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『TECLAST M40 Air』レビュー | AnTuTu22万点超えの高コスパAndroidタブレット

2022-08-22

レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。理系大学院修了。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

リモートワークやウェブ会議、オンライン授業などが盛んに行われるようになってきた昨今では、タブレット端末の需要が高まっている。

特に1~3万円台で購入できる "格安タブレット" と呼ばれるリーズナブルなモデルが人気だ。

しかし、格安タブレットはその分性能が低いモデルが多く、パフォーマンスの悪さにストレスを感じる場合があるだろう。

そこで今回は、2万円台のリーズナブルな価格で優れたパフォーマンスを発揮するAndroidタブレット『TECLAST M40 Air』について紹介したいと思う。

AnTuTu22万点超えの高コスパAndroidタブレット

今回紹介する『TECLAST M40 Air』は、Android11搭載の実用的な性能を擁する10.1型タブレットだ。

ブランド Teclast
モデル名 TECLAST M40 Air
ディスプレイサイズ 10.1インチ
解像度 1920×1200(FHD)
リフレッシュレート 最高120fps
OS Android 11
CPU(SoC) ‎MediaTek Helio P60 オクタコアプロセッサー
RAM 8GB
ストレージ 128GB
マイクロSDカード 対応(最大1TBまで)
SIMカード 対応
対応通信規格 Wi-Fi, Bluetooth, GPS
搭載カメラ フロントカメラ:5メガピクセル
リアカメラ:8メガピクセル
バッテリー容量 6,000mAh
本体サイズ 24 x 15.8 x 0.79 cm
本体重量 約430g

24 x 15.8 x 0.79 cm、約430gのコンパクトかつ軽量な筐体サイズで、持ち運びにも適している。

▼厚み0.79mmの超薄型ボディ。薄型の筐体には充実したインターフェースを搭載。

CPU(SoC)には "MediaTek Helio P60 オクタコアプロセッサー" を採用しており、8GB RAM(メモリ)を搭載。ウェブサイト閲覧や動画視聴、軽めのゲームアプリ程度の用途であれば、快適にこなせる性能を擁している。

