2020年初頭以来、新型コロナウイルスの感染拡大の影響によって、新たな働き方として自宅などの遠隔地から仕事を行う『リモートワーク』、または多人数が実際に合うことなく、オンライン上で会議を行う『ウェブ会議』という形態が盛んになっている。
そして今後数年間は with コロナ の時代として、ウイルスと付き合って生活していく時期が続くものとみられ、これらの新たな働き方はより一般化していくだろう。
そこで必要となるツールが『マイクスピーカー』である。
"Skype" や "ChatWork" などのビジネスチャットツールで相互の会話を行う際には、集音マイク・スピーカーの2つの機能を備えたマイクスピーカーが必需品である。
しかし市場には非常に多くの種類のマイクスピーカーが存在しており、どの製品を選べばよいのか迷っている方も多いと思う。
そこで今回は、数十種類以上のマイクスピーカーを使用した経験のある筆者が、特にオススメする『マイクスピーカー 10選』について紹介していこうと思う。
製品ごとに特長を抑えてあるので、ぜひマイクスピーカー選びに役立ててほしい。
オススメの『マイクスピーカー』10選
eMeet Luna
項目
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数値
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定格入力
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5V/1A
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出力
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3W
|
Bluetooth
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Ver4.2
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マイクの数
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3
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マイクの指向性
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360°全指向性
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バッテリー
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3.6V/2600mAh(15時間通話・充電時間3~4時間)
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サイズ
|
120 x 120 x 36.5mm
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本体重量
|
290 g
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【GOODな点】
- 高度なノイズキャンセリング機能
- 多人数での使用に適している
- コンパクトかつ軽量な筐体サイズ
【BADな点】
- Blutooth接続時にノイズが走ることがある
本製品は中国のeMeet社が販売する、ノイズキャンセリング機能とエコーキャンセリング機能を備えたマイクスピーカーだ。
同社の他スピーカーと同様、強力なノイズキャンセリング機能により、環境音や雑音でうるさい状況においても、ヒトの声のみを認識して相手に伝えることが出来る。
全方向からの集音に対応しており、特に多人数でウェブ会議を行う際には役に立つ。
サイズもコンパクトかつ軽量であり、Bluetoothによる遠隔利用が可能なため設置場所を選ばない。
多人数でのオンライン会議や、家族通話に適した製品であると言える。
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eMeet OfficeCore M0
項目 | 数値 |
出力 | 3W RMS |
マイク周波数応答 | 20Hz~200Hz |
SN比 | ≧80dB |
マイク感度 | -26dBFS |
マイクの数 | 4個 |
マイクの指向性 | 360°全指向性 |
サイズ | 7.8cm×7.8cm×4cm |
本体重量 | 215.2mm |
【GOODな点】
- 高度なノイズキャンセリング機能
- リーズナブルな価格
- 非常にコンパクトかつ軽量なサイズ
【BADな点】
- バッテリーを非搭載(USB給電が必要)
本製品は中国のeMeet社が販売する、ノイズキャンセリング機能とエコーキャンセリング機能を備えたマイクスピーカーだ。
1万円を切るリーズナブルな価格にもかかわらず、ノイズキャンセリング機能や多人数での利用にも対応した高性能マイクスピーカーである。
マイクスピーカーの中でも特に小型な製品であり、手のひらにすっぽりと収まるほど。
ただしコンパクトな分、バッテリーを内蔵していないため、使用時には常時USBからの給電が必要となる。
自宅で使うための、お買い得なマイクスピーカーを探している人にとっては、まさにうってつけのエントリーモデルだ。
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eMeet OfficeCore M1
項目
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数値
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出力
|
3W RMS
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マイク周波数応答
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20Hz~200Hz
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SN比
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≧80dB
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Bluetooth | Ver4.1 伝送距離約10m |
マイク感度
