世界市場、特にヨーロッパ、アフリカ、アジアで多くのモバイルデバイスをリリースしてきたBlackviewと、その姉妹ブランドであるOSCALは、共同で2024年1月に大容量バッテリー内蔵のスーツケース型ポータブル電源『OSCAL PowerMax 3600』を発表した。
3,600 Whの大容量バッテリーを内蔵。AC端子やUSB端子による出力に対応するほか、家庭用コンセント、ソーラーパネル、自家用車からの給電も可能であり、アウトドアな場面だけでなく、地震や台風などの災害時に大活躍してくれる蓄電池となっている。
また、筐体後部には車輪を備えており、手持ち部分を延長することでスーツケースのように持ち運ぶことも可能。非常用電源として、一家に一台は用意しておきたい製品だ。
2024年1月10日(水)より資金調達サイト「Indiegogo」にてクラウドファンディングが開始。最安値1,799ドル(約26万円)での購入が可能となる。
ブランド | Blackview, OSCAL |
モデル名 | PowerMax 3600 |
バッテリー容量 | 3,600 Wh |
バッテリー種別 | リン酸鉄リチウム(LiFePO4) |
耐用充電サイクル | 約3,500回以上まで、元容量の80%を保持 |
再充電時間 | AC入力:約1.96時間 DCソーラー入力:約2.25時間 DCカーチャージ:約30時間 AC入力+DCソーラー入力:約1.2時間 AC入力+DCカーチャージ:約1.86時間 |
インバータータイプ | 純正弦波 |
サージ電力 | 7,200W |
出力 | ・AC出力 (最高3,600W)×4 ・USB-A 12W ×1 ・USB-A 18W ×3 ・USB-C 100W ×2 ・Anderson 378W ×1 ・DC 5521 36W ×2 ・シガーソケット 120W ×1 |
入力 | ・ACアダプター(最高2,200W) ・ソーラーチャージ(最高1,600W) ・カーチャージ(最高120W) |
アプリ操作 | 対応(WiFi & Bluetooth経由) |
稼働音 | 最大62dB |
安全認証 | PSE / METI / IEC |
保管温度 | -10℃~45℃ |
保証期間 | 4年間 |
LEDライト | 搭載(SOSモード対応) |
本体サイズ | 590×350×441mm |
本体重量 | 約44.45kg |
▼公式紹介動画
今回は本製品について、プレリリース資料よりスペックや特徴について分かりやすく紹介していく。
頑丈なポータブル電源への初の試み
『OSCAL PowerMax 3600』は、最大0.8メートルの垂直落下に耐えうる強化されたABS+PC素材で設計されており、落下に対する心配を軽減する。特定の固体粒子の侵入と水の垂直な飛沫を効果的に防ぐため、湿った湖の端からほこりっぽい建設現場まで、過酷な環境でも問題なく使用できる。アラスカの氷河から広大なサハラ砂漠まで、-20°C ~ 55°Cの環境下でも影響を受けることはない(理想的な使用温度は-10°Cから45°Cです)。
照明用のLEDライトを内蔵しており、SOSモードを含む5つの点灯モードを搭載。モールス信号を使用して多くの情報を遠方へ届けることも出来る。
拡張性に富んだデザイン
『OSCAL PowerMax 3600』はバッテリーパックを多数台連結(最大15台まで)することで、3.6kWh ~ 57.6kWhまで容量を拡張できる。大容量であるにもかかわらず、ハンドルと車輪を備えたスーツケースのようなデザインのおかげで、ユーザーは持ち運び時に多くの手間を省くことができる。
RV(レクリエーション用車両)用途や災害等の緊急時に最適であり、停電が発生した場合でも、計14個の出力端子を備えているため、家族のすべての充電ニーズを満たすことができる。
高速UPS切替対応の長寿命バッテリー
『OSCAL PowerMax 3600』には頑丈で長持ちするLiFePO4(リチウム鉄リン酸塩)バッテリーセルが採用されている。このバッテリーは安全性が高く、8重の保護機能を備えたバッテリーマネジメントシステム(BMS)が含まれているため、潜在的な問題も迅速に対処できる。
もし電力網がダウンした場合でも、24時間365日稼働する無停電電源供給(UPS)システムが、わずか5ミリ秒以内に切り替わり、常に安定して電力を供給し続ける。
複数の充電方法に対応、わずか約57分で最大80%のバッテリーを充電可能
一般的なAC充電、ソーラー充電、車充電、それらを複合したデュアル充電といった充電方法をはじめとする、さまざまなエネルギーシステムに対応している。これには、EV充電ステーション、ガス発電機、鉛蓄電池、そして太陽光、風力、水力などのエコフレンドリーでコストゼロのエネルギー源が含まれている。
PV(太陽光発電)とAC入力を組み合わせると、3,600Wの速度で0%から80%のSOC(状態充電)まで、わずか0.96時間(約57分)で充電を完了できる。
環境とユーザーに優しいインターフェースデザイン
本製品は大型のLCDディスプレイを搭載しており、読みやすいフォントサイズを採用しているため画面表示が見やすい。操作用に親指サイズのボタンを採用し、リモートコントロール用にスマホ向けアプリも用意している。
ガス発電機とは異なり、有害な排気ガスを排出せず、最大62dB(1.5メートルの距離)の静かな動作音を実現しており、周囲に迷惑をかけることもないため、狭い空間でも使用できるようになっている。
資金調達サイトIndiegogoにてクラウドファンディング実施
以上の通り、非常用電源として、一家に一台は用意しておきたいスーツケース型のポータブル電源となっている。
2024年1月10日(水)より資金調達サイト「Indiegogo」にてクラウドファンディングが開始。最安値1,799ドル(約26万円)での購入が可能となる。
バッテリーパック、トロリー、ソーラーパネル、車充電ケーブル、AC充電ケーブルなどの追加アクセサリーも用意されます。ボーナス特典もお見逃しなく。
現時点で、日本の購入者には4年間の保証が提供されることが確認できる。アフターサービスについては、support@blackview.hkに連絡することが可能だ。
アウトドアや災害対策用の蓄電池を探している方は、ぜひこの機会にIndiegogoのページを覗いてみてはいかがだろうか。
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