- ゲーミング性能の高いスマホが欲しい!
- 動画視聴からリモートワークまで、あらゆる作業を快適にこなせるスマホを探してる
- だけど高すぎるのはちょっと...
最近ではゲームや動画視聴など、大抵の日常作業をスマートフォンでこなすようになってきた。
そこで上記のような考えでスマホを探している方も多いのではないだろうか?
市場には非常に多くのスマホ機種が出揃っているが、当然スペックの高いものほど高価になるため、高性能モデルには中々手が出しづらいのではないだろうか。
そこで今回は、リーズナブルな価格に対して圧倒的なコスパを発揮する高性能スマホ『POCO X3 GT』について紹介したいと思う。
高コスパスマホの代名詞『POCO X3 GT』
今回紹介する『POCO X3 GT』は、5万円以下という比較的リーズナブルな価格に対して、ウェブサイト閲覧や動画視聴はもちろん、負荷の重いゲームアプリまで快適に遊ぶことの出来る高性能なスペックを擁する機種だ。
ブランド | POCO |
型名 | X3 GT |
ディスプレイサイズ | 6.6インチ |
解像度 | 1080 × 2400 |
OS | MIUI 12.5(Android11準拠) |
CPU | MediaTek Dimensity 1100 オクタコアプロセッサー, 2.6GHz |
RAM | 8GB |
ストレージ | 128GB/256GB |
通信規格 | GPS, Wi-Fi, Bluetooth, LTE |
マイクロSDカード | 非対応 |
SIMカード | 対応 |
カメラ | 前面:6400万画素+800万画素(超広角)+200万画素(深度) 背面: 1600万画素 |
本体サイズ | 163.3mm x 75.9mm x 8.9mm |
本体重量 | 約193g |
『POCO X3 GT』は6.6インチディスプレイを搭載した、やや大きめのスマホだ。Android 11に準拠したOSを搭載しており、一般的なAndroid端末と同様の操作を行うことが可能。
ディスプレイ解像度は1080 × 2400に対応しており、大きめの画面でほぼ2K画質に近い美しい映像を楽しむことができる。
またリフレッシュレートは最大120Hzまで対応しており、実に滑らかな描画を堪能することも可能だ。
▼フレームレス(薄ベゼル)デザインのスタイリッシュな外観
CPUにはMediaTek Dimensity 1100 オクタコアプロセッサーを採用しており、RAM(メモリ)は8GBを搭載。大抵の作業を快適にこなすことの出来る性能を実現している。
ストレージは128GB/256GBの2モデルを用意。いずれも大量のアプリやデータを保存しておくには十分な容量だ。
通信規格はWi-Fi、Bluetooth、GPS、およびSIMカードの挿入にも対応しておりため、日本国内の主要キャリアバンドを利用したLTE回線通信を行うことも可能となっている。
そして何より、前面・背面にはそれぞれ高画質カメラが内蔵されており、デジカメに負けず劣らずの高品質写真を撮影することができる。
▼夜景モードや超広角モードなど、撮影シーンに応じた撮影モードも用意。
このように、リーズナブルな価格に対して実に充実したスペック構成となっている。
出来るだけコストを抑えつつ、高性能なスマホを購入したいと思っている方には非常にうってつけのモデルだ。
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼スマホ本体や付属品一式がスッポリ収まっている。
▼内容物をすべて取り出した様子。
内容物一覧は以下の通りだ。
【内容物一覧】
- スマホ本体
- 説明書一式
- USB Type-Cケーブル
- 充電アダプタ
- スマホケース
- オーディオケーブル変換プラグ
- POCOブランドシール
- カードスロット開閉用ピン
▼説明書は日本語に非対応だが、一般的なスマホと同じ扱い方のため困ることは無いだろう。
▼専用のスマホケースが付属している。
▼スマホ本体の外観。大きな画面に狭ベゼルのスタイリッシュなデザイン。
▼前面には1600万画素の高画質カメラを内蔵。
▼背面の様子。質感はツルツルしており、独特な光沢が見られる。それとなく高級感もある。
▼背面の左上には、6400万画素+800万画素(超広角)+200万画素のカメラを内蔵。
▼『POCO X3 GT』(左)と『iPhone XR』(右)を比較した様子。XRよりも一回り大きいサイズであり、サイズ感的にはiPhone 12 Maxと同程度の大きさ。
▼本体重量は約193グラムと非常に軽い。
▼厚みは約8.9ミリと薄く、ポケットなどに入れて持ち運んでも邪魔に感じることは無いだろう。本体右側面には電源ボタンと音量調節ボタンが用意。
▼本体左側には、カードスロットが用意。
▼付属のピンを用いることでカードスロットを開き、SIMカードの挿入が可能となる。
ただし、本機種はマイクロSDカードの挿入には対応していないので注意したい。
▼本体上部にはスピーカーを内蔵。
▼また、本体下部にもスピーカーが内蔵されているほか、USB Type-Cポートを用意。
このように上下2つのスピーカーが内蔵されていることで、立体的なサウンドを実現している。
▼ちなみに、上述したように本製品には専用のスマホケースが付属している。
▼実際に装着した様子。
▼見た目的には良いが、USBケーブルが挿入しづらくなる等の欠点がある。
ケースとしては最低限の品質であるため、自分好みのケースを別途購入するまでの応急用として利用すると良いだろう。
AnTuTuベンチマークテスト
本機について、スマホ・タブレット端末の性能を測ることのできる『AnTuTuベンチマークテスト』を実施してみた。
▼Android端末におけるAnTuTuベンチマークテストの実施方法はコチラを参照
-
Android端末でAnTuTuベンチマークテストを行う超簡単な方法(2023年時点)
スマートフォン・タブレットなどのモバイル端末のスペック(スコア)を計測することのできるツールとして、『AnTuTu Benchmark』(アンツツ ベンチマーク)というものがあります。 AnTuTuと ...