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-26dBFS
|
マイクの数
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6+1MEMS
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マイクの指向性
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360°全指向性
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バッテリー | 3.6V/2600mAh(12時間通話・20時間音楽再生可能) |
サイズ
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11 x 11 x 2.9 cm
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本体重量
|
270 g
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【GOODな点】
- 高度なノイズキャンセリング機能
- 全方向の集音に対応
- コンパクトかつ軽量な筐体サイズ
- 高級感のあるデザイン
【BADな点】
- バッテリーを非搭載(USB給電が必要)
本製品は中国のeMeet社が販売する、ノイズキャンセリング機能とエコーキャンセリング機能を備えたマイクスピーカーだ。
同社の他スピーカーと同様、強力なノイズキャンセリング機能により、環境音や雑音でうるさい状況においても、ヒトの声のみを認識して相手に伝えることが出来る。
全方向への集音に対応しており、推奨人数は最大5人までとなっているため、小~中規模でのオンラインミーティングに向いている製品である。
本製品はBluetoothによる遠隔使用には対応しておらず、USB給電が必要となるため、どちらかというと自宅のデスク周りに設置するのが望ましい製品であると言える。
外見の光沢は高級感があり、見た目的身も性能的にも人気の高いマイクスピーカーだ。
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eMeet OfficeCore M2
項目
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数値
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スピーカー出力
|
3W RMS
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周波数応答
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20Hz~20kHz(±1db)
|
信号対雑音比 | >80db |
マイク感度 |
26db
|
マイク周波数応答
|
100Hz~8kHz
|
マイク指向性
|
360°全指向性
|
Bluetooth
|
Ver4.2 伝送距離約20m
|
マイクの指向性
|
360°全指向性
|
バッテリー
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3.63V/2600mAh(12時間通話・20時間音楽再生可能)
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充電仕様
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5V/1A (充電時間3~4時間)
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サイズ
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125mm x 125mm x 35mm
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本体重量
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300 g
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【GOODな点】
- 高度なノイズキャンセリング機能
- 高度なエコーキャンセリング機能
- 全方向の集音に対応
- 多人数の集音が可能
【BADな点】
- 価格が少し高め
本製品は中国のeMeet社が販売する、ノイズキャンセリング機能とエコーキャンセリング機能を備えたマイクスピーカーだ。
強力なノイズキャンセリング機能により、環境音や雑音でうるさい状況においても、ヒトの声のみを認識して相手に伝えることが出来る。
USB給電による使用に加えて、内蔵バッテリーによるスタンドアローン使用も可能なため、外出先や周囲に給電方法のない場所での使用に適している。
接続方式はUSB・Bluetoothのいずれも可能。PCのみならずスマホやタブレットに接続して使用することもできる。
サイズもカバンにすっぽりと入るコンパクトな重さ・大きさとなっており、設置場所を選ばない。
まさに持ち運びにはうってつけのマイクスピーカーとなっている。
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Anker PowerConf
製品名 | PowerConf |
メーカーブランド | Anker |
接続方式 | Bluetooth, USB |
バッテリー | 6700mAh(最大24時間連続使用可能) |
コネクタータイプ | USB端子 |
カラーバリエーション | グレー, メタリック |
サイズ | 12.4 x 12.3 x 2.99 cm |
重量 | 340 g |
【GOODな点】
- 長時間の連続使用が可能なバッテリー
- 音量の最適化機能
- ワイヤレス通信によるスタンドアロン使用が可能
- ノイズキャンセリング機能
【BADな点】
- サイズが大きめ
- そこそこズッシリ感がある
本製品はAnker社が製造する、ウェブ会議用マイクスピーカーだ。
360度全方位の集音に対応しており、8人までの会議に適した製品となっている。
音量を調整するオートゲインコントロール機能を備えており、マイクからの距離に応じて音量を自動で最適化してくれる。
そして特筆すべきはバッテリー容量だ。
満充電で最大24時間の連続使用が可能であり、外出先や周囲に充電環境のない場所における使用にはうってつけの製品となっている。
