2024年12月26日(木)、OnePlus(ワンプラス)は同ブランドの最新スマートフォン『OnePlus Ace 5シリーズ』を中国国内向けに正式発表した。
OnePlus Ace 5シリーズには「OnePlus Ace 5」「OnePlus Ace 5 Pro」の2モデルが用意。中国向けの公式サイトではすでに予約受付が開始されており、2024年12月31日(火)より発送開始。
なお、グローバル市場向けには、2025年1月にカメラとバッテリーの仕様が若干変更された「OnePlus 13R」としてリリースされる予定とのこと。
今回、提携先より『OnePlus Ace 5』(16GB + 256GBモデル・中国版)を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。
▼OnePlus Ace 5
項目 | OnePlus Ace 5 |
カラー | グレー系、ホワイト系、グリーン系 |
OS | ColorOS 15(Android 15ベース) |
ディスプレイ | 6.78インチ LTPO AMOLED |
解像度 | 1264×2780 |
リフレッシュレート | 最高120Hz |
ピーク輝度 | 1,600nits |
CPU(SoC) | Snapdragon 8 Gen 3 オクタコアプロセッサー |
RAM | 12GB / 16GB LPDDR5X |
ストレージ | 256GB / 512GB / 1TB UFS 4.0 |
SIMカード | デュアルnanoSIMサポート |
マイクロSDカード | 非対応 |
認証機能 | 顔認証、指紋認証(画面内) |
カメラ | フロント:16MP(f/2.4) リア:50MP(f/1.8メイン)+8MP(f/2.2)超広角+2MP(f/2.4)マクロ |
スピーカー | デュアルステレオスピーカー内蔵 |
バッテリー | 6,415mAh(80W有線急速充電サポート) |
通信規格 | Wi-Fi 7(802.11 a/b/g/n/ac/) Bluetooth 5.4 NFC VoLTE |
対応バンド | 2G GSM: 850/900/1800MHz 2G CDMA: BC0 3G WCDMA: 1/4/5/6/8/19 4G LTE FDD:1/3/4/5/8/18/19/26/28A/66 4G LTE TDD: 34/38/39/40/41/42/48 5G: n1/n3/n5/n8/n28A/n38/n40/n41/n48/n66/n77/n78 |
位置測位 | GPS (L1+L5), GLONASS (G1), BDS (B1I+B1c+B2a), GALILEO (E1+E5a), QZSS (L1+L5) |
搭載ポート | USB Type-C 2.0 |
防水防塵規格 | IP65 |
本体サイズ | 161.72×75.77×8.02mm |
本体重量 | 通常版:約206g セラミック版:約223g |
「OnePlus Ace 5」にはグレー系、ホワイト系、グリーン系の3つのカラーバリエーションが存在。通常版に加えて、セラミック素材が使用された高級感のあるセラミックエディションを含め、以下の6モデルが用意されている。
モデル | RAM/ストレージ | 価格 |
OnePlus Ace 5 |
12GB / 256GB | 2,299元(約49,000円) |
16GB / 256GB | 2,499元(約54,000円) | |
12GB / 512GB | 2,799元(約60,000円) | |
16GB / 512GB | 2,999元(約65,000円) | |
OnePlus Ace 5 (セラミック) |
16GB / 512GB | 3,099元(約67,000円) |
16GB / 1TB | 3,499元(約75,000円) |
※価格は1元 = 21.60円換算(2024.12.26時点)
最も基本的な構成のモデル(12GB+256GB)で価格は2,299元(約49,000円)から購入可能。比較的リーズナブルな価格設定となっている。
OSは最新のColorOS 15(Android 15ベース)を搭載。
6.78インチ LTPO AMOLEDディスプレイを搭載。1264×2780解像度と最高120Hzのリフレッシュレートに対応しており、美しく滑らかな映像を楽しめる。ピーク輝度は1,600nitsです。
▼薄ベゼルを採用したスタイリッシュなデザイン。
