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『OPPO Reno7 A』レビュー | 全体的にバランスの取れた実用的なミドルレンジスマホ

2022-06-24

レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。理系大学院修了。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

OPPO(オッポ:中国)は、2022年6月に、シリーズ累計130万台の出荷台数を誇るReno Aシリーズの最新モデルである『OPPO Reno7 A』を発売した。

OPPO Reno A シリーズは、OPPOを代表する人気機種であり、OPPOユーザーのみならず多くのスマホ愛好家が新モデルの登場を待ち望んでいたシリーズだ。

今回、提携先より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基に『OPPO Reno7 A』をレビューしていきたいと思う。

全体的にバランスの取れた実用的なミドルレンジスマホ

今回紹介する『OPPO Reno7 A』は、ミドルレンジに位置づけられるOPPO Renoシリーズの最新モデルだ。

発売開始時点で6GB RAM+128GBストレージ搭載の1モデルのみが用意されており、価格は4万円ほど。サブスマホの購入を検討している方にも手を出しやすい価格帯ではないだろうか。

ブランド OPPO
モデル名 Reno7 A
ディスプレイサイズ 6.4インチ
解像度 2,400×1,080(FHD+)
リフレッシュレート 最高90Hz
OS ColorOS 12(Android 11準拠)
CPU(SoC) Snapdragon 695 5G オクタコアプロセッサー
RAM 6GB
ストレージ 128GB
SIMカード nanoSIM+eSIM対応
マイクロSDカード 対応(最大1TBまで)
搭載カメラ インカメラ:約1,600万画素
アウトカメラ:[広角] 約4,800万画素 (F値1.7)[超広角] 約800万画素 (F値2.2 / 画角120°)[マクロ] 約200万素 (F値2.4)
生体認証 指紋認証・顔認証
バッテリー容量 4,500mAh
対応通信規格 Bluetooth:5.1
Wi-Fi: IEEE 802.11 a/b/g/n/ac
防水・防塵規格 IPX8/IP6X
本体サイズ 約73.4 × 159.7 × 7.6mm
本体重量 約175g

約73.4 × 159.7 × 7.6mm、約175gという軽量かつコンパクトな筐体サイズで、メイン・サブスマホの両方に適した利便性の高さを実現している。

▼手触りのよい筐体素材には、ミドルレンジモデルながら高級感も感じられる。

ディスプレイには6.4インチの有機ELを採用。従来機種と比べてより深みのある色合いを楽しめるようになっている。解像度は2,400×1,080(FHD+)、リフレッシュレートは最高90Hzに対応。

CPU(SoC)にはSnapdragon 695 5G オクタコアプロセッサーを、RAMは6GB搭載しており、大抵の作業を快適にこなせる性能を擁している。

ストレージは128GBを用意。マイクロSDカードの挿入に対応しており、最大1TBの拡張が可能だ。

通信規格はBluetooth、Wi-Fiをはじめ、nanoSIM+eSIM対応(デュアルSIM)の挿入に対応。国内の主要バンドによる5G通信を行うことが可能だ。

そして おサイフケータイ(FeliCa)にも対応しており、『OPPO Reno7 A』を持参するだけで様々な支払いをスムーズに済ませることも可能だ。

防水・防塵規格はIPX8/IP6Xに対応。対候性にも優れている。

そして筐体前面には16メガピクセルのフロントカメラを、背面には3眼構成のアウトカメラ(48メガピクセル広角 + 8メガピクセル超広角 + 2メガピクセルマクロ)を搭載しており、旅行先での記念撮影はもちろん、オンライン授業やウェブ会議などの用途にも活用できるカメラ品質である。

スリム化と軽量化を果たした一方で、バッテリー容量は旧モデル(4,000mAh)より向上した4,500mAhであり、急速充電にも対応しているため、より快適な長時間利用が可能となっている。

