2025年2月12日(水)、Xiaomi Japan(シャオミ・ジャパン)は、サブブランドであるPOCOの最新スマートフォン『POCO X7 Pro』を日本国内向けに発表した。
『POCO X7 Pro』のグローバル版は2025年1月10日に発表されていたが、今回発表されたのは同モデルの日本向けバージョンだ。
2025年2月12日(水)より販売開始。ヨドバシカメラやビックカメラなどの家電量販店のほか、Xiaomi公式サイト、Amazon、楽天市場などのオンラインストアでも購入可能となっている。
日本国内版の価格はそれぞれ以下の通り。
▼POCO X7 Pro 日本語版の価格
モデル | RAM/ストレージ | 価格(税込) |
POCO X7 Pro | 8GB / 256GB | 49,980円 |
12GB / 512GB | 59,980円 |
今回、『POCO X7 Pro 日本語版』(8GB+256GB版)を自腹で購入したので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。
項目 | POCO X7 Pro (日本版) |
カラー | ブラック、グリーン、イエロー |
OS | Xiaomi HyperOS 2 (Android 15ベース) |
ディスプレイ | 6.67インチCrystalRes AMOLED(Corning® Gorilla® Glass 7i) |
解像度 | 2,712×1,220(1.5K) |
リフレッシュレート | 最高120Hz |
ピーク輝度 | 3,200nits |
CPU (SoC) | Dimensity 8400-Ultra |
RAM | 8GB / 12GB LPDDR5X |
ストレージ | 256GB / 512GB UFS4.0 |
カメラ | フロント:20MP (f/2.2) リア:50MP (f/1.5) メイン + 8MP (f/2.2) 超広角 |
スピーカー | デュアルスピーカー内蔵(Dolby Atmos対応) |
バッテリー | 6,000mAh(90W急速充電対応) |
認証機能 | 顔認証、指紋認証(画面内) |
搭載ポート | USB Type-C 2.0 |
防水防塵 | IP68 |
通信規格 | Wi-Fi 6(802.11a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 6.0、4G/5G、NFC |
対応バンド | 5G:n1/2/3/5/7/8/20/26/28/38/40/41/48/66/77/78 4G:LTE FDD:B1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28/66 4G:LTE TDD:B38/40/41/42/48 3G:B1/2/4/5/6/8/19 2G:850/900/1,800/1,900MHz |
位置測位 | GPS: L1+L5、Galileo: E1+E5a、GLONASS: G1、Beidou: B1I+B2a+B1C、NavIC: L5A-GPS |
SIMカード | デュアルnanoSIMサポート |
マイクロSDカード | 非対応 |
本体サイズ | 160.75×75.24×8.29mm (プラスチック) / 8.43mm (PU) |
本体重量 | 約195g (プラスチック) / 198g (PU) |
『POCO X7 Pro (日本版)』にはブラック系、グリーン系、イエロー系の3つのカラーバリエーションが用意されている。
POCO X7 Proは、2025年に中国・インド向けにリリースされた「Xiaomi Redmi Turbo 4」をベースとしている。
OSはXiaomi HyperOS 2 (Android 15ベース)を搭載。
6.67インチ AMOLEDディスプレイを搭載。2,712×1,220(1.5K)解像度と最高120Hzのリフレッシュレートに対応しており、美しく滑らかな映像を楽しめる。ピーク輝度は3,200nitにも達し、明るい日中の屋外でもディスプレイの見やすさが保たれる。
▼コーニングゴリラガラス7iを採用。優れた耐衝撃性とスクラッチ(引っ搔き)耐性を備えている。
▼IP68等級の防水・防塵仕様となっており、アウトドアな場面でも安心して利用可能。
