- 自分が留守の間、自宅の中がどうなっているのかを外出先でも確認したい!
- 留守番中の子供が心配...
- 空き巣対策として、警報ブザー付きの防犯カメラを設置しておきたい
上記のような考えにより、最近では自宅に防犯カメラや "見守りカメラ” を設置する人々が増えている。
外出先からでもスマートフォンやタブレット端末から自宅内の映像を確認できるため、長期間のあいだ家を空ける際や、小さな子供や要介護者のいる家庭では安心感を得ることができるだろう。
しかし見守りカメラには様々な種類の製品があり、どのモデルを選べば良いのか分からない方も多いと思う。
そこで今回は、初めて見守りカメラを購入する方にオススメの『SpotCam Eva 2』について紹介する。
▼初心者でも扱いやすいエントリーモデル
リーズナブルで高機能な家庭用見守りカメラ『SpotCam Eva 2』
今回紹介する『SpotCam Eva 2』は、リーズナブルな価格にもかかわらず、非常に充実した機能を搭載したオススメの見守りカメラである。
ブランド | SpotCam, Inc |
通信規格 | Wi-FI |
解像度 | 1080p(フルHD) |
画角 | 100度 |
フレームレート | 30fps |
暗視モード | 対応 |
通話機能 | 対応 |
耐候性 | なし |
梱包サイズ | 17.6 x 9.6 x 9 cm; 360 g |
水平方向360度、垂直方向90度の全方位に対応したカメラを搭載しており、1080p(1920×1080:フルHD)解像度の美しい映像を映し出すことが可能となっています。
▼カメラのほか、マイク・スピーカーも搭載。本製品を通して自宅の人と会話することも出来る。
高精度のヒト追跡機能を搭載しており、人の動きを自動的に追尾して、カメラの視野内に収めることができます。
▼被写体がカメラの死角に入ってしまうのを防ぐことが可能。
見守りカメラに映った映像は、外出先からでもスマホ・タブレット端末からリアルタイムで確認することができる。
▼動き感知機能も搭載しており、空き巣などが押し入った際に自動通知する機能も用意されている。
そして見守りカメラ自体が盗難に遭った場合を想定し、録画映像をクラウド上のサーバーに保存しておけるサービスも提供されている。
このように、自宅内を見守るための機能全般が搭載された、オールインワンの見守りカメラとなっている。
子守り・介護・防犯・ペット監視など、ほとんどの用途に用いることができるオススメの製品だ。
製品本体および付属について
▼製品外箱。
▼内容物をすべて取り出した様子。
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- カメラ本体
- USB Type-Bケーブル
- 給電用アダプタ
- クイックスタートガイド
- 撮影中シール
- 壁取付キット
▼説明書は日本語に完全対応しているので安心。
▼撮影中であることを示すシールも付属している。
▼カメラ本体。
カメラ本体は約300グラムほどと非常に軽く、大きさも片手で包み込めるほどコンパクトだ。
▼上から見た図。
雪だるまのようなデザインとなっており、防犯カメラのような無骨な見た目ではないため、リビングなどにも気軽に設置しておくことができる。
▼背面から見た様子。音声を出力するスピーカー、給電用USBポート、セッティングボタンなどが搭載。
▼底面の様子。
本製品には壁付け用の取り付けキットが付属しており、壁面や傾斜面にカメラを設置することも可能となっている。
▼壁付け用のビス類が付属。
▼底面に壁付け用スタンドを装着することで、ビスで留めることが可能となる。
ただし本製品に耐候性はないため、屋外の設置には適していない。あくまで室内用の製品なので注意しよう。
デバイス(スマホ・タブレット・PC)との接続
本製品は、スマホ・タブレット・PC等の端末と接続することで、映像確認や各種操作が可能となる。
今回は、私が所有するタブレット端末と接続を行ってみた。
スマホ・タブレット端末と接続する場合は、専用のアプリをインストールしておく必要がある。
▼専用アプリ『SpotCam』(iOS・Android対応)
端末に専用アプリをインストールした後、カメラ本体の電源を入れる。
▼USB Type-Bケーブルを電源に接続することで、自動的に起動する。
▼接続(ペアリング)スタンバイ状態。
カメラ本体がペアリングスタンバイ状態になったら、アプリを起動して『SpotCam Eva 2』を選択する。
そして画面の指示に従い、端末のWi-Fi設定で『SpotCam-Eva2』を選択、接続する。
以上の手順で、カメラと端末との接続が完了する。
▼接続後、早速カメラの映像を端末側で確認できるようになる。
以上のように、非常にシンプルな手順でカメラ本体の使用を開始することができる。
この手のガジェットに不慣れな方でも問題なく設置できるので安心だ。
▼実際に設置した様子。
フルHD対応の高画質映像を遠隔で確認可能
実際に本製品に映された映像を、離れた場所からタブレット上で確認してみた。
▼実際に映された映像。変に魚眼レンズっぽくならず、自然な映像となっている。