このように、4万円前後のミドルレンジモデルの中でも、格段に実用性の高いスマホとなっている

製品本体および付属品

▼外箱の様子

▼内容物をすべて取り出した様子

内容物一覧は以下の通り。

【内容物一覧】

  • スマートフォン本体
  • スマホケース
  • クイックガイド
  • 安全ガイド
  • カードスロット開閉用ピン

▼クイックガイドと安全ガイドは、日本語に完全対応している。

▼スマホの外観。6.4インチディスプレイを搭載した、シンプルかつスタイリッシュなデザイン

▼前面上部には16メガピクセルのフロントカメラを内蔵。

▼背面の様子。今回のレビューでは "ドリームブルー" カラーの筐体を使用している。

▼背面上部には3眼構成のアウトカメラ(48メガピクセル広角 + 8メガピクセル超広角 + 2メガピクセルマクロ)が搭載されている。

▼カメラ横には "おさいふケータイ" のアイコンが確認できる。

▼約73.4 × 159.7 × 7.6mmの筐体サイズはちょうど手に馴染む大きさであり、手触りも良く持ちやすい。

▼筐体の四隅は滑らかなカーブを描いている。

▼筐体側面はマットな質感でサラサラしており、多少の高級感もある。

▼背面もサラサラした手触りが心地よく、指紋や手油など、汚れが目立ちづらい点がGOOD。

▼カメラ部分は薄く、邪魔に感じない。

▼iPhone XR(画像右)と並べた様子。OPPO Reno7 Aの方が縦に一回り大きい。

▼厚みはiPhone XR(画像右)と同程度。

本体重量は約175gと軽く、旧モデル(Reno5 A)と比べても7gほど軽量化されている。

厚みはわずか7.6mmと非常に薄い。ポケットなどに入れて持ち運んでも邪魔に感じないだろう。

続いて、インターフェースについて紹介していく。

▼本体右側面。電源ボタンが搭載。

▼本体左側面。カードスロット音量調節ボタンが搭載。

▼付属のピンを用いてスロットを開き、nanoSIM+eSIMのデュアルSIM、および最大1TBまでのマイクロSDカードの挿入が可能だ。

▼本体上部の様子

▼本体下部の様子。3.5mmイヤホンジャックType-Cポート、およびスピーカーが内蔵。

全体的に必要最低限のインターフェースのみが搭載された、シンプルでスタイリッシュな印象を受けるデザインとなっている。

指紋認証・顔認証に対応

本製品は指紋認証および顔認証に対応している。

複数の認証方法を選択できる点は嬉しい。

スマホケースが付属

なお、本製品にはスマホケースが付属している。

▼実際に装着した様子

ケースの質は中々良く、そのままメインケースとして利用しても支障のないレベルとなっている。

AnTuTuベンチマークテスト

本機について、スマホ・タブレット端末の性能を測ることのできる『AnTuTuベンチマークテスト』を実施してみた。

▼Android端末におけるAnTuTuベンチマークテストの実施方法はコチラを参照

Android端末でAnTuTuベンチマークテストを行う超簡単な方法(2023年時点)

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結果として、約38.5万点のスコアを記録することが出来た。

スコア的にはミドル級の性能と言えるだろう。ウェブサイト閲覧や動画視聴はもちろん、『原神』などの激重ゲームアプリでも問題なく快適に遊ぶことのできる性能の高さだ。

仕事や動画視聴、ゲーミング用のスマホを探している方にもオススメできるモデルである。GPUスコアも十分に高いため、処理の重い3Dゲームアプリでもスムーズに動作するだろう。

