昨今のコロナ禍により利用者が増えている ポータブルモニター。テレワークの自宅仕事を効率的に作業する上でとてもメリットのあるガジェットではないかと思います。
ポータブルですから、自宅のみならず出張先や出先などでも、ノートPCを気軽にデュアルティスプレイにしたり、タブレットやスマホの画面を大きいディスプレイに表示が可能です。
今回は15.6インチIPS液晶でありながらとても安価で高性能なAUZAIの『15.6インチ ポータブルモニター ME16』をレビューいたします。
AUZAI ME16 について
概要
AUZAI ME16 は、1080PフルHD&HDRに対応で液晶は高輝度・視野角が広いIPSパネルを採用した15.6インチのポータブルモニター、軽くて薄いのが特徴です。
入力端子はHDMI入力はもちろん、DP Alt Modeに対応したノートPCなどであればUSB Type-Cケーブル1本を接続するだけで給電と映像入力が同時に可能です。本体にはステレオスピーカーが内蔵されていますので、映画やゲームなどの利用にも適しています。
スペックシート
項 目
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数 値
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サイズ
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15.6インチ(16:9)
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パネルタイプ | IPS |
解像度
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1920*1080 |
周波数(H/V) | 60HZ |
輝度(標準値)
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250cd/m² |
映像入力端子 |
mini HDMIx1、USB Type-Cx1
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音声出力端子 | 3.5mm オーディオ端子 |
内蔵スピーカー
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ステレオ(1w×2)
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寸法 奥行き × 幅 × 高さ
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35.4 x 22.9 x 0.9 cm
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重量 |
650g
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パッケージ
ME16の外箱は「AUZAI」のロゴマークが印刷された白いパッケージです、早速中身を確認してみます。
付属品一覧
付属品は・・・
- USB-C to USB-Cケーブル
- USB-C to USB-Aケーブル
- HDMI to Mini HDMI ケーブル
- 液晶保護フィルム
- クリーニングクロス
- ユーザーガイド
面白いのは液晶保護フィルムが付属している事です、中国製品はスマホなどでもケースや保護フィルムが標準で添付されいますね、ちょっと嬉しいおまけです。
ケーブルは60cmぐらいの映像入力に使用するHDMIとUSB-Cが2本、本体の給電用にUSB-C to USB-Aが付属です。ケーブル長はモバイル用途であれば丁度よい長さですが、据え置き設置には短いかもしれません。
なお、ユーザーガイドは全て日本語で記載されていました。
本体/スマートカバー
AUZAI ME16はスマートカバーが最初から装着された状態で収納されています、スマートカバーの材質はゴム製でしょうか?ゴム特有の匂いがあり張り付くような手触りです。
スマートカバーには磁石が内部にセットされていて、ME16本体にピタッと張り付く仕掛けです、またモニターは2段階の溝を使って好みの角度に設定が可能です。
ゴムマットなのでズレ防止にもなっています。
外観・質感
AUZAI ME16は比較的低価格な商品ですが、実際の質感や操作性などはどうでしょう?細部をチェックしました。
全体のイメージ
ME16本体を手にした瞬間、誰もが軽い・薄いと感じると思います。
中央から上部にかけた最薄部の厚みを測ったら4mmしかありません、端子や操作ボタンなどがある本体下部は少し厚みがありますが、この部分でさえ9mmしかありません。
ベゼル部は上部と左右が5mm幅でギリギリまで映像を表示する領域です、これはいいですね。本体の手触りも良いですしデザインに無駄がない、質感は非常に高いレベルにあると言えます。
