数多くのゲーミングコントローラー(ゲームパッド)をリリースしてきたPB Tailsは、フルメタル仕上げの高級感あふれるゲームパッド『CRUSH Metal Silver Ghost』を販売している。
メタル仕上げのしっかりとした重量感と、フィットする握り心地を演出するグリップ感が特徴のモデルであり、満足度の高い所有感を味わえる。
Bluetooth接続時のポーリングレートは500Hzで、低遅延かつ違和感のないプレイフィールを実現。ホールエフェクト式のジョイスティックおよびトリガーを搭載しており、精確性と耐久性を両立するなど、純粋なゲームパッドとしてもクオリティが高いモデルだ。
今回、提携先より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。
メーカー | PB TAILS |
モデル名 | CRUSH Metal Silver Ghost |
モデル番号 | PB-WBC03-GH-EC |
接続方式 | 有線接続(USB Type-C)、ワイヤレス接続(Bluetooth5.0) |
対応モード | X-INPUT/ D-INPUT |
バッテリー容量 | 860mAh |
本体サイズ | 156×103×66.3mm |
本体重量 | 約348g |
バッテリー持続時間 | 最大10時間 |
充電時間 | 約2時間 |
対応デバイス | ニンテンドースイッチ、Windows、Rasberry Pi、iOS、Android、macOS、Steam ※PlayStation, Xboxシリーズには非対応 |
6軸ジャイロセンサー | 搭載 |
RGBライト | 搭載 |
連射機能 | 対応 |
振動機能 | 対応 |
今回紹介する『CRUSH Metal Silver Ghost』は、ホールエフェクト式のジョイスティックとトリガーを採用したフルメタル仕上げのワイヤレスゲームパッドだ。
▼同モデルの比較表。メタル仕様は最上位のモデルとなる。
有線接続(USB Type-C)、ワイヤレス接続(Bluetooth5.0)の2種類の接続方法に対応。
Bluetooth接続時のポーリングレートは500Hzであり、入力遅延を低減した快適なゲームプレイを楽しめる。高級感あふれるフルメタル仕上げのホールエフェクト式ジョイスティックとトリガーを搭載しており、精確性と耐久性を両立。本格的なゲーミングにも活用できるモデルとなっている。
▼全パーツメタル仕上げの高級仕様。
▼ドリフト現象が起きづらい、高精細センサーを搭載。
幅広い互換性を備えており、PC、Steam、Switch、Android、iOS、Raspberry Piなど、様々なデバイスと接続が可能。XinputおよびDirectInputの両規格をワンタッチで切り替えることもできる。
※PlayStationやXboxシリーズには非対応なので注意。
しっかりとした握り心地と安定感を実現する348gの重量。6軸ジャイロを搭載しており、柔軟なモーション制御が可能。振動機能対応で、臨場感あふれるゲームプレイを楽しめる。
860mAhの大容量バッテリーを内蔵しており、最大10時間の連続使用が可能。有線接続にも対応しているため、バッテリーを気にせず使用することも可能だ。
▼RGBライティング対応。様々な点灯パターンを楽しめる。
そのほか、連射機能もサポートするなど、幅広い用途に活用できるゲームパッドだ。
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼ケースの中にゲームパッドや付属品が収まっている。
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- ゲームパッド本体
- 専用ケース
- USB Type-Cケーブル
- クリーニングクロス
- 交換用アナログスティック
- ユーザーマニュアル
▼ユーザーマニュアルは日本語にも対応しているので、扱い方は簡単に理解できる。
▼専用ケースが付属しており、ゲームパッド本体および付属品一式を安全に入れて持ち運べる。
▼交換用アナログスティックが付属。必要に応じて簡単に交換できる。
ゲームパッド本体
▼ゲームパッド本体の外観。フルメタル仕上げで鈍い光沢が綺麗だ。