筐体サイズは161.72×75.77×8.02mm、重量は通常版:約206g、セラミックエディション:約223gであり、十分携行性に優れている。IP65等級の防水・防塵仕様。
CPU(SoC)には「Snapdragon 8 Gen 3 オクタコアプロセッサー」を採用。12GB / 16GB LPDDR5X RAMを搭載し、一般的なスマホ用途はもちろん、本格的なゲーミング利用にも対応できる性能を備えている。
「原神」向けに最適化されており、平均フレームレート59.9fpsを維持することが可能。
最新のゲーミング技術「Fengchi Gaming Core」を採用することで、高負荷のゲームでも持続的に安定したパフォーマンスを提供。長時間プレイ時でもフレームドロップが生じないとのこと。
また、「AIネットワーク強化技術」や、12本のアンテナがゲーム中の信号安定性を確保する技術などにより、ゲーミングネットワーク性能が最適化。通信面でも優位に立つことができるとのこと。
ストレージは256GB / 512GB / 1TB UFS 4.0を用意。マイクロSDカードの挿入には対応していない。
顔認証に加えて画面内指紋認証にも対応しており、利便性は抜群だ。
NFCに対応するほか、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、5Gなどの高速通信規格の数々にも対応。
前面に16MP(f/2.4)フロントカメラを搭載。背面には50MP(f/1.8メイン)+8MP(f/2.2)超広角+2MP(f/2.4)マクロの3眼構成カメラを搭載。優れた写真撮影性能を実現している。
6,415mAh大容量バッテリーを内蔵。長時間の連続使用、および短時間での充電が可能だ。さらに80W有線急速充電をサポートしており、スピーディにバッテリーを回復できる。
製品本体および付属品
▼外箱の様子。本レビューでは中国版を使用している。
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- OnePlus Ace 5本体
- 電源アダプタ
- USB Type-Cケーブル
- ユーザーマニュアル
- スマホケース
- SIMカードピン
▼付属の電源アダプタ
▼スマホ本体の外観。6.78インチの大きめなディスプレイを搭載したスタイリッシュな外観。
▼正面には16MP(f/2.4)フロントカメラが内蔵。
▼背面の様子。
▼背面には50MP(f/1.8メイン)+8MP(f/2.2)超広角+2MP(f/2.4)マクロの3眼構成リアカメラが搭載。
▼本体サイズは161.72×75.77×8.02mmとやや大きめだが、持ち運びには十分に適したサイズ感と重量。
▼今回のレビュー時にはホワイト系色を使用している。
▼背面の手触りはサラサラしており、見た目的にも質感的にも高級感がある。指紋や手脂などの汚れが目立ちづらい点もGOOD。
厚みは8.02mm。ポケット等に入れて持ち運んでも支障にならないだろう。
▼鈍い光沢を見せる、金属素材の筐体側面。
続いて、インターフェースについて見ていく。
▼本体右側面。電源ボタンと音量調節ボタンが搭載。
▼左側面にはアラートスライダーが用意。
▼上部の様子。
▼下部にはカードスロット、Type-Cポート、スピーカー穴が用意。
▼付属のピンでカードスロットを開き、デュアルnanoSIMカードの挿入が可能。マイクロSDカードの挿入には対応していない。
以上の通り、必要最低限のポート類のみが用意された、シンプルなデザインとなっている。
指紋認証・顔認証に対応
本製品は画面内指紋認証および顔認証に対応している。
▼スムーズな指紋認証が可能。
いずれの認証精度も優れており、複数の認証方法を選択できる点は嬉しい。
スマホケースが付属
本製品は専用スマホケースがパッケージに付属する。
特にデザイン性にこだわらないのであれば、そのままメインケースとしても十分使い続けられる品質だ。
▼スマホケースを装着した様子
AnTuTuベンチマークテスト
本機について、スマホ・タブレット端末の性能を測ることのできる『AnTuTuベンチマークテスト』を実施してみた。
▼Android端末におけるAnTuTuベンチマークテストの実施方法はコチラを参照
-
Android端末でAnTuTuベンチマークテストを行う超簡単な方法(2025年時点)
2024年12月26日追記 記事内容を最新の状態に更新しました。 スマートフォン・タブレットなどのモバイル端末のスペック(スコア)を計測することのできるツールとして、『AnTuTu Benchmark ...
