2025年2月13日(木)、Realme(リアルミー)は、同ブランドの最新スマートフォン『realme GT7 Pro Racing Edition』を中国国内で発表した。
現時点で中国版公式サイトなどから購入可能であり、中国市場における各モデルの価格は以下の通りだ。
▼realme GT7 Pro Racing Editionの中国市場向け価格
モデル | RAM/ストレージ | 価格 |
realme GT7 Pro Racing Edition | 12GB / 256GB | 3,099元(約65,000円) |
12GB / 512GB | 3,699元(約78,000円) | |
16GB / 256GB | 3,399元(約71,000円) | |
16GB / 512GB | 3,999元(約84,000円) |
※価格は1元 = 21,06円換算(2025.2.13時点)
2024年11月に発表された「realme GT7 Pro」と同じくSnapdragon 8 Eliteを搭載しており、ウルトラハイエンド級のパフォーマンスを発揮するモデルとなっている。
RAMには12GB/16GB LPDDR5Xを採用、高精細リアカメラ搭載、120W急速充電サポートなど、全体的に優れたスペック構成を採用。
今回、提携先より本製品(12GB+256GBモデル)を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。
▼realme GT7 Pro Racing Edition
項目 | realme GT7 Pro Racing Edition |
カラー | ブルー系、チタン系 |
OS | Realme UI 6.0(Android 15ベース) |
ディスプレイ | 6.78インチ LTPO AMOLED |
解像度 | 1264×2780 |
リフレッシュレート | 最高120Hz |
ピーク輝度 | 6000nit |
CPU(SoC) | Snapdragon 8 Elite |
RAM | 12GB/16GB LPDDR5X |
ストレージ | 256GB/512GB UFS 4.1 |
SIMカード | デュアルnanoSIMサポート |
マイクロSDカード | 非対応 |
認証機能 | 顔認証、指紋認証(画面内) |
カメラ | フロント:16MP(f/2.45) リア:50MP(f/1.8)メイン+8MP(f/2.2)超広角 |
スピーカー | ウルトラリニアデュアルスピーカー(Hi-Res Audio認定) |
バッテリー | 6,500mAh(120W急速充電対応) |
通信規格 | 2.4/5.1/5.8GHz Wi-Fi 7(802.11 a/b/g/n/ac/ax/be)、Bluetooth 5.4、NFC、4G/5G |
対応バンド | GSM: 850/900/1800 WCDMA: Bands 1/4/5/6/8/19 FDD-LTE: Bands 1/3/4/5/8/18/19/20/26/28A/66 TD-LTE: Bands 34/38/39/40/41 5G NR: n1/3/5/8/20/28A/38/40/41/66/77/78 |
位置測位 | Beidou(B1I+B1C+B2a),GPS(L1+L5),GLONASS(G1),Galileo(E1+E5a),QZSS(L1+L5) |
搭載ポート | USB Type-C |
防水防塵規格 | IP69&IP68 |
本体サイズ | 162.45×76.89×8.55mm |
本体重量 | 公称値:約218g 実測値:約219.81g |
「realme GT7 Pro Racing Edition」にはブルー系、チタン系のカラーバリエーションが存在している。
▼滑らかで高級感のある質感を備えた筐体デザイン。
OSは最新のRealme UI 6.0(Android 15ベース)を搭載。
筐体サイズは162.45×76.89×8.55、重量は約218gであり、携行性は十分に優れています。防水防塵規格はIP68/IP69に対応。アウトドアな場面でも安心して使用できるほか、水中での写真撮影にも対応しているとのこと。
▼2mまでの水深で、30分間耐える防水性能を実現。
6.78インチLTPO AMOLEDディスプレイを搭載。1264×2780解像度と最高120Hzのリフレッシュレートに対応しており、美しく滑らかな映像を楽しめる。ピーク輝度は驚異的な6,000nitsにも達し、明るい日中の屋外でも画面の見やすさを保つことができる。
ウルトラリニアデュアルスピーカー(Hi-Res Audio認定)を内蔵。
優れた冷却機能を備えており、高負荷なゲーミングにも適している。
CPU(SoC)には「Snapdragon® 8 Elite」を採用。RAMは12GB/16GB LPDDR5Xを搭載。
以前レビューした「OnePlus Ace 5 Pro」や「OnePlus 13」と同じくハイエンドSoCのSnapdragon® 8 Eliteを採用。上記2モデルはAnTuTuベンチマークテストにおいて260~280万点台(実測値)を叩き出したので、realme GT7 Pro Racing Editionも同様の高スコアが期待できる。
▼参考
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【2025年最新】スマホ&タブレットのAnTuTuベンチマークスコアまとめ(実測値)
更新履歴 2025/02/14:ベンチマーク表に「POCO X7 Pro」を追加しました。 2025/02/08:ベンチマーク表に「PlimPad P2」を追加しました。 2025/01/24:ベンチ ...
