマークテスト
本機について、スマホ・タブレット端末の性能を測ることのできる『AnTuTuベンチマークテスト』を実施してみた。
▼Android端末におけるAnTuTuベンチマークテストの実施方法はコチラを参照
-
Android端末でAnTuTuベンチマークテストを行う超簡単な方法(2023年時点)
スマートフォン・タブレットなどのモバイル端末のスペック(スコア)を計測することのできるツールとして、『AnTuTu Benchmark』(アンツツ ベンチマーク)というものがあります。 AnTuTuと ...
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結果として、約285万点のスコアを記録することが出来た。
最近レビューした、「Mediatek Dimensity 9400」搭載ハイエンドスマホ『vivo X200 Pro』が約260万点を記録したのに対し、『OnePlus 13』はそれを大きく上回る約285万点を記録した
さすがは最新CPU(SoC)の「Qualcomm Snapdragon 8 Elite」を搭載しているだけあって、非常に優れた性能を実現している。ウェブサイト閲覧や動画視聴はもちろん、『原神』などの激重ゲームアプリでも問題なく快適に遊べるだろう。
仕事や動画視聴はもちろん、ゲーミング用のスマホを探している方にも幅広くオススメできるハイエンドモデルである。ただし、一般的な用途でしかスマホを利用しない方にとっては、オーバースペック気味であるとも言える。
それでは以下からは、実際に使用した感想について紹介していく。
1440×3168解像度・120Hzリフレッシュレートの美しく滑らかな描画
本機のディスプレイは1440×3168解像度、最高120Hzの高リフレッシュレートに対応しており、美しく滑らかな映像を楽しむことが可能だ。
▼リフレッシュレートは設定アプリより切り替えることができる。
また解像度に関しても切り替えることが可能だ。
▼シーンごとに最適な映像を出力する機能も用意。
ウェブサイト閲覧時も、細かい文字まで明瞭に表示され見やすい。高リフレッシュレート描画のおかげで、ページスクロールもなめらかで心地よい。
▼AMOLEDディスプレイの深みのある色合いが非常に綺麗で、ゲームや映画、アニメなどでもカラフルな映像を楽しめる。
▼色域を拡張する「カラーブースト」機能も用意。
ゲーミングや映像視聴をメイン目的にスマホの購入を検討している方でも、満足度の高い体験が可能だろう。
あらゆるスマホ作業を快適にこなせる性能
本機のパフォーマンスを確認すべく、ウェブサイト閲覧時・動画視聴時の動作感について検証した。
ウェブブラウジングは基本的に快適であり、画像が多めのサイトや、処理の重いサイトであっても スムーズに閲覧できた。
▼ほとんどのウェブサイトが一瞬で表示される。
▼画像やスクリプトの読み込みが多いサイトでもスピーディに読み込まれ、ストレスなく閲覧できる。
また、YouTubeやネットフリックスなどの動画サイトを閲覧した場合においても、スピーディかつ滑らかな動画再生が可能であった。
▼最高画質設定の美しい映像を、スムーズに視聴できる。
▼発色も良好。アニメから実写映画まで、満足度の高い映像体験が可能だ。
なお、当然のごとくWidevineはL1サポートとなっており、Amazon PrimeビデオやHuluなどのサイトにおいて高画質設定の映像を楽しめる。
また、必要に応じて最大12GBまでの仮想RAM拡張が可能となっている。
以上の通り、ウェブサイト閲覧や動画視聴などの一般的なスマホ利用に関しては、何の問題もなく快適に行うことができた。
音圧の強いスピーカー
本機のスピーカーについて、音質を確認してみた。
▼音質確認の様子
本製品は優れた品質のステレオスピーカーを搭載しており、立体感こそないものの、音圧が強く、迫力のあるサウンドを楽しめた。
低音こそあまり響かないものの、中~高音域に関しては実にクリアなサウンドを楽しむことができる。
普通にアニメや映画を視聴したり、音声通話を行うぶんには全く支障のないレベルだ。
非常に優れたカメラ性能
本機に搭載されているカメラの性能について確認した。
▼実際にフロント(前面)カメラで撮影した画像。
フロントカメラに関して、画質は実に良好であり、全体的に明るく、ヒトの輪郭から表情までクリアに映し出すことが出来ていた。発色も自然で肉眼で見た場合に近い。激しく動いても気になるレベルの残像は発生しないため、見づらさを感じることもかなった。