続きを見る
結果として、約211万点のスコアを記録することが出来た。
▼AnTuTuベンチマークテストの評価スコア目安値(2025年1月時点)
性能区分 | 総合スコア範囲 | 性能の目安 |
---|---|---|
エントリーモデル | 300,000~ 500,000 | 基本的な操作や軽量アプリの使用に適している |
ミッドレンジモデル | 500,000~ 800,000 | 普段使いの操作、一般的なアプリ、軽めのゲームに快適に対応 |
上位ミッドレンジモデル | 800,000~ 1,200,000 | 重めのアプリや3Dゲームもある程度快適に動作 |
ハイエンドモデル | 1,200,000~ 1,500,000 | 高負荷な作業(動画編集、最新3Dゲーム)にも対応でき、スムーズなマルチタスクが可能 |
フラッグシップモデル | 1,500,000~ 1,700,000 | 最先端の性能を備え、最新ゲームやAI処理、マルチメディア作業に最適 |
ウルトラハイエンドモデル | 1,700,000~ | ゲーミング専用機並みの性能。最大限のパフォーマンスが必要なコンテンツや今後リリースされる最新アプリケーションに対応可能 |
さすがは「Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3」を搭載しているだけあって、リーズナブルな価格に対して非常に高いスコアを記録できた。ウェブサイト閲覧や動画視聴はもちろん、『原神』などの激重ゲームアプリでも問題なく快適に遊べるだろう。
価格的にはミドルクラスだが、スコア的にはハイエンドと言って差支えないだろう。仕事や動画視聴はもちろん、ゲーミング用のスマホを探している方にも幅広くオススメできるモデルである。
それでは以下からは、実際に使用した感想について紹介していく。
1264×2780解像度・120Hzリフレッシュレートの美しく滑らかな描画
本機のディスプレイは1264×2780解像度、最高120Hzの高リフレッシュレートに対応しており、美しく滑らかな映像を楽しむことが可能だ。
▼リフレッシュレートは設定アプリより切り替えることができる。
また解像度に関しても切り替えることが可能だ。
▼シーンごとに最適な映像を出力する機能も用意。
ウェブサイト閲覧時も、細かい文字まで明瞭に表示され見やすい。高リフレッシュレート描画のおかげで、ページスクロールもなめらかで心地よい。
▼LTPO AMOLEDディスプレイの深みのある色合いが非常に綺麗で、ゲームや映画、アニメなどでもカラフルな映像を楽しめる。
ゲーミングや映像視聴をメイン目的にスマホの購入を検討している方でも、満足度の高い体験が可能だろう。
あらゆる作業を快適にこなせる性能
本機のパフォーマンスを確認すべく、ウェブサイト閲覧時・動画視聴時の動作感について検証した。
▼今回のレビュー時には中国版を使用しているが、インターフェース言語は日本語も選択可能であった。
ウェブブラウジングは基本的に快適であり、画像が多めのサイトや、処理の重いサイトであっても スムーズに閲覧できた。
▼ほとんどのウェブサイトが一瞬で表示される。
▼画像やスクリプトの読み込みが多いサイトでもスピーディに読み込まれ、ストレスなく閲覧できる。
また、YouTubeやネットフリックスなどの動画サイトを閲覧した場合においても、スピーディかつ滑らかな動画再生が可能であった。
▼最高画質設定の美しい映像を、スムーズに視聴できる。
▼発色も良好。アニメから実写映画まで、満足度の高い映像体験が可能だ。
なお、当然のごとくWidevineはL1サポートとなっており、Amazon PrimeビデオやHuluなどのサイトにおいて高画質設定の映像を楽しめる。
また、必要に応じて最大12GBまでの仮想RAM拡張が可能となっている。
以上の通り、ウェブサイト閲覧や動画視聴などの一般的なスマホ利用に関しては、何の問題もなく快適に行うことができた。
スピーカー音質は十分良好
本機のスピーカーについて、音質を確認してみた。
▼音質確認の様子
本製品は下部にデュアルステレオスピーカーを内蔵しており、そこそこ音圧の強い、迫力のあるサウンドを楽しめる。
低音こそ響かないものの、中~高音域に関しては実にクリアに響き渡る。一方で、スピーカー穴が下部のみに用意されているため、音に立体感は無い。
全体的な音質としては、そこそこ良好と言えるレベルだ。普通にアニメや映画を視聴したり、音声通話を行うぶんには全く支障はないだろう。
▼なお、設定よりサウンド効果のプロファイルを変更することも可能だ。
実用的なカメラ性能
本機に搭載されているカメラの性能について確認した。
▼実際にフロント(前面)カメラで撮影した写真。
フロントカメラに関して、画質は実に良好であり、全体的に明るく、ヒトの輪郭から表情までクリアに映し出すことが出来ていた。発色も自然で肉眼で見た場合に近い。激しく動いても気になるレベルの残像は発生しないため、見づらさを感じることもかなった。
