2025年2月、無線型のイヤホンを数多く手掛けるSoundPEATS(サウンドピーツ)は、オープンイヤー型の完全ワイヤレスイヤホン『SOUNDPEATS UUイヤーカフイヤホン』を販売している。
2024年10月にリリースされ、発売から1週間以内に約2万台を売り上げた超人気モデル「SOUNDPEATS CC」の後継にあたる最新モデルだ。正式モデル名は「POP Clip」だが、製品形状がアルファベットの「U」に似ていることから、読みやすく覚えやすいよう「UUイヤーカフイヤホン」として統一されているとのこと。
イヤーカフを模したデザインを採用しており、従来のイヤホンとは比べ物にならないほど快適な装着感を実現。コンパクトかつ軽量なイヤホン本体には10.8mmデュアルマグネットダイナミックドライバーを内蔵しており、パワフルかつ繊細なサウンドを実現している。
今回、メーカーより本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。
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ブランド | SOUNDPEATS |
モデル名 | SOUNDPEATS POP Clip |
製品名 | SOUNDPEATS UUイヤーカフイヤホン |
カラー | ブラック、ホワイト |
タイプ | ワイヤレス |
形状 | イヤーカフ型 |
本体操作 | 物理ボタン |
素材 | 高品質TPU ニッケルチタン形状記憶合金 |
ドライバー | 10.8mmデュアルマグネットダイナミックドライバー |
再生周波数帯域 | 20Hz ~ 20KHz |
対応コーデック | AAC、SBC |
Bluetoothバージョン | 5.4 |
最大持続時間 | 単体:約8時間 ケース込み:約30時間 |
重量 | 片側:約4.7g(公称値) / 約4.73g(実測値) ケース込み:約46.73g(公称値) / 約46.79g(実測値) |
サイズ | 片側:27.4×26.7×22.5mm ケース:63.7×49.8×30.6mm |
充電時間 | イヤホン:約分 ケース:約分 |
充電コネクタ | USB Type-C |
内蔵マイク | 片側1基 |
急速充電 | 対応(10分の充電で2時間の再生が可能) |
イヤホンを探す機能 | 対応 |
左右気にせず収納 | 対応 |
ダイナミックEQ | 対応 |
ムービーモード(3Dオーディオ) | 対応 |
通話用ノイズキャンセリング(ENC) | 対応 |
マルチポイント接続 | 対応 |
AeroVoice風切り音低減テクノロジー | 搭載 |
ゲームモード(低遅延) | 対応(0.08s) |
専用アプリ | PeatsAudio |
防水性能 | IPX5 |
発売日 | 2025年2月24日(月) |
今回紹介する『SOUNDPEATS UUイヤーカフイヤホン』は、人間工学に基づいたイヤーカフ型のデザインを採用した完全ワイヤレスイヤホンだ。
耳穴を開放できるオープンイヤータイプならではの快適な装着感と軽さを提供。耳に挟む部分には柔軟な材質が使われ、耳の形を問わずやさしくフィットする。片側約4~5gの軽さのおかげで、長時間装着し続けても耳の痛みや疲れが感じづらい。
▼日常生活の中で、自然な感覚で着け続けられる。
圧倒的な装着時の快適さと、周囲の環境を把握できる認識性の高さを両立したモデルとなっている。Bluetooth5.4接続対応の完全ワイヤレス仕様。
▼左右のイヤホンデザインは同一となっており、イヤホンの左右を気にせずスムーズに装着・収納できる。
コンパクトかつ軽量なイヤホン本体には10.8mmデュアルマグネットダイナミックドライバーを内蔵しており、パワフルかつ繊細なサウンドを実現している。ムービーモード(3Dオーディオ)にも対応しており、まるでサウンドに包まれているかのような音楽視聴体験が可能だ。
SOUNDPEATS最新技術として「AeroVoice風切り音低減テクノロジー」が搭載されており、空気の流れを変えることで風切り音を低減する。
ゲームモードサポートにより、0.08s低遅延サウンドを楽しめる。本格的なゲーミングにも活用できるだろう。
マルチポイント接続に対応しており、2台のBluetoothデバイスと同時に接続可能。スマートフォンに接続したまま、タブレットやノートパソコンへ素早く切り替えることができ、接続し直す手間を省ける点が便利だ。
片側1基、計2基のマイクを内蔵しており、ハンズフリーでイヤホン越しの音声通話を楽しめる。
▼イヤホンには物理ボタンが搭載されており、正確で直感的な操作を行えるようになった。
