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『OnePlus Ace 5 Pro』レビュー、Snapdragon 8 Elite搭載、AnTuTu260万点超えのハイエンドスマホ

レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。理系大学院修了。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

2024年12月26日(木)、OnePlus(ワンプラス)は同ブランドの最新スマートフォン『OnePlus Ace 5シリーズ』を中国国内向けに正式発表した。

OnePlus Ace 5シリーズには「OnePlus Ace 5」「OnePlus Ace 5 Pro」の2モデルが用意。中国向けの公式サイトではすでに予約受付が開始されており、2024年12月31日(火)より発送開始。

なお、グローバル市場向けには、2025年1月にカメラとバッテリーの仕様が若干変更された「OnePlus 13R」としてリリースされる予定とのこと。

今回、提携先より『OnePlus Ace 5 Pro』(16GB + 256GBモデル・中国版)を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。

▼OnePlus Ace 5 Pro

OnePlus Ace 5 Proのアイコン画像

OnePlus Ace 5 Pro | 一加 Ace 5 Pro 潜航黑 16GB+512GB 官方标配
OnePlus
項目 OnePlus Ace 5 Pro
カラー グレー系、ホワイト系、パープル系
OS ColorOS 15(Android 15ベース)
ディスプレイ 6.78インチ LTPO AMOLED
解像度 1264×2780
リフレッシュレート 最高120Hz
ピーク輝度 1,600nits
CPU(SoC) Snapdragon 8 Elite オクタコアプロセッサー
RAM 12GB / 16GB LPDDR5X
ストレージ 256GB / 512GB / 1TB UFS 4.0
SIMカード デュアルnanoSIMサポート
マイクロSDカード 非対応
認証機能 顔認証、指紋認証(画面内)
カメラ フロント:16MP(f/2.4)
リア:50MP(f/1.8メイン)+8MP(f/2.2)超広角+2MP(f/2.4)マクロ
スピーカー デュアルステレオスピーカー内蔵
バッテリー 6,100mAh(100W有線急速充電サポート)
通信規格 Wi-Fi 7(802.11 a/b/g/n/ac/)
Bluetooth 5.4
NFC
VoLTE
対応バンド 2G GSM:850/900/1800MHz
3G WCDMA:1/4/5/6/8/19
4G LTE FDD:1/3/4/5/8/18/19/26/28A/66
4G LTE TDD:34/38/39/40/41/42/48
5G:n1/n3/n5/n8/n28A/n38/n40/n41/n48/n66/
n77/n78/n79/n80/n81/n83A/n84/n89
位置測位 GPS (L1+L5), GLONASS (G1), BDS (B1I+B1c+B2a), GALILEO (E1+E5a), QZSS (L1+L5)
搭載ポート USB Type-C 2.0
防水防塵規格 IP65
本体サイズ 161.72×75.77×8.14mm
本体重量 通常版:約203g
セラミック版:約217g

OnePlus Ace 5 proのスペック説明画像

「OnePlus Ace 5 Pro」にはグレー系、ホワイト系、パープル系の3つのカラーバリエーションが存在。通常版に加えて、セラミック素材が使用された高級感のあるセラミックエディションを含め、以下の6モデルが用意されている。

モデル RAM/ストレージ 価格
OnePlus Ace 5 Pro 12GB / 256GB 3,399元(約73,000円)
16GB / 256GB 3,699元(約80,000円)
12GB / 512GB 3,999元(約86,000円)
16GB / 512GB 4,199元(約90,000円)
OnePlus Ace 5 Pro
(セラミック)
16GB / 512GB 4,299元(約93,000円)
16GB / 1TB 4,699元(約101,000円)

※価格は1元 = 21.60円換算(2024.12.26時点)

OnePlus Ace 5 Proの筐体デザイン

OSは最新のColorOS 15(Android 15ベース)を搭載。

6.78インチ LTPO AMOLEDディスプレイを搭載。1264×2780解像度と最高120Hzのリフレッシュレートに対応しており、美しく滑らかな映像を楽しめる。ピーク輝度は1,600nits。

▼薄ベゼルを採用したスタイリッシュなデザイン。

OnePlus Ace 5 Proのディスプレイ仕様

筐体サイズは161.72×75.77×8.14mm、重量は通常版:約203g、セラミックエディション:約217gであり、十分携行性に優れている。IP65等級の防水・防塵仕様。