自撮りだけでなく、ウェブ会議や授業など、オンライン通話用途に利用しても問題のない品質だ。
▼リア(背面)カメラで撮影した画像。
▼屋外撮影(1倍)
▼屋外撮影(5倍)
▼屋外撮影(10倍)
▼屋外撮影(20倍)
▼屋外撮影(広角)
以上の通り、50MP(f/1.8メイン)+8MP(f/2.2)超広角+2MP(f/2.4)マクロの3眼構成リアカメラを搭載していることもあり、近景から遠景にいたるまで明瞭で美しい写真を撮影できた。さすがに20倍ズーム時には輪郭が多少ぼやけるものの、10倍程度までであれば、十分にクッキリとした輪郭で遠方の被写体を捉えることが可能であった。
▼マクロカメラを搭載することで接写撮影性能にも優れており、サボテンの棘一本一本までをクリアに映し出すことができていた。
さすがに以前レビューした同ブランドのハイエンド機種「OnePlus 13」ほどとは言えないものの、本製品もリーズナブルな価格に対して、十分に優れた撮影性能を備えていると言える。
旅行や記念撮影用のカメラとしても十分に活用できる品質となっている。
アラートスライダーが便利
本製品は左側面にアラートスライダーを搭載しており、着信音モード、マナーモード、振動モードを瞬時に切り替えることができる。
▼スライダーを切り替えるだけで、各種モードを瞬時に切り替え可能。
▼バイブモード
▼着信音鳴動モード
▼サイレントモード
会議などの大切な場面や、映画鑑賞時などの際に、サイレントモードへ瞬時に切り替えることができるのは便利だ。
ゲーミング性能の確認
本機を用いて各種ゲームアプリを遊んだ際のパフォーマンスについても確認していく。
なお、各アプリにおいてゲーミングパフォーマンスを確認する際は、後述するゲーミング向け機能において、「High frame rate」をオンにした状態でプレイしている。
『統合版マインクラフト(旧PE)』プレイ時
まずは『統合版マインクラフト(旧PE)』の場合について。
ワールドを作成して実際にプレイしてみたが、スムーズで快適に操作することが出来た。
▼チャンク読み込み時にも全く重さを感じない。
▼処理の重くなりがちなバイオームでも、フレームレート低下やカクつきを感じることは無かった。
▼フレームレートは常時60fps前後安定でプレイできていた。
クリエイティブやサバイバル、またはマルチサーバーに参加した際などにも、パフォーマンスは非常に安定しており終始スムーズなゲーミングが可能であった。
多くのアドオンを導入したり、友人らと多人数マルチサーバーに参加した場合でも、スムーズな動作を実現することが出来るだろう。
『PUBG』プレイ時
続いて『PUBG』の場合について。
まずグラフィッククオリティに関しては、現時点で最高設定の『ウルトラHDR』を選択できた。
▼フレーム設定はウルトラを選択可能。
実際に試合に参加してみたが、大人数のプレイヤーが密集する場所においても、処理落ちやカクつきなどはまったく生じず、終始快適なゲームプレイが可能であった。
▼近くのテクスチャから遠くの風景まで、美しく描画される。
▼激しく動き回っても、ラグやフレームレート低下などを感じることはほとんどなかった。
▼滑らかな描画で鮮明なゲームプレイが可能。鮮明な描画で遠方も索敵しやすい。
▼現時点で最高設定の『ウルトラHDR』でも、フレームレートは常時80fps前後安定でプレイできていた。
▼画質設定を「スムーズ」に、フレーム設定を「Ultra Extreme」に設定した場合は、上限の120fps前後でプレイすることが可能であった。
この通り、『PUBG』に関しても十分に満足度の高いゲームプレイが可能であった。
『原神』プレイ時
続いて "激重" ゲームとしても有名な『原神』の場合について。
非常に重いゲームアプリとして有名な『原神』であるが、本機では全く問題なくスムーズにプレイすることが可能であった。
▼画質設定はデフォルト状態で "高" に設定されており、デバイス負荷は "スムーズ" の状態。
▼画質設定を "最高" まで上げるとデバイス負荷も高まるが、依然としてスムーズな動作が可能であった。
▼ゲーミングPC並みの高品質グラフィック&高リフレッシュレートで原神を遊べる。
▼激しく動いた場合でもカクつきや操作遅延を感じることはほとんどなかった。
▼ "最高" 画質設定でも、60fps前後安定の非常にスムーズなパフォーマンスで原神をプレイすることができた。
最新のゲーミング技術「Fengchi Gaming Core」を採用することで、高負荷のゲームでも持続的に安定したパフォーマンスを提供。長時間プレイ時でもフレームドロップは一切確認できなかった。
『原神』クラスの激重ゲームでもこれだけ快適に遊べるのであれば、大抵のゲームアプリはスムーズに動作するだろう。
ゲーミングスマホとしての運用にも適していると言える。
