2024年7月、無線型のイヤホンを数多く手掛けるSoundPEATS(サウンドピーツ)は、同社の最新モデル『SOUNDPEATS Capsule3 Pro+』の販売を開始した。
Bluetooth接続対応のワイヤレスイヤホンであり、ハイレゾワイヤレス認証を取得。20Hz~40kHz(従来のコーデックは20Hz~20kHz)という広い再生帯域をカバーすることで、ボーカルや楽器の音を繊細に描き出すことができる。
MEMSドライバーと12mmダイナミックドライバーを組み合わせたハイブリッド構成を採用することで、低音から高音まで躍動感と迫力のあるサウンドを実現している。
今回、メーカーより本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。
MEMSドライバー&12mmダイナミックドライバー搭載の高コスパワイヤレスイヤホン
今回紹介する『SOUNDPEATS Capsule3 Pro+』は、Bluetooth接続対応のワイヤレスイヤホンだ。
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- クーポンコード利用期限:2024年7月11日(木)0:01 ~ 2024年8月18日(日)23時59分
ブランド | SOUNDPEATS |
モデル名 | SOUNDPEATS Capsule3 Pro+ |
タイプ | 無線(ワイヤレス) |
形式 | カナル型 |
本体操作 | タッチ式 |
ドライバー | 12mmダイナミックドライバー |
再生周波数帯域 | 20Hz—40KHz |
対応プロファイル | HSP、HFP 、A2DP、AVRCP |
対応コーデック | AAC、SBC、LDAC |
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.3 |
マイク | 内蔵(片側3基・計6基) |
最大持続時間 | イヤホン単体:約6.5時間 ※60%音量 ケース込み:約43時間 ※60%音量 |
本体サイズ | ケース込み:50.07×67.31×25.9mm |
本体重量 | イヤホン単体(片側):約5g ケース込み:約48g |
充電時間 | 約2時間 |
充電ポート | Type-C |
Adaptive ANC | 対応(最大-45dB低減) |
通話用(ENC)ノイズキャンセリング | 対応 |
マルチポイント | 対応 |
風ノイズ低減 | 対応 |
ゲームモード | 対応(70ms低遅延) |
専用アプリ | Google Play「PeatsAudio」はこちら App Store「PeatsAudio」はこちら |
防水性能 | IPX4 |
受賞実績 | VGP 2024 SUMMER 金賞 VGP 2024 SUMMER コスパ大賞 |
MEMSドライバーと12mmダイナミックドライバーを組み合わせたハイブリッド構成を採用。xMEMS製「Cowell」MEMSドライバーが高音域を駆動、シリコン振動板の硬さと軽さを活かして高域の再生周波数帯域を広げ、音の歪みを抑えている。
低音域には12mm径バイオセルロース製ダイナミックドライバーを使用、振幅の大きさを生かした躍動感と迫力があるサウンドを実現している。
▼低音から高音まで躍動感と迫力のあるサウンドを楽しめる。
ハイレゾワイヤレス認証を取得。20Hz~40kHz(従来のコーデックは20Hz~20kHz)という広い再生帯域をカバーすることで、ボーカルや楽器の音を繊細に描き出す。ハイレゾ相当の高音質を誇る「LDAC」に対応し、標準のBluetoothオーディオコーデックSBCと比べて最大約3倍の情報量を伝送可能。原音を忠実にトレースし、ハイレゾ音源の繊細なニュアンスを描き出すことが可能だ。
※マルチポイント接続時にLDACは使用できないので注意。
アクティブノイズキャンセリングにハイブリッド方式を採用。左右2つずつのマイクで的確にノイズを拾い出して除去する。さらに最大1.8kHzの超広帯域ノイズ周波数に対応し、可聴域で最大45dB(当社による測定値)というノイズ低減効果を実現している。周囲の雑音や装着状態、耳の形状に応じてノイズキャンセリング効果を自動調整することが可能だ。
