最近は、家電にインターネット通信機能を搭載したIoT(Internet of Things)機器が、一般家庭でも多く普及するようになってきた。
その最たるものが、全自動で自宅の掃除を行ってくれる『ロボット掃除機』だ。
今現在、安価なものから高価なものまで、市場には多くのロボット掃除機が出回っている。初めてロボット掃除機の購入を検討している方は、どのモデルを選べば良いか迷っている方も多いだろう。
そこで今回は、掃き掃除・水拭き掃除両用の高性能ロボット掃除機『ルンバ コンボ j7+』を紹介したいと思う。
Alexa対応、強力吸引力でメンテナンスも楽々な高性能ロボット掃除機
今回紹介する『ルンバ コンボ j7+』は、強力吸引力でメンテナンスも楽々、そしてAmazon Alexa(アレクサ)等の音声アシスト対応する高性能ロボット掃除機だ。
ブランド | ルンバ |
モデル名 | ルンバ コンボ j7+ |
物体認識技術 | PrecisionVisionナビゲーション |
音声操作 | 対応(Siri, Amazon Alexa, Google Home) |
対応アプリ | iRobot |
本体サイズ | 339×339×87mm |
ステーションサイズ | 400×310×340mm |
ダストパック容量 | 最大1年分 |
▼1台で掃除機掛けと水拭きを任せたい方にうってつけのモデルだ。
掃除機がけと拭き掃除を一台で完了できる、ハイスペック機能を搭載したルンバ初の2-in-1モデルだ。コードやペットの排せつ物などの障害物を認識して回避。さらに、モップパッドを本体天面まで持ち上げるため、カーペットを濡らさないなど、手間いらずで高度な掃除を自動実行する。
▼吸引口にはゴム製のデュアルアクションブラシを採用。汚れが付着しづらく、メンテナンス性にも優れている。
▼独自の『PrecisionVisionナビゲーション機能』によって、リアルタイムで物体を認識し、確実に掃除を完了する。
高度なナビゲーションシステムにより、広範囲を短時間で効率的に清掃。万が一、充電残量が少なくなっても、自動でホームベースに戻り充電。その後、中断したところから清掃を再開する。
そして掃除が完了すると、自動で本体のダスト容器のゴミをクリーンベース内のAllergenLock紙パックへ排出。約1年分のゴミを収納できるので、しばらくは掃除のことを気にかける必要がない。
Googleアシスタント、Amazon Alexa、Siri ショートカットに対応。話しかけるだけで、すみずみまでキレイにしてくれる。さらに、汚れた場所を指定してピンポイント清掃場所を指定するだけで、食べこぼし汚れもすぐに清掃する。
以上の通り、ルンバのパワフルな清掃力に水拭き機能を搭載することで、暮らしにさらなるゆとりをもたらす高性能ロボット掃除機となっている。
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子。
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- ルンバ本体
- バッテリー(内蔵)
- クリーンベース
- クリーンベース用電源コード
- 交換用紙パック×1
- 交換用エッジクリーニングブラシ×1
- 交換用フィルター×1
- マイクロファイバーモップパッド×2
- 床用洗剤(4回分)
▼説明書およびユーザーマニュアルは日本語に完全対応しているので安心だ。
▼交換用エッジクリーニングブラシ、交換用フィルター。
▼マイクロファイバーモップパッド×2、および床用洗剤(4回分)が付属。
▼水タンク内に床用洗剤を一緒に投入することで、水拭き掃除の効果を上げることができる。
ロボット掃除機本体
▼ロボット掃除機本体。直径33.9cm、高さ8.7cmの円形デザイン。
▼重厚感のある外観は高級感を感じさせる。
▼上部にはCLEANボタンが搭載。
▼背面にはモップパッドプレートが用意されており、モップパッドを取り付け、タンクへ給水することで水拭きが可能となる。
▼側面前部にはカメラが内蔵。
▼側面左右には壁面移動センサーが内蔵。
▼後部には、ダスト容器 兼 水タンクが内蔵されている。
▼ボタンを押すことで、ダスト容器 兼 水タンクを取り外せる。
▼ダスト容器はフィルターを簡単に分離できるため、掃除が簡単だ。
▼ダスト容器を取り囲むように、給水用のスペース(水タンク)が用意されている。
▼底面の様子。
▼ゴミを絡めとるエッジクリーニングブラシ。
▼大きな車輪でカーペット等の多少の段差は乗り越える。
▼ゴミの吸引口。
▼中央のレバーを押しながら持ち上げることで、デュアルアクションブラシの取り外しが可能。