それでは以下からは、実際に使用した感想について紹介していく。

FHD+・90Hzの美しく滑らかな有機ELディスプレイ

本機のディスプレイは 2,400×1,080(FHD+)解像度、最高90Hzの高リフレッシュレートに対応しており、美しく滑らかな映像を楽しむことが可能だ。

▼リフレッシュレートは設定アプリより切り替えることが出来る。

▼ウェブサイト閲覧時も、細かい文字まで明瞭に表示され見やすい。ページスクロールもなめらかで心地よい。

▼有機ELディスプレイの深みのある色合いが非常に綺麗で、ゲームや映画、アニメなどでもカラフルな映像を楽しめる。

▼90Hzの高リフレッシュレートで描画される映像は滑らかで、ストレスなく操作できる。

ゲーミングや映像視聴をメイン目的にスマホの購入を検討している方でも、満足度の高い体験が可能だろう。

優れた指紋認証機能

本製品は顔認証に加えて、画面内指紋認証に対応している。

▼指紋認証機構がディスプレイ内に一体化された。

この認証制度がかなり良く、登録済みの指をサッとかざすだけであっという間にロックを解除することが出来た。

▼実際に指紋認証している様子

コロナ禍においては、マスクを装着した状態で顔認証を行うより、指紋認証の方がスピーディかつストレスのない方法だと言えるだろう。

大抵の作業を快適にこなせる性能

本機のパフォーマンスを確認すべく、ウェブサイト閲覧時・動画視聴時の動作について検証した。

ウェブブラウジングは基本的に快適であり、画像が多めのサイトや、処理の重いサイトであっても スムーズに閲覧することが出来た。

▼ほとんどのウェブサイトが一瞬で表示される。

また、YouTubeやネットフリックスなどの動画サイトを閲覧した場合においても、スピーディかつ滑らかな動画再生が可能であった。

▼高画質設定の美しい映像を、スムーズに視聴することが出来る。

▼アニメから実写映画まで、満足度の高いカラフルな映像体験が可能。

以上の通り、ウェブサイト閲覧や動画視聴といった一般的なスマホ用途に関しては、何の問題もなく快適に行うことが出来た。

サウンド品質はまあまあ良い

本機のスピーカーについて、音質を確認してみた。

本製品は下部にスピーカーを1基内蔵しているのみだが、予想以上に音圧が強く、クリアなサウンドを楽しむことが出来た。

低音こそ響きが悪いものの、中~高音域に関しては明瞭に響くため、映画やアニメ視聴時において、セリフを聞き取る分には全く問題ないだろう。

ただし音に立体感はないため、ゲームなどで立体的なサウンドを楽しみたい場合は、別途イヤホン等の利用をオススメする。

高品質フロント・リアカメラ

また、本機に搭載されていカメラについても確認した。

▼実際にフロント(前面)カメラで撮影した画像。

フロントカメラに関して、画質は概ね良好であり、全体的に明るく、ヒトの輪郭から表情までクリアに映し出すことが出来ていた。

発色も自然で肉眼で見た場合に近い。激しく動いても気になるレベルの残像は発生しないため、見づらさを感じることもかなった。

自撮りだけでなく、ウェブ会議や授業など、オンライン通話用途に利用しても問題のない品質だ。

▼リア(背面)カメラで撮影した画像。

▼広角撮影時

▼1倍撮影時

▼2倍撮影時

▼5倍撮影時

▼屋外撮影(1倍)

▼屋外撮影(5倍)