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結果として、約60万点のスコアを記録することが出来た。
この価格帯で60万点超えは、非常に優れたパフォーマンスを実現できていると言える。
ちなみに高コスパタブレットとして紹介した同価格帯の『ALLDOCUBE iPlay 40 Pro』でも25万点であり、いかに本製品のコスパが優れているかが良く分かる。
ウェブサイト閲覧から動画視聴まで、大抵の作業を快適にこなせるだけのスコアとなっている。
それでは以下からは、実際に使用した感想について紹介していく。
指紋認証の精度が良い
本機の電源ボタン部には指紋認証機構が搭載されており、指紋を登録した指をあてることでロックを解除できる。
▼指を電源ボタンに軽く触れるだけで瞬時に認証が完了。
この指紋認証の精度が実によく、実際に何百回もロックを解除してみたが、一度も失敗することは無かった。
また、カメラ認証とは異なり、暗い場所でも問題なくロックを解除できるためストレスがない。個人的には最も優れた認証方法であると感じた。
2K・120Hzの美しく滑らかな映像
本機のディスプレイは1080 × 2400(2K)解像度、120Hzの高リフレッシュレートに対応しており、実に美しく滑らかな映像を楽しむことが可能だ。
▼ディスプレイの発色も良く、ゲームや映画、アニメなどでもカラフルな映像を楽しめる。
ウェブブラウジングの際は、サイト上の細かな文字まで明瞭に映し出されるため読みやすい。映画やアニメなどでもキレイで迫力のある映像を堪能できたため、ゲーミングや映像視聴目的にスマホの購入を検討している方にもうってつけであると言える。
また本機はデフォルトで60Hzに固定されているが、設定アプリの "ディスプレイ" よりリフレッシュレートを120hzに変更することで、格段に滑らかな描画を楽しめるようになる。
本機を購入した際は、ぜひ最初にリフレッシュレートを切り替えることをオススメしたい。
ほとんどのスマホ用途は快適
本機のパフォーマンスを確認すべく、ウェブサイト閲覧時・動画視聴時の動作について検証した。
ウェブブラウジングは基本的に快適であり、画像が多めのサイトや、処理の重いサイトであっても スムーズに閲覧することが出来た。
▼ほとんどのウェブサイトが一瞬で表示される。
▼画像やスクリプト多めのサイトでも、読み込み時に遅延を感じたり、スクロール時にカクつきを感じることも無かった。
また、YouTubeやネットフリックスなどの動画サイトを閲覧した場合においても、スピーディかつスムーズに動画を再生することが可能であった。
▼フルHD画質以上の美しい映像を、スムーズに視聴することが出来る。
特に上述したリフレッシュレート設定を120Hzに変更しておくことで、下手なPC以上に満足度の高い映像体験が可能だ。
▼ディスプレイの発色も良く、アニメなどの映像作品やゲームにおいても鮮やかな映像を楽しむことが出来る。
以上の通り、ウェブサイト閲覧や動画視聴においては、何の問題もなく快適に行うことが出来た。
流石はオクタコアプロセッサーCPUと6GBのRAMを搭載していることもあり、パワフルなパフォーマンスを実現できている。
また、フレームレス(狭ベゼル)デザインのおかげで、映像への没入感が高まる点もGoodだ。
サウンドは立体的な一方で品質はそこそこ
本機には上下に2基のスピーカーが搭載されており、立体感のあるサウンドを楽しむことが出来る。
ただし、正直言って音質自体は及第点といったレベルであり、高音質であるとは言えない。
確かに中~高音域に関してはクリアに響くため、映画やアニメなどでセリフを聞き取るには十分な音質を実現できている。
一方で低音に関してはほとんど響かず、潰れてしまっている。そのため音圧があまり感じられず、ゲームや映像メディアの迫力が半減してしまっているように感じられた。
もし高品質サウンドを体験したいのであれば、イヤホンやヘッドホンなどの利用を推奨する。
高性能カメラ
また、本機に搭載されていカメラについても確認してみた。
▼実際にフロント(前面)カメラで撮影した画像。
全体的に画質が良く明るい。人物の表情から背景の様子に至るまで、クリアに映し出すことが出来ていた。
激しく動いても残像などはほとんど発生せず、ウェブ会議やオンライン授業時に利用しても全く問題ない品質だろう。
▼実際にリア(背面)カメラで撮影した画像。
背面カメラについては、上画像を見ても分かる通り、非常に鮮明で美しい写真を撮影することが可能であった。遠景から近景まで、クリアで発色の良い写真を撮影することができている。