CPU(SoC)には、OnePlus Ace 5よりも強力な最新の「Snapdragon 8 Elite オクタコアプロセッサー」を採用。12GB / 16GB LPDDR5X RAMを搭載し、eスポーツ競技端末の基準に基づいたスペックを備えている。

Snapdragon 8 Elite オクタコアプロセッサー

「原神」向けに最適化されており、平均フレームレート59.9fpsを維持することが可能。

最新のゲーミング技術「Fengchi Gaming Core」を採用することで、高負荷のゲームでも持続的に安定したパフォーマンスを提供。長時間プレイ時でもフレームドロップが生じないとのこと。

「原神」向けに最適化

ゲーム専用に設計された技術により、長時間のプレイでも120fps・1080p解像度を維持。最高1.5Kの高解像度で没入感のある映像体験を楽しむこともできる。

120fps・1080p解像度を維持可能

そしてOnePlus Ace 5 Proには「eスポーツWi-FiチップG1」が搭載されており、電波が弱い環境でも安定した接続を維持し、オンラインゲームでの遅延を最小限に抑えることが可能となっています。

また、専用の低遅延エンジンを搭載し、リアルタイムの応答性を向上。204mの超長距離Wi-Fi接続を実現し、大きな家や広い施設内でも、安定したゲームプレイを楽しめる。

eスポーツWi-FiチップG1搭載

まさにプロ仕様と言っても過言ではない設計がなされており、オンラインゲームやeスポーツなどの場面で、その真価を発揮できるだろう。

ストレージは256GB / 512GB / 1TB UFS 4.0を用意。マイクロSDカードの挿入には対応していない。

顔認証に加えて画面内指紋認証にも対応しており、利便性は抜群だ。

NFCに対応するほか、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、5Gなどの高速通信規格の数々にも対応。

OnePlus Ace 5 Proの対応通信規格

前面に16MP(f/2.4)フロントカメラを搭載。背面には50MP(f/1.8メイン)+8MP(f/2.2)超広角+2MP(f/2.4)マクロの3眼構成カメラを搭載。優れた写真撮影性能を実現している。

OnePlus Ace 5 Proの搭載カメラ仕様

6,100mAh大容量バッテリーを内蔵。長時間の連続使用、および短時間での充電が可能だ。100W有線急速充電をサポートしており、15分で55%、35分で100%のバッテリー充電が可能とのこと。

OnePlus Ace 5 proのバッテリー仕様

▼『OnePlus Ace 5』のレビュー記事はコチラ

OnePlus Ace 5レビューのメイン画像
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製品本体および付属品

▼外箱の様子

外箱の様子

箱を開けた様子

▼内容物をすべて取り出した様子

内容物一覧

内容物一覧は以下の通り。

【内容物一覧】

  • OnePlus Ace 5本体
  • 電源アダプタ
  • USB Type-Cケーブル
  • ユーザーマニュアル
  • スマホケース
  • SIMカードピン