背面カメラについても、フロントカメラ以上に鮮明で美しい写真を撮影することが可能であった。発色も良く、肉眼で見た場合に近い色合いを実現している。

上画像を見ても分かる通り、遠景から近景、広角まで、明瞭に撮影することができた。

旧モデル(Reno5 A)と比べると、細かな部分でやや解像度が荒く感じる点もあるが、そこまで気になるレベルではない。

旅行や記念撮影用のカメラとしても十分に活用できる品質だろう。

ゲーミング性能の確認

最後に、本機を用いて各種ゲームアプリを遊んだ際のパフォーマンスについても確認していく。

『PUBG』プレイ時

まずは『PUBG』の場合について。

まずグラフィッククオリティに関しては『HD』までを選択することが出来た。

実際に試合に参加してみたが、大人数のプレイヤーが密集する場所においても、処理落ちやカクつきなどはほとんど生じず、終始快適なゲームプレイが可能であった。

▼近くのテクスチャから遠くの風景まで、美しく描画される。

▼激しく動き回っても、ラグやフレームレート低下などを感じることはほとんどなかった。90Hz高リフレッシュレートのおかげで、全体的に動きが滑らかに描画される

『統合版マインクラフト(旧PE)』プレイ時

続いて『統合版マインクラフト(旧PE)』の場合について。

ワールドを作成して実際にプレイしてみたが、スムーズで快適に操作することが出来た。

▼チャンク読み込み時にも全く重さを感じない。

▼処理の重くなりがちな森林バイオームでも、フレームレート低下やカクつきを感じることは無かった。

クリエイティブやサバイバル、またはマルチサーバーに参加した際などにも、パフォーマンスは非常に安定しており終始スムーズなゲーミングが可能であった。

多くのアドオンを導入したり、友人らと多人数マルチサーバーに参加した場合でも、スムーズな動作を実現することが出来るだろう。

以上の通り、『PUBG』や『マインクラフト』レベルのゲームアプリであれば、ほとんど問題なく快適に遊べることが確認できた。

『原神』プレイ時

最後に "激重" ゲームとしても有名な『原神』の場合について。

非常に重いゲームアプリとして有名な『原神』であるが、本機ではスムーズにプレイすることが可能であった。

▼画質設定はデフォルト状態で "" に設定されており、デバイス負荷は "スムーズ" の状態。

▼画質設定を "" まで上げるとデバイス負荷も高まるが、依然としてスムーズな動作が可能であった。

さすがに画質設定を中以上に上げると顕著なフレームレート低下が発生するが、中画質でも十分に綺麗な映像でゲームを楽しむことが可能だ。

▼美しく滑らかな描画で原神を楽しめる。

▼激しく動いた場合でもカクつきや遅延を感じることはほとんどなかった。

『原神』クラスの激重ゲームでもこれだけ快適に遊べるのであれば、大抵のゲームアプリはスムーズに動作するだろう。

以上の通り、ゲーミング用途にも活用できるほどのパフォーマンスを発揮するスマホとなっている。

ゲームプレイ時に便利な機能が用意

ちなみに本製品には、ゲームプレイに便利な機能がいくつか用意されている。

▼ゲームプレイ中に表示されるアイコンをスワイプすることで、フォーカスモードやパフォーマンス切替などを利用できる。

▼画面録画やボイスチェンジャーなど、スマホを用いたストリーミング配信を行う場合に役立つ機能も用意されている

長持ちするバッテリー

本製品には4,500mAhの大容量バッテリーが内蔵されており、これは旧モデルと比べて500mAhも向上した値だ。

実際に満充電の状態から3時間ほどゲームアプリを連続して遊んでみたところ、20%ほどしかバッテリーが減っていなかった。

普通にスマホを利用する分には、1~2日ほど充電ケーブルに接続しなくても問題ないだろう。

また、本製品は18W PD 2.0急速充電に対応しており、約30分で40%まで充電することが可能。少しの充電時間で一気にバッテリーを回復できる点も実用性の高さを向上させていると言えるだろう。

一方で、ワイヤレス充電(Qi)に非対応な点がやや残念だ。

『OPPO Reno7 A』のまとめ

今回紹介した『OPPO Reno7 A』について、特徴をまとめると以下の通りだ。

良かった点

  • 軽量かつコンパクトな筐体
  • スタイリッシュで若干の高級感もあるデザイン
  • リーズナブルな価格に対して実用的なスペック構成
  • 大抵の作業を快適にこなせる性能
  • 原神クラスのゲームアプリもスムーズにプレイ可能
  • 高品質カメラ
  • 音圧の強いモノスピーカー
  • 優れた指紋認証精度

悪かった点

  • 旧モデルと比べてカメラ性能は若干ダウン
  • ワイヤレス充電に非対応
  • サウンドが立体感に欠ける

以上の通り、4万円前後という価格帯に対して、全体的にバランスの取れたスペック構成となっており、実用性の高いスマートフォンであると言える。

デュアルSIMの挿入が可能なほか、おサイフケータイにも対応しており、サブスマホどころかメインスマホとしても十分に活用できるだろう。

有機ELディスプレイの発色は実にカラフルで美しく、ウェブブラウジングからゲームプレイ、動画視聴まで満足度の高い体験が可能であった。立体感は欠けるものの、モノスピーカーによるサウンドの質も良好だ。

カメラはフロント・リアのいずれに関しても優れており、記念撮影、オンライン通話など幅広い用途に活用できる。

このコンパクトな筐体サイズに対して、4,500mAhの大容量バッテリーを実装できた点も見事だ。ただ、個人的にはワイヤレス充電に対応してほしかったところだが。

何はともあれ、4万円前後の価格帯で使えるスペックのスマホを探しているのであれば、『OPPO Reno7 A』は選択肢の1つとして間違いなくオススメできるモデルだと言える。

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