数多くのタブレット製品をリリースしてきたTECLASTは、最新Androidタブレットである『Teclast P50』を発売した。
10.95インチディスプレイ搭載の格安タブレットであり、一般的なタブレット作業をスムーズにこなせるだけの性能を備えている。
今回、メーカーより本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。
Android14搭載の10.95インチ格安タブレット
今回紹介する『Teclast P50』は、10.95インチ型の格安Androidタブレットだ。
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ブランド | Teclast |
型名 | P50 |
ディスプレイサイズ | 10.95インチ |
解像度 | 1280×800(HD+) |
リフレッシュレート | 60fps |
OS | Android 14 |
CPU | Unisoc T606 オクタコアプロセッサー |
RAM | 6GB LPDDR4X(最大8GBの仮想RAM拡張が可能) |
ストレージ | 128GB |
マイクロSDカード | 対応(最大1TBまで) |
SIMカード | 対応(デュアルSIM) |
対応通信規格 | 2.4G/5GデュアルバンドWi-Fi(802.11 a/b/g/n/ac), Bluetooth 5.0, 4G LTE GPS+B1C+GLONASS+Galileo |
対応バンド | 3G W-CDMA:1 / 2 / 5 / 8 4G LTE FDD LTE:1 / 3 / 5 / 7 / 8 / 20 4G TD-LTE:34 / 38 / 39 / 40 / 41 |
搭載カメラ | フロントカメラ:8メガピクセル リアカメラ:13メガピクセル |
スピーカー | デュアルスピーカー内蔵 |
バッテリー容量 | 8,000mAh |
本体サイズ | 258×170×8.6mm |
本体重量 | 約543g |
258×170×8.6mm、約543gの薄型かつ軽量な筐体デザインで、持ち運びにも適している。
10.95インチは1280×800(HD+)解像度、および60Hzのリフレッシュレートに対応。WidevineはL1サポートとなっており、HuluやAmazon Primeビデオなどの配信サービスにおいて高画質設定の映像を楽しめる。
▼デュアルスピーカーを内蔵しており、メディア視聴用端末としても適している。
CPU(SoC)には "UNISOC T606 オクタコアプロセッサー" を採用しており、6GB LPDDR4X RAM(メモリ)を搭載。ウェブサイト閲覧や動画視聴、軽めのゲームアプリ程度の用途であれば、快適にこなせる性能を備えている。なお、最大8GBの仮想RAM拡張が可能だ。
ストレージは128GBを用意。必要に応じてマイクロSDカードを挿入することで最大1TBまでの拡張も可能だ。
通信規格は2.4G/5GデュアルバンドWi-Fi(802.11 a/b/g/n/ac)とBluetooth5.0、GPS等に対応。デュアルnano SIMカードの挿入にも対応しており、4G LTE通信を行うことも可能。
前面・背面にはそれぞれ8メガピクセル・13メガピクセルのカメラが内蔵。テレワークやオンライン授業用デバイスとしても活用できるだろう。
そして大容量8,000mAhバッテリーを内蔵。外出先でも長時間の連続使用が可能だ。
仕事からウェブサイト閲覧、動画視聴用途にまで活用できる、汎用性の高い格安Androidタブレットとなっている。
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子。
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- タブレット本体
- ユーザーマニュアル
- 電源アダプタ
- USB Type-Cケーブル
- カードスロット開閉用ピン
▼タブレットの外観。10.95インチディスプレイ搭載のシンプルかつスタイリッシュな外観。
▼前面中央には8メガピクセルのフロントカメラが内蔵。
▼背面の様子。サラサラとした手触りで、指紋や手脂などの汚れも目立ちづらい。
▼背面には13メガピクセルのリアカメラが内蔵。
▼258×170×8.6mm、約543gの筐体サイズ。
▼厚みは8.6mmと薄く、カバンなどに入れて持ち運んでも支障にならないだろう。
続いてインターフェースについて紹介していく。
▼左側面には音量調節ボタンが用意。
▼右側面の様子。
▼上部には電源ボタン、スピーカーが用意。
▼下部には3.5mmジャック、スピーカー、Type-Cポート、カードスロットが用意。
▼付属のピンでスロットを開き、nanoSIMカードもしくはマイクロSDカードの挿入が可能。
コンパクトかつ薄型な筐体に、充実したポート類が集約されたインターフェースとなっている
AnTuTuベンチマークテスト
本機について、スマホ・タブレット端末の性能を測ることのできる『AnTuTuベンチマークテスト』を実施してみた。
▼Android端末におけるAnTuTuベンチマークテストの実施方法はコチラを参照
-
Android端末でAnTuTuベンチマークテストを行う超簡単な方法(2023年時点)
スマートフォン・タブレットなどのモバイル端末のスペック(スコア)を計測することのできるツールとして、『AnTuTu Benchmark』(アンツツ ベンチマーク)というものがあります。 AnTuTuと ...