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ストレージは256GB/512GB UFS4.1を用意。マイクロSDカードの挿入には対応していない。
顔認証に加えて画面内光学指紋認証にも対応。スピーディな認証を実現しており利便性は抜群だ。
Wi-Fi 7, Bluetooth5.4, 5Gなどの高速通信規格に対応。
前面に16MP(f/2.45)フロントカメラを搭載。背面には50MP(f/1.8)メイン+8MP(f/2.2)超広角の2眼構成リアカメラを搭載しており、近景から遠景まで、非常に鮮明な写真撮影が可能となっている。
そして6,500mAhの大容量バッテリーを内蔵。120W有線急速充電に対応しており、わずか13分で50%の充電、38分で100%の充電が可能とのこと。
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- realme GT7 Pro Racing Edition本体
- スマホケース
- SIMカードピン
- 電源アダプタ
- USB Type-Cケーブル
- ユーザーマニュアル
▼120W給電対応の電源アダプタが付属。
▼スマホ本体の外観。6.78インチの大きめなディスプレイを搭載したスタイリッシュな外観。
▼前面中央には6MP(f/2.45)フロントカメラを搭載。
▼背面の様子
▼背面には50MP(f/1.8)メイン+8MP(f/2.2)超広角の2眼構成リアカメラを搭載。
▼本体サイズは162.45×76.89×8.55mm。
▼今回のレビュー時にはチタン系カラーを使用している。
▼滑らかで高級感のある質感を備えた筐体デザイン。指紋や手脂などの汚れも目立ちづらい。
▼厚みは8.55mm。ポケット等に入れて持ち運んでも支障にならないだろう。
▼本体重量は実測で約219.81gとなっている。
続いて、インターフェースについて見ていく。
▼本体右側面。電源ボタンと音量調節ボタンが搭載。
▼左側面の様子。
▼上部の様子。
▼下部の様子。カードスロット、Type-Cポート、スピーカーが用意。
▼付属のピンでスロットを開き、デュアルSIMカードの挿入が可能。マイクロSDカードの挿入には対応していない。
以上の通り、必要最低限のポート類のみが用意された、シンプルなデザインとなっている。
指紋認証・顔認証に対応
本製品は画面内指紋認証および顔認証に対応している。
▼画面内光学指紋認証に対応しており、非常にスムーズな認証・ロック解除が可能。利便性は抜群だ。
いずれの認証精度も優れており、複数の認証方法を選択できる点は嬉しい。
スマホケースが付属
本製品にはパッケージにスマホケースが付属する。
特にケースにこだわらないのであれば、そのままメインケースとしても十分使い続けられる品質だ。
▼スマホケースを装着した様子
▼上下のケース縁が若干盛り上がっており、落下した際に衝撃が直接ディスプレイへ加わらないようになっている。
AnTuTuベンチマークテスト
本機について、スマホ・タブレット端末の性能を測ることのできる『AnTuTuベンチマークテスト』を実施してみた。
▼Android端末におけるAnTuTuベンチマークテストの実施方法はコチラを参照
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Android端末でAnTuTuベンチマークテストを行う超簡単な方法(2025年時点)
2024年12月26日追記 記事内容を最新の状態に更新しました。 スマートフォン・タブレットなどのモバイル端末のスペック(スコア)を計測することのできるツールとして、『AnTuTu Benchmark ...
