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『SwitchBot お掃除ロボットS10』レビュー | 小型水交換ステーションを備える世界初の高性能ロボット掃除機

2024-05-15

レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。理系大学院修了。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

数々の家電製品をリリースしてきたSwitchBot社は、小型水交換ステーションを備える世界初の高性能ロボット掃除機『SwitchBot お掃除ロボットS10』を発表した。

吸引掃除だけでなく水拭き掃除にも対応。小型水交換ステーションを備えており、洗濯機や食洗器の水道と接続することで、全自動給水・排水を実現した世界初の製品となっている。

2023年10月より「Kickstarter」にてクラウドファンディングを開始(記事執筆時点では既に終了)しており、2024年春以降の発送が予定されている。

今回、提携先より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。

『SwitchBot お掃除ロボットS10』の概要

SwitchBot S10. The most automated floor cleaning robot.
SwitchBot
ブランド SwitchBot
モデル名 SwitchBot お掃除ロボットS10
吸引力 最大6500Pa
バッテリー容量 4,000mAh
最長稼働時間 約140分
稼働音 66dB(通常出力時)
対応アプリ SwitchBot
対応音声サービス Googleアシスタント、Amazon Alexa、IFTTT、Siriショートカット
清水タンク容量 2.5L
汚水タンク容量 2L
ダストバッグ容量 4L
水タンク容量 150ml
モップ自動リフト 7mm
サイズ 掃除機本体:365×365×115mm
ゴミ収集ステーション:260×207×412mm
水交換ステーション:400×165×100mm
重量 43 x 42 x 40.8 cm

今回紹介する『SwitchBot お掃除ロボットS10』は、世界初の「水道直結×デュアルステーション設計」を採用したロボット掃除機だ。

コンパクトなサイズ

吸引掃除と水拭き掃除のいずれにも対応。吸引したゴミを溜めておくことのできる「ゴミ収集ステーション」が付属するうえ、水拭き掃除後のモップ洗浄後の汚水を自動で交換してくれる「水交換ステーション」も付属。

給水・排水・掃除・モップ洗浄・乾燥・ゴミ収集までフルオートで行うことが可能となっている。モップの自動洗浄自体はS10本体で行う。

▼いずれのステーションも、他社モデルと比べてコンパクトなサイズであり、設置場所をとらない点が魅力。

ゴミ収集ステーション内部のダストバッグに、ゴミを溜めておけるため、ゴミ捨ては70日に一度でOK。いちいちゴミを捨てる手間を省くことができる。

水交換ステーションは「幅40㎝×高さ10㎝」と非常にコンパクトで、洗濯機のそばやキッチン、洗面所、トイレなど、水道さえあればどこでも設置可能。電源供給も不要なため、設置場所を選ばない点がGOOD。

給排水の自動化

洗濯機や食洗器のある家庭では付属品の「3Wayジョイント」を使用することで、洗濯機や食洗器の水道を共有可能。自宅に洗濯機や食洗器がない場合でも、給水・排水チューブを直接配管に取り付けることで、水交換ステーションを設置できる。

▼洗濯機や食洗器と同じ原理で1本は配水管に、1本は下水管へ繋ぎ、給水・排水を全自動化。

これにより、従来のロボット掃除機にありがちな「汚水タンクのイヤな臭い」「水交換ステーションのお手入れ」などの悩みを解消できるようになっている。

RevoRollTMローラーモップとRinseSyncテクノロジーによる水拭き

業界初の「RevoRoll™ローラーモップ」を採用しており、「しっかり、丁寧に」磨き上げる工夫がなされている。1分間に300回転する業界初のローラーモップで、水拭きとモップの自洗を同時に実施。水拭き掃除を行わない時には、ローラーモップが7㎜持ち上がり本体へ収納されます。また、収納されたモップは回転を続け、ワイパーでしっかりと水切りを行なうことで、清掃中にカーペットが濡れたり汚れたりしてしまうのを防ぐ。