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結果として、約24.7万点のスコアを記録した。
一般的なタブレット用途に用いる分には、十分に実用的な性能のモデルだと言える。
ゲームアプリに関しても、設定を抑えることである程度スムーズに動作できるだろう。
一般的なタブレット用途はスムーズにこなせる
本機のパフォーマンスを確認するため、ウェブサイト閲覧時・動画視聴時の動作について検証した。
ウェブブラウジングは実に快適であり、画像が多めのサイトや、処理の重いサイトであっても スムーズに閲覧することが出来た。
▼ほとんどのウェブサイトが素早く表示される。
画像やスクリプト多めのサイトでも、読込時やスクロール時にカクつきを感じることは無く、閲覧に支障をきたすことはなかった。
▼1280×800(HD+)解像度のディスプレイではやや粗が目立つ部分もあるが、普通にサイト等を閲覧する分には全く支障はない。
また、YouTubeやネットフリックスなどの動画サイトを閲覧した場合においても、スピーディかつスムーズに動画を再生することが可能であった。
▼高画質映像を、スムーズに視聴することが出来る。
▼IPSディスプレイの発色は良好。
▼実写からアニメまで、色鮮やかで満足度の高い視聴体験が可能だ。
WidevineはL1サポートとなっており、HuluやAmazon Primeビデオなどの配信サービスにおいて高画質設定の映像を楽しめる。
なお、設定より最大8GBの仮想RAM拡張が可能となっている。
以上の通り、一般的なタブレット作業に関しては、支障なく利用できることが確認できた。
スピーカー性能はそこそこレベル
本機のスピーカー品質について確認してみた。
計2基のスピーカー(デュアルスピーカー)を内蔵していることもあり、音圧はそこそこ強めであった。
中~高音域に関しては明瞭に出力される一方で、低音に関してはつぶれてしまっていた。サウンドに立体感もない。
音質は悪くはないが、それほど良いとも言えない、と言ったところだ。満足度の高いサウンドを楽しみたい場合は、3.5mmジャックを利用して外付けスピーカー等を利用すると良いだろう。
カメラ性能もそこそこレベル
また、本機に搭載されているカメラについても確認した。
▼実際にフロント(前面)カメラで撮影した画像。
全体的に画質がクリアで、人物の表情から背景の様子に至るまで明瞭に映し出すことが出来ていた。
激しく動いても残像などはほとんど発生せず、ウェブ会議やオンライン授業に利用しても全く問題ない品質だろう。
ただし、発色に関しては若干薄い印象を受けた。画質も良いとは言えず、そこまで期待しない方が良い。
▼実際にリア(背面)カメラで撮影した画像。
背面カメラについて、フロントカメラ以上に鮮明で美しい写真を撮影することが可能であった。発色はフロントカメラよりも良く、肉眼で見た場合に近い自然な色合いを実現できている。
旅行時の記念撮影用としては心もとないが、単純な映像記録用デバイスとしては活用できるだろう。
ゲーミング性能の確認
本機を用いて各種ゲームアプリを遊んだ際のパフォーマンスについても確認していく。
『統合版マインクラフト(旧PE)』プレイ時
まずは『統合版マインクラフト(旧PE)』の場合について。
ワールドを作成して実際にプレイしてみたが、スムーズで快適に移動することが出来た。
▼チャンク読み込み時にもそこまで重さを感じることはない。
▼カクつきもなく、スムーズに移動可能。処理の重くなりがちなバイオームでもスムーズに操作できた。
アドオンを導入したり、友人らと多人数マルチサーバーに参加した場合でも、スムーズなゲームプレイを楽しむことができるだろう。
『PUBG』プレイ時
続いて『PUBG』の場合について。
