数々のスマートホームデバイスを展開するSwitchBot(スイッチボット)より、温度や湿度、CO2濃度、天気予報、快適指数の変化などを一目で把握することのできる『SwitchBot 温湿度計Pro』がリリースされている。
CO2濃度、温湿度、快適指数、天気予報、日時など、一日を快適に過ごすための情報を一目で把握可能。表示内容は公式アプリから自由にカスタマイズできる。
また、SwichBotが販売する「ハブ」と連携することで、現在地の天気予報情報を表示することもできる。スマートホーム化を実現するにはうってつけの一品となっている。
今回、提携先より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。
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製品名 | SwitcBot Co2濃度計 |
CO2濃度測定 | 〇 |
2つの温湿度表示 | 〇 |
天気予報の表示 | 〇(ハブ必要) |
快適度の表示 | 〇 |
給電方法 | ・単3電池2本(寿命:約1年) ・Type-C有線接続 |
使用環境 | 室内 |
本体音声アラート | 〇 |
数字点滅アラート | 〇 |
アプリ通知(ハブ必要) | 〇 |
スマートスピーカー(ハブ必要) | Alexa/Google/Siri/SmartThings |
本体サイズ | 9.2 x 7.9 x 2.5(cm) |
本体重量 | 約154g(電池を含む) |
今回紹介する『SwitcBot Co2濃度計』は、高精度センサーで信頼性の高いCO2濃度データを測定し、居住環境の快適さを一目で確認できるスマートホームデバイスだ。
CO2濃度が上昇すると、集中力や注意力が低下しやすくなる。また、濃度が極端に高くなった場合には、頭痛やめまい、息苦しさを感じることがある。
▼CO2濃度の管理は非常に重要。
▼換気のタイミングが一目でわかる。
スイス製の温湿度センサーを内蔵しており、CO2濃度だけでなく、温度・湿度なども正確に測定できる。
▼表示内容一覧
単3電池2本で、約1年もの連続稼働が可能。いちいち充電する手間や、コンセントに接続する手間を省ける点も嬉しい。
なお、Type-C有線接続にも対応しており、有線給電を行う場合はCO2濃度測定値の更新間隔を最短1秒に設定できる(電池稼働の場合は30分間隔で固定)。
公式アプリとの連携に対応しており、アプリ上で表示内容や方法を自由にカスタマイズ可能。計測データは長時間保存して、いつでもグラフ化し閲覧することができる。
また、CO2濃度の変化に伴い、スマートフォンへ注意喚起を通知する機能も搭載されている。
そしてほかのSwitchBotハブ製品と連携することで、計測データに応じてスマートデバイスの電源ON/OFFを自動で切り替えることが可能となる。
▶サーキュレーター等のスマートデバイスとの連携で、動作を自動化させることが可能。
さらに、各種スマートスピーカーとの連携にも対応しており、声をかけるだけで室内外の状況を高精度かつリアルタイムに把握することができる。
▼Alexa / Google / Siri / SmartThings 等のスマートスピーカーに対応。
以上の通り、快適な居住空間を実現するにはうってつけの一品となっている。
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子。
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- SwitcBot Co2濃度計本体
- ユーザーマニュアル
- USB Type-Cケーブル
- ヘルプカード
- 単三電池×2(内蔵)
▼SwitcBot Co2濃度計本体の外観。サイズは9.2 x 7.9 x 2.5(cm)で、手のひらに収まるほどのコンパクトなデザイン。
▼本体重量は、電池込みで約154gと非常に軽い。
▼厚みは2.5cmと薄く、携行性にも優れている。
▼上部の様子。
▼上部にはクイックボタンが用意されており、押すことでディスプレイの情報を更新したり、サイレントモードを切り替えたり、デバイスを追加したりできる。
▼右側面の様子。スピーカー穴が用意。
▼左側面の様子。温湿度を計測するための、スイス製の高精度センサーが内蔵されている。CO2濃度計測には、NDIR式のセンサーを採用。
▼下部の様子。
▼背面の様子。
▼背面上部には、壁掛け設置用の穴が空いている。
▼背面下部のスタンドを展開することで、デスク上に設置できる。
▶スタンド内部にはType-Cポートが用意されており、有線接続時に利用する。
▼さらに下のフタを取り外すと、電池投入部が現れる。購入時点ですでに単四電池×2が入っており、保護フィルムを取り外すことでCo2濃度計が稼働し始める。
▼電源がオンになると、ディスプレイ中央にCO2濃度が大きく表示される。
▼実際に設置した様子。
スタンドが本体と一体化しており、別途スタンドを用意する必要が無い点が嬉しい。