▼斬新なリアルタイムモップ洗浄システム「RinseSyncテクノロジー」を採用。水拭きの際に生じた汚水とモップ自洗時の汚れは、ワイパーで水切りを行ないながら汚水タンクへ回収する。

モップ自動乾燥機能を搭載

ゴミ収集ステーションでは、モップの自動乾燥まで行ってくれる。モップが濡れたままにならないため、雑菌などの繁殖を防ぐことができる。

最大6500Paの強力な吸引力

SwitchBotブランド史上最大6500Paの強力な吸引力を実現しており、床のザラつきの原因となる顆粒ゴミや砂、目に見えないハウスダストや花粉も逃さず除去。高精度のAI障害物回避システムを搭載しており、家具への衝突や引っ掛かり、立ち往生などのトラブルも大幅に軽減される。ロボットを動かす前に、人間が事前に片付けたり、給水をしたり、清掃後にモップを洗って干したり、ゴミを捨てたりする手間を省くことができる。

高精度レーダーナビゲーションシステム搭載

高精度レーダーナビゲーションシステム搭載で、間取りと自己位置を素早く認識し、マップを構築。より高い清掃カバー率で効率的に清掃を行う。公式が提供する無料のSwitchBotアプリと接続することで、スマホから進入禁止エリアやバーチャルウォール、部屋指定清掃などの設定を行うことも可能だ。

気化式加湿器との連携

また、世界初の試みとして、気化式加湿器の給水ロボットとしても活躍する。

S10とともに新発売される「SwitchBot 気化式加湿器Plus」と連携することで、加湿器への自動給水も行われる。「SwitchBot S10」を給水ロボットとして、給排水ステーションから受け取った水が新型加湿器「SwitchBot 気化式加湿器Plus」へと運ばれて、加湿に利用されるという仕様だ。

以上の通り、従来のロボット掃除機とは一線を画す設計・アイデアが取り入れられた最新モデルとなっている。

パッケージ内容紹介

▼外箱の様子

各付属品はいくつかの小箱に分かれて収納されている。

▼製品版では「専用洗剤」は別売りとなる。

▼製品版では、下画像でステーション上部に装着されている「外付け水タンク」はオプション品となる。

内容物一覧

  • ロボット掃除機S10本体
  • ゴミ収集ステーション
  • 水交換ステーション
  • 配管接続アクセサリー(複数)
  • クリーニングツール
  • ダストバッグ×2(1つは交換用)
  • サイドブラシ×2(1つは交換用)
  • ユーザーマニュアル一式
  • (専用洗剤×2 ※製品版では別売り
  • (SwitchBot水漏れセンサー ※製品版では別売り

付属品紹介

本製品の付属品は非常に充実している。

予備のダストバッグ

交換用の「予備ダストバッグ」が付属。

配管接続アクセサリー

水交換ステーションを自宅配管に接続するための「配管接続アクセサリー」一式。

※以下の付属内容はあくまでレビュー提供品のものであり、正式製品版では内容が変更になる可能性があります。詳細は発売時点での公式ストアの情報をご確認ください。

非常にバリエーション豊かな形状の器具類が付属するため、どのような配管にも問題なく取り付けることができる。

サイドブラシ

ロボット掃除機の底部に取り付ける「サイドブラシ」が、交換用も合わせて2つ付属。

クリーニングツール

掃除機の汚れを綺麗にするための「クリーニングツール」。

クリーニング用洗剤(※別売り)

水拭き時の効果を高めることの出来る「クリーニング用洗剤」が別売りで販売されている。

SwitchBot水漏れセンサー(※別売り)