肉眼で見た様子と大差ない自然な色合いを再現できており、旅行中の記念撮影用メインカメラとしても十分に活用できるクオリティだ。
ゲーミング性能の確認
最後に、本機を用いて各種ゲームアプリを遊んだ際のパフォーマンスについても確認していく。
ちなみに本機には "ゲームターボ(Game Turbo)" 機能が用意されており、スマホ処理をゲーム向けに最適化することが出来る。
▼各ゲームアプリに対する処理能力をブーストして、パフォーマンスを向上。
今回のパフォーマンス確認時には、この機能を活用してゲームをプレイしている。
『PUBG』プレイ時
まずは『PUBG』の場合について。
まずグラフィッククオリティに関しては『HDR』までを選択することが出来た。
▼フレーム設定も "ウルトラ" まで選択可能。
実際に試合に参加してみたが、大人数のプレイヤーが密集する場所においても、処理落ちやカクつきなどはほとんど生じず、終始快適なゲームプレイが可能であった。
▼木々のテクスチャから遠くの風景まで、美しく描画される。
▼激しく動き回っても、ラグやフレームレート低下などを感じることはほとんどなかった。
また、120Hzの高リフレッシュレートのおかげで、全体的に動きがとても滑らかに描画される。本気でゲームを楽しみたい方にも満足感の高い体験を提供できるだろう。
『統合版マインクラフト(旧PE)』プレイ時
続いて『統合版マインクラフト(旧PE)』の場合について。
ワールドを作成して実際にプレイしてみたが、スムーズで快適に操作することが出来た。
▼チャンク読み込み時にも全く重さを感じない。
処理の重くなりがちなバイオームに足を踏み入れた場合でも、カクつきなどは一切感じられず、スムーズな操作が可能であった。
なお、画質改善MODである『影MOD』を導入した場合でも、快適に動作させることが出来た。
※影MODの導入方法はコチラのサイトを参照。
▼描画がリアルになる代わりに動作が重くなる『影MOD』導入時。
▼動作に負荷がかかる分、影や光の描画がとてもリアルになる。
大抵の格安スマホやタブレットでは、影MODを導入するとフレームレートが低下してカクつきなどが発生する。
しかし本機においては、導入した場合でもいたって快適な動作を行うことが出来ていた。
影MODを始めとする多くのアドオンを導入した状態でマルチサーバーに入っても、スムーズな動作を実現できるだろう。
『原神』プレイ時
最後に "激重" ゲームとしても有名な『原神』の場合について。
非常に重いゲームアプリとして有名な『原神』であるが、本機ではスムーズにプレイすることが可能であった。
▼画質設定はデフォルト状態で "中" に設定されており、デバイス負荷は "スムーズ" の状態。
▼画質設定を "高" に設定した場合、デバイス負荷は "非常に高い" となるが、ゲーム自体はスムーズに遊ぶことが可能だ。
▼ゲーミングPCに負けないほど、美しく滑らかな描画で原神を楽しめる。
ストーリーを普通に進める分には全くと言って良いほど支障のない、快適なパフォーマンスを実現できていると感じた。
この価格帯で『原神』をスムーズに遊べるスマホ・タブレットは、本機を除けば恐らくかなり限られるだろう。
『POCO X3 GT』のまとめ
今回紹介した『POCO X3 GT』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- フレームレス(狭ベゼル)のスタイリッシュなデザイン
- 2K・120Hzリフレッシュレート対応のディスプレイ
- 大抵の作業を快適にこなせる高スペック
- 比較的リーズナブルな価格
- 高品質カメラを内蔵
- 優れたゲーミング性能
悪かった点
- スピーカー品質はそこそこ
- 付属ケースの品質は低い
- マイクロSDカードの挿入に非対応
以上の通り、リーズナブルな価格に対して実に充実したスペックを誇る、高コスパなスマートフォンとなっている。
2K・120Hzの高リフレッシュレートで描画される映像は実に滑らか美しく、映画視聴からゲーミングに至るまで、満足度の高い映像体験が可能だ。
基本的なスペック自体も高く、AnTuTuスコア60万点の性能でほとんどの作業を快適にこなすことができるだろう。
そして内蔵カメラはデジカメに負けず劣らずの高品質になっており、本機があればもはやデジカメを持ち歩く必要も無いかもしれない。
可能な限りコストを抑えつつ、高性能スマホを購入したい方には是非オススメしたい一品だ。
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