電源を入れた瞬間から測定が開始され、ディスプレイに現在の室内温度・湿度・CO2濃度・時間・日付などの情報が表示される。
▼コンパクトサイズのおかげで、設置場所に困らない。
サイズ的には、以前紹介した「SwitchBot 温湿度計Pro」とまったく同じだ。
デザインもスタイリッシュ。主張しすぎない色使いとフォルムのおかげで、室内の景観を損ねることはない。
公式アプリとの連携
このままでも高精度なCO2濃度計としての利用は可能だが、本製品の機能を最大限に活用するためには、公式アプリとの連携を完了させよう。
▼公式無料アプリ(iOS・Android対応)
アプリインストール後、『SwitcBot Co2濃度計』上部のクイックボタンを長押しする。
するとディスプレイ下部にBluetoothアイコンが表示され、ペアリングモードに移行する。
この状態でアプリを開き、検出されたデバイス「CO2センサー(温湿度計)」を追加する。
▼画面の指示に従って、必要な初期設定を行っていく。
初期設定を進めると注意事項が表示される。初めて起動するデバイスの場合、電源を入れてから30分程度は測定値が不安定になる場合があるため、しばらく放置して安定させよう。
初期設定が完了すると、スマートホームデバイスの一員として、アプリ上にCo2濃度計が追加される。
アプリ連携の手順はいたって簡単なため、この手のデバイスの扱いになれていない方でも、問題なく初期設定を完了できるだろう。
アプリ連携後、計測データはアプリ上に逐一記録され、グラフ化される。データはローカルに最大38日間分、アプリに最大2年間分保存でき、CSVファイルでエクスポート(出力)することも可能だ。
一度連携を完了させれば、外出先からでもスマホ上で自宅内のCO2濃度や温湿度を確認することができる。
アプリ上で様々なカスタマイズが可能
アプリ上では、『SwitcBot Co2濃度計』の表示内容や機能に関する様々なカスタマイズを行うことができる。
▼機能選択画面。
ディスプレイ表示
ディスプレイの表示内容は細かく変更できる。
▼画面下部の表示内容を、現在地の屋外情報や、後述する他のスマートデバイスの計測情報と入れ替えることができる。
単三電池で稼働させている場合、CO2濃度のデータ更新頻度は30分で固定となっている。
もし、CO2濃度をよりリアルタイムに計測したい場合には、背面のType-Cポートへ直接、有線給電させることで、更新範囲を1~60秒の範囲で設置できるようになる。
▼室内のCO2濃度をリアルタイムに追いたい場合には、有線接続をオススメしたい。
また、後述する「SwitchBotハブ製品」と連携し、アプリの「プロフィール」⇒「ホームを管理」から設置場所の位置情報を設定することで、現在地の12時間先までの天気予報を表示することも可能だ。
▼現在地情報を入力。郵便番号を入力するのが一番手っ取り早い。
SwitchBotハブ製品と連携するか現在地情報を設定すると、ディスプレイ左上に、現在地の12時間先までの予報天気を表すアイコンが表示されるようになる。
なお、表示されるアイコンの種類は以下の7種。
今から出かける際には、天気予想の参考になるだろう。
CO2濃度表示設定
「CO2濃度表示設定」では、CO2濃度の快適指数判断基準を変更できる。
▼デフォルトでは、濃度が1,000を超えた場合に "注意" とされている。
基本的にデフォルトの設定のままで良い。設置する環境や用途に応じて、適宜調節すると良いだろう。
アラート設定
「アラート設定」では、CO2濃度・温度・湿度の危険値を観測した際に、ユーザーへ通知してもらうことができる。
▼項目ごとにアラートを設定可能。ここでも、CO2濃度アラートの基準範囲を調節できる。
いちいち計測値を確認せずとも、危険値が検出された場合に自動で通知してくれる、便利な機能だ。
なお、アラート通知方法は「本体の警告音」(※1)、「ディスプレイの数値が点滅」「アプリ通知」(※2)の3種類から選択できる。
※1:物理ボタンとアプリ操作により消音も可能
※2:SwitchBotハブ製品が必要
校正
温度・湿度・CO2濃度の表示内容に違和感がある場合には、センサーの校正を行うことができる。
初回起動時にはCO2濃度の計測値に誤差が出やすいため、画面上の指示に従って一度校正しておくことをオススメしたい。
▼実際に、校正前・後で30ほどの数値の違いが出た。
ただし、校正後も実際の数値との誤差があまりにも大きい場合には、故障も考えられるのでサポートへの連絡を推奨する。
快適度
本製品は、測定情報から快適度を計算し、表示する機能も備わっている。
▼快適度は「DRY(乾燥)」「COMFORT(快適)」「WET(ジメジメ)」の3種類で表示される。
この快適度を判定する基準は、アプリから細かく調節することが可能だ。
サードパーティーサービス
本製品はAlexa / Google / Siri / SmartThings 等のスマートスピーカーとの連携に対応しており、声をかけるだけで室内外の状況を把握することができる。