しかしその分、eMeet社のものに選べて筐体サイズが大きめとなっている。
持ち運び性能を選ぶのであればeMeet M2あたりを、持続時間を重視するのであれば本製品をオススメしたい。
Anker PowerConf S3
製品名 | PowerConf S3 |
メーカーブランド | Anker |
接続方式 | Bluetooth, USB |
バッテリー | 6700mAh(最大24時間連続使用可能) |
コネクタータイプ | USB端子 |
カラーバリエーション | グレー, ファブリック |
サイズ | 12.4 x 12.3 x 2.99 cm |
重量 | 340 g |
【GOODな点】
- 長時間の連続使用が可能なバッテリー
- 音量の最適化機能
- 中音域の音質が改善
- ノイズキャンセリング機能
【BADな点】
- サイズが大きめ
- そこそこズッシリ感がある
本製品は、上記で紹介した『Anker PowerConf』の上位互換版である。
価格が1,000円ほど高めとなっているが、そのぶん中音域での音質が強化されており、相手からの声がより聞こえやすくなっている。
そのほかのサイズ・重量・デザイン・搭載機能などはAnker PowerConfとほぼ同等である。
個人的には中音域の強化は円滑なコミュニケーションのために重要な要素であるため、1,000円を余分に出して本製品を購入することをオススメしたい。
SPEAK510
製品名 | SPEAK510 |
メーカーブランド | Jabra |
接続方式 | Bluetooth, USB |
バッテリー | 最大15時間連続使用可能 |
コネクタータイプ | USB端子 |
カラーバリエーション | ブラック |
サイズ | 12.19 x 3.3 x 12.19 cm |
重量 | 195 g |
【GOODな点】
- 高感度マイク&エコー除去機能
- 全方向集音機能
- 多台数デバイスとの接続が可能
【BADな点】
- 通信環境によってプチプチ音がすることがある
本製品は、Jabraが開発する高性能マイクスピーカーである。
高感度のマイクを備えており、こちら側の声を相手にクリアに伝えることが出来る。
また高性能エコーキャンセラーを搭載しており、通話中の不快なエコーを防止することが可能だ。
サイズ・重量ともにポータブルマイクとしては申し分なく、Bluetoothによる遠隔使用も可能。
ただし、電波状況によっては通話中にプチプチ音が聞こえてくるため、可能な限りUSB接続で使用をお勧めしたい。
ユニファイドコミュニケーションスピーカーフォン
製品名 | ユニファイドコミュニケーションスピーカーフォン |
メーカーブランド | ヤマハ |
接続方式 | Bluetooth, USB |
バッテリー | 最大10時間連続使用可能 |
コネクタータイプ | USB端子 |
カラーバリエーション | ブラック |
サイズ | 14 x 14 x 4.3 cm |
重量 | 280 g |
【GOODな点】
- コンパクトかつ軽量な筐体
- 全方位集音マイク
- 高音質マイク&スピーカー
- 周囲の環境に適応して音質調整
【BADな点】
- 価格が高め
- バッテリー持続時間が短め
本製品は、日本のヤマハが開発する高性能マイクスピーカーである。
全方位集音可能、1~4人の少人数での使用に適したマイクスピーカーであり、価格が高い分、マイクとスピーカーは非常に高品質なものが搭載されている。
周囲の環境に応じて自動で音質が調整されるため、自身で細かな調整を行う必要は無い。
バッテリー持続時間が比較的短めな点が玉にキズだが、それ以外の点に関してはパーフェクトな、まさにハイエンドマイクスピーカーとなっている。
COQUUN
製品名 | COQUUN |
メーカーブランド | コクーン |
接続方式 | USB |
バッテリー | 電源コード式 |
コネクタータイプ | USB端子 |
カラーバリエーション | ブラック |
サイズ | 7 x 7 x 2 cm |
重量 | 210 g |
【GOODな点】
- コンパクトかつ軽量な筐体
- 非常に安価な価格
- ノイズキャンセリング機能搭載
【BADな点】
- バッテリー非搭載
- 使用時にUSB接続が必要
本製品の特長はなんといっても安さ。割引適用で4,000円以下という、数あるマイクスピーカーの中でも圧倒的な安さを誇る製品だ。
機能自体もノイズキャンセリングに対応しているため、騒音をシャットアウトして会話することが可能。
プラグアンドプレイ対応により、USB接続後すぐに使用が可能というシンプルさだ。
ただしバッテリーを搭載しておらず、Bluetoothにも非対応
リーズナブルで求めやすい製品だが、使用時には必ずUSB接続が必要だという点に留意しておきたい。
I-O DATA USBスピーカーフォン
製品名 | I-O DATA USBスピーカーフォン |
メーカーブランド | アイ・オー・データ |
接続方式 | USB |
バッテリー | USB給電 |
コネクタータイプ | USB端子 |
カラーバリエーション | ブラック |
サイズ | 13.5 x 13.5 x 3.4 cm |
重量 | 440 g |
【GOODな点】
- ノイズキャンセリング機能搭載
- エコーキャンセリング対応
- オートゲインコントロール対応
- シンプルなボタン操作
【BADな点】
- Bluetooth非搭載
- 使用時にUSB接続が必要
本製品は、アイ・オー・データが開発する高性能マイクスピーカーである。
エコーキャンセリング・ノイズキャンセリング・オートゲインコントロール(距離による音量さを自動調整する)といった、ウェブ会議に必要な機能をすべて備えており、まさにウェブ会議にはうってつけのマイクスピーカーとなっている。
ただしBluetooth非対応・バッテリー非搭載のため、使用時には常時USB接続が必要である。
そのため、少人数でのウェブ会議や、自宅用のマイクスピーカーとして使用するにはオススメの製品であると言える。
価格的にはeMeet M0~2あたりと迷うところだが、Bluetooth接続を優先したい場合はeMeet製品、オートゲインコントロール機能を重視する場合は本製品を選ぶと良いだろう。
自宅に1台は必ず用意しておきたいマイクスピーカー
以上が、筆者が特にオススメしたいマイクスピーカー10選である。
Withコロナの時代になると、働き方は今まで以上に一変するだろう。
リモートワークが常態化することも大いに考えられるため、マイクスピーカーは1家に1台なくてはならない時代がくるかもしれない。
そのような場合は、ぜひ各々の用途に合った機能を備えたマイクスピーカーを購入しよう。
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