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結果として、約275万点のスコアを記録することができた。
性能区分 | 総合スコア | 性能の目安 | |
---|---|---|---|
スマホ | タブレット | ||
エントリー | 30万点~50万点 | 20万点~40万点 | 基本的な操作や軽量アプリの使用に適している |
ミッドレンジ | 50万点~80万点 | 40万点~70万点 | 普段使いの操作、一般的なアプリ、軽めのゲームに快適に対応 |
上位ミッドレンジ | 80万点~120万点 | 70万点~100万点 | 重めのアプリや3Dゲームもある程度快適に動作 |
ハイエンド | 120万点~150万点 | 100万点~120万点 | 高負荷な作業(動画編集、最新3Dゲーム)にも対応でき、スムーズなマルチタスクが可能 |
フラッグシップ | 150万点~170万点 | 120万点~140万点 | 最先端の性能を備え、最新ゲームやAI処理、マルチメディア作業に最適 |
ウルトラハイエンド | 170万点~ | 140万点~ | ゲーミング専用機並みの性能。最大限のパフォーマンスが必要なコンテンツや今後リリースされる最新アプリケーションに対応可能 |
さすがは最新CPU(SoC)の「Qualcomm Snapdragon 8 Elite」を搭載しているだけあって、非常に優れた性能を実現している。ウルトラハイエンドモデルと言って差し支えない。日本円で6万円台から購入できるにもかかわらず、これほどのスコアを記録しているのは驚異的だ。
ウェブサイト閲覧や動画視聴はもちろん、『原神』などの激重ゲームアプリでも問題なく快適に遊べるだろう。
仕事や動画視聴はもちろん、ゲーミング用のスマホを探している方にも幅広くオススメできるハイエンドモデルである。ただし、一般的な用途でしかスマホを利用しない方にとっては、オーバースペック気味であるとも言える。
それでは以下からは、実際に使用した感想について紹介していく。
1264×2780解像度・120Hzの美しく滑らかな描画
本機のディスプレイは1264×2780解像度、最高120Hzの高リフレッシュレートに対応しており、美しく滑らかな映像を楽しむことが可能だ。
▼インターフェース言語は日本語も選択可能であった。
▼リフレッシュレートは設定アプリより切り替えることができる。
また解像度に関しても切り替えることが可能だ。
▼シーンごとに最適な映像を出力する機能も用意。
ウェブサイト閲覧時も、細かい文字まで明瞭に表示され見やすい。高リフレッシュレートのおかげでページスクロールもなめらかで心地よい。
▼AMOLEDディスプレイの深みのある色合いが非常に綺麗で、ゲームや映画、アニメなどでもカラフルな映像を楽しめる。
▼画面色モードで、映像の色合いを細かくカスタマイズ可能。
ゲーミングや映像視聴をメイン目的にスマホの購入を検討している方でも、満足度の高い体験が可能だろう。
ちなみに、デジタルルクスメーター「Vici LX1336B」を使用して画面の明るさを計測したところ、屋外の日の当たる場所で最高1,681nitの明るさを得られた。
▼明るさ最大(自動明るさ調整:オン)にした状態で、真っ白なページの中央を測定。
なお、実際の見え方ベースでの明るさの目安は以下の通り。
明るさ (nits) | 実際の見え方・使用シーン |
---|---|
0~150 nits | 真っ暗な部屋での使用に適切。明るい場所ではかなり暗く感じる。 |
150~300 nits | 暗めの室内なら十分。明るい部屋ではやや暗く感じることもある。 |
300~500 nits | 室内使用では快適。カフェやオフィスの明るさにも十分対応。 |