また、本体下部にはステレオスピーカーが内蔵されており左右に開口部が空いています。
右側端子部
接続端子が3箇所あり全て右側にまとまっているデザインです、左右からケーブルが出て見た目が悪くならないのでとても良いですね。
最下部はUSB Type-C端子で給電機能専用端子です、中段端子は給電&映像出力が可能なUSB Type-C端子、最上部にMini HDMI端子です。
中段端子は「DP Alt Mode」デバイスであれば、接続ケーブルが1本で済みますのでシンプルな接続と見た目で利用可能です。
左側操作部
部には「電源と&戻る」を兼ねたボタン、3秒長押しで電源のオンオフ、軽く押すと入力ソース選択が表示され、メニュー操作時は戻るボタンとなります。
中段にはプッシュボタンタイプの操作ダイヤルがあり、 ダイヤルを下にずらすと音量設定、上に上げると輝度調整、さらに押し込むと詳細メニューが表示され、より詳細な色調整や、言語などが設定できます。
最下部には3.5mmオーディオ端子があるのでイヤフォンの利用が可能です。
プッシュボタンは非常に使いやすく、操作を覚えれば快適に利用出来るようになります、設定を変えたい時に直感的な操作ができるのが良いですね。
接続と操作方法
PC・ゲーム機との接続
給電・映像出力が可能な「DP Alt Mode」に対応したデバイス(MacBookなど)であれば、写真の通りUSB-Cケーブルを1本繋ぐだけです。電源ケーブルはME16には繋ぐ必要がありませんので、とにかくシンプルで快適以外の言葉がありません。
逆にHDMI接続するPCやPS4、USB-C端子があるSwitchの場合は、ME16に給電が必要となります。従来はこれが常識ですが「DP Alt Mode」機器に慣れてしまうと面倒に感じてしまいます。
AUZAI ME16の真価が発揮できるのは「DP Alt Mode」対応デバイスとの接続利用だなと感じました。
映像表現
AUZAI ME16はモニターですから、どれだけ綺麗に映像が表現されるのかが一番大事だな点と思います、私はMacBook・Windows PC・Switch(ゲーム機)3台のデバイスで確認をしましたが、どのデバイスも綺麗な映像表示をしてくれました。
特別な設定変更はせずとも、初期設定のままで色合いも優しいですし目に優しい表示だなと感じます、また明るさも屋内利用であれば十分な輝度の設定幅があります。
私は普段4Kモニターを使っているため、AUZAI ME16の表示は細かい文字などに多少の粗さを感じました、ただしこのサイズのモニターとしての表現力は高いのではと思います。
メニュー設定
UZAI ME16は本体左下の中央にあるプッシュボタンを押し込む事で設定メニューを表示し、コントラストや色設定、言語など、ユーザーの好みに詳細な設定変更をおこなう事ができます。
ただ個人的には出荷状態の設定がかなり良い状態ではないかと感じました。
よく使う明るさや音量変更の際には、ダイヤルを上クリックで明るさ、下クリックで音量調整と、ワンクリックで呼び出してその後にダイヤル上下で微調整が可能です。
また入力ソースは上部の電源ボタンを押してダイヤルで選択ができます。
1週間ほど使った感想(まとめ)
約一週間AUZAI ME16をサブモニターとして使ってみた感想をまとめとして記載したい。
液晶品質
液晶の表示品質は最高とまでは言わないが映画やゲーム利用のモニターとしては自然な発色と十分な明るさ、そして内蔵のステレオスピーカーで没入感が得られた。もちろん文字入力中心のオフィスアプリケーション利用においても、コントラストが自然で目が疲れづらく使いやすいモニターであると言える。
設置が簡単で作業効率が向上できる
好きな場所に持っていきケーブル1本つなげるだけで作業準備が完了する扱いやすさ、広い作業スペースが手に入り仕事や趣味などの効率も上げる事ができる。
収納場所に困らない
使わない時は本棚などに収納ができて机の上から排除できる。使いたい時にサッと出してすぐに利用できる。収納スペースを取らずに整理ができて完璧なサブモニターである。
なによりも安価である
AUZAI ME16は安価に手に入るため、使用時に神経質にならずに思いっきり利用できるのは意外とメリットだと感じた。高額な製品だと持ち歩こうと思わなくなるのではないだろうか?
残念な点
残念だった点を上げるとすれば本体にバッテリーが内蔵されていない事、HDMI接続の場合はAUZAI ME16に給電が必要になる。ケーブル2本とACアダプターやモバイルバッテリーなどが必要になるとシンプルではなくなる。
とはいえ、バッテリーを排除した事で超軽量を実現しており、DP Alt Modeに対応したデバイスの場合にはそもそもバッテリーは不要である。
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購入可能ショップ
15.6インチ ポータブルモニターAUZAI ME16 は、以下のamazonショップ他で購入可能です。
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