水漏れセンサー」が別売りで販売されており、水漏れを即座に検知して通知してくれる。

▼Amazonにて販売中

ロボット掃除機本体について

ロボット掃除機本体について見ていく。

▼ロボット掃除機本体の外観。直径36.5cmの円形デザイン。

▼上部にはLDSレーザーセンサー充電ボタン清掃ボタン(ステータス表示ランプ内蔵)モード切り替えボタンが用意。

▼正面の様子。厚みは11.5cmと薄く、家具の下にもスムーズに入っていき掃除できる。

▼正面には充電センサーが内蔵。

▼両側面には距離センサーが内蔵。

▼右側面にはローラーモップカバーが用意。

カバーを取り外すことで、ローラーモップを取り出して洗浄・交換できる。

▼後部の様子。充電センサー汚水ボックスバックル充電端子ゴミ収集口自動排水口自動給水口が用意。

▼バックルをつまんで引っ張ることで、汚水ボックスを取り出せる。

続いて、ロボット掃除機上部のフタを外してみる。

ダストボックスが内蔵されているほか、メンテナンスツール電源スイッチが用意。

ダストボックスに関しても、引っ張ることで簡単に取り外せる。

▼フィルターを簡単に分解できるため、掃除(メンテナンス)もラクだ。

▼底部の様子。カーペットセンサーサイドブラシ取り付けポート段差センサー水切りワイパーなどが用意。

▼高めの段差でも乗り越えられる、大きめの車輪が搭載。

▼中央にはゴミ吸引口が用意。

▼カバーを取り外して、内部のゴムブラシを取り出せる。

▼ゴムブラシは羽の付いた独特な形状となっており、吸引したゴミが引っ掛かりにくく、掃除(メンテナンス)が非常にラクだ。

ステーションについて

本製品に付属する各ステーションについて紹介していく。

ゴミ収集ステーション

▼ゴミ収集ステーションの外観。サイズは260×207×412mmであり、一般的なゴミ収集機能付きロボット掃除機と比べて比較的コンパクトな大きさ。

▼下部には充電認識タグ充電接続部温風吹出口ゴミ収集口が用意。

▼側面から見た様子。

▼背面の様子。

▼背面下部にはコード収納部が用意。余分に余ったコードを巻き付けておくことができる。

▼真上から見た様子。

▼フタを開けると、ダストバッグが入っている。

▼1つのダストバッグには 4L(約70日分)のゴミを溜めておくことが可能。

水交換ステーション

▼ステーション本体の外観。筐体サイズは筐体サイズは400×165×100mmとコンパクト。置き場所に困らない大きさだ

▼ステーション正面には自動排出口再充電信号発信エリア接続部自動給水口が用意。

▼左側面にはLED表示ランプバッテリーリセットボタンBluetoothリセットボタンType-Cポートが用意。

▼背面からは自動水交換用のホース、ケーブル類が延びている。

▼ステーション上部の様子。

汚水フィルターのキャップが用意。

洗剤注入口が用意。

ゴム栓を開けて別売りの専用洗剤を投入することで、洗浄力を向上させることができる。

オプションの「外付け水タンク」

オプション品として提供されている「外付け水タンク」を接続することで、蛇口に直接接続しない場合の清水・汚水の交換能力を高めることができる。

▼水ステーション上部にオプション品の「外付け水タンク」が搭載された状態。

▼外付け水タンクはステーション本体から容易に着脱可能。

▼上部に清水タンク・汚水タンクが搭載。

▼タンクを装着すると高さが増すが、それでも十分にコンパクトなサイズに収まっている。

▼右側面には、ステーション本体との接続に用いるType-Cポートが用意。

▼上部のタンクは簡単に取り外せる。

▼清水タンクの容量は2.5L、汚水タンクは2L。

使用開始までの手順

それでは、本製品の使用を開始するまでの手順について紹介していく。

ステーションの設置

ステーションの設置方法について紹介していく。

ゴミ収集ステーションの設置

まずは、ゴミ収集ステーションを設置する。

▼前方1m、左右0.5mのスペースを空けておく必要がある。

▼背面の電源ケーブルをコンセントに接続。

電源がオンになると、前面のLEDインジケータが点灯する。

これだけでゴミ収集ステーションの設置は完了だ。

水交換ステーションの設置

さらに、水交換ステーションを設置することで、水拭き掃除の際の清水・汚水の交換を自動で行うことが可能となる。

水交換ステーション自体は非常にコンパクトであり、キッチンから脱衣所まで、どのような場所に設置しても邪魔に感じられないサイズに収まっている。電源供給も不要なため、設置場所を選ばない点がGOOD。