CPU(SoC)には「Dimensity 8400-Ultra」を採用。8GB / 12GB LPDDR5X RAMを搭載し、一般的なスマホ用途はもちろん、ゲーミング利用にも対応できる性能を備えている。
「LiquidCool Technology 4.0」による優れた冷却効率を実現。長時間スマホを使用してもパフォーマンスへの影響を最小限に抑えられるとのこと。
次世代WildBoost Optimizationにより、パフォーマンス、グラフィックス、接続性、ゲームオーディオを強化。卓越したゲーミングパフォーマンスを提供する。
ストレージは256GB / 512GB UFS4.0を用意。マイクロSDカードの挿入には対応していない。
顔認証に加えて画面内指紋認証にも対応しており、利便性は抜群だ。
NFCに対応するほか、Wi-Fi 6、Bluetooth 6.0、4G/5Gなどの高速通信規格の数々にも対応。
前面に20MP(f/2.2)フロントカメラを搭載。背面には50MP(f/1.5)メイン+8MP(f/2.2)超広角の2眼構成リアカメラを搭載。優れた写真撮影性能を実現している。
6,000mAhバッテリーを内蔵。長時間の連続使用、および短時間での充電が可能だ。90W有線急速充電をサポート。
製品本体および付属品
▼外箱の様子。今回のレビュー時にはイエロー色を使用している。
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- POCO X7 Pro本体
- スマホケース
- ユーザーマニュアル
- SIMカードピン
- 電源アダプタ
- USB Type-Cケーブル
▼90W対応電源アダプタが付属。
▼スマホ本体の外観。6.67インチの大きめなディスプレイを搭載したスタイリッシュな外観。
▼前面中央には20MP(f/2.2)フロントカメラを搭載。
▼背面の様子
▼背面には50MP(f/1.5)メイン+8MP(f/2.2)超広角の2眼構成リアカメラを搭載。
▼本体サイズは160.75×75.24×8.43mm。
背面にはテクスチャード加工のステッチとレーストラック風の装飾を施した斬新なデザインが施されており、手触りは良好。指紋や手脂等の汚れが一切目立たず、満足度の高い所有感がある。
▼厚みは8.43mm。ポケット等に入れて持ち運んでも支障にならないだろう。
▼本体重量は実測で約198gとなっており、公称値通り。
続いて、インターフェースについて見ていく。
▼本体右側面。電源ボタンと音量調節ボタンが搭載。
▼左側面の様子。
▼上部の様子。
▼下部の様子。カードスロット、Type-Cポート、スピーカーが用意。
▼付属のピンでスロットを開き、デュアルSIMカードの挿入が可能。マイクロSDカードの挿入には対応していない。
以上の通り、必要最低限のポート類のみが用意された、シンプルなデザインとなっている。
指紋認証・顔認証に対応
本製品は画面内指紋認証および顔認証に対応している。
▼画面内指紋認証に対応しており、非常にスムーズな認証・ロック解除が可能。利便性は抜群だ。
いずれの認証精度も優れており、複数の認証方法を選択できる点は嬉しい。
スマホケースが付属
本製品にはパッケージにスマホケースが付属する。
特にケースにこだわらないのであれば、そのままメインケースとしても十分使い続けられる品質だ。
▼スマホケースを装着した様子
▼上下のケース縁が若干盛り上がっており、落下した際に衝撃が直接ディスプレイへ加わらないようになっている。
『Xiaomi Redmi Turbo 4』との比較
POCO X7 Proの元となっている『Xiaomi Redmi Turbo 4』と並べて比較してみた。
▼『POCO X7 Pro 日本語版』(左) と『Xiaomi Redmi Turbo 4』(右) をならべた様子。
サイズ感やカメラ位置などは全く同じ。
AnTuTuベンチマークテスト
本機について、スマホ・タブレット端末の性能を測ることのできる『AnTuTuベンチマークテスト』を実施してみた。
▼Android端末におけるAnTuTuベンチマークテストの実施方法はコチラを参照
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Android端末でAnTuTuベンチマークテストを行う超簡単な方法(2025年時点)
2024年12月26日追記 記事内容を最新の状態に更新しました。 スマートフォン・タブレットなどのモバイル端末のスペック(スコア)を計測することのできるツールとして、『AnTuTu Benchmark ...