イヤホン本体はIPX5等級の防水仕様となっており、汗や雨水が付着しても壊れづらい。運動用イヤホンとしても活用できるだろう。
バッテリー持続力も優れており、イヤホン単体で約8時間、ケース込みで約30時間もの連続使用が可能。いちいち充電する手間を省くことができる。
そして専用アプリ「PeatsAudio」との連携に対応しており、アプリ上でイコライザーの調整やサウンドプリセットの変更、各種モード切替え、タッチ機能の変更など、イヤホンに関する様々な調整を行うことができる。
SOUNDPEATS CC と UU の比較
今回発売された『SOUNDPEATS UU』と、2024年10月にリリースされた「SOUNDPEATS CC」との比較表は以下の通りだ。
以上の通り、本体サイズおよび重量に関してはUUの方が小型&軽量になり、より快適で違和感のない装着感を楽しめるようになっている。
ただしそのぶん、内蔵ドライバーもCCと比べて小型化しており、おもに低音の響き方などで多少の差が生まれるだろう。
タッチ操作式のCCに対して、UUでは物理ボタンを採用。正確で直感的な操作を行えるようになった。
そしてバッテリー持続力に関して、UUの方がイヤホン単体で+2時間分もの長寿命化を実現。ケース込みでは、さらに+6時間もの連続使用が可能となっている。この点は大きな進化と言えるだろう。
価格はUUの方が1,000円以上もリーズナブルになり、より購入しやすいモデルとなった。
▼「SOUNDPEATS CC」のレビュー記事はコチラ
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『SOUNDPEATS CCイヤーカフイヤホン』レビュー、圧迫感皆無、耳穴を開放して音楽を楽しめるオープンイヤーモデル
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製品本体および付属品
▼外箱の様子。今回のレビュー時にはホワイト色を使用している。
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- イヤホン本体(左右)
- チャージケース
- ユーザーマニュアル
- ブランドシール
- USB Type-Cケーブル
チャージケース
製品には収納とイヤホンの充電器を兼ねたチャージケースが付属する。Type-Cケーブルによる有線充電に対応。ワイヤレス充電には対応していない。
▼チャージケースの外観。63.7×49.8×30.6mmの楕円形デザイン。
▼イヤホンを格納した状態のケース重量は、実測で約46.79g。
▼手のひらに収まるほどのサイズ。
▼コンパクトかつ薄型のため、ズボンのポケット等にも簡単に収まる。
▼抜群の携行性。
▼側面にはペアリングボタンが用意。
▼背面には充電用のType-Cポートが用意。
イヤホン本体
ケースのフタを開けると、左右のイヤホンがスッポリ収まっている。
▼イヤホン本体を取り出した様子
▼イヤホン本体の外観。アルファベットの「U」を彷彿とさせる、イヤーカフ型のデザイン。
▼イヤホン単体は、実測で約4.73gと非常に軽量。
▼イヤホン単体のサイズは27.4×26.7×22.5mmと実に小さい。
▼両イヤホンの側面には物理ボタンが用意。
▼下部には充電端子とスピーカー穴が用意。
▼内側にはマイク穴も用意。
SOUNDPEATS CCとの比較
旧モデルである「SOUNDPEATS CC」と外観を比べてみた。
▼「SOUNDPEATS UU」(左)と「SOUNDPEATS CC」(右)を並べた様子。
▼イヤホン単体のサイズは、UUの方がCCよりも若干小さめ。
デザインが多少異なるものの、サイズ感的には大差はない。
デバイスとの接続(ペアリング)方法
『SOUNDPEATS UU』はBluetoothによるワイヤレス接続に対応しており、接続(ペアリング)方法はいたってシンプルだ。
イヤホンを収納した状態で、ケース前面のペアリングボタンを長押しするとインジケーターが白色に点滅し、ペアリングスタンバイ状態となる。
そしてデバイス側で、本製品の正式名称である "SOUNDPEATS POP Clip" が表示されるので、選択することで接続(ペアリング)が完了する。
これだけの手順で接続を完了できる。
次回以降は、ケースのフタを開くだけで自動的に接続されるようになるため、この手のデバイスの扱いが苦手な方でも、全く問題なく使用することができるだろう。
専用アプリのインストールを推奨