▼付属の電源アダプタ

電源アダプタ

電源アダプタの仕様表記

▼スマホ本体の外観。6.78インチの大きめなディスプレイを搭載したスタイリッシュな外観。

OnePlus Ace 5 Proの外観-正面

▼正面中央には16MP(f/2.4)フロントカメラが内蔵。

フロントカメラ

▼背面の様子。

OnePlus Ace 5 Proの外観-背面

▼背面には50MP(f/1.8メイン)+8MP(f/2.2)超広角+2MP(f/2.4)マクロの3眼構成リアカメラを搭載。

リアカメラ

▼本体サイズは161.72×75.77×8.14mmとやや大きめだが、持ち運びには十分に適したサイズ感。重量は約203g。

OnePlus Ace 5 Proを手に持つ様子-正面

▼今回のレビュー時にはグレー系色を使用している。

OnePlus Ace 5 Proを手に持つ様子-背面

▼背面の手触りはサラサラしており、見た目的にも質感的にも高級感がある。指紋や手脂などの汚れが目立ちづらい点もGOOD。

背面素材の確認

厚みは8.14mm。ポケット等に入れて持ち運んでも支障にならないだろう。

OnePlus Ace 5 Proを手に持つ様子-側面横向き

OnePlus Ace 5 Proを手に持つ様子-側面縦向き

続いて、インターフェースについて見ていく。

▼本体右側面。電源ボタン音量調節ボタンが搭載。

スマホ右側面の様子

▼左側面にはアラートスライダーが用意。

スマホ左側面の様子

▼上部の様子。

スマホ上部の様子

▼下部にはカードスロットType-Cポートスピーカー穴が用意。

スマホ下部の様子

▼付属のピンでカードスロットを開き、デュアルnanoSIMカードの挿入が可能。マイクロSDカードの挿入には対応していない。

カードスロットを開いた様子

以上の通り、必要最低限のポート類のみが用意された、シンプルなデザインとなっている。

指紋認証・顔認証に対応

本製品は画面内指紋認証および顔認証に対応している。

指紋登録の様子

▼スムーズな指紋認証が可能。

指紋認証の様子

いずれの認証精度も優れており、複数の認証方法を選択できる点は嬉しい。

スマホケースが付属

本製品は専用スマホケースがパッケージに付属する。

専用スマホケース

特にデザイン性にこだわらないのであれば、そのままメインケースとしても十分使い続けられる品質だ。

▼スマホケースを装着した様子

スマホケースを装着した様子-正面

スマホケースを装着した様子-背面

スマホケースを装着した様子-上部

スマホケースを装着した様子-下部

▼ケース装着時、ケース中腹部の高さはディスプレイとほぼ同じレベルになるが、四隅がやや出っ張った形状となっている。

スマホケースを装着した様子-手前視点

▼地面にディスプレイ側から落としてしまった場合でも、画面に直接衝撃が加わるのを防げるようになっている。

スマホケースを装着した様子-真横上部

スマホケースを装着した様子-真横下部

AnTuTuベンチマークテスト

本機について、スマホ・タブレット端末の性能を測ることのできる『AnTuTuベンチマークテスト』を実施してみた。

▼Android端末におけるAnTuTuベンチマークテストの実施方法はコチラを参照

AnTuTuベンチマークテストを行う方法のトップ画像
Android端末でAnTuTuベンチマークテストを行う超簡単な方法(2025年時点)

2024年12月26日追記 記事内容を最新の状態に更新しました。 スマートフォン・タブレットなどのモバイル端末のスペック(スコア)を計測することのできるツールとして、『AnTuTu Benchmark ...

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結果として、約267万点のスコアを記録することが出来た。

AnTuTuベンチマークテスト結果

▼AnTuTuベンチマークテストの評価スコア目安値(2025年1月時点
性能区分 総合スコア 性能の目安
スマホ タブレット
エントリー 30万点~50万点 20万点~40万点 基本的な操作や軽量アプリの使用に適している
ミッドレンジ 50万点~80万点 40万点~70万点 普段使いの操作、一般的なアプリ、軽めのゲームに快適に対応
上位ミッドレンジ 80万点~120万点 70万点~100万点 重めのアプリや3Dゲームもある程度快適に動作
ハイエンド 120万点~150万点 100万点~120万点 高負荷な作業(動画編集、最新3Dゲーム)にも対応でき、スムーズなマルチタスクが可能
フラッグシップ 150万点~170万点 120万点~140万点 最先端の性能を備え、最新ゲームやAI処理、マルチメディア作業に最適
ウルトラハイエンド 170万点~ 140万点~ ゲーミング専用機並みの性能。最大限のパフォーマンスが必要なコンテンツや今後リリースされる最新アプリケーションに対応可能

さすがは「Qualcomm Snapdragon 8 Elite」を搭載しているだけあって、非常に優れたスコア結果となった。Snapdragon 8 Gen 3を搭載した下位モデル『OnePlus Ace 5』の210万点という記録を50万点以上も上回った。なお、同じくSnapdragon 8 Eliteを搭載する『OnePlus 13』は約285万点を記録している。

ウルトラハイエンドと言って差支えのないモデルだ。eスポーツ競技端末の基準に基づいたスペックを備えており、本格的なゲーミングも快適にこなせるだろう。

▼これまでにレビューしたスマホ&タブレットのベンチマークスコア一覧はこちら

スマホ&タブレットのAnTuTuベンチマークスコアまとめページのトップ画像
【2025年最新】スマホ&タブレットのAnTuTuベンチマークスコアまとめ(実測値)

更新履歴 2025年1月10日(金):ベンチマーク表に検索機能を実装しました。 本ページでは、当サイト「TikGadget(ティックガジェット)」でこれまでレビューしてきたスマートフォンやタブレットを ...