なお、本製品は「AIネットワーク強化技術」や、12本のアンテナがゲーム中の信号安定性を確保する技術などにより、ゲーミングネットワーク性能が最適化。これにより通信面でも優位に立つことができるとのことだが、同価格帯の他モデルでオンラインゲームをプレイした場合と比較して、体感的にはそこまでの通信速度の差は感じられなかった。
ゲーミング向け機能が充実
本製品にはゲーミング向けの機能が豊富に用意されている。
ゲームアプリプレイ時に画面縁をスワイプすると、ゲーミング向けの様々な機能が用意されたウィンドウが出現する。
▼画面録画や音声変更、着信OFFなど、ゲーム配信向けの機能が非常に充実している。
▼パフォーマンスモードの切り替えも可能。バッテリー残量と相談して調整すると良いだろう。
▼その他、タッチレスポンスなども切り替えることができる。
本気でゲームに打ち込みたい方でも満足できる、充実したゲーミング機能が備わっている。
長持ちするバッテリー
本製品は6,415mAhmAhの大容量バッテリーを内蔵。80W有線急速充電をサポートしており、わずかな時間であっという間にバッテリー残量を回復できる。
実際に満充電の状態から3~4時間ほどゲームアプリを連続して遊んでみたところ、20%ほどしかバッテリーが減っていなかった。
普通にスマホを利用する分には、1~2日ほど充電ケーブルに接続しなくても問題ないだろう。
▼できるだけ長持ちさせたい場合は、バッテリーモードを切り替えると良い。
そして本製品は80W有線急速充電をサポートしており、数十分間の充電で一気にバッテリーを回復できる点も、実用性の高さに貢献している。
ただ、個人的にはワイヤレス充電にも対応してほしかった。
発熱がやや気になる
この手の高性能ハイエンドスマホは、長時間利用し続けていると筐体が激しく発熱する問題を抱えたモデルが多い傾向にある。
本製品の場合も、一般的なスマホ利用時には問題ないが、高負荷なゲームアプリを長時間連続してプレイした場合、筐体背面が高熱をもつことがあった。
▼極端な高熱ではないが、やや心配になるほどの熱が生じることがある。
熱によるパフォーマンスへの影響は体感できないものの、充電しながら高負荷作業を行うなどの扱い方は避けた方が良いだろう。
『OnePlus Ace 5』のまとめ
今回紹介した『OnePlus Ace 5』について、特徴をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- スタイリッシュかつ高級感のあるデザイン
- スピーディな指紋認証
- AnTuTuベンチマーク約211万点のハイパフォーマンス
- 鮮明な描画を楽しめるLTPO AMOLEDディスプレイ
- 原神も60fps前後安定でスムーズにプレイ可能
- 優れたカメラ性能
- アラートスライダーが便利
- ゲーミング向けの機能が充実
- 性能の高さに対して、比較的リーズナブルな価格
悪かった点
- 高負荷連続使用時の発熱がやや気になる
- ワイヤレス充電に非対応
以上の通り、下位モデルであれば日本円で5万円前後で購入できるにもかかわらず、非常に優れたパフォーマンスを発揮する高コスパスマホとなっている。
筐体デザインはスタイリッシュで高級感もあり、価格以上の所有感を感じられるだろう。パッケージにスマホケースが同梱されており、購入後すぐに本格的なスマホ利用を開始できる点もGOOD。
Snapdragon 8 Gen 3 オクタコアプロセッサーを搭載することで、あらゆる作業を快適にこなせる優れたパフォーマンスを発揮。6.78インチ LTPO AMOLEDディスプレイの発色は良好。120Hz高リフレッシュレートをサポートすることで、ページスクロール時も滑らかで目に優しい。
3眼構成リアカメラの品質も良好。近景からそこそこの遠景まで、クッキリと捉えることができた。
ゲーミングに関しても、原神レベルの激重ゲームを最高画質設定でプレイした場合でも、60fps前後安定で快適に遊ぶことができた。最新のゲーミング技術「Fengchi Gaming Core」を採用することで、高負荷のゲームでも持続的に安定したパフォーマンスを提供。長時間プレイ時でもフレームドロップは一切確認できなかった。
ゲーミング向けの機能が充実している点も嬉しい。
一方で、できればワイヤレス充電にも対応してほしかった。ワイヤレス充電にすっかり慣れた身としては、いちいちケーブルに接続する手間がメンドクサイ。
そして、高負荷連続使用時の発熱がやや気になる。熱によるパフォーマンスへの影響は感じられないものの、充電しながら高負荷作業を行うなどの扱い方は避けた方が良いだろう。
何はともあれ、価格以上のクオリティを実現できている高性能スマホだと言える。メインスマホとして、もしくはゲーミング専用端末としての運用にも十分に耐えうるモデルだ。
できるだけコストを抑えつつ、ゲーミングも快適にこなせる性能を備えたAndroidスマホを探しているのであれば、現時点で間違いなく選択肢の一つに入れても良いモデルだ。
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