続きを見る
結果として、約162万点のスコアを記録することが出来た。
性能区分 | 総合スコア | 性能の目安 | |
---|---|---|---|
スマホ | タブレット | ||
エントリー | 30万点~50万点 | 20万点~40万点 | 基本的な操作や軽量アプリの使用に適している |
ミッドレンジ | 50万点~80万点 | 40万点~70万点 | 普段使いの操作、一般的なアプリ、軽めのゲームに快適に対応 |
上位ミッドレンジ | 80万点~120万点 | 70万点~100万点 | 重めのアプリや3Dゲームもある程度快適に動作 |
ハイエンド | 120万点~150万点 | 100万点~120万点 | 高負荷な作業(動画編集、最新3Dゲーム)にも対応でき、スムーズなマルチタスクが可能 |
フラッグシップ | 150万点~170万点 | 120万点~140万点 | 最先端の性能を備え、最新ゲームやAI処理、マルチメディア作業に最適 |
ウルトラハイエンド | 170万点~ | 140万点~ | ゲーミング専用機並みの性能。最大限のパフォーマンスが必要なコンテンツや今後リリースされる最新アプリケーションに対応可能 |
元となった『Xiaomi Redmi Turbo 4』が約169万点を記録したのに対し、本製品のスコアはやや劣るが、体感的なパフォーマンスにほとんど差は無いだろう。ウェブサイト閲覧や動画視聴はもちろん、『原神』などの激重ゲームアプリでも問題なく快適に遊ぶことのできる性能の高さを備えている。
仕事や動画視聴はもちろん、ゲーミング用のスマホを探している方にも幅広くオススメできるハイエンドモデルである。4~5万円の低価格でこれだけのスコアを記録したのは素晴らしいと言える。
それでは以下からは、実際に使用した感想について紹介していく。
1220 x 2712解像度・120Hzの美しく滑らかな描画
本機のディスプレイは 1220 x 2712解像度、最高120Hzの高リフレッシュレートに対応しており、美しく滑らかな映像を楽しむことが可能だ。
▼リフレッシュレートは設定アプリより切り替えることができる。
▼ウェブサイト閲覧時も、細かい文字まで明瞭に表示され見やすい。高リフレッシュレートのおかげでページスクロールもなめらかで心地よい。
▼AMOLEDディスプレイの深みのある色合いが非常に綺麗で、ゲームや映画、アニメなどでもカラフルな映像を楽しめる。
映像コンテンツ視聴をメイン目的にスマホの購入を検討している方でも、満足度の高い体験が可能だろう。
▼なお、設定にて「超解像」「AI HDR補正」「MEMC」などの画質向上項目も用意されている。
ちなみに、デジタルルクスメーター「Vici LX1336B」を使用して画面の明るさを計測したところ、最高1,127nitの明るさを得られた。
▼明るさ最大(自動明るさ調整:オン)・AI HDR補正オンにした状態で、真っ白なページの中央を測定。
なお、実際の見え方ベースでの明るさの目安は以下の通り。
明るさ (nits) | 実際の見え方・使用シーン |
---|---|
0~150 nits | 真っ暗な部屋での使用に適切。明るい場所ではかなり暗く感じる。 |
150~300 nits | 暗めの室内なら十分。明るい部屋ではやや暗く感じることもある。 |
300~500 nits | 室内使用では快適。カフェやオフィスの明るさにも十分対応。 |
500~700 nits | 明るい部屋や日陰の屋外で問題なく見える。直射日光下は少し厳しい。 |
700~1000 nits | 日陰や曇りの日の屋外で快適。直射日光下では「まあ見える」レベル。 |
1000~1500 nits | 晴れた日の屋外で十分見える。直射日光下でも大きな不満はない。 |
1500~2000 nits | 強い日差しの下でも快適。HDR動画視聴時は非常に鮮やかに映る。 |
2000~3000 nits | 強烈な直射日光下でもはっきり見える。HDRピーク輝度としても十分優秀。 |
3000 nits以上 | 眩しさを感じるほど明るい。屋外でも反射を感じにくく、最高の視認性。 |
本製品のディスプレイは、日中の屋外でも十分に見やすい輝度を実現できている。
あらゆる作業を快適にこなせる性能
本機のパフォーマンスを確認すべく、ウェブサイト閲覧時・動画視聴時の動作について検証した。
ウェブブラウジングは基本的に快適であり、画像が多めのサイトや、処理の重いサイトであっても スムーズに閲覧することが出来た。
▼ほとんどのウェブサイトが一瞬で表示される。
また、YouTubeやネットフリックスなどの動画サイトを閲覧した場合においても、スピーディかつ滑らかな動画再生が可能であった。
▼高画質設定の美しい映像を、スムーズに視聴することができる。
▼発色も良好。アニメから実写映画まで、満足度の高い映像体験が可能だ。