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それでは以下からは、実際に使用した感想について紹介していく。

1264×2780解像度・120Hzリフレッシュレートの美しく滑らかな描画

ゲーム動画再生画面

本機のディスプレイは1264×2780解像度、最高120Hzの高リフレッシュレートに対応しており、美しく滑らかな映像を楽しむことが可能だ。

▼リフレッシュレートは設定アプリより切り替えることができる。

リフレッシュレート設定画面

また解像度に関しても切り替えることが可能だ。

▼シーンごとに最適な映像を出力する機能も用意。

解像度設定画面

ウェブサイト閲覧時も、細かい文字まで明瞭に表示され見やすい。高リフレッシュレート描画のおかげで、ページスクロールもなめらかで心地よい。

ウェブサイト閲覧の様子

▼LTPO AMOLEDディスプレイの深みのある色合いが非常に綺麗で、ゲームや映画、アニメなどでもカラフルな映像を楽しめる。

ゲームプレイ画面

ゲーミングや映像視聴をメイン目的にスマホの購入を検討している方でも、満足度の高い体験が可能だろう。

▼なお、「カラーブースト」や「画像シャープナー」などの画質向上項目も用意されている。

カラーブースト設定画面

画像シャープナー設定画面

あらゆる作業を快適にこなせる性能

ウェブサイト閲覧の様子1

本機のパフォーマンスを確認すべく、ウェブサイト閲覧時・動画視聴時の動作感について検証した。

▼今回のレビュー時には中国版を使用しているが、インターフェース言語は日本語も選択可能であった。

言語選択画面

ウェブブラウジングは基本的に快適であり、画像が多めのサイトや、処理の重いサイトであっても スムーズに閲覧できた。

▼ほとんどのウェブサイトが一瞬で表示される。画像やスクリプトの読み込みが多いサイトでもスピーディに読み込まれ、ストレスなく閲覧できる。

ウェブサイト閲覧の様子2

また、YouTubeやネットフリックスなどの動画サイトを閲覧した場合においても、スピーディかつ滑らかな動画再生が可能であった。

▼最高画質設定の美しい映像を、スムーズに視聴できる。

ゲーム動画視聴画面2

ゲーム動画視聴画面3

▼発色も良好。アニメから実写映画まで、満足度の高い映像体験が可能だ。

アニメ動画視聴画面

なお、当然のごとくWidevineはL1サポートとなっており、Amazon PrimeビデオやHuluなどのサイトにおいて高画質設定の映像を楽しめる。

Widevine確認画面

また、必要に応じて最大12GBまでの仮想RAM拡張が可能となっている。

RAM拡張設定画面

以上の通り、ウェブサイト閲覧や動画視聴などの一般的なスマホ利用に関しては、何の問題もなく快適に行うことができた。

スピーカー音質は良好

スピーカー音質確認の様子

本機のスピーカーについて、音質を確認してみた。

▼音質確認の様子

本製品は下部にデュアルステレオスピーカーを内蔵しており、そこそこ音圧の強い、迫力のあるサウンドを楽しめる。

低音の響きこそ弱めなものの、中~高音域に関しては非常にクリアに響き渡る。一方で、スピーカー穴が下部のみに用意されているため、音に立体感は無い。ボリュームを上げれば、そこそこ強い音圧で迫力のあるサウンドを楽しめた。