500~700 nits | 明るい部屋や日陰の屋外で問題なく見える。直射日光下は少し厳しい。 |
700~1000 nits | 日陰や曇りの日の屋外で快適。直射日光下では「まあ見える」レベル。 |
1000~1500 nits | 晴れた日の屋外で十分見える。直射日光下でも大きな不満はない。 |
1500~2000 nits | 強い日差しの下でも快適。HDR動画視聴時は非常に鮮やかに映る。 |
2000~3000 nits | 強烈な直射日光下でもはっきり見える。HDRピーク輝度としても十分優秀。 |
3000 nits以上 | 眩しさを感じるほど明るい。屋外でも反射を感じにくく、最高の視認性。 |
本製品のディスプレイは、日中の屋外でも十分に見やすい輝度を実現できている。
あらゆる作業を快適にこなせる性能
本機のパフォーマンスを確認すべく、ウェブサイト閲覧時・動画視聴時の動作について検証した。
ウェブブラウジングは基本的に快適であり、画像が多めのサイトや、処理の重いサイトであっても スムーズに閲覧することが出来た。
▼ほとんどのウェブサイトが一瞬で表示される。
YouTubeやネットフリックスなどの動画サイトを閲覧した場合においても、スピーディかつ滑らかな動画再生が可能であった。
▼高画質設定の美しい映像を、スムーズに視聴することができる。
▼有機ELディスプレイの発色も良好。アニメから実写映画まで、満足度の高い映像体験が可能だ。
以上の通り、ウェブサイト閲覧や動画視聴においては、何の問題もなく快適に行うことが出来た。
ちなみに、当然のごとくWidevineはL1サポートとなっており、Amazon PrimeビデオやHuluなどのサイトにおいて高画質設定の映像を楽しめる。
また、今回使用した12GB RAMモデルは、最大12GBの仮想RAM拡張をサポートしている。
音圧の強いウルトラリニアデュアルスピーカー
本機のスピーカーについて、音質を確認してみた。
▼音質確認の様子
本製品はウルトラリニアデュアルスピーカー(Hi-Res Audio認定)を内蔵しており、解像度が高く、音圧の強いサウンドを楽しむことができた。
中~高音域に関しては実にクリアなサウンドを響かせる。低音に関しては響きが強いとは言えないものの、音圧が強いため十分に迫力がある。
音楽再生時、映画視聴時、そしてゲーミング時にもそこそこ満足度の高いサウンド体験を提供してくれる、素晴らしい品質のスピーカーとなっている。
▼なお、設定からサウンド効果を複数のプロファイルから変更することも可能だ。
実用的なカメラ性能
本機に搭載されているカメラの性能について確認した。
▼実際にフロント(前面)カメラで撮影した写真。
フロントカメラに関して、画質は実に良好であり、全体的に明るく、ヒトの輪郭から表情までクリアに映し出すことが出来ていた。発色も自然で肉眼で見た場合に近い。激しく動いても気になるレベルの残像は発生しないため、見づらさを感じることもかなった。
自撮りだけでなく、ウェブ会議や授業など、オンライン通話用途に利用しても問題のない品質だ。
▼リア(背面)カメラで撮影した写真。
▼屋外撮影(1倍)
▼屋外撮影(4倍)
▼屋外撮影(10倍)
▼屋外撮影(20倍)
以上の通り、50MP(f/1.8)メイン+8MP(f/2.2)超広角の2眼高性能背面カメラを搭載していることもあり、近景から遠景にいたるまで明瞭で美しい写真を撮影できた。
さすがに20倍最大ズーム時には画質が荒くなるものの、10倍程度までであれば、十分にクリアな遠景撮影を行うことが可能であった。
▼リアカメラで録画した動画
発色もフロントカメラ以上に良好であり、旅行や記念撮影用のカメラとしても十分に活用できる品質となっている。
ゲーミング性能の確認
本機を用いて各種ゲームアプリを遊んだ際のパフォーマンスについても確認していく。
『統合版マインクラフト(旧PE)』プレイ時