以上の通り、ウェブサイト閲覧や動画視聴においては、何の問題もなく快適に行うことが出来た。
ちなみに、当然のごとくWidevineはL1サポートとなっており、Amazon PrimeビデオやHuluなどのサイトにおいて高画質設定の映像を楽しめる。
また、今回使用した8GB RAMモデルは、最大8GBの仮想RAM拡張をサポートしている。
サウンド品質はそこそこレベル
本機のスピーカーについて、音質を確認してみた。
▼音質確認の様子
率直に言って、音質はそこそこレベルと言える。
本製品にはステレオスピーカー(Dolby Atmos対応)が内蔵されており、低音こそほとんど響かないものの、中~高音域に関しては比較的クリアなサウンドを楽しむことができた。
最大音量設定時の音圧も比較的強めだ。ただしサウンド出力が一方向のみのため、音に立体感は無い。
高音質とまでは言えないものの、普通にアニメや映画を視聴したり、ゲームをプレイしたり、音声通話を行うぶんには全く支障のないレベルとなっている。
なお、設定アプリにはサウンド効果の調整項目が用意されており、イコライザーのプリセット等を切り替えることが可能となっている。
▼「Dolby Atmos」と「Xiaomi Sound」の2種類からサウンドエフェクトの切り替えも可能。
優れたカメラ性能
本機に搭載されているカメラの性能について簡単に確認した。
▼実際にフロント(前面)カメラで撮影した写真。
20MP(f/2.2)フロントカメラに関して、画質は実に良好であり、全体的に明るく、ヒトの輪郭から表情までクリアに映し出すことが出来ていた。発色も自然で肉眼で見た場合に近い。激しく動いても気になるレベルの残像は発生しないため、見づらさを感じることもなかった。
自撮りだけでなく、ウェブ会議や授業など、オンライン通話用途に利用しても問題のない品質だ。
▼リア(背面)カメラで撮影した画像。
▼屋外撮影(1倍)
▼屋外撮影(4倍)
▼屋外撮影(10倍)
▼屋外撮影(広角)
▼リアカメラで撮影した動画
50MP(f/1.5)メイン+8MP(f/2.2)超広角の2眼構成リアカメラを搭載していることもあり、空気感が感じられるほど、非常に鮮明な写真を撮影できた。10倍ズーム時でも、十分にクリアな望遠写真を撮影可能。
▼サボテンを接写撮影した写真。トゲの1本1本の毛先まで、明瞭に撮影することができている。
発色もフロントカメラ以上に良好であり、旅行や記念撮影用のカメラとしても十分に活用できる品質となっている。
ゲーミング性能の確認
本機を用いて各種ゲームアプリを遊んだ際のパフォーマンスについても確認していく。
『統合版マインクラフト(旧PE)』プレイ時
まずは『統合版マインクラフト(旧PE)』の場合について。
ワールドを作成して実際にプレイしてみたが、スムーズで快適に操作することが出来た。
▼チャンク読み込み時にも全く重さを感じない。
▼処理の重くなりがちなバイオームでも、フレームレート低下やカクつきを感じることは無かった。
▼フレームレートは常時60fps前後安定でプレイできていた。
▼マインクラフトプレイの様子
(「Backbone One 第2世代」を使用)
クリエイティブやサバイバル、またはマルチサーバーに参加した際などにも、パフォーマンスは非常に安定しており終始スムーズなゲーミングが可能であった。
多くのアドオンを導入したり、友人らと多人数マルチサーバーに参加した場合でも、スムーズな動作でゲームを楽しめるだろう。
『PUBG』プレイ時
続いて『PUBG』の場合について。
まずグラフィッククオリティに関しては、現時点で最高設定の『ウルトラHDR』を選択できた。
▼フレーム設定はウルトラを選択可能。
実際に試合に参加してみたが、大人数のプレイヤーが密集する場所においても、処理落ちやカクつきなどはまったく生じず、終始快適なゲームプレイが可能であった。
▼近くのテクスチャから遠くの風景まで、美しく描画される。
▼激しく動き回っても、ラグやフレームレート低下などを感じることはほとんどなかった。
▼滑らかな描画で鮮明なゲームプレイが可能。鮮明な描画で遠方も索敵しやすい。
▼現時点で最高設定の『ウルトラHDR』の場合、フレームレートは常時40fps~60fps前後安定でプレイできていた。
なお、画質クオリティを「スムーズ」に、フレームレートを「Ultra Extreme」に設定した場合、120fps前後の高フレームレートで安定してプレイすることが可能であった。
▼PUBGプレイの様子
この通り、『PUBG』に関しても十分に満足度の高いゲームプレイが可能であった。
『原神』プレイ時
続いて "激重" ゲームとしても有名な『原神』の場合について。
非常に重いゲームアプリとして有名な『原神』であるが、本機では全く問題なくスムーズにプレイすることが可能であった。