全体的な音質としては、そこそこ良好と言えるレベルだ。普通にアニメや映画を視聴したり、音声通話を行うぶんには全く支障はないだろう。

▼なお、設定よりサウンド効果のプロファイルを変更することも可能だ。

サウンド効果のプロファイル設定画面

▼「Holo Audio」機能も用意。

Holo Audio機能使用画面

実用的なカメラ性能

本機に搭載されているカメラの性能について確認した。

▼実際にフロント(前面)カメラで撮影した写真。

フロントカメラに関して、画質は実に良好であり、全体的に明るく、ヒトの輪郭から表情までクリアに映し出すことが出来ていた。発色も自然で肉眼で見た場合に近い。

激しく動いても気になるレベルの残像は発生しないため、見づらさを感じることもかなった。

自撮りだけでなく、ウェブ会議や授業など、オンライン通話用途に利用しても問題のない品質だ。

▼リア(背面)カメラで撮影した画像。

リアカメラでぬいぐるみを撮影した写真

リアカメラでぬいぐるみを撮影した写真-ズーム

リアカメラで観葉植物を撮影した写真

リアカメラで観葉植物を撮影した写真-ズーム

▼屋外撮影(1倍)

リアカメラで屋外を撮影した写真-1倍

▼屋外撮影(5倍)

リアカメラで屋外を撮影した写真-5倍

▼屋外撮影(10倍)

リアカメラで屋外を撮影した写真-10倍

▼屋外撮影(20倍)

リアカメラで屋外を撮影した写真-20倍

▼屋外撮影(広角)

リアカメラで屋外を撮影した写真-広角

以上の通り、50MP(f/1.8メイン)+8MP(f/2.2)超広角+2MP(f/2.4)マクロの3眼構成リアカメラを搭載していることもあり、近景から遠景にいたるまで明瞭で美しい写真を撮影できた。

さすがに20倍ズーム時には輪郭が多少ぼやけるものの、10倍程度までであれば、十分にクッキリとした輪郭で遠方の被写体を捉えることが可能であった。

旅行や記念撮影用のカメラとしても十分に活用できる品質となっている。

アラートスライダーが便利

本製品は左側面にアラートスライダーを搭載しており、着信音モード、マナーモード、振動モードを瞬時に切り替えることができる。

▼スライダーを切り替えるだけで、各種モードを瞬時に切り替え可能。

アラートスライダーを切り替えた様子

▼バイブモード

バイブモード

▼着信音鳴動モード

着信音鳴動モード

▼サイレントモード

サイレントモード

会議などの大切な場面や、映画鑑賞時などの際に、サイレントモードへ瞬時に切り替えることができるのは便利だ。

ゲーミング性能の確認

本機を用いて各種ゲームアプリを遊んだ際のパフォーマンスについても確認していく。

なお、各アプリにおいてゲーミングパフォーマンスを確認する際は、後述するゲーミング向け機能において、「High frame rate」をオンにした状態でプレイしている。