▼全パーツメタル仕上げの高級仕様。
▼手前側にはRGBライトが仕込まれている。
▼全体的に金属特有の鈍い光沢が見られ、実にスタイリッシュな印象を受ける。
メタル仕上げのしっかりとした重量感と、フィットする握り心地を演出するグリップ感が特徴的で、満足度の高い所有感を味わえる。
今までに数多くのゲームパッドを使用してきたが、これほど見た目と質感的に高級感が感じられるのは珍しい。ゲームパッドの見た目にもこだわりたい方にはうってつけのモデルだと言える。
▼(参考)PS5コントローラー(上)と本製品(下)を並べた様子。
▼(参考)PS5コントローラー(左)と本製品(右)を並べた様子。
PS5コントローラーよりは全長がやや小さめとなっている。
続いて、ゲームパッドのインターフェースについて見ていく。
▼正面には左右のアナログスティックに加えて、十字キー、ABXYボタン、+ボタン、-ボタン、Tボタン、スクリーンショットボタン、ホームボタンが用意。
▼上部の様子。LT/LBトリガー、RT/RBトリガー、ペアリングボタン、モードセレクタースイッチ、Type-Cポートが用意。
このように、スタイリッシュな筐体に必要最低限のボタン類のみが用意されたデザインとなっている。
2種類の接続方法に対応
本製品は有線接続(USB Type-C)、ワイヤレス接続(Bluetooth)に対応しており、いずれの場合もスムーズに接続を完了できる。
有線接続の場合
有線接続を行う場合は、Type-CケーブルでPCやゲーム機などと接続するだけで、利用準備が完了する。
本製品はプラグアンドプレイ対応のため、有線接続すればすぐにゲームパッドを使用できるようになる。
なお、有線接続の場合はゲームパッドに給電しつつ利用できるため、バッテリー残量を心配せずに使用することが可能だ。
Bluetooth接続の場合
Bluetooth接続を行う場合は、まず接続先のデバイスに応じて、上部のモードセレクタースイッチを切り替える。
モードセレクターの選択方法
- ニンテンドースイッチ:モードスイッチ「S」
- Bluetooth 5.0以上をサポートするPC:モードスイッチ「X」
- iOS 13.0以上/Android 9.0以上:モードスイッチ「X」
続いてコントローラー電源をONにした状態で、上部のペアリングボタンを長押しするとペアリングスタンバイ状態に移行する。
すると接続先デバイスのBluetooth画面にゲームパッドが表示されるので、選択すれば接続は完了だ。
なお、複数デバイスとペアリングを完了させた場合、モードセレクタースイッチを切り替えれば接続先をスムーズに切り替えることが可能だ。
▼ニンテンドースイッチにも接続可能。
非常に快適な操作性
実際に『CRUSH Metal Silver Ghost』を用いてゲームをプレイしてみた。
有線接続・ワイヤレス接続に関係なく、操作中に遅延やラグは感じられず、終始スムーズかつストレスのないゲームプレイが可能であった。
▼手に馴染むフォルム。
▼各ボタンの押し心地も心地よく、気持ちの良いゲーミングを楽しむことが可能。
▼実際に操作している様子
ABXYボタンなどを押した際のカチッカチッという音が結構大きい。個人的にはしっかりと操作できている感があり心地良い。
▼シッカリとした押し込み感がある。
ホールセンサースティックは物理的な摩耗が少なく、非常に細かい動きでも正確に検知してくれる。これによりキャラクターや視点の微調整がしやすく、FPSやアクションゲームで特に威力を発揮してくれるだろう。
▼ドリフト現象が起きづらく、耐久性も向上。本格的なゲーミングにも向いている。
▼スティック操作時にセンターに戻る感覚が強く、正確かつ繊細な操作を楽しめる。
LRトリガーも押し込みやすい。引っかかりがなく一定の抵抗を感じられるため、レースゲームやシューティングゲームにおいて微妙な操作が可能となっている。
▼押し込む際の感触が自然で、疲れを感じにくい。長時間のプレイに適している。
多彩なRGBライティングを楽しめる
本製品では、操作ボタン、ホームボタンおよびパッド手前側に内蔵されたRGBライトによる、様々な点灯パターンを楽しめる。
そして点灯色や点灯タイミング、トランジションパターンなどは、Tボタンと各ボタンを組み合わせた操作により、自由に変更することが可能だ。