※ANCをオンにすると、外耳道の構造と装着状態に適したノイズキャンセルレベルを検出するアルゴリズムのため、音楽が再開するまで約2秒かかる。
左右合わせて計6基の高性能マイクを内蔵しており、通話中に周囲の音を検出してノイズを軽減。騒がしい環境でも通話相手の声がクリアに聞こえ、自分の声もノイズのないクリアな音質で相手に届けることができる。さらにゲームモードをオンにすることで遅延を0.07sまで減らし、動画視聴やゲームプレイの体験を向上させることができる。
大容量バッテリーを内蔵しており、イヤホン単体で約6.5時間(ANCとAAC有効時約5時間)、ケースと併用すれば最大43時間という長時間の寿命を実現。オンラインミーティングや旅行先など、長時間の使用でも充電残量をいちいち気にする必要は無い。
最新アプリ 「PeatsAudio」に対応。イヤホン機能や音質を細かく調整できる。 タッチ操作機能の変更や、イコライザーによる音質調整、ノイズキャンセリングや外音取込モードのON/OFF、音声通知の切り替えなど、 Capsule3 Pro+を自分好みにカスタマイズすることが可能だ。
そして本製品はマルチポイント接続機能に対応しており、アプリでマルチポイント機能をオンにすることで、同時に2台のデバイスに接続可能。片方からの着信でも接続を切り替えることなく通話が可能だ。
※マルチポイント接続時にLDACは利用できない。マルチポイント接続を使用する際は「PeatsAudio」アプリ上で機能をオンにする必要がある。
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子。
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- チャージケース
- イヤホン本体
- USB Type-Cケーブル
- 予備イヤーチップ×2セット
- ユーザーマニュアル
- ブランドシール
▼ユーザーマニュアルは日本語にも対応している。
交換用イヤーピースが付属しており、耳穴の大きさに応じて最適なピースに変更できる。
チャージケース
製品には収納とイヤホンの充電器を兼ねた、チャージケースが付属する。
▼チャージケースの外見。肌触りが良く艶があり、高級感を感じるデザインだ。
▼手のひらで包み込めるほどコンパクトなサイズ。
▼ズボンのポケットにもラクラク収まるサイズだ。
▼底部の様子
▼底部にはType-Cポートやファンクションボタンが用意。
▼上部のフタをカパッと開けると、左右のイヤホンがスッポリ収まっている。
イヤホン本体
イヤホン本体も非常にコンパクトなサイズとなっている。
▼気を付けないと紛失し兼ねないほど小さい
▼片耳で約5gと非常に軽い。
▼側面(Sのロゴ部分)にはタッチ式の操作パネルが内蔵。
左右イヤホンのタッチパネルを利用して、各機能へ瞬時にアクセスすることが可能だ。
「AirPods Pro」との比較
▼「SOUNDPEATS Capsule3 Pro+」(画像左)と「AirPods Pro」(画像右)を並べた様子。チャージケースのサイズはAirPods Proと同等だ。
▼イヤホン本体の大きさや重さも、AirPods Proと体感的には大差ない。
AirPodsを使い慣れている方であれば、違和感なく装着できるだろう。
「SOUNDPEATS Air4 Pro」「SOUNDPEATS Air4」との比較
以前リリースされ、同じく同ブランドの人気モデルである「SOUNDPEATS Air4 pro」「SOUNDPEATS Air4」との比較表は以下の通りだ。
▼3機種の比較表
製品名 | Capsule3 Pro+ | Air4 Pro | Air4 |
タイプ | 完全ワイヤレス型 | 完全ワイヤレス型 | 完全ワイヤレス型 |
形式 | カナル型 | カナル型 | インナーイヤー型 |
本体操作 | タッチ | タッチ | タッチ |
ドライバー方式 | 12mmダイナミックドライバー | 13mmダイナミックドライバー | 13mmダイナミックドライバー |