10.1インチディスプレイは1920×1200(FHD)解像度に対応しており、鮮明な映像を楽しむことが出来る。

▼筐体上下には計4基のスピーカー(クアッドスピーカー)を内蔵。立体的なサウンドを楽しめる。

ストレージは128GBを用意。必要に応じてマイクロSDカードを挿入することで最大1TBまでの拡張も可能だ。

通信規格はWi-FiとBluetooth、GPSに対応。SIMカードの挿入にも対応しており、LTE通信を行うことも可能。

前面・背面にはそれぞれ5メガピクセル・8メガピクセルのカメラが内蔵。テレワークやオンライン授業用デバイスとしても活用できるだろう。

大容量6,000mAhバッテリーを内蔵。外出先でも長時間の連続使用が可能だ。

仕事からウェブサイト閲覧、動画視聴、ゲーミングにまで活用できる、汎用性の高い格安Androidタブレットだ。

製品本体および付属品

▼外箱の様子

▼内容物をすべて取り出した様子

内容物一覧は以下の通り。

【内容物一覧】

  • タブレット本体
  • Type-Cケーブル
  • 電源アダプタ
  • ユーザーマニュアル
  • 保証カード
  • カードスロット開閉用ピン

▼タブレットの外観。10.1インチディスプレイ搭載のシンプルかつスタイリッシュな外観。

▼前面には5メガピクセルのフロントカメラが内蔵。

▼背面の様子。高級感はないがシッカリとした造り。

▼背面には8MPのリアカメラが内蔵。

▼24 x 15.8 x 0.79 cm、約430gのコンパクトかつ軽量な筐体。

▼厚みはわずか0.79cmと薄く、カバンなどに入れて持ち運んでも支障にならないだろう。

続いてインターフェースについて紹介していく。

▼上部には2基のスピーカーが内蔵。

▼下部にはType-Cポート、カードスロット、そして2基のスピーカーが内蔵。

付属のピンを用いてカードスロットを開き、最大1TBまでのマイクロSDカード、およびnanoSIMカードを挿入することが出来る。

▼右側面には電源ボタン、音量調節ボタンが用意。

▼左側面には特に何もない。

このように、コンパクトかつ薄型な筐体に、必要最低限のポート類が集約されたインターフェースとなっている。

上下に計4基のスピーカー(クアッドスピーカー)が内蔵されているため、立体的なサウンドを楽しむことができる。

AnTuTuベンチマークテスト

本機について、スマホ・タブレット端末の性能を測ることのできる『AnTuTuベンチマークテスト』を実施してみた。

▼Android端末におけるAnTuTuベンチマークテストの実施方法はコチラを参照

Android端末でAnTuTuベンチマークテストを行う超簡単な方法(2023年時点)

スマートフォン・タブレットなどのモバイル端末のスペック(スコア)を計測することのできるツールとして、『AnTuTu Benchmark』(アンツツ ベンチマーク)というものがあります。 AnTuTuと ...

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結果として、約22万点のスコアを記録した。

この価格帯のタブレットとしては、かなり健闘したスコアだと言えるだろう。

ウェブサイト閲覧から動画視聴、軽めのゲームアプリ程度であればスムーズに動作するスペックだ。

一般的なタブレット用途に用いる分には、十分に実用的な性能のモデルだと言える。

一般的なタブレット用途は快適にこなせる

本機のパフォーマンスを確認するため、ウェブサイト閲覧時・動画視聴時の動作について検証した。

ウェブブラウジングは実に快適であり、画像が多めのサイトや、処理の重いサイトであっても スムーズに閲覧することが出来た。

▼ほとんどのウェブサイトが素早く表示される。

画像やスクリプト多めのサイトでも、読込時やスクロール時にカクつきを感じることは無く、閲覧に支障をきたすことはなかった。

▼FHD解像度ディスプレイのおかげで、細かな文字まで鮮明に描画され読みやすい。

また、YouTubeやネットフリックスなどの動画サイトを閲覧した場合においても、スピーディかつスムーズに動画を再生することが可能であった。

▼高画質映像を、スムーズに視聴することが出来る。

▼ディスプレイの発色は良好。

▼映画からアニメに至るまで、深みのある色合いで楽しむことが出来た。

スピーカー性能はそこそこレベル

本機のスピーカー品質について確認してみた。

計4基のスピーカー(クアッドスピーカー)を内蔵していることもあり、両側から出力されるサウンドには立体感が感じられ、音圧も強めであった。

中~高音域に関しては明瞭に出力される一方で、低音に関してはつぶれてしまっていた。

音質は悪くはないが、それほど良いとも言えない、と言ったところだろう。

品質の高いカメラ性能

また、本機に搭載されていカメラについても確認した。

▼実際にフロント(前面)カメラで撮影した画像。

全体的に画質がクリアで、人物の表情から背景の様子に至るまで明瞭に映し出すことが出来ていた。

激しく動いても残像などはほとんど発生せず、ウェブ会議やオンライン授業に利用しても全く問題ない品質だろう。

ただし、発色に関しては若干薄い印象を受けた。

▼実際にリア(背面)カメラで撮影した画像。

背面カメラについても、フロントカメラ以上に鮮明で美しい写真を撮影することが可能であった。発色はフロントカメラよりも良く、肉眼で見た場合に近い自然な色合いを実現できている。遠景から近景まで、クリアで発色の良い写真を撮影することができた。

旅行時の記念撮影用としても、十分に活躍できる品質だと感じた。

ゲーミング性能の確認

本機を用いて各種ゲームアプリを遊んだ際のパフォーマンスについても確認していく。

『統合版マインクラフト(旧PE)』プレイ時

まずは『統合版マインクラフト(旧PE)』の場合について。

ワールドを作成して実際にプレイしてみたが、スムーズで快適に移動することが出来た。

▼チャンク読み込み時にもそこまで重さを感じることはない。

▼カクつきもなく、スムーズに移動可能。

▼処理の重くなりがちなバイオームでもスムーズに操作できた。

アドオンを導入したり、友人らと多人数マルチサーバーに参加した場合でも、スムーズなゲームプレイを楽しむことができるだろう。

『PUBG』プレイ時

続いて『PUBG』の場合について。

まずグラフィッククオリティに関しては『HD』までを選択できた。

実際にいくつかの試合に参加してみたが、たまにテクスチャの読み込み遅延が発生する程度であり、大人数のプレイヤーが密集する場所においても、スムーズなゲームプレイが可能であった。