▼公式の解説動画
点灯色の変更
Tボタン+左スティックの操作で、RGBライトの点灯色を変更できる。
▼点灯色変更の様子
▼気分に応じて様々な点灯色を楽しめる。
また、Tボタンを押し続けた状態でゲームパッドを振ることで、点灯色をランダムで決定することも可能だ。
▼ランダム決定の様子
点灯色の強さの調節
Tボタン+プラスボタン or マイナスボタンの操作で、ライトの点灯の強さを調節できる。
▼点灯の強さを調節する様子
点灯パターンの変更
Tボタン+スクリーンショットボタンの操作で、RGBライトの点灯パターンを変更できる。
点灯パターンは豊富な種類が用意されており、遊ぶゲームの種類に応じて選択しても良いだろう。
▼レーシングモード
▼FPSモード
▼リズムゲームモード
▼ブリージングライトモード
▼フローウィングレインボーモード
連射機能が用意
また、連射機能も用意されている。
▼Tボタンを押しつつ任意のボタンを押すことで、連射機能を付与可能。
Tボタンを押しながらL3ボタンを押すことで、すべての連射設定を解除できる。
長持ちするバッテリー
バッテリーに関して、約10時間は持続する。仮にバッテリー残量が低下した場合でも、有線接続でゲームパッドを使用すれば、充電しつつゲームを楽しむことができる。バッテリー切れをいちいち気にする必要が無い。
ゲームパッドのキャリブレーションが可能
電源をオフにした状態で、Tボタン+ホームボタンを押すことで、ジャイロスコープとスティックの手動キャリブレーションを行うことができる。
操作に違和感を覚えた場合には、キャリブレーションを行うと良いだろう。
『CRUSH Metal Silver Ghost』のまとめ
今回紹介した『CRUSH Metal Silver Ghost』について、特徴をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- 高級感のあるメタリックデザイン
- 心地よい触り心地
- プラグアンドプレイ対応
- 非常に快適な操作性
- 正確な操作を楽しめるホールセンサースティック
- モードセレクタースイッチで接続デバイスを簡単に切り替え可能
- RGBライトの点灯色・パターン・強さを変更可能
- 長時間持続するバッテリー
悪かった点
- PlayStationおよびXboxに非対応
- 一般的なゲームパッドよりややズッシリ感がある
以上の通り、フルメタル仕上げで所有感マシマシなゲームパッドとなっている。
メタリックな筐体デザインには、見た目的にも手触りにも高級感があり、置いてあるだけでも満足度の高い所有感を味わえる。
そしてただ見た目が良いだけでなく、純粋なゲームパッドとしての出来も良好。500Hzポーリングレートにより入力遅延がほとんどないうえ、ホールエフェクト式ジョイスティックとトリガーのおかげで実に精密な操作を楽しめる。本格的なゲーミングにも十分に活用できるレベルだ。
内蔵されているRGBライトの点灯色・パターン・強さも自由にカスタマイズ可能。気分に応じて様々な点灯を楽しめる。
バッテリーも長持ちするため、いちいち充電する手間を省くことができる。有線接続でゲームパッドを使用すれば、充電しつつゲームを楽しむことができる。バッテリー切れをいちいち気にする必要が無い点がGOOD。
他人とはひと味違うゲームパッド(ゲーミングコントローラー)を求めているのであれば、ぜひオススメしたい一品だ。
▼こちらの記事もオススメ
-
2万円台でWQHD・180Hz対応、高コスパ湾曲ゲーミングモニター『KTC H27S17』レビュー
数々のモニターをリリースしてきたKTC社(中国・深圳)は、同ブランドの最新ゲーミングモニターとして『KTC H27S17』をリリースした。 『KTC H27S17』は2024年9月に発表・発売されたば ...
続きを見る
-
『Xiaomi TV A Pro 43 2025』レビュー、圧倒的なコスパを誇る43インチの4Kチューナーレステレビ
中国のXiaomi(シャオミ)は、43インチ・4K解像度の最新チューナーレスTV『Xiaomi TV A Pro 43 2025』をリリースした。 優れたスペックに対して通常価格は税込36,182円と ...
続きを見る