再生周波数帯域 | 20Hz—40KHz | 20Hz—20KHz | 20Hz—20KHz |
対応コーデック | AAC、SBC、LDAC | aptX Lossless、aptx adaptive、aptx、AAC、SBC | aptX Lossless、aptx adaptive、aptx、AAC、SBC |
Bluetoothチップ | WQ7034AX | QCC3071 | QCC3071 |
Bluetoothバージョン | Bluetooth5.3 | Bluetooth5.3 | Bluetooth5.3 |
最大持続時間(単体) | 6.5時間 | 6.5時間 | 6.5時間 |
最大持続時間(本体) | 43時間 | 26時間 | 26時間 |
重量 (単体) | 5g | 3g | 4g |
重量 (本体) | 48g | 36g | 38g |
サイズ (単体) | 33.57×21.53×25.61mm | 34.4×24×20.7mm | 18.3×19.1×34.4mm |
サイズ (本体) | 50.07×67.31×25.9mm | 64×24.2×48.3mm | 53.5×24×58mm |
充電時間 (単体) | 1.5時間 | 1.5時間 | 1.5時間 |
充電時間 (本体) | 2時間 | 2時間 | 2時間 |
充電コネクタ | USB Type-C | USB Type-C | USB Type-C |
Adaptive ANC | 対応 | 対応 | 対応 |
aptx Voice | 対応 | 対応 | 非対応 |
通話ノイズリダクション | 対応 | 対応 | 対応 |
マルチポイント | 対応 | 対応 | 対応 |
装着検出機能 | 対応 | 対応 | 非対応 |
風ノイズ低減 | 対応 | 対応 | 非対応 |
ゲームモード | 対応(70ms 低遅延) | 対応(88ms 低遅延) | 対応(88ms 低遅延) |
専用アプリ | PeatsAudio | SoundPeats | SoundPeats |
防水性能 | IPX4 | IPX4 | IPX4 |
通常価格 | 13,880円 | 8,480円 | 8,980円 |
発売日 | 2024年7月 | 2023年10月 | 2023年7月 |
全体的に今回の『SOUNDPEATS Capsule3 Pro+』がスペック的に洗練されており、より満足度の高いサウンド視聴体験が可能となっている。
デバイスとの接続(ペアリング)方法
『SOUNDPEATS Capsule3 Pro+』はBluetoothによるワイヤレス接続に対応しており、接続(ペアリング)方法はいたってシンプルだ。
イヤホンを収納した状態でチャージケースを開くことで、自動的にペアリング状態となる。
デバイス側で "SOUNDPEATS Capsule3 Pro+" が表示されるので、選択することで接続(ペアリング)が完了する。
これだけの手順で接続を完了できる。
次回以降は、ケースのフタを開くだけで自動的に接続されるようになるため、この手のデバイスの扱いが苦手な方でも、全く問題なく使用することができるだろう。
なお、ケース正面のインジケータの点灯・点滅の仕方によって、バッテリー残量を把握することが出来る。
専用アプリのインストールを推奨
ちなみに、本製品にはiOS・Android対応の公式アプリ(無料)が用意されており、デバイスにインストールしておくことで様々な調節を行うことが可能だ。
▼公式アプリ『PeatsAudio』
▼アプリメイン画面。イヤホンの充電残量や接続状態、音質に関する各種パラメータの調節などを行うことが出来る。
ゲーミングや音楽視聴など、用途に応じてカスタマイズすることが可能。ノイズキャンセリングや外音取り込み機能の切り替えもここで行うことが出来る。
▼音声ガイダンスの言語は切り替え可能。
▼外音取り込み機能、ノイズキャンセリング機能などの切り替えが可能。
▼ゲームサウンドの聞き取りに最適な「ゲームモード」が用意。遅延を0.07sまで減らし、動画視聴やゲームプレイの体験を向上させることができる。
柔軟な使い方が出来る点も、本製品の魅力の1つだ。