フルHD解像度に対応した映像は実に綺麗でクッキリと見やすく、部屋内部の様子を詳細に確認することが可能であった。
発色自体はタブレット自体のディスプレイに依存するものの、実際に肉眼で確認する場合とほぼ同等の色具合で映っていた。
また、映像に数秒の遅延自体はあるものの、残像などは発生せず、常時見やすい映像を届けることができていた。
▼カメラの前で激しく手を振ってみたが、残像はほとんど見られなかった。
このように、離れた場所からでもスマホ・タブレット端末を通じて、家の中の様子を実際に目の前で眺める感覚で確認することが可能であった。
カメラ方向も自由に操作可能
また、カメラ自体の撮影方向も、端末上のコントローラーを利用して自由に変更することが出来る
▼アプリ上に表示される仮想コントローラで操作可能。
▼実際に操作した様子
動画を観ても分かる通り、端末側の操作に対して、カメラ自体が機敏かつスムーズに方向転換している。
水平方向360度、垂直方向90度の可動域を擁しているため、ほぼ "全天球" といっても過言ではない領域の撮影が可能だ。
『カメラの死角に入って対象物を撮影できていなかった!』といった事態を防ぐことが出来るだろう。
▼ただし、端末側の電波状況が悪いと、操作が頻繁にタイムアウトしてしまうので注意が必要だ。
▼なお、撮影した映像を編集(トリミング・接続など)して、自由に動画を作成する機能も用意されている。
決められた地点(定点)の撮影にも対応
また、アプリに用意された『プリセット機能』を活用することで、あらかじめ決めた撮影位置を保存しておき、いつでも定点映像を呼び出すことが可能となっている。
▼全方位でなく、あらかじめ撮影したい定位置をプリセットとして記録し、いつでも呼び出すことが出来る。
一部のドアや窓など、入り口となる場所を見張る防犯カメラとしても役立つだろう。
ヒトの動きを検知して瞬時に通知!
そして本製品において最も利便性の高い機能の1つとして、ヒト検知機能が挙げられる。
アプリ上の設定一覧から、"動作検知アラート" をONにしておくことでヒト検知機能を利用できる。
カメラがヒトを検知した場合に、アラートを流す・映像を録画する・所有者にメールで通知する、などの機能が用意されている。
▼今回はメールに通知する機能を試してみた。
ヒト検知機能をONにした状態で、試しにカメラの目の前を通り過ぎてみた。
すると即座に、登録メールアドレス宛にSpotCamから以下のような通知メールが届いた。
▼実際に届いた通知メール。
動きを検知した日時と、その様子を記録した静止画が画像データとして送られてくる。
このように、少しでもヒトの動きを検知すると所有者へ瞬時に通知が送られてくるため、留守中の防犯カメラとしてはかなり優秀な機能であると言える。
画像付きのため、もし警察に通報した場合でも、参考資料として役立てることが出来るだろう。
そのほか充実した機能が用意
また、ヒト検知機能以外にも、アプリ上の設定画面から非常に多くの機能を利用できる。
▼設定画面。画質設定やナイトビジョン機能の起動、ファームウェアアップデートなどを行うことも可能。
▼人の動きを検知した際のサイレン設定も用意されている。
見守りカメラとして考えうるオーソドックスな機能はほぼすべて用意されているため、どのような用途・状況にも対応できるだろう。
便利な有料プランも提供
そして、場面に応じた撮影オプションや、映像を保存するクラウドストレージ利用契約など、便利な有料プランが多く提供されている。
▼撮影映像を常にクラウドストレージ上にアップロードし、保管しておけるプランが提供。カメラ本体を盗まれた場合でも映像を確認できるため安心だ。
▼『赤ちゃん泣き声検知』や『オブジェクト喪失(盗難)検知』など、便利な機能プランも多数提供されている。
いずれも月額約1,000円からと、リーズナブルな価格で利用可能だ。
いつでもキャンセル可能なため、もしも利用したい機能のある場合は一度利用してみても良いだろう。
『SpotCam Eva 2』のまとめ
今回紹介した『SpotCam Eva 2』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- コンパクトかつ親しみやすいデザイン
- 初心者でも簡単に扱えるインターフェース
- 非常に多くの便利な機能を搭載
- ほぼ全天球対応で死角が無い
- フルHD対応の綺麗なカメラ映像
- 高精度のヒト追跡機能
- 不審な動きをリアルタイムで端末に通知する便利な機能
悪かった点
- 操作精度が電波状況に左右されやすい
以上のように、リーズナブルな価格に対して非常に多くの機能が搭載された、オールインワンタイプの家庭用見守りカメラとなっている。
設置から利用までの手順もいたってシンプルであり、PCやガジェットの扱いが苦手な方でも問題なく利用できるだろう。
HDカメラに映し出される映像も鮮明で見やすく、外出先からでも家の中の様子をハッキリと確認することが可能だ。
何より全天球撮影が可能なため、死角がなく、コントローラでどのような方向でも見られる点が嬉しい。
家庭用見守りカメラに興味のある方には、是非オススメしたい実用的なエントリーモデルだ。
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