自撮りだけでなく、ウェブ会議や授業など、オンライン通話用途に利用しても問題のない品質だ。
▼リア(背面)カメラで撮影した画像。
▼屋外撮影(1倍)
▼屋外撮影(10倍)
▼屋外撮影(30倍)
▼屋外撮影(120倍)
以上の通り、50MP(f/1.6)メイン+50MP(f/2.6)望遠+50MP(f/2.0)超広角の3眼高性能背面カメラを搭載していることもあり、近景から遠景にいたるまで非常に明瞭で美しい写真を撮影できた。旅行や記念撮影用のカメラとしても十分に活用できる品質となっている。
▼植物を撮影した写真。色合いが自動的に強調され、非常に綺麗に映えている。
望遠撮影性能も非常に優れている。
望遠撮影の場合、一般的なスマホであれば10倍望遠撮影時ですら遠景の輪郭がぼやけてしまい、不鮮明な写真しか撮ることができない。
しかし『OnePlus 13』は最大120倍の望遠撮影に対応しており、撮影地点から約6km先にあるビルの輪郭までを捉えることができていた。
▼120倍撮影時。非常に鮮明な望遠撮影が可能。
望遠撮影時の手振れ補正も一級品。120倍ズーム時でも手振れをかなり抑えてくれるため、苦労して手の揺れを抑えずとも、輪郭の鮮明な写真を撮影できた。
▼100m以上離れた自販機で、どの商品が売っているのか判るレベルだ。
以前レビューした『vivo X200 Pro』ほどではないが、本製品も優れた望遠撮影性能を備えている。
写真・動画撮影メインでスマホを探している方でも、満足できる体験を提供するだろう。
アラートスライダーが便利
本製品は左側面にアラートスライダーを搭載しており、着信音モード、マナーモード、振動モードを瞬時に切り替えることができる。
▼スライダーを切り替えるだけで、各種モードを瞬時に切り替え可能。
会議などの大切な場面や、映画鑑賞時などの際に、マナーモードへ瞬時に切り替えることができるのは便利だ。
ゲーミング性能の確認
本機を用いて各種ゲームアプリを遊んだ際のパフォーマンスについても確認していく。
『統合版マインクラフト(旧PE)』プレイ時
まずは『統合版マインクラフト(旧PE)』の場合について。
ワールドを作成して実際にプレイしてみたが、スムーズで快適に操作することが出来た。
▼チャンク読み込み時にも全く重さを感じない。
▼処理の重くなりがちなバイオームでも、フレームレート低下やカクつきを感じることは無かった。
クリエイティブやサバイバル、またはマルチサーバーに参加した際などにも、パフォーマンスは非常に安定しており終始スムーズなゲーミングが可能であった。
多くのアドオンを導入したり、友人らと多人数マルチサーバーに参加した場合でも、スムーズな動作を実現することが出来るだろう。
『PUBG』プレイ時
続いて『PUBG』の場合について。
まずグラフィッククオリティに関しては、現時点で最高設定の『ウルトラHDR』を選択できた。
▼フレーム設定はウルトラを選択可能。
実際に試合に参加してみたが、大人数のプレイヤーが密集する場所においても、処理落ちやカクつきなどはまったく生じず、終始快適なゲームプレイが可能であった。
▼近くのテクスチャから遠くの風景まで、美しく描画される。
▼激しく動き回っても、ラグやフレームレート低下などを感じることはほとんどなかった。120Hz高リフレッシュレートのおかげで、全体的に動きが滑らかに描画される。
▼滑らかな描画で鮮明なゲームプレイが可能。鮮明な描画で遠方も索敵しやすい。
『PUBG』に関しても、満足度の高いゲームプレイが可能であった。
『原神』プレイ時
続いて "激重" ゲームとしても有名な『原神』の場合について。
非常に重いゲームアプリとして有名な『原神』であるが、本機では全く問題なくスムーズにプレイすることが可能であった。
▼画質設定はデフォルト状態で "高" に設定されており、デバイス負荷は "スムーズ" の状態。
▼画質設定を "最高" まで上げるとデバイス負荷も高まるが、依然としてスムーズな動作が可能であった。
▼ "最高" 画質設定でも、90fps前後安定の非常にスムーズなパフォーマンスで原神をプレイすることができた。
▼ゲーミングPC並みの高品質グラフィック&高リフレッシュレートで原神を遊べる。
▼激しく動いた場合でもカクつきや操作遅延を感じることはほとんどなかった。
『原神』クラスの激重ゲームでもこれだけ快適に遊べるのであれば、大抵のゲームアプリはスムーズに動作するだろう。
ゲーミングスマホとしての運用にも適していると言える。