▼キッチン下に設置した様子。

▼脱衣所(洗濯パン付近)に設置した様子。

水交換ステーションを設置したら、付属の金具一式を用いて、洗濯機の給水口や蛇口に、ステーション後部から延びるホースを接続していこう。

▼公式の解説動画

ステーションの設置が完了したら、後述するアプリ上で水交換ステーションをマークしておく必要がある。

▼アプリ上で水滴マークアイコンを、水交換ステーションの前方(約1メートル)にドラッグ。

すると、掃除ロボットが水交換ステーションの位置を認識し、自動的に移動するようになる。

水交換ステーションの接続自体は大変かもしれないが、一度設置しておけば水拭き用の水交換までを全自動で行えるようになる。日々の家事に割く時間を大幅に削減できるため、頑張って設置する価値はあるだろう。

オプション品の「外付け水タンク」を使用する場合

自宅の給水口や蛇口にステーションを直接接続するのが困難な場合は、オプション品として提供される「外付け水タンク」を使用する方法がある。

▼外付け水タンク。清水タンクから綺麗な水をロボット掃除機に供給し、掃除後の汚い水を汚水タンクへと溜めておく。

外付け水タンクをステーション上部へ設置したうえで、ステーション背面の各種ケーブル・ホース類を、タンクに接続していく。

▼公式の解説動画

あとは清水タンクが満水になるまで水道水を注いでおけば、水拭きの掃除の準備は完了だ。

このように、住宅事情に応じて設置方法の選択肢が複数用意されている点は実に嬉しい。

ロボット掃除機のセッティング

続いて、ロボット掃除機本体のセッティングを行う。

まず底部へサイドブラシを取り付ける。

そして上部のフタを開き、主電源ボタンをオンの状態にする。

すると上部のステータス表示ランプが点灯するので、ゴミ収集ステーションに設置しよう。

すると音声が流れ、ロボット掃除機への充電が開始される。

これだけでロボット掃除機のセッティングは完了だ。

スマホとの接続

ステーションとロボット掃除機の準備が完了したら、スマホに公式アプリをインストールして接続を行おう。

▼公式アプリ(iOS・Android対応)