High frame rate設定画面

『統合版マインクラフト(旧PE)』プレイ時

まずは『統合版マインクラフト(旧PE)』の場合について。

ワールドを作成して実際にプレイしてみたが、スムーズで快適に操作することが出来た。

▼チャンク読み込み時にも全く重さを感じない。

マインクラフトプレイの様子1

マインクラフトプレイの様子3

▼処理の重くなりがちなバイオームでも、フレームレート低下やカクつきを感じることは無かった。

マインクラフトプレイの様子2

マインクラフトプレイの様子4

▼フレームレートは常時60fps前後安定でプレイできていた。

マインクラフトプレイ時のフレームレート確認画面

クリエイティブやサバイバル、またはマルチサーバーに参加した際などにも、パフォーマンスは非常に安定しており終始スムーズなゲーミングが可能であった。

多くのアドオンを導入したり、友人らと多人数マルチサーバーに参加した場合でも、スムーズな動作を実現することが出来るだろう。

『PUBG』プレイ時

続いて『PUBG』の場合について。

まずグラフィッククオリティに関しては、現時点で最高設定の『ウルトラHDR』を選択できた。

▼フレーム設定はウルトラを選択可能。

PUBGの画質設定画面

実際に試合に参加してみたが、大人数のプレイヤーが密集する場所においても、処理落ちやカクつきなどはまったく生じず、終始快適なゲームプレイが可能であった。

▼近くのテクスチャから遠くの風景まで、美しく描画される。

PUBGのプレイ画面3

PUBGのプレイ画面4

▼激しく動き回っても、ラグやフレームレート低下などを感じることはほとんどなかった。

PUBGのプレイ画面2

PUBGのプレイ画面5

▼滑らかな描画で鮮明なゲームプレイが可能。鮮明な描画で遠方も索敵しやすい。

PUBGのプレイ画面1

PUBGのプレイ画面6

▼現時点で最高設定の『ウルトラHDR』でも、フレームレートは常時80fps前後安定でプレイできていた。

PUBGのフレームレート確認画面-ウルトラHDR

▼画質設定を「スムーズ」に、フレーム設定を「Ultra Extreme」に設定した場合は、90fps前後でプレイすることが可能であった。

PUBGの画質設定画面-スムーズ

PUBGのフレームレート確認画面-スムーズ

この通り、『PUBG』に関しても十分に満足度の高いゲームプレイが可能であった。

『原神』プレイ時

続いて "激重" ゲームとしても有名な『原神』の場合について。

非常に重いゲームアプリとして有名な『原神』であるが、本機では全く問題なくスムーズにプレイすることが可能であった。

原神プレイ画面6

▼画質設定はデフォルト状態で "" に設定されており、デバイス負荷は "スムーズ" の状態。

原神の画質設定画面-高

▼画質設定を "最高" まで上げるとデバイス負荷も高まるが、依然としてスムーズな動作が可能であった。

原神の画質設定画面-最高

▼ゲーミングPC並みの高品質グラフィック&高リフレッシュレートで原神を遊べる。

原神プレイ画面1

原神プレイ画面4

▼激しく動いた場合や戦闘時でも、カクつきや操作遅延を感じることはほとんどなかった。

原神プレイ画面2

原神プレイ画面5

▼後述するゲーミング向け機能において、「HyperRendering」から「High frame rate」をオンにした状態であれば、 "最高" 画質設定でも90fps前後安定の非常にスムーズなパフォーマンスで原神をプレイすることができた。

原神のフレームレート確認画面

最新のゲーミング技術「Fengchi Gaming Core」を採用することで、高負荷のゲームでも持続的に安定したパフォーマンスを提供。長時間プレイ時でもフレームドロップは一切確認できなかった。

『原神』クラスの激重ゲームでもこれだけ快適に遊べるのであれば、大抵のゲームアプリはスムーズに動作するだろう。さすがはeスポーツ競技端末の基準に基づいたスペックを備えているだけある。

また、専用の低遅延エンジンを搭載し、リアルタイムの応答性を向上。204mの超長距離Wi-Fi接続を実現し、大きな家や広い施設内でも、安定したゲームプレイを楽しめるようにもなっている。

ゲーミングスマホとしての運用に最適なモデルだと言える。

なお、そしてOnePlus Ace 5 Proには「eスポーツWi-FiチップG1」が搭載されており、電波が弱い環境でも安定した接続を維持し、オンラインゲームでの遅延を最小限に抑えることが可能となっている。これにより通信面でも優位に立つことができるとのことだが、同価格帯の他モデルでオンラインゲームをプレイした場合と比較して、体感的にはそこまでの通信速度の差は感じられなかった。

ゲーミング向け機能が充実

ゲーミング画面を表示させた様子

本製品にはゲーミング向けの機能が豊富に用意されている。

ゲームアプリプレイ時に画面縁をスワイプすると、ゲーミング向けの様々な機能が用意されたウィンドウが出現する。

ゲーミングウィンドウ

▼画面録画や音声変更、着信OFFなど、ゲーム配信向けの機能が非常に充実している。

ゲーミング用機能1

ゲーミング用機能2

ゲーミング用機能3

▼パフォーマンスモードの切り替えも可能。バッテリー残量と相談して調整すると良いだろう。

パフォーマンスモード設定時の様子

▼その他、タッチレスポンスなども切り替えることができる。

タッチレスポンス切替画面

▼快適なゲーミングをアシストするための機能も豊富に用意。

快適なゲーミングをアシストするための機能

本気でゲームに打ち込みたい方でも満足できる、充実したゲーミング機能が備わっている。

長持ちするバッテリー

本製品は6,100mAhの大容量バッテリーを内蔵。100W有線急速充電をサポートしており、わずかな時間であっという間にバッテリー残量を回復できる。

実際に満充電の状態から3~4時間ほどゲームアプリを連続して遊んでみたところ、20~25%ほどしかバッテリーが減っていなかった。

普通にスマホを利用する分には、1~2日ほど充電ケーブルに接続しなくても問題ないだろう。

▼できるだけ長持ちさせたい場合は、バッテリーモードを切り替えると良い。

バッテリーモード切替画面

そして本製品は100W有線急速充電をサポートしており、15分で55%、35分で100%のバッテリー充電が可能。数十分間の充電で一気にバッテリーを回復できる点も、実用性の高さに貢献している。

