2023年8月、OnePlus x 原神 コラボバージョンの『OnePlus Ace 2 Pro』が発売された。
今回のコラボでは原神の人気キャラクター "パイモン" が選ばれており、パイモンらしいデザインの豪華なパッケージが用意されている。
今回、提携先より本製品(16GB+512GBモデル)を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。
▼胡桃コラボ版のレビュー記事はコチラ
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パイモンデザインのハイエンドスマートフォン
今回紹介する『OnePlus Ace Pro 原神(パイモン)コラボ版』は、原神の人気キャラクター "パイモン" をモチーフとしたハイエンドスマートフォンだ。
ブランド | OnePlus |
モデル名 | OnePlus Ace 2 Pro |
ディスプレイサイズ | 6.74インチ |
解像度 | 2772 x 1240, AMOLED |
リフレッシュレート | 最高120Hz |
OS | ColorOS 13.1(Android 13ベース) |
CPU(SoC) | Qualcomm Snapdragon 8 Gen 2 オクタコアプロセッサー |
RAM | 12GB/16GB/24GB LPDDR5X |
ストレージ | 256GB/512GB/1TB UFS 4.0 |
SIMカード | デュアル nanoSIM対応 |
マイクロSDカード | 非対応 |
搭載カメラ | フロント:16MP リア:3眼(50MPメインカメラ + 8MP超広角 + 2MPマクロ) |
生体認証 | 指紋認証(画面内)・顔認証 |
バッテリー容量 | 5,000mAh(最大150W急速充電対応) |
対応通信規格 | Bluetooth 5.2 Wifi 6 NFC GPS |
対応バンド | 2G: GSM 850/900/1800/1900MHz 2G: CDMA BC0 3G: UMTS(WCDMA) bands 1/4/5/8 4G: TDD-LTE bands 34/38/39/40/41 4G: FDD-LTE bands 1/3/4/5/7/8/18/19/26/28A 5G NR:n1/n3/n5/n8/n28A/n41/n77/n78 |
本体サイズ | 163.1×74.2×8.98mm |
本体重量 | 約210g |
▼公式紹介動画
ベースは『OnePlus Ace 2 Pro』であり、Qualcomm Snapdragon 8 Gen 2 オクタコアプロセッサー搭載、12GB LPDDR5内蔵という優れたスペック構成となっている。限定版のストレージ容量は512GBだ。
Android 13ベースのOSを採用。生体認証は指紋認証・顔認証の2種類に対応している。
6.74インチのAMOLEDディスプレイは2772 x 1240解像度、最高120Hzの高リフレッシュレートに対応しており、色鮮やかで滑らかな映像を楽しむことが出来る。
5,000mAhの大容量バッテリーを内蔵。150Wの急速充電に対応しており、わずか17分の充電でバッテリーを1%から100%まで回復させることが可能だ。
そして原神・パイモンコラボ版のパッケージでは、パイモンデザインのアイテムが多数同梱されており、原神ファンやパイモン好きにとって垂涎ものの商品となっている。
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼箱を開くと、透明ケースに入ったパイモンのイラストパネルが現れる。
▼立てて飾ってみた様子。
▼イラストパネルの下には、スマホ本体が収まっている。
▼内容物をすべて取り出した様子。
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- スマホ本体
- USB Type-Cケーブル
- 充電アダプタ
- パイモンポスター
- パイモンスマホスタンド
- パイモンステッカー
- スマホケース
- SIMカードピン
- イラストパネル
- ユーザーマニュアル一式
付属品は充実しており、原神コラボらしい内容となっている。
▼パイモンのイラストがプリントされたスマホスタンド
▼表情豊かなパイモンのステッカー
▼SIMカードピンのデザインも凝っている。
▼パイモンカラーのスマホケース。
▼充電アダプタは普通のデザイン。
以上の通り、原神ファンやパイモンファンには嬉しいパッケージ内容となっている。
スマホ本体
▼スマホ本体の外観。163.1×74.2×8.98mm、約210gの筐体で、表面だけを見ると一般的なOnePlus Ace 2 Proと変わりない。
▼前面中央には16MPのフロントカメラを内蔵。
▼背面の様子。指紋や汚れなどが目立ちづらい筐体素材。
▼背面には50MPメインカメラ + 8MP超広角 + 2MPマクロカメラが搭載。
▼持ち運びに適したサイズ感と重量。
▼厚みは8.98mmと薄く、ポケット等に入れて持ち運んでも支障にならないだろう。