SwitchBot

SwitchBot
開発元:wonderlabs, Incorporated
無料
posted withアプリーチ

アプリを起動し、SwitchBotのアカウントを所有していない場合はアカウントを作成する。

ログイン後、デバイスの追加より「お掃除ロボットS10」を選択。

あとは画面の指示に従って、インターネット接続を進めていこう。

▼なお、インターネット接続には2.4GHz帯のWi-Fi環境が必要となる。

インターネット接続が完了すると、アプリ上でロボット掃除機の操作が可能となる。

接続完了後は、ロボット掃除機やステーションに関する詳細な設定を行うことができる。

▼言語や温度単位・タイプ、面積単位、夏時間の設定など、住んでいる環境に応じて最適な状態にセッティングできる。

▼日本語をはじめとした、複数の音声ガイドに対応。

▼初起動時点で公式が最新ファームウェアを提供している場合もあるので、常に最新の状態に更新しておこう。

室内のマッピング

アプリとの連携が完了したら、室内のマッピングを行おう。

自宅の中をマッピングさせることでロボット掃除機が部屋のカタチを覚えて、次回以降から最適ルートで清掃を行うようになる。

接続完了後、アプリ上で指示を出すことでマッピングを行わせることが出来る。

▼室内のマッピングに出発。

▼室内を自動走行して、マッピングを行っている様子。

そしてマッピングが完了すると、アプリ上に掃除範囲のマップが生成される。

▼マッピング速度は実に素早い。

マッピング・清掃が完了したロボット掃除機は、自動的にステーションへと帰還する。ステーション待機時は常に給電が行われているため、いちいち電源を切る必要はない。

▼自動的にステーションへ戻ってくる様子

なお、デフォルト設定ではロボット掃除機がベースへ戻るたびに、ゴミの吸引が行われる。この時の音が結構大きいので、使用時間帯には注意したい。

▼ゴミ吸い上げ時の音

なお、ゴミ吸引などのステーション動作はアプリから指示を出すことも出来る。

吸い上げられたゴミは、ステーション内のダストパックに収納される。4Lの大容量パックは数か月分ものゴミを溜めておくことが可能だ。

以上でロボット掃除機本格利用のためのセッティングが完了した。

次回以降は、

  • ロボット掃除機のボタンを押す
  • アプリから指示を出す
  • 事前に掃除を予約する

といった操作を行うことで、ロボットが全自動で隅々まで掃除してくれるようになる。

アプリ経由で、外出先からLTE(4G・5G)回線で指示を出すことも可能だ

▼カーペット上の出力切替や、お休みモードも用意。各家庭の状況や都合に合わせて、掃除設定を柔軟にカスタマイズ出来る点も魅力的だ。

▼生成したマップのエリア編集を行うことも可能。

▼掃除時間の詳細な予約が可能。繰り返しの掃除もスケジュールできるため、特定の曜日だけ掃除させることも出来る。

ロボット掃除機の本格利用前に、アプリの設定画面を一通りチェックしておくことをオススメしたい。

パフォーマンス確認

ロボット掃除機の全体的なパフォーマンスについて確認していく。

掃除性能

マッピング完了後は、ロボット掃除機が最適なルートで室内を隅々まで掃除してくれる。

▼実際に走行した様子。ロボットの通った軌跡は白線で表示される。

▼実際の掃除の様子

▼特定の範囲を重点的に掃除させたい場合には、「エリア指定」機能を使うことで範囲を指定できる。

また、本製品は4段階の吸引力調整に対応しており、掃除する環境や時間帯に応じて出力を柔軟に調整することが可能だ。

ナイトモード、弱モード、中モード、強モードの計4段階に対応。

特に強モードにした場合は、SwitchBotブランド史上最大6500Paの強力な吸引力を発揮し、床のザラつきの原因となる顆粒ゴミや砂、目に見えないハウスダストや花粉も逃さず除去できる。

しかも静音性にも優れており、ナイトモードもしくは弱モードであれば、深夜の時間帯に稼働させても隣家の迷惑になることはないだろう。

▼ナイトモード

▼弱モード

▼中モード

▼強モード

強モードによる計3日間の掃除後、掃除機本体のダストボックスを確認してみた。

▼3日間(3度)の掃除で集まったゴミ

いかがだろうか。筆者は普段から室内の掃除には気を配っていたが、本製品の強力な吸引力で掃除を行わせた結果、わずか3日間でダストボックスが満杯になるほどのゴミを除去することができた。

自分の手で行うよりも、はるかに効率的・効果的な掃除を実現出来ていた。

本製品の掃除能力は実に優れていると言えるだろう。

水拭き性能

続いて水拭き性能についても確認してみた。

水拭き掃除を行う際は、まず設置済みの水交換ステーションにドッキングして、清水の給水が行われる。

▼前述した手順で、事前に水交換ステーションを設置&マップ上へマークしておこう。

給水完了後、水拭き掃除に出発する。

▼業界初の「RevoRoll™ローラーモップ」を採用しており、「しっかり、丁寧に」磨き上げる工夫がなされている。ロボット掃除機が通過した跡は、床がピカピカの状態になっていた。