本製品にはiOS・Android対応の公式アプリ(無料)「PeatsAudio」が用意されており、デバイスにインストールしておくことで様々な調節を行うことが可能だ。
▼公式アプリ『PeatsAudio』
スマホにイヤホンを接続(ペアリング)した後、アプリを起動すると接続中のデバイスが自動で認識される。
▼アプリのメイン画面。イヤホンの充電残量や接続状態、音質に関する各種パラメータの調節などを行うことが可能。
EQ(イコライザー)プリセットの変更やサウンドモードの切り替え、マルチポイント接続設定など、用途に応じてカスタマイズできる。
▼ファームウェアのアップグレードや「イヤホンを探す」等の機能も利用可能。最新の「排水機能」も用意されている。
▼音声ガイダンスの言語はデフォルトで英語に設定されているが、日本語に変更可能。
マルチポイント接続が可能
本製品はマルチポイント接続に対応しており、イヤホンを最大2台のデバイスと接続できる。
そして一台目のデバイスに接続した状態でイヤホンをケース内に収納し、ケース前面のペアリングボタンを長押しすることで、二台目のデバイスでもBluetooth接続を行うことができる。
サウンドを聴くデバイスを変更したい場合に、いちいち接続解除⇒再接続の面倒な作業を繰り返す必要がないので便利な機能だ。
ただし、2デバイス同時再生(2つのデバイスのサウンドを同時に聴くこと)はできないので注意したい。
CCを上回る快適な装着感
実際にイヤホンを装着してみた。
ペアリング済みのイヤホンをケースから取り出し、両耳にかけるカタチで装着する。
▼スピーカー穴が耳穴側にくるよう、耳たぶにイヤホンを挟み込んで装着する。
▼高品質TPU、ニッケルチタン形状記憶合金で構成されたイヤホン本体は、耳の形状や大きさを問わず柔軟にフィットする。
イヤホンは片耳で約4.73g(実測値)ほどしかなく、装着しても重さや不快感などは一切感じない。
人間工学に基づいたイヤーカフ型デザインのおかげで、耳たぶの外側に引っ掛けるタイプの一般的なオープンイヤー型イヤホンよりも、圧倒的に自然かつ快適な装着感を実現できている。
装着していることを時々忘れそうになるほど自然な装着感で、長時間装着し続けても耳が痛くなったり、違和感や疲れを感じることはなかった。
耳たぶの裏に当たる部分が「SOUNDPEATS CC」よりも平らで、面積が広く取られているおかげで、装着時の安定感はCCより上回っている。耳たぶを挟む感覚も和らいでおり、CCを上回る快適な装着感を実現できていると感じられた。
自然な装着感の一方で、シッカリと耳に固定されるため、激しく動き回ってもズレ落ちることはない。IPX5等級の防水規格に対応していることもあり、激しい動きや発汗を伴う運動にもうってつけのイヤホンであると言える。
そして何より、耳穴を塞がず、耳の上に当てる感じで装着できるため、耳の閉塞感や圧迫感といった、インナーイヤー型で特有の不快感を感じることが一切なかった。外音もシッカリと聴き取れるため、装着した状態で屋外を歩き回っても安心だ。
もちろん、サングラスやメガネ、マスクと一緒に装着した場合でも互いに干渉しないため、ストレスや違和感を覚えることはなかった。
この快適さを一度味わうと、もはやイヤーカフ型のイヤホンを手放すことができなくなること間違いなしだ。
解像度の高いサウンド体験
実際に本製品を使用して様々な楽曲を視聴してみた。
率直に言って、音質は良好だ。
中~高音域に関しては実にクリアに響き渡る。 10.8mmデュアルマグネットダイナミックドライバーを内蔵することで、音圧も強めで迫力のあるサウンドを楽しめた。6,000円前後のオープンイヤー型イヤホンとしては、十分に優れた音質を実現できていると言える。
ただし、12mmドライバーを内蔵するCCと比べると、低音の響きは若干弱めだ。
なお、アプリ上からゲームモード(0.08s低遅延)、ムービーモード(3Dオーディオ)、ダイナミックEQなど、複数のサウンドモードを利用できる。
即座の反応が求められる本格的なゲーミングにおいて、ゲームモードは重宝するモードとなっている。また、ムービーモードをオンにすることで、映画視聴時の臨場感を増すことができるようになっている。
そして特に「ダイナミックEQ」をオンにすると、音の深みと低音の響きが向上する。個人的には最もオススメしたいモードだ。
音漏れはそこそこあるが、CCより軽減
本製品はスピーカー穴が耳で塞がれずに露出しているため、実際に音楽を再生してみるとそこそこ音漏れがある。
▼ボリュームを30%ほどに抑えた場合でも、イヤホンから音が漏れ聴こえてくる。
自宅で利用する分には問題ないが、バスや電車などの公共交通機関や、不特定多数の人が周囲に居る環境では、本製品を利用する際には少し注意した方が良いだろう。