ゲーミング向け機能が充実
本製品にはゲーミング向けの機能が豊富に用意されている。
ゲームアプリプレイ時に画面縁をスワイプすると、ゲーミング向けの様々な機能が用意されたウィンドウが出現する。
▼画面録画や音声変更、着信OFFなど、ゲーム配信向けの機能も充実している。
▼パフォーマンスモードの切り替えも可能。バッテリー残量と相談して調整すると良いだろう。
▼ゲーミングモード時。原神を90Hz前後の安定したリフレッシュレートで快適に遊べる。
▼その他、MSAAやMipmap、テクスチャフィルタリング品質など、GPUに関する詳細な調整を行うことができる。
本気でゲームに打ち込みたい方でも満足できる、充実したゲーミング機能が備わっている。
長持ちするバッテリー
本製品は6,000mAhの大容量バッテリーを内蔵。100W有線急速充電・50Wワイヤレス急速充電をサポートしており、わずかな時間であっという間にバッテリー残量を回復できる。なお、10Wワイヤレスリバースチャージ、および5W有線リバースチャージにも対応しており、緊急時のモバイルバッテリー代わりとしても役立つ。
実際に満充電の状態から3時間ほどゲームアプリを連続して遊んでみたところ、15%ほどしかバッテリーが減っていなかった。
普通にスマホを利用する分には、1~2日ほど充電ケーブルに接続しなくても問題ないだろう。
▼できるだけ長持ちさせたい場合は、バッテリーモードを切り替えると良い。
そして本製品は100W有線急速充電・50Wワイヤレス急速充電をサポートしており、30分ほどの充電で一気にバッテリーを回復できる点も、実用性の高さに貢献している。
筐体の発熱は問題なし
この手の高性能ハイエンドスマホは、長時間利用し続けていると筐体が激しく発熱する問題を抱えたモデルが多い傾向にある。
本製品の場合は、高負荷状態で長時間使用し続けた場合でも、筐体が心配になるほどの熱を持つことはなかった。
▼背面にやや温かさを感じる程度。
もちろん、熱によるパフォーマンスへの影響もまったく体感できなかった。
発熱を気にせずに、安心して長時間利用できるハイエンドスマホとなっている。
『OnePlus 13』のまとめ
今回紹介した『OnePlus 13』について、特徴をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- スタイリッシュかつ高級感のあるデザイン
- スピーディな指紋認証
- AnTuTuベンチマーク約285万点のハイパフォーマンス
- 鮮明な描画を楽しめるAMOLEDディスプレイ
- 激重ゲームアプリもスムーズにプレイ可能
- 優れたカメラ性能
- 最大120倍の望遠撮影が可能
- 100W有線急速充電・50Wワイヤレス急速充電をサポート
- 10Wワイヤレスリバースチャージ、および5W有線リバースチャージをサポート
- ゲーミング向けの機能が充実
- 発熱は心配なし
悪かった点
- 特になし
以上の通り、圧倒的な性能を備えたハイエンドスマホとなっている。
最新CPU(SoC)の「Snapdragon 8 Elite」を搭載することで、AnTuTuベンチマーク約285万点のハイパフォーマンスを実現。基本性能が非常に高く、動画視聴からウェブサイト閲覧まで、ほとんどのスマホ作業を快適にこなすことが出来る。また『原神』レベルの激重ゲームアプリでも90fps前後安定でスムーズに動作した。
1440×3168解像度・120Hzリフレッシュレートのディスプレイで描画される映像は実に美しく滑らかであり、ゲーミング用のスマホとしても問題なく活躍してくれるだろう。4,500nitのピーク輝度のおかげで、日中の屋外でも画面が見やすい。
そして何よりカメラ性能が非常に優れており、近距離・遠距離撮影から接写、広角撮影にいたるまで、素晴らしいクオリティの写真撮影を楽しむことができた。最近レビューした「vivo X200 Pro」に次ぐ品質だ。
この手の高性能ハイエンドスマホは、長時間利用し続けていると筐体が激しく発熱する問題を抱えたモデルが多い傾向にある。しかし本製品の場合は、高負荷状態で長時間使用し続けた場合でも、筐体が心配になるほどの熱を持つことはなかった。
Snapdragon 8 Eliteによる圧倒的な性能と、優れたカメラ撮影性能を備えたスマホを求めている方には、現時点で間違いなくオススメしたいモデルの一つだ。
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