試しにコーヒーを床(フローリング)にこぼして掃除させてみた。

汚れの染み込みやすいコーヒーを床にこぼした場合でも、ロボット掃除機が2回往復するだけでピカピカと綺麗に拭き上げることが出来た。

▼1往復目

▼2往復目

水拭き掃除を行わない時には、ローラーモップが7㎜持ち上がり本体へ収納される。また、収納されたモップは回転を続け、ワイパーでしっかりと水切りが行われるため、清掃中にカーペットが濡れたり汚れたりしてしまうのを防ぐことが可能となっている。

給水時には、ロボットが水交換ステーションに帰還し、自動的に汚水と清水の入れ替えを行う。

▼アプリからモップ洗浄の指示を出すことも可能。

▼モップ洗浄時の様子

▼モップ洗浄前。拭き取ったフローリングの汚れが付着している。

モップ自動洗浄後。モップの汚れが綺麗サッパリ取れている。

▼ステーションの汚水タンクには、水拭き後の汚い水が溜められていく。

このように、自動洗浄能力は実に高い。いちいち自分の手で洗う手間を省くことが可能だ。

そして水拭き掃除終了後には、充電ステーションにてモップの自動乾燥が行われる。

▼自動乾燥の様子

このように、給水 ⇒ 水拭き掃除 ⇒ 汚水交換 ⇒ モップ洗浄 ⇒ モップ乾燥 の一連の手順を、全自動で行うことが出来るようになっている。

自分で水拭き掃除を行うと、腕や腰を痛めてしまう恐れがある。雑巾を洗って・絞って・干す一連の作業も実に面倒だ。しかし本製品を使えば、自身の身体に負担を一切かけることなく、室内の隅々までをピカピカに磨き上げることができた。

アプリ機能

SwitchBotアプリには非常に豊富な機能が用意されており、ロボット掃除機の動作を細かくカスタマイズすることが可能だ。

掃除・水拭き禁止区域などを設定可能

ロボット掃除機には、掃除・水拭き禁止区域を指定することも出来る。

▼ロボットに立ち入れられたくない場所を設定。

▼仮想壁(バーチャルウォール)の指定も可能。

これにより、ロボット掃除機が、指定した範囲内に立ち入らないように設置することができる。

▼実際の走行軌跡。進入禁止エリアを避けて掃除していることが確認できる。

玄関の靴置き場など、掃除してほしくない場所がある場合には便利な機能である

消耗品の交換時期が一目で判る

アプリ上には消耗品の使用時間が記録されており、交換までの残り目安期間を確認することができる。

ロボット掃除機の性能を最大限発揮するためにも、各消耗品の交換時期を逐一確認しておくと良いだろう。

▼アプリ上の設定で、お手入れのお知らせを通知してもらうことも可能だ。

NFCに対応

本製品はNFC(近距離無線通信)に対応しており、NFC機能を搭載したスマホをSwitchBotタグ(別売り)にかざすことで、ワンタッチで様々な機能を利用することができる。

よりスムーズにロボット掃除機を利用したい方は、導入してみても良いだろう。

ロボット掃除機のリモコン操作が可能

アプリ上には仮想リモコンが用意されており、ラジコンやゲームアプリの操作感覚で、ロボット掃除機を直接操作することも出来る。

任意の箇所を素早く掃除させたい場合に役立つ。

音声操作サービスに対応

本製品は各種音声操作サービスに対応しており、音声のみで様々な掃除指示を出すことが可能だ。

Googleアシスタント、Amazon Alexa、IFTTT、Siriショートカットに対応。

いちいち手でアプリや掃除機本体を操作せずに済むため、家事に割く時間を削減するためには理想的な掃除機だと言えるだろう。

通知機能で外出中でも状況を把握可能

アプリには各種通知機能も充実しており、外出中でもロボット掃除機の状態がリアルタイムでスマホ宛てに通知されるため、状況を逐一把握することが可能となっている。

▼スマホ上に通知がリアルタイムで届く。

▼通知内容は自由にカスタマイズ可能。

加湿器の設定も可能

前述した通り、本製品は気化式加湿器の給水ロボットとしても活躍する。

S10とともに新発売される「SwitchBot 気化式加湿器Plus」と連携することで、加湿器への自動給水も行われる。「SwitchBot S10」を給水ロボットとして、給排水ステーションから受け取った水が新型加湿器「SwitchBot 気化式加湿器Plus」へと運ばれて、加湿に利用されるという仕様だ。