ゴム製のデュアルアクションブラシは汚れが付着しづらく、髪の毛などのゴミも絡まりづらいため、メンテナンスが非常にラクだ。
このように、メンテナンス性に優れている点も、本製品のメリットの1つだと言えるだろう。
クリーンベース
本製品にはクリーンベースが付属しており、ロボット掃除機が集めたゴミを溜めておくことができる。
▼クリーンベース
▼上部の様子。
▼上部のフタを開けると、吸い上げたゴミを溜めておくための紙パックが収まっている。
▼紙パックの容量は大きく、一般的な家庭から出るゴミの量であれば、最大1年分のゴミを溜めておけるとのこと。予備パックも1枚同梱されており、しばらくは追加購入無しで使い続けることができるだろう。
紙パックは単体での購入も可能。
▼クリーンベースの正面下部は帰ってきたロボット掃除機がすっぽり収まり、充電を行ったり、ゴミの吸い上げを行う。
▼クリーンベース側面の様子。
▼背面の様子。
▼下部の様子。電源コード接続用のポートが用意。電源コードが邪魔にならないように、巻取り部も用意されている。
使用開始までの手順
本製品の使用を開始するまでの手順は、いたって簡単だ。
①:クリーンベースの設置
まず最初にクリーンベースを設置する。
▼周囲の壁から多少離した場所への設置が推奨されている。
そして電源コードをコンセントに接続しよう。
▼巻き取り部が用意されており、余ったコードが邪魔にならない。
②:ロボット掃除機のセッティング
続いて、ロボット掃除機本体を準備する。
電源接続済みのベースに、ロボット掃除機をセットしよう。
ベースに設置するとロボット掃除機の電源ボタンが点灯し、スタンバイ状態となる。
③:専用アプリでロボット掃除機をペアリング
最後に、スマホやタブレット端末等に専用アプリをインストールし、ロボット掃除機との接続(ペアリング)を行う。
▼専用の無料アプリ(iOS・Android対応)
インストール後、アプリを起動しルンバ コンボ j7+との接続を行う。アプリインターフェースも日本語に完全対応しているので安心だ。
▼ロボット掃除機の接続にはWi-Fi環境が必要だ。WPA3のセキュリティタイプには対応していないので注意したい。
画面の指示に従って連携を進めていこう。
④:自室のマッピングを行う
セットアップが完了したら、自宅のマッピングを行おう。
▼室内のマッピングに出発。
▼室内を自動走行して、マッピングを行っている様子。
そしてマッピングが完了すると、アプリ上に掃除範囲のマップが生成される。
マッピング・清掃が完了したロボット掃除機は、自動的にベースへと帰還する。ベース待機時は常に給電が行われているため、いちいち電源を切る必要はない。
▼自動的にベースへ戻ってくる様子
ロボット掃除機がベースへ戻るたびに、ゴミの吸引が行われる。この時の音が結構大きい。吸い上げられたゴミは、ベース内の紙パックに収納される。最大1年分ものゴミを溜めておけるため、いちいち手動でゴミを排出する手間が省ける。
▼吸い上げ後には、ロボット掃除機内のダスト容器には何も残らない。
以上でロボット掃除機本格利用のためのセッティングが完了した。
次回以降は、
- ロボット掃除機のボタンを押す
- アプリから指示を出す
- Amazon AlexaやGoogle Home経由で音声指示を出す
- 事前に掃除を予約する
といった操作を行うことで、ロボットが全自動で隅々まで掃除してくれるようになる。
アプリ経由で、外出先からLTE(4G・5G)回線で指示を出すことも可能だ。
▼吸引力の調整や清掃予約(スケジューリング)などもアプリ経由で行うことが出来る。
▼チャイルドロックやペットロック機能も搭載。小さな子供やペットのいる家庭でも安心して利用できる。
高い走破性能で隅々まで掃除
本製品の走破性能は高く、カーペットの上や、多少の段差は乗り越えて掃除してくれる。
▼フローリングや絨毯など、床の素材によって吸引力が落ちることはない。
▼ヒトの手では面倒な部屋の隅まで、文句ひとつ言わずにスイスイ掃除してくれる。
▼実際に掃除している様子
上述した通り、本製品の厚さは約8.7センチほどとなっている。
そのため、ソファーや戸棚の下などの狭い隙間でも、問題なく入り込んでホコリを取ることが出来る。
▼通常では掃除しづらい家具下のホコリもスイスイ取ってくれる。
通常であれば手抜きしがちな場所でも全自動で掃除してくれるため、部屋の中を常に隅々までキレイに保っておくことが出来る。
この便利さは、一度体験すると手放せなくなること間違いなしだ。ただし、散乱するコード類に絡まりやすいため、稼働前に片づけておこう。
立ち入り禁止区域などを設定可能
ロボット掃除機が走行した場所は自動でエリア分けされる。
▼部屋ごとの名称も自由に編集可能。