続いて、インターフェースについて見ていく。
▼本体右側面。電源ボタン、音量調節ボタンが搭載。
▼左側面にはマナーモードへの切り替えが可能なアラートスライダーが用意。
▼上部には赤外線ポートが内蔵。
▼下部にはカードスロット、Type-Cポート、ステレオスピーカーが内蔵。Type-Cポートの規格は2.0。
▼付属のピンを用いてスロットを開き、デュアルnanoSIMカードを挿入することが可能。
指紋認証・顔認証に対応
本製品は画面内指紋認証および顔認証に対応している。
複数の認証方法を選択できる点は嬉しい。
AnTuTuベンチマークテスト
本機について、スマホ・タブレット端末の性能を測ることのできる『AnTuTuベンチマークテスト』を実施してみた。
▼Android端末におけるAnTuTuベンチマークテストの実施方法はコチラを参照
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結果として、約162万点のスコアを記録することが出来た。
当サイトで今まで紹介した端末の中でも、最高クラスのスコア結果となった。以前レビューした『OnePlus Ace Pro』(約111万点)よりも50万点以上スコアが向上している。
ウェブサイト閲覧や動画視聴はもちろん、『原神』を含めた激重ゲームアプリでも問題なく快適に遊ぶことのできる性能の高さだ。
価格相応のパフォーマンスを実現出来ていると言える。
本格的なゲーミング用のスマホを探している方にも間違いなくオススメできるハイエンドモデルである。
それでは以下から、実際に使用した感想について紹介していく。
美しく滑らかなエッジディスプレイ
▼パイモンが待ち受け画面に登場する。
▼デフォルトの背景もパイモンモチーフ。
本機のディスプレイは2772 x 1240解像度、最高120Hzの高リフレッシュレートに対応しており、美しく非常に滑らかな映像を楽しむことが可能だ。
▼リフレッシュレートは設定アプリより切り替えることが出来る。
▼ウェブサイト閲覧時も、細かい文字まで明瞭に表示され見やすい。ページスクロールもなめらかで心地よい。
エッジディスプレイ(曲面スクリーン)により、縁ギリギリまで映像が描画される。
▼AMOLEDディスプレイの深みのある色合いが非常に綺麗で、ゲームはもちろん、アニメなどでもカラフルな映像を楽しめる。
ほぼ全ての作業をスムーズにこなせる性能
ウェブブラウジングは基本的に快適であり、画像が多めのサイトや、処理の重いサイトであってもスムーズに閲覧することが出来た。また、YouTubeやネットフリックスなどの動画サイトを閲覧した場合においても、スピーディかつ滑らかな動画再生が可能であった。
ウェブサイト閲覧や動画視聴といった一般的なスマホ用途に関しては、何の問題もなく快適に行うことが出来る性能を擁している。
▼YouTubeなどのサイトにおいても、最高画質設定でスムーズに再生可能。
▼発色は良好。実写映画からアニメまで、満足度の高い映像視聴が可能であった。
なお、WidevineはL1サポートであり、Amazon PrimeビデオやHulu、Disney+などにおいて、高画質設定の映像を楽しむことが可能だ。
▼設定にはビデオ拡張エンジンの項目も用意されていた。
サウンド品質はそこそこレベル
本機のスピーカーについて、音質を確認してみた。
本製品には下部にステレオスピーカーが内蔵されている。
音質自体は良好で、中~高音域に関してはクリアなサウンドを楽しむことができる。
一方で、低音は潰れてしまっており、音圧も弱めだ。音の立体感もそこまで感じられないため、音質を重視したゲーミング等の際はBluetoothイヤホン等を装着すると良いだろう。
高品質フロント・リアカメラ
また、本機に搭載されているカメラについても確認した。
▼実際にフロント(前面)カメラで撮影した画像。
フロントカメラに関して、画質は概ね良好であり、全体的に明るく、ヒトの輪郭から表情までクリアに映し出すことが出来ていた。
発色も自然で肉眼で見た場合に近い。激しく動いても気になるレベルの残像は発生しないため、見づらさを感じることもかなった。
自撮りだけでなく、ウェブ会議や授業など、オンライン通話用途に利用しても問題のない品質だ。
▼リア(背面)カメラで撮影した画像。
背面カメラについても、フロントカメラ以上に鮮明で美しい写真を撮影することが可能であった。発色も良く、肉眼で見た場合に近い色合いを実現している。
上画像を見ても分かる通り、遠景から近景まで、明瞭に撮影することができた。特に遠景撮影時に関しては輪郭がシャープに映る。
旅行や記念撮影用のカメラとしても十分に活用できる品質だろう。
ゲーミング性能の確認
本機を用いて各種ゲームアプリを遊んだ際のパフォーマンスについても確認していく。
『統合版マインクラフト(旧PE)』プレイ時
まずは『統合版マインクラフト(旧PE)』の場合について。
ワールドを作成して実際にプレイしてみたが、スムーズで快適に操作することが出来た。
▼チャンク読み込み時にも全く重さを感じない。
▼処理の重くなりがちなバイオームでも、フレームレート低下やカクつきを感じることは無かった。