アプリには、その機能用の項目も用意されている。

走破性能

本製品の走破性能は実に高く、カーペットの上や、多少の段差は乗り越えて掃除してくれる。

▼フローリングや絨毯など、床の素材によって吸引力が落ちることはない。

▼ヒトの手では面倒な部屋の隅まで、文句ひとつ言わずにスイスイ掃除してくれる。

高精度のAI障害物回避システムを搭載しており、家具への衝突や引っ掛かり、立ち往生などのトラブルも大幅に軽減。ロボットを動かす前に、人間が事前に片付けたり、給水をしたり、清掃後にモップを洗って干したり、ゴミを捨てたりする手間を省くことができた。

▼アプリ上で機能のオン/オフを切り替えられる。

また暗所では、掃除機前方に内蔵されたライトが自動で点灯して周囲を照らすため、ロボットは周囲をシッカリと把握して抜かりなく掃除してくれる。

▼真っ暗な空間も問題なく掃除してくれる。ユーザーがいちいち電気を点ける必要は無い。

そして、本製品の厚さは約11.5センチほどとなっているため、ソファーや戸棚の下などの狭い隙間でも、問題なく入り込んでホコリを取ることが出来る。

▼通常では掃除しづらい家具下のホコリもスイスイ取ってくれる。

通常であれば手抜きしがちな場所でも全自動で掃除してくれるため、部屋の中を常に隅々までキレイに保っておくことが出来る

この走破性能の高さが、前述した掃除能力の高さにも貢献しているのだろう。

この便利さは、一度体験すると手放せなくなること間違いなしだ。ただし、散乱するコード類に絡まりやすいため、稼働前に片づけておこう。

片付け(メンテナンス)について

本製品は片付け(メンテナンス)の簡単さも大きなメリットである。

▼メンテナンス器具がパッケージに付属しており、自前で用意しなくても良い点がGOOD。

ゴミ収集ステーションの清掃

付属のブラシを使って、ステーションやロボット掃除機本体に付着した汚れを除去していこう。

▼ダストバッグは、ゴミで満杯になった際に丸ごと取り出して廃棄できる。

ロボット掃除機本体の清掃

ロボット掃除機本体の各パーツは簡単にバラバラにでき、掃除もラクだ。

▼ゴムブラシは羽の付いた独特な形状となっており、吸引したゴミが引っ掛かりにくく、掃除(メンテナンス)が非常にラクだ。

▼そのまま水洗いして自然乾燥させるとピカピカな状態に戻る。

▼水拭き掃除後には、後部に内蔵された汚水タンクも掃除しておこう。

▼モップに絡まった髪の毛なども、ブラシ後部のカミソリで切断・除去できる。

▼モップは自動洗浄に任せることもできるが、もちろん取り出して自分で洗うことも可能だ。

水交換ステーションの清掃

水交換ステーションに関して、外付け水タンクを使用している場合は、汚水タンクに溜まった汚い水を定期的に排水しよう。

水道管や蛇口に直接接続すれば、この排水の手間すら不要になる。

そして、ステーション上部のキャップを反時計回りに回して空けることで、の汚水フィルターを取り出せる。

▼フィルターは表面を水ですすいで洗おう。

このように、各パーツを簡単に分解し、取り外すことが出来るため、掃除(メンテナンス)は非常にラクだ。パーツの取り外しには力を入れる必要がほとんどないため、子供や女性、年配の方でも問題なく作業を行えるだろう。