▼画質設定はデフォルト状態で "中" に設定されており、デバイス負荷は "スムーズ" の状態。
▼画質設定を "最高" まで上げるとデバイス負荷も高まるが、依然としてスムーズな動作が可能であった。
▼ゲーミングPC並みの高品質グラフィック&高リフレッシュレートで原神を遊べる。
▼激しく動いた場合でもカクつきや操作遅延を感じることはほとんどなかった。
▼ "最高" 画質設定でも、60fps前後安定のスムーズなパフォーマンスで原神をプレイすることができた。
▼原神プレイの様子
(「Backbone One 第2世代」を使用)
『原神』クラスの激重ゲームでもこれだけ快適に遊べるのであれば、大抵のゲームアプリはスムーズに動作するだろう。
ゲーミングスマホとしての運用にも十分に適していると言える。
ゲーミング向け機能が充実
ゲームアプリプレイ時に、ディスプレイ端を中央に向けてスワイプすることで、ゲーミング用のツールウィンドウを表示できる。
▼パフォーマンスの切り替えから、画面録画、ボイスチェンジャーなど、ゲーミングに関する様々な便利機能を利用することが可能だ。
▼ネットワークスピードブースト機能も用意。
▼パフォーマンスに関する詳細な設定が可能。
本気でゲーミングを楽しみたい方にとっても、役立つ機能が豊富に搭載されたスマホとなっている。
長持ちする大容量バッテリー
本製品には6,000mAhの大容量バッテリーが内蔵されており、長時間の連続利用が可能だ。
実際に満充電の状態から5時間ほど処理の重いゲームアプリを連続して遊んでみたところ、30%ほどしかバッテリーが減っておらず、1日以上持続可能な充電残量を残していた。
▼バッテリーセーバーモードに変更することで、より長時間の連続使用が可能となる。
普通にスマホを利用する分には、1~2日ほど充電ケーブルに接続しなくても問題ないだろう。
また、本製品は90Wの高速有線充電にも対応しており、わずかな充電時間であっという間にバッテリーを回復できる点も嬉しい。
『POCO X7 Pro 日本語版』のまとめ
今回紹介した『POCO X7 Pro 日本語版』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- スタイリッシュで満足度の高い所有感があるデザイン
- 汚れが付着しづらく、手触りも心地よい背面素材
- パッケージにスマホケースが付属
- 1220 x 2712(WQHD+)解像度対応のAMOLEDディスプレイ搭載
- 120Hzリフレッシュレート対応
- AnTuTuベンチマークテストで約162点の優れたパフォーマンス
- 高画質リアカメラ搭載
- ゲーミング向けの機能が充実
- 長持ちするバッテリー
- 90W有線急速充電サポート
- 性能の高さに対してリーズナブルな価格
悪かった点
- ワイヤレス充電に非対応
以上の通り、4~5万円台で購入できるにもかかわらず、非常に優れたパフォーマンスを発揮する高コスパスマホとなっている。
筐体デザインはスタイリッシュで手触りも良く、価格以上の所有感を感じられるだろう。パッケージにスマホケースが同梱されており、購入後すぐに本格的なスマホ利用を開始できる点もGOOD。
Mediatek Dimensity 8400 Ultra オクタコアプロセッサーを搭載することで、あらゆる作業を快適にこなせる優れたパフォーマンスを発揮。120Hz高リフレッシュレートをサポートすることで、ページスクロール時も滑らかで目に優しい。
画面輝度は実測で最高1,127nitを記録。日中の明るい屋外でも十分に見やすい明るさを備えている。
50MP(f/1.5)メイン+8MP(f/2.2)超広角の2眼構成リアカメラの品質も良好。近景からそこそこの遠景まで、クッキリと捉えることができた。
ゲーミングに関しても、原神レベルの激重ゲームを最高画質設定でプレイした場合でも、60fps前後安定で快適に遊ぶことができた。ゲーミング向けの機能が充実している点も嬉しい。
一方で、スピーカー品質はそこそこレベルだ。音楽・動画視聴時には外付けスピーカーやイヤホン等の使用をオススメしたい。
また、できればワイヤレス充電にも対応してほしかった。ワイヤレス充電にすっかり慣れた身としては、いちいちケーブルに接続する手間がメンドクサイ。
何はともあれ、価格以上のクオリティを実現できている高性能スマホだと言える。メインスマホとしての使用にも十分に耐えうるモデルだ。
とにかく高コスパでゲーミング用途にも活用できるAndroidスマホを探しているのであれば、現時点で間違いなく選択肢の一つに入れても良いモデルだ。
「Xiaomi Redmi Turbo 4」の日本向け販売が無く、歯がゆい思いをしていた方々にとって、まさに待ち望んだ一台と言えるだろう。
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