そして「Matter」にも対応しており、SwitchBotのみならず、Matterに対応する他社製品との連携も可能となっている。
NFC
NFC対応スマホなどのデバイスを『SwitcBot Co2濃度計』にかざすことで、計測データを瞬時に転送できる。
他のスマートホームデバイスとの連携で、使い道がさらに広がる
『SwitcBot Co2濃度計』は、他のSwitchBotスマートホームデバイスと連携することで真価を発揮すると言っても過言ではない。温湿度の計測地点を自由に変更できるほか、ハブと連携することで、計測結果に基づいて他のスマートデバイスを自動的に稼働させることも可能だ。
▼SwitchBotデバイスは、設置場所や管理ユーザーごとにアプリ上で管理できる。
『SwitchBot ハブ2』との連携を推奨
『SwitchBot ハブ2』は、スマートホームデバイス同士をつなぐ "ハブ(中心地)"となる存在だ。
『SwitchBot ハブ2』も単体で利用することが可能で、測定した温湿度を本体上に表示したり、スマホ上のSwitchBotアプリで確認できる。
『SwitchBot ハブ2』を連携すれば、上述したように『SwitcBot Co2濃度計』のディスプレイ上に天気予報を表示したり、スマートスピーカーと接続することが可能となる。
また、『SwitcBot Co2濃度計』の測定データを他のスマートデバイスに伝えて、自動的に稼働させるといったこともできるようになる。
例えば、CO2濃度が上昇してきた際には、「SwitchBot スマートサーキュレーター」の風量や稼働モードが自動的に最適な状態へ調節され、室内の空気を循環させることができる。
▼SwitchBot スマートサーキュレーター
また、室内が乾燥してきた際には「SwitchBot 気化式加湿器」を自動的に最適な出力で稼働させたり、逆にジメジメしてきたときには、最適な湿度になるまで除湿器を自動稼働させることも可能となる。
▼SwitchBot 気化式加湿器
自宅の家電を自動化(スマートホーム化)するには、まさに必須とも言えるデバイスだ。
今回紹介した『SwitcBot Co2濃度計』の能力を最大限に活用したい場合には、ぜひハブ2との同時設置をオススメしたい。
▼なお、Co2濃度計とは関係ない機能だが、自宅の様々なリモコンを『SwitchBot ハブ2』に登録することで、アプリ上からリモコンと同様の操作を行うことが可能になる。驚くべきことに、外出先から4G・5G回線で家電を遠隔することも可能だ。
『SwitcBot Co2濃度計』のまとめ
今回紹介した『SwitcBot Co2濃度計』について、特徴をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- コンパクトかつスタイリッシュなデザイン
- 単四電池2本で約1年間稼働
- Type-C給電にも対応
- 高精度センサー内蔵
- 使用開始までの手順が簡単
- 公式アプリ上で様々なカスタマイズが可能
- Co2濃度、温湿度、天気予報などすべてを表示可能
- 他のSwitchBotデバイスとの連携で、機能がさらに拡張
- 有線接続時には1秒毎のCO2濃度を測定可能
- スマートスピーカーとの連携に対応
悪かった点
- 特になし
以上の通り、Co2濃度、温湿度、天気予報などすべてを表示できる、非常に充実した機能を備えたCo2濃度計となっている。
高精度センサー内蔵により、非常に正確な測定が可能。純粋なCo2濃度計として見ても優れた製品だ。
単四電池2本で約1年間もの稼働が可能な点も嬉しい。外部電源入力が不要で稼働できるため、コンセントが無くても設置できる。もし電池交換が面倒に感じる場合は、Type-C有線接続のオプションも用意されている。
そして公式アプリ上で非常に詳細なカスタマイズを行うことが可能。スマートスピーカーとの連携に対応するほか、他のSwitchBotデバイスとの連携で、機能をさらに拡張できる。「Matter」にも対応しており、SwitchBotのみならず、Matterに対応する他社製品との連携も可能となっている。
これ一台とハブさえあれば、ほぼすべての環境指数を一目で把握できるようになる。ハブ経由で他の家電と連携すれば、デバイスのオン/オフや出力調節を全自動化することも可能だ。
以前紹介した「SwitchBot 温湿度計Pro」と比べると価格は2倍以上だが、総合的な機能性は『SwitcBot Co2濃度計』が温湿度計Proを上回っている。
スマートホーム化を実現するには、まさに必須とも言えるオールマイティな一台だ。
日時も表示されるため、単純にデスク上のデジタル時計代わりに設置しても良いだろう。
【Amazonプライム感謝祭セール対象】
- 対象期間:2024年10月20日(日)
まで - 通常価格(税込み):7,980円
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