▼なお、水交換ステーション上部のゴム栓を開けて、別売りの床用洗剤を投入できる。

『SwitchBot お掃除ロボットS10』のまとめ

今回紹介した『SwitchBot お掃除ロボットS10』について、特長をまとめると以下の通りだ。

良かった点

  • 非常に充実したパッケージ内容
  • コンパクトなサイズの各ステーション
  • スタイリッシュな外観のロボット掃除機
  • 自動給水・排水機能を搭載した水交換ステーション
  • 優れた吸引掃除&水拭き掃除性能
  • 高度なモップ自動洗浄&乾燥
  • アプリで多彩な機能を利用可能
  • 各音声操作サービスに対応
  • メンテナンスしやすい構造

悪かった点

  • 特に無し

以上の通り、掃除性能・水拭き性能・メンテナンス性のいずの点に関しても優れた、高性能ロボット掃除機となっている。

ゴミ収集ステーションと水交換ステーションの2種類が付属しており、いずれもサイズがコンパクトなため、自宅のどの場所に設置しても邪魔になりづらい。特に水交換ステーションは電源不要であるため、設置場所を選ばない点がGOOD。

水交換ステーションは、台所や洗面所の蛇口と接続することで、自動給水・自動排水を行わせることが出来る。「給水ホースの取り付け→水道へ接続→排水ホースの取り付け→排水口へ接続」の4ステップで取り付けることが可能だが、賃貸物件に住んでいて勝手に水回りをいじることができないなど、気になる点のある方は水道業者に相談する必要があるかもしれない。しかし一度接続しておけば、給水・排水の一切の手間を省くことができるようになるため、家事に割く時間を減らしたい方には是非接続をオススメしたい。

アプリで多彩な機能を利用可能。アレクサなど各音声操作サービスに対応しており、音声で様々な指示を出せる点も嬉しい。

そしてロボット掃除機、ステーションともにメンテナンスしやすい造りとなっており、常に綺麗な状態に保つことが出来る。とことんユーザビリティを考慮した設計がなされていると言える。

このように、自宅掃除に関するオールマイティなロボット掃除機となっている。

家事の手間を極限まで減らしつつ、質の高い掃除を行わせたい場合には、是非オススメしたい一品だ。

「SwitchBot お掃除ロボットS10」発売記念キャンペーン

2024年5月15日(水)0:00~6月3日(月)23:59までの期間、「SwitchBot お掃除ロボットS10」発売記念キャンペーンとして、本製品を15%OFFの割引価格で購入できるセールが実施される。

▼「SwitchBot お掃除ロボットS10」発売記念キャンペーンの概要

  • セール期間:2024年5月15日(水)0:00~6月3日(月)23:59
  • 対象商品:SwitchBot お掃除ロボットS10
  • Amazon公式ページ:https://switchbot.vip/49MhjeN
  • SwitchBot公式サイト:https://switchbot.vip/3Qf3vCE
  • オープン価格:119,820円(税込)
  • セール特価:101,847円(税込)
  • 割引率:15%OFF
  • 特典:キャンペーン期間中、お掃除ロボットS10の購入で、 11,580円相当の「アクセサリーセット1年分」または9,980円相当の「外付け水タンク」を、どちらかひとつ無料でプレゼント

注意事項

  • 5/15~6/3の期間中、各SwitchBot公式店(家電量販店含む)でS10単品を購入したすべての方が対象となります。
  • 有効期間:購入日から2024年6月30日まで(期間中にSwitchBotサポートチームへ購入履歴証明を提出)
  • 公式オンラインストアで購入する場合、プレゼントされる商品は自動でカートインされます。
  • 他の販売チャンネルの特典贈呈に関しては、SwitchBotサポートチームまで連絡してください。
  • プレゼントは数に限りがあります。無くなり次第終了となります。
  • キャンペーンは1回の注文につき一度までとなります。

高性能ロボット掃除機をお得に購入できる絶好のチャンスとなっている。

この機会に、ぜひ各商品ページを覗いてみてはいかがだろうか。

SwitchBot S10. The most automated floor cleaning robot.
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