2025年1月7日(火)、Lenovo(レノボ)は世界初の画面巻取り式ディスプレイを採用した最新ノートPC『ThinkBook Plus Gen 6 Rollable』を発表しました。
米国では2025年第1四半期(6月頃)の発売を予定しており、価格は3,499ドル(約553,000円)です。日本国内向けのリリース時期は、現時点で明らかにされていません。
世界初の「ロール式ディスプレイ」を搭載しており、スイッチを押したりカメラに向かって手を振るジェスチャーを行うことで、画面が縦方向に伸びて拡張されます。通常時は14インチ、拡張時には16.7インチとなり、描画面積は約1.5倍にもなります。
CPUには最新の「Intel Core Ultra 200V」を採用。最大32GBのLPDDR5X RAMと最大1TBのSSDを搭載しており、純粋なノートPCとしても優れたスペック構成となっています。
ブランド | Lenovo(レノボ) |
モデル名 | ThinkBook Plus Gen 6 Rollable |
OS | Windows11 |
CPU(SoC) | Intel Core Ultra 200V |
RAM | 最大32GB(LPDDR5C-8533) |
ストレージ | 最大1TB SSD(PCIe 4.0) |
色域 | 100% DCI-P3 |
ディスプレイ | 通常時:14インチ フレキシブルOLED 展開時:16.7インチ フレキシブルOLED |
解像度 | 通常時:2000×1600 展開時:2000×2350 |
リフレッシュレート | 最高120Hz |
輝度 | 400cd/m2 |
展開速度 | 約10秒 |
耐久性 | ヒンジ開閉:約30,000回 スクリーン展開:約20,000回 |
認証方式 | 顔認証 |
対応通信規格 | Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4 |
搭載カメラ | フロント:5MP |
搭載ポート | Thunderbolt 4ポート×2 3.5mmヘッドフォンジャック |
バッテリー容量 | 66Wh |
本体サイズ | 303×230×19.9mm |
本体重量 | 約1.69kg |
▼公式紹介動画
『ThinkBook Plus Gen 6 Rollable』のスペック&特徴
『ThinkBook Plus Gen 6 Rollable』は、Samsung Display製のフレキシブルOLEDディスプレイを備えたノートPCです。OSはWindows11を採用。
筐体サイズは303×230×19.9mm、約1.69kgであり、サイズに対してややズッシリ感があります。
通常時は14インチ、2000×1600解像度の画面ですが、スイッチを押したりカメラに向かって手を振るジェスチャーを行うことで、画面が縦方向に伸びて拡張されます。展開時のサイズは16.7インチ、解像度は2000×2350となり、描画面積は約1.5倍にもなります。
▼2つの16:9ウィンドウを縦に並べた感覚でノートPCを使用可能。一度に多くの情報を表示でき、作業効率向上につながるでしょう。
▼本体に用意されたボタンを押すか、フロントカメラに向かって手を振るジェスチャーを行うことで画面展開が開始。約10秒で展開が完了します。
展開時には専用アニメーションを表示させることができます(オフにも設定可能)。展開時の稼働音は静音ですが、完全な無音ではないとのこと。拡張部分のディスプレイの折り目は特定の角度で目立つ場合がありますが、日常使用では特段気にならない程度だと述べられています。
ヒンジの開閉は30,000回、画面の展開と収納は20,000回まで対応しており、耐久性も問題なし。通常時(折りたたみ時)には未使用部分がシャーシ内に収納され、黒画素を表示して電力消費を削減するようになっています。
画面輝度は400cd/m2、色域は100% DCI-P3、リフレッシュレートは最高120Hzをサポート。
CPUには最新の「Intel Core Ultra 200V」を採用。最大32GBのLPDDR5X RAMと最大1TBのSSDを搭載しており、純粋なノートPCとしても優れたスペック構成となっています。
筐体側面にはThunderbolt 4ポート×2、3.5mmヘッドフォンジャックを搭載。HDMIポートやUSB-Aポートは備えていません。バッテリー容量は66Whです。
米国向けに2025年第1四半期(6月頃)発売予定
『ThinkBook Plus Gen 6 Rollable』は、米国向けに2025年第1四半期(6月頃)の発売が予定されており、価格は3,499ドル(約553,000円)です。日本国内向けのリリース時期は、現時点で明らかにされていません。
世界初の「ロール式ディスプレイ」を搭載したユニークなノートPCではあるものの、如何せん中々の高価格モデルとなっています。基本的なスペック構成自体は特段珍しいものではないため、斬新な拡張ディスプレイに魅力を感じるか否かが、購入の決め手になるのではないでしょうか。
現時点で日本国内向けのリリース予定は明らかにされていませんが、ユニークな製品なので、グローバル版の発売にもぜひ期待したいですね。
今後の続報に注目です。
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