クリエイティブやサバイバル、またはマルチサーバーに参加した際などにも、パフォーマンスは非常に安定しており終始スムーズなゲーミングが可能であった。
多くのアドオンを導入したり、友人らと多人数マルチサーバーに参加した場合でも、スムーズな動作を実現することが出来るだろう。
以上の通り、『PUBG』や『マインクラフト』レベルのゲームアプリであれば、ほとんど問題なく快適に遊べることが確認できた。
『PUBG』プレイ時
続いて『PUBG』の場合について。
まずグラフィッククオリティに関しては、現時点で最高設定である『ウルトラHDR』を選択することが出来た。
▼フレーム設定はウルトラを選択可能。
実際に試合に参加してみたが、大人数のプレイヤーが密集する場所においても、処理落ちやカクつきなどはほとんど生じず、終始快適なゲームプレイが可能であった。
▼近くのテクスチャから遠くの風景まで、美しく描画される。
▼激しく動き回っても、ラグやフレームレート低下などを感じることはほとんどなかった。120Hz高リフレッシュレートのおかげで、全体的に動きが滑らかに描画される。
▼滑らかな描画で鮮明なゲームプレイが可能。遠方も索敵しやすい。
『PUBG』に関しては、満足度の高いゲームプレイが可能であった。
『原神』プレイ時
続いて "激重" ゲームとしても有名な『原神』の場合について。
非常に重いゲームアプリとして有名な『原神』であるが、本機ではスムーズにプレイすることが可能であった。
▼画質設定はデフォルト状態で "中" に設定されており、デバイス負荷は "スムーズ" の状態。
▼画質設定を "最高" まで上げるとデバイス負荷も高まるが、依然としてスムーズな動作が可能であった。
▼最高画質設定の鮮明な描画で、スムーズに原神をプレイすることができた。
▼ゲーミングPC並みの高品質グラフィックで原神を遊べる。
▼激しく動いた場合でもカクつきや遅延を感じることはほとんどなかった。
『原神』クラスの激重ゲームでもこれだけ快適に遊べるのであれば、大抵のゲームアプリはスムーズに動作するだろう。
ゲーミング向けの機能が充実
なお、ゲームアプリ起動時にディスプレイ左端をスワイプすると、ゲーミングに適した各種機能を利用できる。
このウィンドウでは、画面録画や各種通知OFF、ゲームパッド設定など、ゲーミングに役立つ多彩な機能にアクセスすることが出来る。
▼ゲーミング中のフレームレート(fps)等もリアルタイムで確認可能。『原神』の場合、最高画質設定時でも30fps前後で快適なゲームプレイが可能であった(ゲーミングモード時)。
▼パフォーマンスモードは「Low Power」「Balance」「Gaming」の3種類が用意。スマホの充電残量と相談してモードを切り替えると良いだろう。
以上の通り、ゲーミングスマホとしても問題なく活用できるほどのパフォーマンスを発揮するスマホとなっている。
長持ちするバッテリー
本製品には5,000mAhの大容量バッテリーが内蔵されており、長時間の連続利用が可能だ。
実際に満充電の状態から3時間ほどゲームアプリを連続して遊んでみたところ、20%ほどしかバッテリーが減っていなかった。ただし画質などのパフォーマンスに影響を及ぼす設定によっては、バッテリー消費速度は大きく変化する。
また本製品は最高150W高速充電に対応しており、少しの充電時間で一気にバッテリーを回復できる。
わずか数十分の充電で数時間分のバッテリーを回復できる点は魅力的だ。
ただ、ゲーミングなど高負荷使用時の筐体の発熱が気になった。高負荷状態で長時間スマホを利用した場合、決して持っていられなくなるレベルではないが、背面がやや心配になるレベルの熱を持つ。この手の高性能スマホにはよく見受けられる問題だ。
『OnePlus Ace 2 Pro 原神パイモンコラボ版』のまとめ
今回紹介した『OnePlus Ace 2 Pro 原神パイモンコラボ版』について、特長をまとめると以下の通りだ
良かった点
- 優れたスペック構成とパフォーマンス
- 高級感があり、汚れづらい筐体素材
- 発色の良い120Hz対応ディスプレイ
- 原神レベルの激重ゲーミングアプリも、最高画質設定で快適にプレイ可能
- 長持ちするバッテリー
- 実用的なカメラ性能
- 音圧の強いステレオスピーカー
- 性能に対して比較的リーズナブルな価格
悪かった点
- エッジディスプレイの必要性はあまり感じられない
- 高負荷での長時間利用時に多少発熱する
以上の通り、原神やパイモンが好きな方であれば、まさに必需品と言っても過言ではない限定版となっている。
ハード・ソフトの両面でパイモンモチーフのデザインを楽しむことができ、コラボの本気具合が伺える。
そしてスマホ自体の性能も実に優れており、最高画質設定の原神を快適なパフォーマンスでプレイすることが可能だ。
カメラ性能も実用的なレベルで、バッテリーも持ちも良い。普通のスマホとしてもレベルの高いモデルとなっている。
現状では中々入手しづらいモデルだが、原神やパイモンファンの方は、是非海外サイトメインで在庫をチェックすると良いだろう。
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