ロボット掃除機に立ち入り禁止区域を指定することも出来る。
▼赤枠で立ち入り禁止区域を指定。
立ち入り禁止区域に指定された場所には、ロボット掃除機は立ち入らないようになる。
玄関の靴置き場など、掃除してほしくない場所がある場合にはとても便利な機能である。
外出先からでも掃除の指示・現状確認が可能
アプリを利用することで、外出先のLTE(4G・5G)回線からでも、スマホで掃除の指示を出すことが出来る。
掃除が完了したり、何らかの不具合が発生した場合には、スマホに通知が入る。
離れた場所からでもロボット掃除機の状態を逐一把握できるので安心だ。
消耗品の交換時期が一目で判る
アプリ上には消耗品の使用時間が記録されており、交換までの残り目安期間を確認することができる。
ロボット掃除機の性能を最大限発揮するためにも、各消耗品の交換時期を逐一確認しておくと良いだろう。
水拭きでフローリングをピカピカに
上述した通り、ロボット掃除機に水拭きをさせることも可能だ。
▼水拭きを行わせる際は、ステーションの清水タンクへ洗浄用の水道水を注いでおこう。
▼付属の洗剤を投入することで、水拭き能力をさらに向上させることができる。
試しにコーヒーをこぼしてしまったフローリングに対して水拭き掃除を行わせてみた。
その結果、シミ1つ残すことなく、汚れを綺麗にふき取ることができていた。
このように、吸引掃除だけでなく、水拭き掃除に関しても優れた掃除能力を擁している。カーペット等に乗り上げた際は、モップを自動的に上に持ち上げる「パッドリフティングシステム」を搭載している。
音声アシスタント&位置情報サービス連携に対応
本製品はSiriショートカット、Amazon Alexa、Googleアシスタント等の音声アシスタントに対応しており、連携することで、声で掃除の指示を出すことが可能となる。
また、位置情報サービスとの連携も可能であり、ユーザーの位置情報を利用して、外出した時に清掃を自動開始させることができる。
もはやスマホ操作すら必要とせず、声や位置情報で掃除の指示を行うことの出来る高機能ロボット掃除機となっている。
他社ブランド高性能ロボット掃除機との比較
現在、市場には非常に多くのロボット掃除機が出回っており、人によってはどのモデルを購入すれば良いのか迷ってしまう方もいるだろう。
そこで、『ルンバ コンボ j7+』と同価格帯の、他社ブランドの高性能ロボット掃除機との比較を行ってみた。
今回の比較対象として、以下の3モデルを用意した。
▼より詳細は比較はコチラを参照してください。
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【2023年最新】高性能ロボット掃除機4機種徹底比較&おすすめランキングまとめ
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Narwal Freoとの比較
『ルンバ コンボ j7+』と『Narwal Freo』を比較してみよう。
まず外観・デザイン面について見ていこう。
ロボット掃除機サイズ | |
ルンバ コンボ j7+(画像右) | Narwal Freo(画像左) |
339×339×87mm | 350×351.5×106 mm |
ロボット掃除機本体のデザインに関して、清潔感のある白色を基調としたNarwal Freoに対し、ルンバ コンボ j7+は黒を基調としたシックで落ち着いたデザインとなっている。
直径はNarwal Freoの方が1cmほど大きめだが、ルンバ コンボ j7+の方が2cmほど薄い。しかし体感的にはサイズに差はほとんどない。いずれの掃除機も、狭い隙間に難なく入って行けるだろう。
ステーションサイズ | |
ルンバ コンボ j7+(画像右) | Narwal Freo(画像左) |
400×310×340mm | 370×415×435 mm |
ステーションに関して、水タンクを内蔵していないぶん、ルンバ コンボ j7+の方が圧倒的にコンパクトなサイズとなっている。
水タンクが無くモップパッドの洗浄&乾燥を全自動で行うことが出来ない点はNarwal Freoに劣っている。しかし、部屋があまり大きくなく、ステーションの設置場所に困る場合は、ルンバ コンボ j7+はうってつけのモデルと言えるだろう。
続いて機能・性能・価格面について見ていく。
価格自体は1.5万円ほどしか差はないが、自動モップ洗浄&乾燥に対応したNarwal Freoの方が安価となっている。
ロボット掃除機の大きさはほぼ同じ。ステーションの大きさは、水タンクを内蔵していないぶん、ルンバ コンボ j7+の方が圧倒的にコンパクトなサイズとなっている。しかしNarwal Freoも決して大きすぎるサイズではなく、デザイン的にも自室へ自然に溶け込むだろう。