▼比較的キレイな映像でゲームを楽しめる。

▼10.1インチディスプレイは、遠方を索敵するには十分な大きさだ。

▼激しく動き回っても、ラグやフレームレート低下などを感じることはほとんどなかった。

標準グラフィック設定では、ビジュアルに多少荒い点が目立つが、それでも普通にゲームを楽しむ分には問題のないパフォーマンスを実現できていた。

クアッドスピーカーのおけげでサウンドを立体的に出力できるため、シューティングゲームなどで相手プレイヤーの位置を音で探ることも可能だ。

『原神』プレイ時

最後に "激重" ゲームとしても有名な『原神』の場合について。

画質設定はデフォルトで "" に設定されている。

"" 画質モードでプレイしてみたが、若干のカクつきとフレームレート低下が生じるくらいで、最低限のゲームプレイを楽しめるだけのパフォーマンスは出せていた。

▼画質を "中" 以上にすると、さすがにカクつきやフレームレート低下が顕著に生じ、ゲームプレイに支障をきたす。

▼低画質設定であれば、比較的スムーズな操作が可能。

▼低画質でも、ある程度綺麗なビジュアルで原神を楽しめる。

以上の通り、マイクラやPUBGクラスのゲームアプリであれば、快適にプレイすることが可能であった。

また原神クラスの重いゲームアプリでも、画質設定を妥協することで、遊ぶこと自体は可能だ。

もしゲーミングも快適に楽しみたい方は、『Xiaomi Pad 5』などミドルハイ級以上のタブレットの購入をオススメする。

長持ちするバッテリー

本製品には6,000mAhのバッテリーが内蔵されている。

実際に100%の満充電状態から2時間ほどゲームアプリをプレイしてみたところ、まだ60%以上の残量があった。外出先でタブレットを利用したい方にも安心のバッテリー容量だ。

また、18W急速充電にも対応しており、わずかな時間で充電を大幅に回復させることも可能。

利便性に優れたタブレットとなっている。

『TECLAST M40 Air』のまとめ

今回紹介した『TECLAST M40 Air』について、特徴をまとめると以下の通りだ。

良かった点

  • リーズナブルな価格
  • コンパクトかつ軽量な筐体
  • AnTuTu22万点超えのパフォーマンス
  • 一般的なタブレット用途はスムーズ
  • ゲームアプリもある程度快適に遊べる
  • 立体的なサウンドを楽しめるクアッドスピーカー
  • 長持ちするバッテリー

悪かった点

  • スピーカー品質はいまいち
  • フロントカメラの発色が薄い

以上の通り、2万円台タブレットとしては実用的な性能を発揮するモデルとなっている。

基本性能が優れており、ウェブサイト閲覧や動画視聴はもちろん、マイクラやPUBGクラスのゲームアプリでもスムーズに動作した。原神レベルのゲームアプリに関しては、画質設定を妥協することである程度快適に遊ぶことは可能だ。

クアッドスピーカーに関して、サウンドに立体感はあるものの音質は及第点といったところで、中~高音に関しては響く一方で低音は潰れてしまっており、そこまでの品質を期待しない方が良いだろう。

カメラ性能は良好。フロントカメラの発色が弱い点は気になるが、それでもウェブ会議やオンライン授業用として十分活用できるレベルだろう。

バッテリーの持ちが良く、普通にウェブブラウジングなどに使用している分には、まる1日充電しなくても大丈夫であった。

2万円台の価格帯で使い物になる性能のタブレットを求めている方には、ぜひオススメしたい一品だ。

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