スマホ充電の様子

ただ個人的には、できればワイヤレス充電にも対応してほしかった。

発熱は特に気にならない

この手の高性能ハイエンドスマホは、長時間利用し続けていると筐体が激しく発熱する問題を抱えたモデルが多い傾向にある。

実際、Snapdragon 8 Gen 3を搭載した下位モデル『OnePlus Ace 5』は、高負荷なゲームアプリを長時間連続してプレイした場合、筐体背面が高熱をもつことがあった。

一方で『OnePlus Ace 5 Pro』の場合、高負荷の長時間連続使用時でも筐体背面がややあったかくなる程度であり、心配になるほどの熱をもつことはなかった。

▼わずかに温かみを感じる程度。

スマホの発熱確認

熱によるパフォーマンスへの影響も体感できなかった。

安心して、長時間のゲーミングに打ち込めるハイエンドスマホとなっている。

『OnePlus Ace 5 Pro』のまとめ

OnePlus Ace 5 Proのアイコン画像

今回紹介した『OnePlus Ace 5 Pro』について、特徴をまとめると以下の通りだ。

良かった点

  • スタイリッシュかつ高級感のあるデザイン
  • スピーディな指紋認証
  • AnTuTuベンチマーク約267万点のハイパフォーマンス
  • 鮮明な描画を楽しめるLTPO AMOLEDディスプレイ
  • 原神を最高画質設定で、90fps前後安定でスムーズにプレイ可能
  • 優れたカメラ性能
  • アラートスライダーが便利
  • ゲーミング向けの機能が充実
  • 100W急速充電サポート
  • 長持ちするバッテリー
  • 長時間連続使用時の発熱は気にならない

悪かった点

  • ワイヤレス充電に非対応

以上の通り、AnTuTuベンチマーク約267万点のハイパフォーマンスを発揮し、ゲーミング専用端末としての運用にも適した、ウルトラハイエンドスマートフォンとなっている。

筐体デザインはスタイリッシュで高級感もあり、所有感を感じられるだろう。パッケージにスマホケースが同梱されており、購入後すぐに本格的なスマホ利用を開始できる点もGOOD。

Snapdragon 8 Elite オクタコアプロセッサーを搭載することで、あらゆる作業を快適にこなせる優れたパフォーマンスを発揮。120Hz高リフレッシュレートをサポートすることで、ページスクロール時も滑らかで目に優しい。

50MP(f/1.8メイン)+8MP(f/2.2)超広角+2MP(f/2.4)マクロの3眼構成リアカメラの品質も良好。近景からそこそこの遠景まで、クッキリと捉えることができた。

ゲーミングに関しても、原神レベルの激重ゲームを最高画質設定でプレイした場合でも、90fps前後安定で快適に遊ぶことができた。ゲーミング向けの機能が充実している点も嬉しい。

そして下位モデル『OnePlus Ace 5』でデメリットとして挙げていた発熱の問題が、『OnePlus Ace 5 Pro』では解消されており、安心して長時間のゲーミングに打ち込めるようになっている。

一方で、できればワイヤレス充電にも対応してほしかった。ワイヤレス充電にすっかり慣れた身としては、いちいちケーブルに接続する手間がメンドクサイ。

何はともあれ、現時点では最高クラスの性能を備えたモデルだと言える。ゲーミング専用スマホとしての使用にもうってつけだろう。

高負荷ゲームアプリを最高画質でスムーズに遊びたい方、本気でトップランカーを目指してゲームに打ち込みたい方には、ぜひオススメしたい一品だ。

OnePlus Ace 5 Pro | 一加 Ace 5 Pro 潜航黑 16GB+512GB 官方标配
OnePlus

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『BougeRV CR Pro CH 25L ポータブル保温冷蔵庫』レビュー、保温・保冷の両方が可能なコンパクトかつ大容量モデル
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『EarFun Air Pro 4』レビュー、Snapdragon Sound対応の高コスパなワイヤレスイヤホン
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レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。理系大学院修了。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

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