掃き掃除の性能はいずれも高いレベルを誇っており、マッピング機能や障害物回避機能も優れている。ルンバ コンボ j7+はSiri, Amazon Alexa, Google homeなどの音声操作に対応している。一方、Narwal Freoは音声操作非対応。価格は同程度なので、いずれの機能を取るかによって選択が分かれるだろう。
選ぶポイント
- AlexaやGoogle Homeなどの音声操作を重視 ⇒『ルンバ コンボ j7+』
- 自動モップ洗浄&乾燥機能が欲しい⇒『Narwal Freo』
▼Narwal Freoのレビュー記事はコチラ
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『Narwal Freo ロボット掃除機』レビュー | モップ自動洗浄乾燥ステーション付属、水拭き対応の高性能モデル
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Roborock S7 MaxV Ultraとの比較
『ルンバ コンボ j7+』と『Roborock S7 MaxV Ultra』を比較してみよう。
まず外観・デザイン面について見ていこう。
ロボット掃除機サイズ | |
ルンバ コンボ j7+(画像右) | Roborock S7 MaxV Ultra(画像左) |
339×339×87mm | 353×353×96.5mm |
ロボット掃除機本体の外観デザインは、いずれもキロを基調とした重厚感のあるデザインとなっている。大きさはルンバ コンボ j7+がやや小さめだが、ぱっと見では大差ない。
ステーションサイズ | |
ルンバ コンボ j7+(画像右) | Roborock S7 MaxV Ultra(画像左) |
400×310×340mm | 422×504×420mm |
ステーションに関して、水タンクを内蔵していないぶん、ルンバ コンボ j7+の方が圧倒的にコンパクトなサイズとなっている。
水タンクが無くモップパッドの洗浄&乾燥を全自動で行うことが出来ない点はRoborock S7 MaxV Ultraに劣っている。しかし、部屋があまり大きくなく、ステーションの設置場所に困る場合は、ルンバ コンボ j7+はうってつけのモデルと言えるだろう。
続いて機能・性能・価格面について見ていく。
価格自体は3,000円ほどしか差はないが、ルンバ コンボ j7+の方が安価となっている。いずれもスマートデバイス等による音声操作に対応。マッピング機能や障害物回避機能も優れている。
掃除性能・水拭き性能は両モデルとも実に優れており、わずかなホコリや塵、床の染みも逃さず除去することが出来ていた。Roborock S7 MaxV Ultraはカメラを内蔵しており、外出先でも自宅内を映像で確認、音声で家族にメッセージを送ることが出来るなど、とにかく機能が充実している。自動洗浄などステーション機能も豊富。もはや掃除に関してはユーザーが何もすることが無くなる域に達している。
機能の多さではRoborock S7 MaxV Ultraの方に軍配が上がるが、そのぶんステーションのサイズが大きく、設置場所をとってしまう。水拭き等を行わせる予定がないのであれば、ルンバ コンボ j7+を選択しても問題ないだろう。
選ぶポイント
- ステーション(ベース)の設置場所をとりたくない ⇒『ルンバ コンボ j7+』
- 掃き掃除のみ行いたい ⇒『ルンバ コンボ j7+』
- 自動モップ洗浄も欲しい⇒『Roborock S7 MaxV Ultra』
▼Roborock S7 MaxV Ultraのレビュー記事はコチラ
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ECOVACS DEEBOT X1 OMNIとの比較
『ルンバ コンボ j7+』と『ECOVACS DEEBOT X1 OMNI』を比較してみよう。
まず外観・デザイン面について見ていこう。
ロボット掃除機サイズ | |
ルンバ コンボ j7+(画像右) | ECOVACS DEEBOT X1 OMNI(画像左) |
339×339×87mm | 362×362×103.5mm |
ロボット掃除機本体のデザインに関して、金属特有の光沢が見られ高級感と存在感を放つDEEBOT X1 OMNIに対し、ルンバ コンボ j7+は黒を基調としたシックで落ち着いたデザインとなっている。
直径はDEEBOT X1 OMNIの方が2.3cmほど大きめ。ルンバ コンボ j7+の方が2cmほど薄めと、ルンバ コンボ j7+の方がコンパクトなサイズとなっている。