まずは『統合版マインクラフト(旧PE)』の場合について。
ワールドを作成して実際にプレイしてみたが、スムーズで快適に操作することが出来た。
▼チャンク読み込み時にも全く重さを感じない。
▼処理の重くなりがちなバイオームでも、フレームレート低下やカクつきを感じることは無かった。
▼フレームレートは常時60fps前後安定でプレイできていた。
▼マインクラフトプレイの様子
(「Backbone One 第2世代」を使用)
クリエイティブやサバイバル、またはマルチサーバーに参加した際などにも、パフォーマンスは非常に安定しており終始スムーズなゲーミングが可能であった。
多くのアドオンを導入したり、友人らと多人数マルチサーバーに参加した場合でも、スムーズな動作でゲームを楽しめるだろう。
『PUBG』プレイ時
続いて『PUBG』の場合について。
まずグラフィッククオリティに関しては、現時点で最高設定の『ウルトラHDR』を選択できた。
▼フレーム設定はウルトラを選択可能。
実際に試合に参加してみたが、大人数のプレイヤーが密集する場所においても、処理落ちやカクつきなどはまったく生じず、終始快適なゲームプレイが可能であった。
▼近くのテクスチャから遠くの風景まで、美しく描画される。
▼激しく動き回っても、ラグやフレームレート低下などを感じることはほとんどなかった。
▼滑らかな描画で鮮明なゲームプレイが可能。高解像度ディスプレイの鮮明な描画で、遠方も索敵しやすい。
▼現時点で最高設定の『ウルトラHDR』の場合、フレームレートは常時40fps前後安定でプレイできていた。
なお、画質クオリティを「スムーズ」に、フレームレートを「Ultra Extreme」に設定した場合、90fps前後の高フレームレートで安定してプレイすることが可能であった。
▼PUBGプレイの様子(最高画質)
この通り、『PUBG』に関しても十分に満足度の高いゲームプレイが可能であった。
『原神』プレイ時
続いて "激重" ゲームとしても有名な『原神』の場合について。
非常に重いゲームアプリとして有名な『原神』であるが、本機では全く問題なくスムーズにプレイすることが可能であった。
▼画質設定はデフォルト状態で "高" に設定されており、デバイス負荷は "スムーズ" の状態。
▼画質設定を "最高" まで上げるとデバイス負荷も高まるが、依然としてスムーズな動作が可能であった。
▼ゲーミングPC並みの高品質グラフィック&高リフレッシュレートで原神を遊べる。
▼激しく動いた場合でもカクつきや操作遅延を感じることはほとんどなかった。
▼ "最高" 画質設定でも、60fps前後安定のスムーズなパフォーマンスで原神をプレイすることができた。
▼原神プレイの様子(最高画質)
(「Backbone One 第2世代」を使用)
『原神』クラスの激重ゲームでもこれだけ快適に遊べるのであれば、大抵のゲームアプリはスムーズに動作するだろう。
ゲーミングスマホとしての運用にも適したモデルと言える。
ゲーミング向け機能が充実
ゲームアプリプレイ時に、ディスプレイ端を中央に向けてスワイプすることで、ゲーミング用のツールウィンドウを表示できる。
パフォーマンスの切り替えから、画面録画、ボイスチェンジャーなど、ゲーミングに関する様々な便利機能を利用することが可能だ。
▼ハイパフォーマンスゲーミングを可能にする「GTモード」を搭載。
▼ゲーミング用の便利機能が豊富に揃っている。
▼パフォーマンスに関する詳細な設定も可能。タッチレスポンスを調節したり、ボタンタップ時に振動するようにできる項目なども用意されている。
「Frame Plus」で120fpsゲーミングが可能に
そして上記のツール画面から「Frame Plus」をオンにすることで、原神など一部の対応ゲームアプリにおいてフレーム補間が実行され、最高120fpsゲーミングが可能になる。