まずグラフィッククオリティに関しては『HD』まで選択できた。
実際にいくつかの試合に参加してみたが、たまにテクスチャの読み込み遅延が発生する程度であり、大人数のプレイヤーが密集する場所においても、スムーズなゲームプレイが可能であった。
▼画質もそこそこ良い。普通にプレイする分には支障のないレベルだと言える。
▼10.95インチディスプレイは、探索や索敵を行う際に役立つ大きさだ。
『原神』プレイ時
最後に "激重" ゲームとしても有名な『原神』の場合について。
非常に重いゲームアプリとして有名な『原神』であるが、本機では設定を抑えることでプレイすること自体は可能であった。
▼画質設定はデフォルト状態で "最低" に設定されており、デバイス負荷は "スムーズ" の状態。
▼画質設定を "低" に設定した場合、デバイス負荷は "やや高い" となり、プレイ中にカクつきやフレームレート低下が目立つようになる。
▼画質設定を "中" に設定した場合、さすがに映像がカクカクになってしまい、スムーズなゲームプレイはできなかった。
画質設定を "最低~低" に設定すれば、原神でもある程度スムーズなパフォーマンスで遊ぶことが出来た。
多少のカクつきを感じることもあるが、ゲームプレイ自体に支障をきたすレベルではなかった。
以上の通り、原神クラスの激重ゲームアプリでも、画質設定を抑えることである程度スムーズに遊ぶことが可能だ。
大容量バッテリー内蔵
本製品は8,000mAhの大容量バッテリーを内蔵している。
実際に使用してみたところ、動画視聴、ウェブブラウジング、少々のゲームアプリ起動などを日中に行ってみたが、2日間ほど(計15時間ほど)は充電なしでも利用し続けることが可能であった。
外出先に持参した場合、充電せずとも1日間は余裕でバッテリーがもつだろう。
『Teclast P50』のまとめ
今回紹介した『Teclast P50』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- リーズナブルな価格
- コンパクトかつ軽量な筐体デザイン
- 一般的なタブレット用途はスムーズ
- 長持ちする8,000mAh大容量バッテリー
- 3.5mmオーディオジャックを搭載
悪かった点
- スピーカー品質はいまいち
- 解像度が低め(HD+)で多少映像の粗さが目立つ
以上の通り、2万円前後の格安タブレットとしては優れたパフォーマンスを発揮するモデルとなっている。
基本性能がそこそこ優れており、ウェブサイト閲覧や動画視聴はもちろん、マイクラやPUBG、原神クラスのゲームアプリでも画質設定を調節することでそこそこスムーズに動作した。
カメラ性能もそこそこレベル。フロントカメラの残像も気にならず滑らかに撮影できるため、ウェブ会議やオンライン授業用として十分活用できるレベルだろう。
そして何よりバッテリーの持ちが良く、普通にウェブブラウジングなどに使用している分には、まる1日充電しなくても大丈夫であった。デュアルnanoSIMカードの挿入に対応している点もあって、外出先でタブレットを使用したい方にも適していると言える。
全体的に "そこそこ" レベルのタブレットではあるが、2万円台の価格帯で実用的なスペックのタブレットを求めている方であれば、選択肢に加えても良い一品であると言える。
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- セール期間:2024年4月29日(月)00:00 ~ 5月5日(日)23:59
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- セール価格:15,900円(税込)
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