ステーションサイズ | |
ルンバ コンボ j7+(画像左) | ECOVACS DEEBOT X1 OMNI(画像右) |
400×310×340mm | 417×448×573mm |
ステーションに関しても、水タンクを内蔵していないぶん、ルンバ コンボ j7+の方が圧倒的にコンパクトなサイズとなっている。
水タンクが無くモップパッドの洗浄&乾燥を全自動で行うことが出来ない点はDEEBOT X1 OMNIに劣っている。しかし、部屋があまり大きくなく、ステーションの設置場所に困る場合は、ルンバ コンボ j7+はうってつけのモデルと言えるだろう。
続いて機能・性能・価格面について見ていく。
DEEBOT X1 OMNIは約20万円と高価だが、そのぶん自動集塵、自動洗浄、自動モップ乾燥などステーション機能が非常に充実しており、もはや掃除に関してはユーザーが何もすることが無くなる域に達している。YIKO, Amazon Alexa, Google Homeなどの音声操作、スマートスピーカー連携に対応している点も魅力的だ。カメラを内蔵しており、外出先でも自宅内を映像で確認、音声で家族にメッセージを送ることが出来るなど、とにかく機能が充実している。
一方、ルンバ コンボ j7+もSiri, Amazon Alexa, Google homeなどの音声操作に対応している。しかし自動モップ洗浄&乾燥に非対応、遠隔映像確認に非対応など、DEEBOT X1 OMNIと比べて機能の充実面では劣ると言わざるを得ない。
しかしそのぶん全体的にコンパクトな筐体サイズに収まっており、日本の狭い家宅に設置するにはうってつけだ。吸引力も十分に強く、障害物回避や落下回避、マッピングなど各機能も高いレベルで洗練されている。何より、価格が159,800円(税込)であり、DEEBOT X1 OMNIと比べると手が出しやすい。
機能の充実度を取るか、価格を取るかで選択は分かれるだろう。
選ぶポイント
- とにかく多機能かつ高性能なロボット掃除機が欲しい ⇒『DEEBOT X1 OMNI』
- 高性能なロボット掃除機が欲しいけど、価格はなるべく抑えたい ⇒『ルンバ コンボ j7+』
- ステーションの設置場所をとりたくない ⇒『ルンバ コンボ j7+』
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『ECOVACS DEEBOT X1 OMNI』レビュー | モップ自動洗浄、音声アシスト対応の高性能ロボット掃除機
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『ルンバ コンボ j7+』のまとめ
今回紹介した『ルンバ コンボ j7+』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- コンパクトで比較的軽量なデザイン(ロボット掃除機本体)
- メンテナンスが簡単なシンプル構造
- 強力な吸引力
- 専用アプリで細かな設定&指示が可能
- 狭い場所・角など隅々までキレイにしてくれる
- 水拭きも可能
- 音声操作に対応
- 大容量紙パックへの集塵で手入れの手間が省ける
- 位置情報サービスとの連携も可能
悪かった点
- 全自動ステーションの吸引(ゴミ吸い上げ)音が大きい
- モップ自動洗浄機能は非搭載
- 水タンク容量が小さめ
以上のように、日ごろの掃除を格段にラクで快適なものにしてくれる、利便性の高いロボット掃除機となっている。
一度セッティングしておくだけで、後は放っておいても勝手に自宅を隅々までキレイにしてくれる。メンテナンスも簡単であり、初回起動時のマッピングも高速なため、使用中にストレスを感じることはないだろう。
専用アプリと接続することで、外出先からでも掃除の指示を送ったり、掃除状況の確認も可能。Siri、Alexa、Google Homeに対応している点も嬉しい。
集塵ベースは手入れの手間を省くことができ、ベース自体もコンパクトサイズでそこまで場所を取らず邪魔に感じない。一方でゴミ吸引(吸い上げ)時の音が結構ウルサイため、吸引を行う時間帯には注意したい。
また、水タンクの容量が小さいため、広い部屋を一気に水拭きしたい場合にはいちいちタンクを外して水を足す必要があるため、向いていないかもしれない。
何はともあれ、価格に対するロボット掃除機としてのパフォーマンス自体は、実に優れたモデルとなっている。
家事の手間やストレスを大幅に減らしたい方は、ぜひ本製品を使ってみてはいかがだろうか。
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