▼音質を自動調整する新機能「アダプティブイコライザー機能」も用意。
非常に快適な装着感
実際にイヤホンを装着してみた。
まずペアリング済みのイヤホンをケースから取り出し、両耳にはめる。カナル型のため、イヤホン先端が耳奥まで到達するよう、耳にシッカリと装着する。
イヤホンは片耳で約5gほどしかなく、装着しても重さや不快感などは一切感じない。
装着した状態で動き回った場合でも落ちてしまうことはなかった。長時間装着し続けても耳が痛くなったり、疲れることもない。
数あるワイヤレスイヤホンの中でも、実に快適な装着性を実現できていると言える。
カナル型であるぶん、装着時の安定性は抜群だ。
MEMSドライバー&12mmダイナミックドライバーによる躍動感と迫力のあるサウンド
実際に本製品を使用して様々な楽曲を視聴してみた。
音質は非常に良好であり、1万円台のワイヤレスイヤホンの中でも優れた音質を実現出来ていると感じた。
同ブランドの前モデルである「SOUNDPEATS Air4 Pro」および「SOUNDPEATS Air4」等と比べると明らかに音の解像度が高い。様々な楽器の音色が響き渡るオーケストラ等の楽曲においては、1つ1つの楽器の存在感が消されることなく、繊細な音を楽しむことができた。
▼ボリュームを上げても、音漏れはそこまで気になるレベルではない。外出先でも安心して利用できるだろう。
中~高音域に関して爽快に響き渡る一方で、耳がキンキンと痛くなるような不快感は無く、長時間聴き続けていても疲れやストレスを感じることはなかった。ホワイトノイズ等も特になく、高音でも割れることはなかった。20Hz~40kHz(従来のコーデックは20Hz~20kHz)という広い再生帯域をカバーすることで、ボーカルや背景の楽器の音までを繊細に描き出すことができている。
そしてMEMSドライバーと12mmダイナミックドライバーを組み合わせたハイブリッド構成を採用。xMEMS製「Cowell」MEMSドライバーが高音域を駆動、シリコン振動板の硬さと軽さを活かして高域の再生周波数帯域を広げ、音の歪みを抑えている。低音から高音まで躍動感と迫力のあるサウンドを楽しめた。
ボリュームの調整幅も広く、音量を6~7割ほどに調整しても十分な音圧を感じることが可能であった。
この価格帯のイヤホンの中では、間違いなくトップクラスのサウンドを実現できていると言える。
イコライザー(EQ)による調節が可能
公式アプリにはイコライザー(EQ)調節機能が用意されており、イヤホンの音質を自分好みにカスタマイズすることが出来る。
▼イコライザーによる詳細なカスタマイズが可能。
また、イコライザーを細かく調節するのが面倒な方向けに、複数のEQプリセットも用意されている。
EQプリセットでは、低音抑制や低音強調、ヒップホップ、クラシックなど、視聴する音楽種別に最適なサウンド環境をワンタッチで実現することが出来る。
選択するプリセットによって全く異なる傾向のサウンドを楽しむことが出来る。しかも微々たる違いではなく、同じ楽曲でも体験がガラリと変わるほど、各プリセットが差別化されていた。
音響にあまり詳しくない方にとって、イコライザーをイジるのは敷居が高い。しかしアプリ上でプリセットが用意されていることにより、音の変化を気軽に楽しめるのは優れた機能であると感じた。なお、どの設定が最適か分からない場合は、上述した「アダプティブイコライザー機能」を利用して自動調整を行ってもらっても良いだろう。
扱い方が簡単
実際に『SOUNDPEATS Capsule3 Pro+』を使用すると、取り回しが実に楽なことに気が付くだろう。
まずケースからイヤホンを取り出すと瞬時にペアリングされ、耳に装着する頃にはサウンドを出力する準備が完了している。
ワイヤレスイヤホンによってはペアリングに時間のかかるタイプもあるが、本製品はその点でストレスに感じることは無い。
そして使い終わった際は、チャージケースに収納することでBluetooth接続が解除され、充電が行われる。
この流れが非常にシンプルでラクなため、日常の中でストレスなく自然に使用し続けることが可能だ。ユーザービリティに優れた設計が成されていると感じられた。
タッチパネルの機能カスタマイズが可能