ただしCCと比べると、同等のボリュームに設定した場合に音漏れがやや軽減されているように感じられた。
複数のイコライザープリセットが用意
公式アプリ上では、複数のイコライザープリセットを利用できる。
計9種類用意されているイコライザープリセットでは、低音強調、高音強調、クラシックモードなど、視聴する楽曲のジャンルに最適なサウンド環境をワンタッチで実現できる。
選択するプリセットによって全く異なる傾向のサウンドを楽しむことが出来る。しかも微々たる違いではなく、同じ楽曲でも体験がガラリと変わるほど、各プリセットが差別化されていた。「低音強調」モードでは低音が若干強化されるため、EDMなどのズンズン響く楽曲を視聴する際には最適だ。
音響にあまり詳しくない方にとって、イコライザーをイジるのは敷居が高いが、このようにプリセットがいくつも用意されているおかげで、音の変化を気軽に楽しめるのは便利な機能であると感じた。
▼なお、詳細なイコライザーカスタマイズ設定も用意されている。
そして「アダプティブイコライザー」機能も用意されている。これは、ユーザーの聴覚特性や装着状態に応じて音質を最適化するテスト機能だ。
特定の周波数のテストトーンやホワイトノイズをイヤホンから再生していき、テスト終了後にテストレポートを生成。その結果に基づいたイコライザー設定を反映できる。
このように、イヤホンを高度にパーソナライズできる設定が多く用意されている。
高品質ノイキャン対応マイク内蔵
本製品には計2基(片耳1基ずつ)の通話用ノイズキャンセリング(ENC)対応マイクが内蔵されており、イヤホン越しに高品質なハンズフリー通話を行うことが可能だ。
ノイキャン効果は高く、周囲のノイズを効果的に取り除き、装着者の声のみをクリアに拾い上げることができていた。
▼SOUNDPEATS UUで収録した音声
上動画は、スマホで撮影した映像の音声を、SOUNDPEATS UUの内蔵マイクで収録した音声に置き換えたものだ。
さすがに専用のハイエンドマイクと比べると録音品質は劣るものの、普通に通話するには十分に優れた性能となっている。CCの内蔵マイクよりも収録品質は圧倒的に向上していると感じられた。
▼SOUNDPEATS UUの内蔵マイクで拾った音声単体
▼(参考)SOUNDPEATS CCの内蔵マイクで拾った音声単体
UUの録音音声を聴くと、CCのマイクよりも周囲の環境ノイズ(空調音や屋外の音)を効果的に除去し、発言内容を明瞭に拾い上げることができていることが分かる。
通話だけでなく、オンライン会議などにも利用できるだけの品質となっている。
汗をかいたときの不快感が皆無
筆者は日課のランニングの時に、よく耳汗をかく。その汗が耳穴とイヤホンのスピーカー部との間に入り込み、音が聞こえづらくなるという不快な経験をよくした。
しかしイヤーカフタイプのオープンイヤー型イヤホンである『SOUNDPEATS UU』の場合は、そもそも耳の穴を塞がずに音楽を聴くことができるため、汗に関わるストレスはほぼゼロになった。
耳穴が解放されているのに音楽を楽しめるという感覚は、一度体験すると病みつきになること間違いなしだ。
ニッケルチタン形状記憶合金で構成されたワイヤー部分は変形することなく、耳の形状に沿って、シッカリと固定してくれるため、激しい動きの場合でも耳に保持できる。
IPX5等級の防水防塵仕様である点も合わせて、運動用イヤホンを探している方にはうってつけのモデルと言えるだろう。
物理ボタンで様々な操作が可能
本製品では、両耳イヤホンの側面に搭載された物理ボタンを押すことで、様々な機能にアクセスできる。
▼タッチ式からボタン式に変更されたことで、より正確で直感的な操作を行えるようになった。
そしてアプリ上では、ボタンを操作した際の機能を自由にカスタマイズすることができる。
▼ボタン操作時に利用できる機能を自由にカスタマイズ可能。ワンタップ、ダブルタップ、長押しなど、各操作方法ごとに異なる機能を割り当てられる。
▼曲送り/戻し、ボリューム調整、音楽再生/停止など、好みの機能を割り当てることができる。
これらの機能をうまく活用することで、より快適に本製品を活用できるだろう。
なお、タッチ機能が邪魔な場合には、機能を「なし」に設定することで、タッチ操作自体を無効にすることも可能だ。
「イヤホンを探す」機能を用意
本製品では、紛失を防ぐための機能「イヤホンを探す」を利用できる。
アプリ上で「イヤホンを探す」画面を起動すると、接続中のイヤホンの位置がマップ上に表示される。
そして「○○側のイヤホンが鳴ります」をタップすることで、イヤホンから大音量の電子音を流し、近くに隠れているイヤホンを見つけ出すことができる。