非常に滑らかなゲーミングを楽しめるようになる。
▼また「Hyper HDR」をオンにすることで、アップスケーリングされたより鮮明な描画でゲームを楽しむことも可能。
本気でスマホゲームに打ち込みたい方向けの機能が豊富に揃ったスマホとなっている。
長持ちする大容量バッテリー
本製品には6,500mAhの大容量バッテリーが内蔵されており、長時間の連続利用が可能だ。
実際に満充電の状態から4時間ほど処理の重いゲームアプリを連続して遊んでみたところ、20~25%ほどしかバッテリーが減っておらず、1日以上持続可能な充電残量を残していた。
▼省エネモードに変更することで、より長時間の連続使用が可能となる。
普通にスマホを利用する分には、1~2日ほど充電ケーブルに接続しなくても問題ないだろう。
また、本製品は120Wの高速有線充電にも対応しており、わずかな充電時間であっという間にバッテリーを回復できる点も嬉しい。
筐体の発熱は問題なし
この手の高性能ハイエンドスマホは、長時間利用し続けていると筐体が激しく発熱する問題を抱えたモデルが多い傾向にある。
本製品の場合は、高負荷状態で長時間使用し続けた場合でも、筐体が心配になるほどの熱を持つことはなかった。
▼背面にやや温かさを感じる程度。
もちろん、熱によるパフォーマンスへの影響もまったく体感できなかった。
発熱を気にせずに、安心して長時間利用できるウルトラハイエンドスマホとなっている。
『realme GT7 Pro Racing Edition』のまとめ
今回紹介した『realme GT7 Pro Racing Edition』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- 汚れが付着しづらく、高級感もある背面素材
- パッケージにスマホケースが付属
- 発色の綺麗な有機ELディスプレイ搭載
- AnTuTuベンチマークテストで約275万点の優れたパフォーマンス
- 音圧の強いウルトラリニアデュアルスピーカー
- ゲーミング向けの機能が充実
- 最高120fpsゲーミングが可能
- 長持ちするバッテリー
- 120W有線急速充電サポート
- 気になる発熱は確認できなかった
- 性能の高さにリーズナブルな価格
悪かった点
- ワイヤレス充電に非対応
以上の通り、日本円で6万円台から購入できるにもかかわらず、圧倒的な性能を備えたウルトラハイエンドスマホとなっている。
最新CPU(SoC)の「Snapdragon 8 Elite」を搭載することで、AnTuTuベンチマーク約275万点のハイパフォーマンスを実現。基本性能が非常に高く、動画視聴からウェブサイト閲覧まで、ほとんどのスマホ作業を快適にこなすことが出来る。また『原神』レベルの激重ゲームアプリでも、通常時で60fps前後安定、フレーム補間を利用すれば最高120fpsでスムーズに動作した。
高解像度の有機ELディスプレイで描画される映像は実に美しく滑らかであり、ゲーミング用のスマホとしても問題なく活躍してくれるだろう。画面が高輝度に対応しているおかげで、日中の屋外でも画面が見やすい。
ウルトラリニアデュアルスピーカー(Hi-Res Audio認定)の音質も素晴らしく、この価格帯のスマホの中でもトップクラスに音圧の強いサウンドを楽しむことができた。
この手の高性能ハイエンドスマホは、長時間利用し続けていると筐体が激しく発熱する問題を抱えたモデルが多い傾向にある。しかし本製品の場合は、高負荷状態で長時間使用し続けた場合でも、筐体が心配になるほどの熱を持つことはなかった。
ウルトラハイエンドクラスのスマホを手ごろな価格で求めている方にとって、現時点で間違いなく選択肢の一つに入れるべきモデルだろう。
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