アプリ上では、イヤホン側面のタッチパネルを操作した際の機能を自由にカスタマイズすることができる。
▼タッチ回数により、電源ON/OFF、音量調節、曲送/戻しなどの操作を瞬時に行うことが出来る。
ただ、ユーザーによってはイヤホンに搭載されたタッチパネルを誤って触れてしまい、誤操作を起こしてしまい、ストレスを感じることがあるかもしれない。
そのような場合には、設定画面でタッチ操作をOFFにしておくことも可能だ。
最大2台の端末への同時接続(マルチポイント接続)に対応
アプリ内でマルチポイント機能をオンにすると、2台の端末へ同時に接続することが可能となる。パソコンで音楽を聴きながらスマートフォンで着信待ち受けも可能で、どちらの機器に着信があってもスムーズに応対できる。
長時間持続するバッテリー
このサイズにしては、本製品の充電は比較的長持ちする部類だ。
イヤホン本体のスタンドアローン状態で約6.5時間、チャージケースを併用することで約43時間もの使用が可能になり、外出先に1週間ほど持って行っても平気で充電が持続する。
ケース本体のバッテリーが低下した場合は、Type-Cケーブルを接続して充電できる。
▼Type-Cポートがケース下部に位置しており、充電時にデスク上へ置きやすい点もGOOD。
実際に1週間ほど試用してみたが、1日に4時間程度使用する分には、1週間で1回ほど充電を行うだけで事足りた。いちいち充電する手間を省くことが出来る点は実に嬉しい。
ただ、個人的にはワイヤレス充電にも対応していてほしかったところだ。
『SOUNDPEATS Capsule3 Pro+』のまとめ
今回紹介した『SOUNDPEATS Capsule3 Pro+』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- 優れた音質
- 低音から高音まで解像度の高いサウンド
- 軽量かつコンパクトで、高級感もあるチャージケース
- バッテリー持続時間が長い
- 長時間装着し続けても疲れない・痛くない
- ペアリングが簡単(スムーズ)
- 便利なEQプリセット
- マルチポイント接続に対応
- 低音もそこそこ響く
- ゲームモード搭載
- 外音取り込み機能に対応
- 優れたノイズキャンセリング
悪かった点
- ケースはワイヤレス充電に非対応
以上の通り、1万円台のワイヤレスイヤホンの中でも優れたコストパフォーマンスを発揮するワイヤレスイヤホンとなっている。
MEMSドライバーと12mmダイナミックドライバーを組み合わせたハイブリッド構成を採用することにより、優れた音質を実現。特に中~高音域に関しては満足度の高いサウンド体験が可能だ。今まで数多くの有線・無線タイプのイヤホンを試用してきたが、この価格帯でこれほどの音質を実現できているワイヤレスイヤホンは他に類を見ないレベルだ。
中~高音域が爽快に響き渡る一方で、耳がキンキンと痛くなるような不快感は無く、長時間聴き続けていても疲れやストレスを感じることはなかった。ホワイトノイズ等も特になく、高音でも割れることはなかった。
そして、低音域には12mm径バイオセルロース製ダイナミックドライバーを使用、振幅の大きさを生かした躍動感と迫力があるサウンドを実現している。ボリュームの調整幅も広く、音量を7割ほどに調整しても十分な音圧を感じることが可能であった。繊細で迫力のあるサウンドを楽しめるため、映画視聴用のイヤホンとしてもうってつけだろう。
さらにゲームモードをオンにすることで遅延を0.07sまで減らし、動画視聴やゲームプレイの体験を向上させることができる。
バッテリー持続力も非常に優れており、外出先でもケース携行で長時間の連続利用が可能。
イヤホン側面のタッチ操作パネルを無効化出来る点も嬉しい。
一方、欲を言えばケース自体がワイヤレス充電に対応していてほしかったところだ。
なにはともあれ、1万円台では最高クラスのコスパを発揮するモデルといっても過言ではないだろう。この価格帯で、できるだけ性能の良い完全ワイヤレスイヤホンを探している方には、是非オススメしたい製品だ。
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