▼電子音を鳴らしている様子
小さなイヤホンの紛失を防ぐことのできる、有用性の高い機能だ。
スムーズな利用が可能
実際に『SOUNDPEATS UU』を使用すると、取り回しが実に楽なことに気が付くだろう。
まずケースからイヤホンを取り出すと瞬時にペアリングされ、耳に装着する頃にはサウンドを出力する準備が完了している。ワイヤレスイヤホンによってはペアリングに時間のかかるタイプもあるが、本製品はその点でストレスに感じることは無い。
そして使い終わった際は、チャージケースに収納することでBluetooth接続が解除され、充電が行われる。
▼本製品には左右の形状に差異がないため、イヤホンの左右を気にせずスムーズに装着・収納できる。
この流れが非常にシンプルでラクなため、日常の中でストレスなく自然に使用し続けることが可能だ。
長時間持続するバッテリー
本製品は、イヤホン単体のスタンドアローン状態で最大8時間のあいだ利用でき、ケースを含めると最大30時間の連続使用が可能となる。
前モデルのCCと比べると、UUの方がイヤホン単体で2時間分もの長寿命化を実現。ケース込みでは、さらに+6時間もの連続使用が可能となっている。この点は大きな進化と言えるだろう。
よほどヘビーに利用しなければ、3~4日ほどは連続して使用できる。
▼ケース背面のType-Cポートにケーブルを接続することで充電可能。
急速充電に対応しており、わずか10分間の充電で2時間もの使用が可能となる点は嬉しい。使いたい時にすぐ使える、実用性に優れたワイヤレスイヤホンとなっている。
『SOUNDPEATS UU イヤーカフイヤホン』のまとめ
今回紹介した『SOUNDPEATS UU イヤーカフイヤホン』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- イヤーカフデザインによる、非常に快適かつ自然な装着感
- 前モデル(CC)を上回る安定性
- スタイリッシュかつシンプルなデザイン
- ペアリング手順が簡単
- マルチポイント接続をサポート
- 解像度が優れたサウンド品質
- アプリ機能が充実
- 「イヤホンを探す」機能を利用可能
- CCよりも品質が大幅に向上したノイキャンマイク内蔵
- タッチ機能の詳細なカスタマイズが可能
- 性能に対して比較的リーズナブルな価格
- 急速充電サポート
悪かった点
- 低音表現はCCより弱め
- ケースがワイヤレス充電に非対応
以上の通り、一般的なインイヤー型、およびオープンイヤー型イヤホンと比べると、圧倒的に快適な装着感を実現したワイヤレスイヤホンとなっている。
イヤーカフ型デザインのおかげで、一般的な耳たぶの外周にかけるタイプのオープンイヤー型イヤホンよりも自然かつ快適な装着感を実現できている。前モデルのCCよりも安定性が向上。個人的には、いままで試してきたオープンイヤー型イヤホンの中で、最も優れた装着感であると感じた。
耳穴を塞ぐことなく音楽を楽しめるこの便利さと快適さは、一度体験すると手放せなくなるだろう。IPX5の防水規格に対応しているほか、シッカリとした固定感のおかげで、激しい動きや発汗を伴う運動にも利用できるイヤホンとなっている。
6,000円前後のワイヤレスイヤホンとしては音質も良好。この価格帯のモデルの中では十分に解像度の高い優れた音質を実現できている。ただし、CCと比べると低音表現は弱めだ。
アプリ機能も充実しており、EQプリセットの利用など、自身の使い勝手が最も良くなるようにイヤホンをカスタマイズすることが可能。「イヤホンを探す」や「排水」などの便利機能も用意されている。
装着時には多少の音漏れがあるが、CCと比べるとだいぶ軽減されているように感じた。
そして何より、内蔵マイクの質はCCと比べて大幅に向上している。オンライン授業やウェブ会議の際のマイク代わりとしても十分に活用できる品質だと言える。
総合して、抜群の着け心地と優れた音質を実現したイヤーカフ型ワイヤレスイヤホンとなっている。
イヤホンの装着感を最重要視したい方には、ぜひオススメしたい一品だ。
ただし、もし低音出力を重視したいのであれば、前モデルの「SOUNDPEATS CC」を選択肢に入れても良いだろう。
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- 5%OFFクーポンコード:SPUUHR94
- 有効期限:2025年2月24日(月)00:01 ~ 3月23日(日)23:59
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